ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲母なる山 薬師岳 <その1>

2010-10-08 12:00:00 | ▲2010年山行報告

歩いた日 2010年8月21日~23日

ポレポレ隊 今更ですが夏山遠征のレポであります。 

今年は無理だと諦めてたら 行けちゃいました。

最初に言っちゃうと、今回は行程中、ずっと晴天に恵まれました。 サイコーでした。

今まで2泊以上の遠征で、全ての日程が晴れだったのは 2006年の木曽駒、乗鞍、美ヶ原以来です。

しかも最近は、展望に恵まれない山歩きが続いていたので

隊長も大満足の時間を過ごしたんじゃないでしょうか。

もちろん、パパさんも私も同じです。

・・・・・しかし、その分、レポが長くなっちゃった。

自分で作っておいてなんなんですが、超がつくほど長いです。 

それに 同じような写真がいっぱいです。 

途中、うんざりするかもしれませんが それでもよかったら のぞいてみてください。

どんどんスル―しちゃって結構です。

小休止、大休止しながら ポレポレ隊と一緒に歩いていただけるとうれしいです。

それでは出発!

北アルプスの母なる山、薬師岳へ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はアクセスが長いので金曜日の夕方、埼玉を出発しました。

長野の松本ICから行くか、富山の立山ICから行くか悩んだ末、

行きは松本から 帰りは立山から、ってことに決定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上信越道 東部湯の丸SAにて腹ごしらえ。

あとは仮眠するだけだから パパも隊長も軽めにすませたのに

ママは一人ガッツリ。

 

 

 

 

 

 

 

ここは 奥飛騨温泉上宝 という道の駅。

写真は翌朝撮ったものですが 着いたのは夜10時頃だったでしょうか。

車がけっこう停まっていてビックリ。

テントも3張ほどありました。

わが家は3人なので車で寝るってものすごく大変。

足を伸ばすことができません。

隊長は後の座席に横になって寝られるけど

パパと私は座ったまま、シートを少し倒すくらい。

エコノミー症候群になりそうでした。

山の上にテントを担ぐのは無理でも、仮眠用のテントは欲しいね、

なんて話も出たくらい寝苦しい一夜でした。

 

 

 

 

 

 

 

ほとんど眠れないまま4時起床。

ママは日ごろ早起きなので パッと目覚めてすぐに食事ができる人。

パパと隊長は朝はあまり食べられない。

この日も二人は最後まで うだうだしてました。 

 

 

 

 

 

 

 

道の駅で身支度を済ませ いよいよ登山口の折立へ向かいます。

ご存知の方も多いと思いますが 折立に行くには 有峰林道を使います。

有峰林道はいくつもルートがありまして、一番多く使われているのが小見(おみ)線。

富山側から亀谷ゲートを通り、最短で折立まで行ける道なのですが 昨年崩落があり、現在通行不能になっています。

今、崩落個所を迂回したトンネル工事が進んでおり 2011年には通行できる予定とか。

今回、この小見線が通れれば 行きも立山から行こうと思ったのですが

そこを通らないとなると、水須ゲートからの小口川線を使うか 長野側の東谷線を使うか迷うところです。

現地に電話をしてみたところ、東谷線の方が走りやすいということで行きはこちらにしたのでした。

で、写真は東谷ゲートの入り口。

有峰林道はどのコースも夜間通行止めで(20:00~06:00) 通行料は普通車1800円となります。 (高い・・・・

6時少し前にゲートに着いたら4、5台の車が待っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

東谷線は電話で聞いていた通り、走りやすい道でした。

センターラインもあり対向車が来てもドキドキしなくてすみます。 

朝の有峰湖は なんとも幻想的。

でも この人工湖の下には有峰集落が沈んでいるんですね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

折立に着きました。

車を止める場所を探すのが大変なくらい混雑してました。

ここには野営場があります。 もちろんトイレあり。 

 

 

 

 

 

 

 

登山口。

前方に見えているのが折立ヒュッテ。 

ヒュッテと言っても ここは泊まることはできません。

建物の前にもトイレあり。 (先ほどのトイレとは別) 

 

 

 

 

 

 

 

ここがそのヒュッテの中。

公衆電話はなし。 携帯もつながりません。

なのでタクシー等を使う場合は 皆さん、太郎平小屋にお願いしてるそうです。 

 

 

 

 

 

 

 

それでは出発。

いつも通り ゆっくりね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

初日の手ぬぐい。 花火。 ドーン!と行こう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

すぐに愛知大学山岳部の慰霊碑があります。

薬師岳を語る時、必ず出てくるのがこの遭難事故のこと。

わが家にあるガイドブック全てにこの事が書かれていました。

サンパチ豪雪と言われた昭和38年のお正月、愛知大山岳部の13名全員が下山道を誤って遭難死。

その遺族と関係者が供養のために建てた 十三重之塔。 合掌。

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと、登るぞ太郎坂。

息を整えながら とにかくゆっくり。 

 

 

 

 

 

 

 

 

弱足さん、10分ほどでもう疲れてます。

久々の重い荷物。

でもテン泊の人に比べれば・・・・・・ねぇ。  

 

 

 

 

 

 

 

 

樹林といっても けっこう明るい感じで歩きやすかった。 ような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゼンタチバナの赤い実が元気をくれる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

木々の間からの遠景にうれしくなる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然現れるこういう場所に気を付けて。 

 

 

 

 

 

 

 

 

太郎坂、負けないぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

よし! まず最初の目的地、三角点に到着! 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰もタッチしてくれないので ママ一人で。

一つ目の目的地ゲットしました!

おめでとう! 

ありがとう。

標高は1871mだよ。

 

 

               <その2> につづく・・・

 

 

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その2>

2010-10-08 11:00:00 | ▲2010年山行報告

  <その1> からのつづき

樹林の中を歩いてきてここに着くと 本当に解放感があります。

ほとんどの方がここで休憩を取ってました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬、剱が見えたのですが ガスで隠れちゃった。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここからは樹林と開けた場所が交互に出てくる感じです。 

 

 

 

 

 

 

 

あそこに行くと どんな景色が見えるんだ~? って ワクワクする登り。

こういう所は頑張れちゃう。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな景色が見えました! 有峰湖だ! 

さっきまであそこを走ってたのに、今は見下ろしてる。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな気持ちのいい道を歩いて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

気持ちいいはずの道も 傾斜がつくと やっぱり疲れる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

このルート上には ベンチがたくさん!

皆さんスル―してますが ポレポレ隊は(ママは) ベンチに着く度に

「休みまーす」 と言って隊長のストレスを増やしてました。

いいじゃん、いいじゃん、ゆっくり行きましょ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこと言いながら また樹林の中へ。

この日は暑かったので 木陰がうれしかった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

石コロさんが ちょっと歩きづらい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くを歩いている人を見ると あんなとこまで行くのか~ って思うんだけど

知らないうちに今度は自分がそこを歩いているんだよね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰が作った道なんだろ。

あっぱれです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

空も山と木々とパパ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンチでまた休憩。

はちみつレモンでリフレッシュ。

 

 

 

 

 

 

 

 

上へ上へ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

時々、後ろも見て。 

 

 

 

 

 

 

 

 

また休んで。 

 

 

 

 

 

 

 

 

もくもく。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして五光岩ベンチの一角に到着。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで大休止。 お昼も食べちゃおう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬師を見ながらのランチ、最高。 

 

 

 

 

 

 

 

 

久々の養々麺。

容器はかさばるので食べたあと、ハサミで小さく切りました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬師さ~~ん! 明日、そちらに伺います。 待っててね~~! 

 

 

 

 

 

 

 

あれ? ガスが出てきた。 そろそろ出発。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと前まで見えていた薬師さんも あっという間に消えてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

山の天気は数分でガラっと変わっちゃう。

隊長、ちょっとビビリ始める。

彼がこの世で一番苦手なものは 〝雷″ ですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

今の所、音はしてないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

青空の中だとすごく明るい気持ちで歩けるのに

辺りが見えないと急に不安になっちゃうね。

 

 

           <その3> につづく・・・

 

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その3>

2010-10-08 10:00:00 | ▲2010年山行報告

  <その2> からのつづき

ガスの切れ間に太郎平小屋が見えた!

今日のゴールはすぐそこ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

炭酸系が飲みたい!

この時はもうそれだけでした。

炭酸!炭酸!炭酸! 

 

 

 

 

 

 

 

シュワ―ッ! シュワ―ッ! シュワ―ッ!!

 

 

 

 

 

 

 

「炭酸系のスカッとしたのくださいっ!!!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

お疲れ様! 乾杯!

 

く――――――っ! 

せ~~~~! 

 

 

この時はほんとにこんな感じでした。

300円だったか400円だったか忘れたけど

それ以上の価値がありました。

おいしかった~!

炭酸、最高!

 

 

 

 

 

 

 

 

生き返った所で小屋の受付します。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はかなりの混雑ぶりらしく、4畳に6名だって。

だけど、昨夜は車の中で窮屈な思いをしたので 足を伸ばして寝られるだけで幸せです。

私たちは早い到着だったので まだ静かな小屋内をパチリ。

ここがそのうち人で溢れるのかぁ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じの寝床です。

畳4枚分が一区切りになっています。

そこに私たちの他にもう3名様が寝るわけですね。

隊長! そっちは他の方の陣地だよ。 ダメだってば。

 

 

 

 

 

 

 

窓からの眺めは太郎山。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは自炊室 兼 談話室。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、では荷物を置いて 窓から見えた小屋の裏手にある太郎山に登ってみましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガスが出たり消えたり。 

 

 

 

 

 

 

 

ここ太郎兵衛平は北アルプスの交差点。

黒部五郎や雲ノ平方面と 縦走コースの通過点。 

 

 

 

 

 

 

 

本当は小屋の後にドカン!と 薬師が見えるはずだったけど

この日は残念ながらガスに消されちゃいました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

下界で見るより空が広く、雲が大きく見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

薬師沢への道。 

いつか あっちにも行ってみたいね。

 

 

 

 

 

 

 

木道を進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

太郎山へ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケルンの所が頂上だ。 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも残念ながら展望はなし。 

 

 

 

 

 

 

 

太郎山、到着です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

2372m ゲットしました。

おめでとう!

ありがとう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、ここは本当に太郎兵衛平なんだ・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだよ。 正真正銘の太郎兵衛平だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 夕食。 5時からでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、ゆったりと夕食後のひと時を過ごされてました。

 

 

 

 

 

 

 

さっきまで隠れてた薬師さんも また姿を見せてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの時間。

 

 

 

 

 

 

 

素敵な時間。

 

 

 

 

 

 

 

 

今、ここにいる人だけが見れる最高の時間!!

 

 

         <その4> につづく・・・

 

 

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その4>

2010-10-08 09:00:00 | ▲2010年山行報告

    <その3> からのつづき

刻一刻と今日が終わっていく。

こんなに飽きない景色ってある? 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっちもこっちもきれい過ぎて。 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと皆さん同じ気持ち。 

 

 

 

 

 

 

 

 

おーい! 沈まないで。  

 

 

 

 

 

 

 

 

でも 沈んだ。 

 

 

 

 

一日目、無事終了。  おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

Good morning ! 

小屋はすごく混んでたのに とっても静かな一夜でした。

4畳に6名。

ポレポレ隊は、大阪から来た3名のパーティさんと一緒でした。

男性が1名と女性が2名。 

私たち夫婦より少しだけお兄さんとお姉さんだったと思う。(多分・・)

お山の話をたくさん聞かせていただきました。

かなりのベテランさん達。

親子で歩いてる私たちに 「いいわね~」 って何度も言ってくれました。

今日は黒部五郎に向かわれるそうです。

「短い時間でしたけどお世話になりました。 またどこかで会えたらいいですね。」 

って言ったら

「これからも山歩き、楽しんでね。 ありがとう」 って。

目的の場所は違っても みんな本当に山が好きなんだなぁ。

こういう出会い、素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

さ、出発。 

今日もお天気良さそうだね。 

 

 

 

 

 

 

 

今日もドカンと行っちゃおう。 花火の手ぬぐい。(お友達からのプレゼント。ありがとう!) 

 

 

 

 

 

 

 

朝日が小屋と太郎山を照らしてる。

今なら上からの展望、最高だろうね。 

でも いいの。  だって これからそれ以上のもの見れるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

五郎さんもきれいな朝で喜んでる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

パパだって喜んでる。 

 

 

 

 

 

 

 

また明日、戻ってくるよ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あはは・・・ちっとも進まないじゃん。 

いいよね、ゆっくりで。

 

 

 

 

 

 

 

あっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

あの トンガリはもしや・・・・??

後からいっぱい出てくるから 今はあれでガマンしようね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

影っていいね。

パパとママの足、こんなに長くしてくれた。 

 

 

 

 

 

 

 

目の前には薬師ドカン。

ちっちゃく見える四角いのは頂上ではありません。

でも 早くあそこまで行きたいね。

ううん・・・やっぱり早くなくていいや。 

一歩一歩 楽しみながら。 

 

 

 

 

 

 

 

薬師峠のキャンプ場が見えました。

・・・ってことは まだ小屋から15分くらいしか歩いてないってこと?

面目ない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はこのくらいのペースが好き。 

 

 

 

 

 

 

 

 

カラフル。 カラフル。 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう休憩してるポレポレ隊。

それでいいんだってば。

 

 

 

 

 

 

 

はい、では進みます。

ここからはちょっと頑張ってもらわないと。

 

 

 

 

 

 

 

もっと高みに行くんだから。 

 

 

 

 

 

 

 

 

浮き石注意。

 

 

 

 

 

 

 

よいしょ の連発。 

 

 

 

 

 

 

 

がんばるよ~~!

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ? どっかの山が浮かんでるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

白山だって!  わおっ!

 

 

          <その5> へつづく・・・

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その5>

2010-10-08 08:00:00 | ▲2010年山行報告

  <その4>からのつづき

まだ小屋が見えてるね。

でも あんなに小さくなった。

それは私たちが歩いてきたから。

なんて偉いんだ、私たち。 

 

 

 

 

 

 

 

 

チングルマさん、おはよう! 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然木道登場。

ここが薬師平かぁ。

愛知大遭難碑のケルンあります。 

 

 

 

 

 

 

 

 

すっごく気持ちの良い場所でした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほら! さっきのトンガリもあんなにハッキリ見えてる! 

 

 

 

 

 

 

 

ズームしてみよう。  こんにちは、槍くん! 

 

 

 

 

 

 

 

また五郎くん。  大阪のパーティさん、今頃どの辺を歩いているかな。

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ薬師への稜線が見えた! 

 

 

 

 

 

 

 

こんな青い空ってある? 地球の色だ。  

 

 

 

 

 

 

 

 

また進まなくなった。 

だってシャッター押さないともったいなくて。 

 

 

 

 

 

 

 

しかも休憩してるし・・・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

行くよ~! 

はいはい。 でももっとゆっくりしたいよね、ウサギギクさん。 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時間にここを歩いている人はほとんどいませんでした。

何故なら 皆さん、ほとんどの方達が黒部五郎や雲ノ平方面に行かれたから。

だから ポレポレ隊、ほぼ独占。 

 

 

 

 

 

 

 

でも無駄なおしゃべりが出ないほどの素晴らしい景色。 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、やっぱり この空の色。 

 

 

 

 

 

 

 

ほんと もったいないです。

感動を戴くばっかりで。 こちらからは何も差し上げられないのに。

でも 目に見える全ての景色、遠慮なくいただきます。

ごちそうさま。 

 

 

 

 

 

 

 

登りでも頑張れるのは 青い空のおかげ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして ここから見える全てのお山のおかげ!

自分で同定できないのが悔しいくらい 有名どころのお山が並んでたはず。

えっと・・・後から調べたら・・・・あれとか あれとか あれとか。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、早く着きたくて どんどん行っちゃう。 

ま、いっか。

 

 

 

 

 

 

 

 

いっぱい登ってきたね~。 

 

 

 

 

 

 

 

 

広い稜線に乗っかった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれはなあに?」

「御嶽だよ。」

「へぇ~~~! あれ、御嶽かぁ~!」

「あそこのテッペンにも立ったんだよねぇ。 なんか感慨深いねぇ。

 じゃあ、あっちからも こっちが見えてるんだよね。 おーい!」

「聞こえないし、見えないと思う。」

「あ、そ・・・」

しょうもない会話。 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり槍はわかりやすくていいや。

左にも もう一つ槍があるね。 

槍が二つあるわけないか。 (後から隊長に聞いたら鷲羽らしい。) → じゃなくて ワリモ岳だそうです。 隊長の知ったかぶりまた出た。 しーばさん、ありがとうございました!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

これは本物の槍!

カッコイイ~~!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬師岳山荘まであと15分だって!

 

 

           <その6> につづく・・・ 

 

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その6>

2010-10-08 07:00:00 | ▲2010年山行報告

  <その5>からのつづき

私でも ここまで来れた、って ずっと思いながら歩いてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸せな稜線歩き。 

 

 

 

 

 

 

 

 

望遠だと 豆粒の避難小屋がかなりはっきり見える。 

 

 

 

 

 

 

 

だ――っ! 

 

こんな意味のないこと、やりたくなっちゃうんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

登って来る人、下りて行く人。

それぞれの想いがザックに詰まってる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のお宿、薬師岳山荘が見えました! 

 

 

 

 

 

 

 

ワーイ! 着いたよ。

ここ薬師岳山荘は今年の8月初旬にリニューアルしたばかり。 

出来立てのピッカピカです。

 

 

 

 

 

 

 

 

受付です。 きれいっ! (実際には薬師から戻ってから撮ってます)

 

 

 

 

 

 

 

 

談話室。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてまた一番のりしちゃいました。

実はこの時、まだ朝の8時半過ぎ!

従業員のお姉さん、玄関ホールを掃除機かけてました。

「今日、お世話になるんですけど まだ受付、早すぎますよね。」

って聞いたら

「いいですよ~ お部屋、ご案内します」 って言ってくれました。

ここもピッカピカの畳です。

この日も満杯。

でも今日は布団一人一枚もらえました。 良かったぁ。

ポレポレ隊は一番隅っこを当てがってもらいました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

お部屋の窓からの眺めです。 いいね、いいね! 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、それでは いよいよ薬師のテッペンに向かいます! 

 

 

 

 

 

 

 

 

お昼ごはんを持って出発! 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰もいなかった小屋だけど、戻ってきたら登山者で溢れているんだろうね。 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと風があるけど 相変わらずの良い天気。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガレた道をジグザグに上がって行きます。 

こりゃ帰りは大変そうだ。

 

 

 

 

 

 

 

先に進めない・・・。

周りの景色がきれい過ぎて。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほら、まだ小屋、あそこだよ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに晴れてちゃ 雷鳥さんはいないだろうなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

この悠然とした佇まい! 

一見優しそうに見えるけど 角度を変えるとやっぱり険しくて

おっきな包容力の中に厳しさも兼ね備えている・・・

やっぱり薬師は母なる山なのだ。

私も薬師みたいな母になりたい、 と思いつつ、  

 

 

 

 

 

 

 

 

日々の振る舞いを省みる。 

なかなか理想通りにはいかないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

こっちは父。 

頑張ってます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ずっと遠くに見えてた避難小屋がとうとう目の前に。

頂上ではありません。

愛知大の山岳部のメンバーたちは あそこを頂上だと勘違いし、

悪天で視界の利かない中、写真の右側になる東南稜へと迷いこんで遭難したんだそうです。

メンバーの誰一人、コンパスを持っていなかったとか・・・

ちょっとのミスや油断が 後世に語り継がれるような大遭難事故になってしまったんですね・・・・

 

 

 

 

 

 

 

あのケルンが、遭難碑でしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

御遺族、関係者が目印になるようにと建てたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

あっちが迷い込んだ東南稜?

今は想像もつかないけれど 悪天候で視界が利かなければ

確かに迷いやすいかもしれない。 

 

 

 

 

 

 

 

晴れていれば こんなに素晴らしい場所なのに・・・・

槍さんも その時は隠れて全く見えなかったんだろうな。 

 

 

        <その7> につづく・・・

 

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その7>

2010-10-08 06:00:00 | ▲2010年山行報告

   <その6> からのつづき

先ほどのケルンの裏側からの槍さん。

あそこの上に立てる日が いつか来るんだろうか・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

頂稜部から本当のテッペンに向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

穂高のギザギザも良く見えます。

他にも有名どころの山がいっぱい。

でも・・・どれがどれやら・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

イワイワの道。 

 

 

 

 

 


 

 

本当の頂上が見えた!

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長の後姿、ワクワクしてる。 

 

 

 

 

 

 

 

よし! あと少し! 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂上はこんなです。

さっき通ってきた ドカンとまあるい感じとは違ってました。

母なる山の頂上は びろーん じゃなくて イワイワだったのね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

つ、着いたよ~~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

登頂オメデトウ・・・って書いてある。

うれしいですっ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母なる山、薬師岳 2926m、

ゲットしました~~~~~!!!! 

 

おめでとう!

ありがとう。  

 

 

 

 

 

 

 

 

三角点 タ―ッチ!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂の祠です。

中には薬師如来が飾られていました。

薬師如来とは・・・・東方浄瑠璃世界の教主で、菩薩の時に12の大願を発し、
            この世門における衆生の疾病を治癒して寿命を延べ、災禍を消去し、
            衣食などを満足せしめ、かつ仏行を行じては無上菩提の妙果を証らしめんと誓い仏と成ったと説かれる。
            
瑠璃光を以て衆生の病苦を救うとされている。
            
無明の病を直す法薬を与える医薬の仏として、如来には珍しく現世利益信仰を集める。 (wikiより)

 

 

・・・・・もっとよく拝んでくれば良かった・・・・

 

 

 

 

 

 

 

隊長はいつものように一人で噛みしめてます。

あんたには神頼みは必要ないか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

剱は、あっという間にガスに隠れてしまいました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間があるので北薬師まで行ってみよう、ということに。

なんか怖そうな道だなぁ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

けっこう急な下り。 気を付けて。 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりね。

 

 

 

 

 

 

 

 

下ったら 今度は上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

鞍部を歩いて来るパーティさんたち。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでパパさんから 「やっぱり行かない」 発言が出ました。

「!」

でも、最近はそれほど驚かなくなったけどね。

白砂山の頂上も 前白根もそうだったし。

で、今回もママ、同調。

結局、写真の場所でルクポレ二人は待ってることに。

ここから先は隊長のみ。

北薬師に向かってGO!

行ってらっしゃい!

 

 

 

 

 

 

 

ここからだと隊長が行くのが見えて安心。 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも けっこう岩々してるね・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり一人だと速いなぁ。

 

 

          <その8> につづく・・・

 

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その8>

2010-10-08 05:00:00 | ▲2010年山行報告

    <その7>からのつづき

そしてこれが北薬師頂上直下 (隊長撮影) 

  

 

 

 

 

 

 

北薬師頂上。 (隊長撮影) 

 

 

 

 

 

 

 

 

パパとママは あの辺で待ってました。 (隊長撮影)

北薬師から見ると カールがすごいっ!

そう・・・・薬師岳の3つのカール (金作谷カール、中央カール、南稜カール) は 

『薬師岳の圏谷群』 として国指定の特別天然記念物に指定されているんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

北薬師からの眺め。 (隊長撮影)

赤牛の向こう側には 野口五郎岳。 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤牛ズーム。 

隊長、ここに行きたいらしい・・・・

無理だよぉ~~ 遠すぎる。

太郎平小屋で一緒だった大阪からのパーティさんが

「水晶からだったら行けるわよ。読売新道はちょっと辛いかなぁ」 って言ってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

のんびりルクポレ隊からの展望写真。

赤牛とカールの二重奏。 

と、ここで 北薬師方面から3人のパーティさんが来ました。

ポレポレ隊と同じようなメンバー。

ご夫婦と息子さん、と思いきや お話するとなんと全員がソロなんだって!

室堂で同じ小屋に泊まり、意気投合したとか。

息子さんと思ってた青年は なんとシンガポールから!

しかも日本語ほとんどしゃべれない。

山に登るために来日したそうです。 

初来日で ここ歩いてるって すごいっ! (ちなみに富士山は未踏)

で、彼が予定していた計画が あまりにも無謀なので予定を変更させ、

お二人が一緒に付いて来てくれたそうです。

山を知ってればこそ、のアドバイス。 素晴らしいです。

「Have a good time!」

「Thank you!」 って 

一旦サヨナラしましたが、後ほどまた会うことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだか でっかい自然の滑り台みたい。 

かなり滑り甲斐がありそうだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

パノラマ撮影にすると薬師と北薬師がお隣さんになっちゃった。 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことして遊んでいるうちに隊長が戻ってきた! 

 

 

 

 

 

 

 

わおっ! 肉眼ではわからなかったけど

けっこう怖い場所通るんだね・・・

 

 

 

 

 

 

 

無事に戻ってきた。

お帰り~~!

 

 

 

 

 

 

 

さて、合流したので また薬師に戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりとまた景色を楽しみながら。

日程にゆとりがあると 気持ちにもゆとりができていいなぁ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

途中ですれ違った御夫婦に声をかけられました。

「今日は薬師岳山荘にお泊りですか?」

「はい、そうです」  と答えると

「私たちもそうなのよ。 薬師に向かったファミリーがいる、って聞いたから多分そうかなと思って。
 
 隣にザック置かせてもらいました。 私たちもこれから北薬師まで行ってきます。」

なんだか 「北薬師まで行ったのは息子だけで私たちは途中で待ってました。」

と言いそびれちゃって 「行ってらっしゃい」 と別れました。

後から聞いたら 北薬師への稜線上で雷鳥の親子に会ったそうです。

隊長は 「えーっ! いなかったよ」 と残念がってたけど ちょっとのタイミングだったんだね。

こんなに晴れてて暑くてもヒョッコリ出てくることもあるんだ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩場はストック邪魔だけど仕方あるまい。          

 

 

 

 

 

 

         

お見苦しくてスミマセン。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして薬師の頂上まで戻ってきました。

そろそろランチにしよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな場所での山ごはん。

岩ゴロゴロでちょっと食べにくいけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はこの3種類を持ってきました。

ちょっとずつ分けっこして食べよ。

 

 

 

 

 

 

 

見事に感想が分かれました。

パパはドライカレー。 隊長はペペロンチーノ。 ママは五目ごはん が気に入った!       

 

 

      <その9> につづく・・・

 

 

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その9>

2010-10-08 04:00:00 | ▲2010年山行報告

  <その8> からのつづき

しばし 何にもしない時間。

贅沢だ。 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれ好きなことして過ごします。 

 

 

 

 

 

 

 

たまんないよ これ。

 

 

 

 

 

 

 

 

幸せ過ぎてごめんなさい。 

 

 

 

 

 

 

 

このままだと現実に戻るの嫌になるので そろそろ移動します。

ちょっとずつ元に戻そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

薬師さん、極上の時間をありがとう。

またいつか・・・・会えるかな。 

 

 

 

 

 

 

 

 

寂しいけど。 

 

 

 

 

 

 

 

 

カールを見ながら戻ります。

隊長はチーズ。 パパはカレーが好きだって。 (そのカールじゃないってば) 

 

 

 

 

 

 

 

 

見えてるのは多分、チーズでもカレーでもない、中央カール・・・? 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、名残惜しそう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからはザレ場の下り。

転ばないように参りましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

う~ん この形、好きだよ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ばっかり見てないで 足元気を付けないと。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっち見るたび感動。

こっち見ても感動。 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬師岳山荘、戻ってきました。

ただいま~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、夕食です。

今日はビール飲んじゃおう。

お疲れ様でした! カンパーイ! 

 

 

 

 

 

 

 

な、なんと! スイカ付き!!!!

弱足さん、大好物。

三食スイカで暮らせます。 

隊長のも食べちゃった。 

 

 

 

 

 

 

 

食堂の窓から薬師さんを見ながら。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと遡りますが、午後2時47分、隊長撮影の薬師さん。

 

 

 

 

 

 

 

午後6時29分、隊長撮影の薬師さん。 

そう、隊長ったら 何度も何度も見に行ってたよね。

 

 

 

 

 

 

 

私も負けずに出たり入ったり。  

 

 

 

 

 

 

 

 

泊まりだと これができるんだよなぁ。

自然の中には 〝無駄″ って言葉がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

1分1秒、見逃すもんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日一日の集大成。

 

 

 

 

 

 

 

 

下界の人にも分けてあげたい。

 

 

 

 

 

 

 

怪獣出現。

自然はアートだ!

 

ガオ~~~ッ!

 

 

            <その10> につづく・・・

 

 

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その10>

2010-10-08 03:00:00 | ▲2010年山行報告

    <その9>からのつづき

Good morning !  再び。

最終日の朝。

しっかりご飯 食べようね。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食後、外に出てみると 既に薬師に向かって歩き出してる方たちがいました。

今回の薬師岳山荘、こういう形での大部屋泊まりは初めてでしたが (今までは太郎平小屋みたいに仕切ってある所ばかりだったから)

ウソみたいに静かな夜でした。

皆さん、とてもマナーが良かったんだと思います。

赤岳に泊まった時は、個室だったにもかかわらず

夜中にドシドシとすごい音を立てて廊下を歩く人がいて 何度も目が覚めてしまいました。

一人一人が気を配れば、たとえ混んでいても気持ち良い夜を過ごすことができるんですね。

昨夜は、ポレポレ隊の隣のお布団だったソロの中年男性から 色々な武勇伝を聞き、おもしろかったです。

個室は気を使わなくて楽だけど 大部屋もなかなかすてたもんじゃないな、って思えた小屋泊でした。

全てがこうはいかないだろうけど。

 

 

 

 

 

 

 

わあっ! 今日もお天気良さそう!

っていうか もしかして3日間で今日が一番いい予感!!

槍さん、おはよう!  その他の素敵なお山さんたちもおはよう! (スラスラ山名が書けない自分が悔しい) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレンジ~~~!  

 

 

 

 

 

 

 

 

パパさんも撮影タイム。

 

 

 

 

 

 

 

 

空気がピンと張りつめていて なんとも気持ちいい。

私の精神もこれくらい張りつめたいもんです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、では出発します。

薬師岳山荘さん、お世話になりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日でおしまいかぁ。

ゴールは折立だよ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、なかなか去れません。 

わかるよ、その気持ち。

 

 

 

 

 

 

 

 

さよなら。 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっと忘れてた、今日の手ぬぐい。

ママが大好き スイカだよ。(かなり目立つ) 

 

 

 

 

 

 

 

 

思ったほど寒くない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっちのお山も こっちのお山も とびきりの姿を見せてくれてる。

ありがとう。 

私、見逃さないから。 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長も 同じだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ね? 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、もちろんパパも。

 

 

 

 

 

 

 

 

ビロ~~~ン!           

 

 

 

 

 

 

 

いっぱい立ち止まっていいからね。

 

 

 

 

 

 

 

ママはちょっと早めにね。

え~・・・・ そんなぁ~~~

 

 

 

 

 

 

 

もう薬師峠まで来ちゃった。

最終日の一歩は さよならの一歩。

 

 

 

 

 

 

 

槍さん、バイバイ。

いつか あなたのテッペンに 立てたらいいな。

夢の一つ。 

 

 

 


 

 

 

薬師峠までは こんな道だったっけね。

昨日通ったのに もうずっと昔のことみたいだ。

 

 

 

 

 

 

 

濡れてる岩は気を付けて。 (ボケてる~~!) 

 

 

 

 

 



 

はい、薬師峠に着きました。

まだテントの花が咲いてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと休憩。

 

 

 

 

 

 

 

そして 真っ青な空の下、太郎兵衛平へ向かいます。

 

 

      <その11> につづく・・・

 

 

 

 

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▲母なる山 薬師岳 <その11>

2010-10-08 02:00:00 | ▲2010年山行報告

   <その10> からのつづき

もう少し早ければ お花いっぱい咲いてたんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

ここを登ると見えるはず。

 

 

 

 

 

 

 

ほうら 見えたよ赤い屋根。 

 

 

 

 

 

 

 

戻ってきたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太郎平小屋前の広場です。

今のポレポレ隊は あの時とは違う。

だって 薬師さんのテッペン、踏んできたんだから。

ちょっとだけ経験値上がったかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここからはゴールに向けて一直線。

やっぱり・・・寂しい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもね、本当に、寂しさを吹き飛ばすくらいの良いお天気だったんです。

もう、尾瀬の雨も、奥白根のガスも 全然許しちゃおうって 太っ腹な気持ちになるくらい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど前に見えてる山、 「なんて山だろう」 って、隊長、何度も言ってました。

すごく気になったみたいですが 名前わからず・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

うんうん、こんな道だったね。

あの時は 太郎平小屋目指して歩いてたんだった。

楽しい時間て なんで早く過ぎるんだろう。

だれかが早回ししてるに違いない。 

 

 

 

 

 


 

 

遠くの景色が近づいてきて

そして後ろに流れて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩しまーす。 ベンチがいっぱいで助かりまーす。 

 

 

 

 

 

 

 

見て見て!  

 

 

 

 

 

 

 

剱さん、今日はすっごく良く見えてるね! 

 

 

 

 

 

 

 

 

この夏、何人かのヤマ友さん、行かれたようで。

すごいなぁ~~!

 

 

 

 

 

 

 

 

また休んじゃう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬師岳見ながら あそこに居たんだもんね~ なんて パパと会話。

パパは 「自分を褒めてあげたい」 って何度も言ってた。

ヨシヨシ。 ママが褒めてあげよう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリがないから行くか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

立山方面、すっごく良く見えてました。

平べったいのは 弥陀ヶ原。

あそこから薬師に来た人もたくさんいました。 

 

 

 

 

 

 

 

鳥になって飛んでいきたい。

ビューン! 

 

 

 

 

 

 

 

あ、でも それだとすぐ着いちゃうから やっぱりいい。

 

 

 

 

 

 

 

有峰湖が近くなってきたよ。

それは うれしいこと?  うれしくないこと?

半々かも。

 

 

 

 

 

 

 

太陽で遊んじゃった。

 

 

 

 

 

 

 

 

こっちの足が痛いの~! って言ってるとこ。

そう、膝がかなりきてました。

景色とお天気で紛らわしてたけど 下りはモロに響きます。

なんとかしたい、この痛み。 

 

 

 

 

 



 

 

一旦樹林。

すごく暑かったので ありがたかったね。

 

 

 

 

 

 

 

ここのベンチはスル―して。

 

 

 

 

 

 

 

 

どんどん下ります。

 

 

 

 

 

 

 

そして三角点ベンチ到着。

ここが最後です。

大休止とまいります。 

 

 

 

 

 

 

 

ランチっていうより 残ってる行動食をきれいにすることに。

パパとママはチャイ。 隊長はココアでブレイク。 

 

 

 

 

 

 

 

 

剱岳はここでサヨナラ。  

またどこかで会おうね~。

 
















膝の痛みに耐えながら ここからひたすら下ります。 

 

















ストック駆使して ガンバロウ。 





 

          <その12> につづく・・・ やっと終わるよ。


 

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▲母なる山 薬師岳 <その12>

2010-10-08 01:00:00 | ▲2010年山行報告

   <その11>からのつづき

半袖もう一枚持ってくればよかったね。

とにかく暑かったんです。 

隊長はガマンできずに とうとうアンダーウェアで歩いてました。  

 

 

 

 




 

 

下りの太郎坂は写真、割愛させていただきます。

折立、着いたみたい! 

 

 

 

 

 

 

 

膝、ガクガク。

まさに弱足ママです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

着いた~~!!!

お疲れ様でした~!

あ! ここで再会。

写真に写ってるお二人・・・そう、北薬師手前で会ったあの方達でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでしばらくお喋り。

青い服の彼がシンガポールの青年。 

あっちでも こっちでも声かけてもらったそうです。

何より、ずっと一緒に歩いてくださった群馬のお父さん、素晴らしい。

お母さん役の女性は 太郎平小屋で別れたそうで、そこから水晶方面に向かわれたとか・・・

これから二人で富山に向かい、一緒に温泉に入るそうです。

すっかり親子みたい。 

青年は26歳、わが家の長男と一つ違い・・ とっても親近感がわきました。

それにしても・・・・ 私ったらほんとに英語が出てこない。

話たいこといっぱいあったのに 全然言葉にならず・・・・

別れてからパパに

「全然、成果が表れてないね」 って言われ、落ち込んだママでありました。  

 

 

 

 

 

 

 

気を取り直して 車に戻ります。

相変わらずの混みっぷり。 

 

 

 

 

 

 



 

有峰湖越しに薬師が見える!

楽しい時間をありがとう!

 

 

 

 

 

 

 

帰りは小口川線を通って 立山方面に向かいました。

確かに東谷線よりも退避場所が少ないけれど

ずっと舗装されていたし 思ったよりも悪路ではなかったです。

途中、グリーンパーク吉峰内の よしみね温泉にて3日間の汗を流し、

 

 

 

 

 

 

 

 

立山ICから北陸自動車道に乗りました。

朝起きた時、薬師岳山荘の温度計は10度だったのに

なんと下界は37度!!!!!!

ひょえ~~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな時こそ冷たいスイーツ。

有磯海SAにて。

パパと私は豆乳ソフト。(普通のにすれば良かった・・・・) 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本海を見ながら彩の国に戻ります。 

海の幸、いつか食べに行こうね。

 というわけで、無事に彩の国に到着しました。

パパさん、長時間に渡る運転、本当にありがとう。

最後に一句。


幾千の 往来見つめる 薬師様  (弱足心の俳句 季語なし)


もういっちょ


目指します 薬師のような お母さん   (弱足心の俳句 その2  また季語なし) 

 

今回会ったお花さんたち

 

お花の名前は割愛させていただきます。
疲れて写真撮らなかったのもあったし、編集中にいくつか消してしまったものも・・・・
なのでここにあるよりもっともっとあったんです。
イワカガミちゃん、たった一輪だけ咲いて待っててくれたのに遠かったためボケボケになっちゃった。 ごめんね。
 

 

 

山バッジ◆ 詳しくは山バッジリストにて

 

 

おみやげ

どちらも手ぬぐい。 上のは太郎平小屋。 下のは薬師岳山荘にて。
それと、上のバッジの写真で、バッジの下に敷いてるのは太郎平小屋で買ったバンダナです。 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

まず・・・・レポのアップがこんなに遅くなってしまって申し訳ありません。

これじゃ全然参考になりませんよね。

早く仕上げれば この夏、行く予定があった方に、少しでもお役に立てたかもしれないのに。

ほんと、ごめんなさい。

もし、来年の夏山の計画に薬師をお考えの方がいたら、もう一度チラッと見に来ていただけると・・・・ (って一年先じゃ 鬼も大爆笑)

 

諦めていた遠征ですが 思い切って行って良かった。

そしてラッキーなことに お天気もずっと良かった。

ポレポレ隊にはやっぱり敷居の高い北アルプスだけど、

また新しい魅力を全身で感じることができました。

折立からの薬師岳は 危険な個所もなく 北アの入門コースとなっています。

そして、通常ならここは 一泊で歩くコース。

だけどそれを私たちは二泊で歩きました。

黒部五郎にも行かず 薬師だけで二泊です。

それを 「もったいない」 ととるか 「贅沢」 ととるか・・・

元々弱足のせい、ってこともあるんだけど

こうやってゆっくり歩くと、心にも身体にも余裕ができて 

なんだかますますハッピーな気分になれるんですよね。

だから私たちはこれからも そんな歩き方を続けたいと思います。

 

この3日間に視界に入った全てのもの、 また 全ての人たちに感謝します。

一人でお留守番してくれた義理ママと 長時間の運転に耐えてくれたパパにも ありがとう。

そして こんなに長くなってしまった他人のレポを 最後まで読んでくださったあなたにも 心からの ありがとう を。

 

夏山のレポを作ってる間に 季節は秋になってもうた・・・

今年の紅葉はどうなんでしょうか。

ポレポレ隊の10月は、週末に行事が集中していて難しいけど

なんとか一度くらいは終わりかけの紅葉を観に行きたいなぁ。

陽も短くなってきているので 早出 早着 早帰り を心がけ

事故、怪我のないよう楽しみたいですね。

VIVA! 秋山! (溜まってる次のお山のレポ、頑張りますっ

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―  

薬師岳 (やくしだけ)

富山県  2926m 

日本百名山  花の百名山

コースタイム・・・・・《一日目》 折立(7:10) ~ 1871m三角点(8:55) ~ 五光岩ベンチ(10:45) ~ 太郎平小屋(12:20)  

            《二日目》 太郎平小屋(5:45) ~ 薬師平(7:15) ~ 薬師岳山荘(8:20) ~ 薬師岳(10:00)

            《三日目》 薬師岳山荘(5:40) ~ 太郎兵衛平(7:40) ~ 折立(11:25)

 

歩行時間・・・・・・・《一日目》 約4時間20分 (休憩、昼食含みません。 太郎山登山 含みません)

            《二日目》 約3時間40分 (休憩 含みません。 北薬師岳 含みません)

            《三日目》 約5時間 (休憩 含みません)

メンバー・・・・・・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ(いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

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