ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲バースデー2011&ご褒美山行 常念岳 <その1>

2011-08-11 07:00:00 | ▲2011年山行報告

歩いた日 2011年7月16日(土)~17日(日)

行っちゃった。

あの常念へ。

7月は隊長と弱足さんのバースデー月間。

もちろんそれもあるのだけれど 隊長はこの春から社会人になり

本当に良く頑張っているのです。

お誕生日+ご褒美を兼ねて 7月の3連休に行ってきちゃいました。(一泊)

しかしパパも私も 気力、体力共に激減。

期待不安 の状態で とにかく出発したのでありました。

あ、そうそう。

パパと隊長が仕事から帰った金曜の夜に出発したのですが

22時出発予定の1時間前、震度4の地震がありまして すっかり出鼻を挫かれてしまいました。

ただでさえ地震後気弱になってしまったお義母さんを一人置いて出発するのに

ほんとにもう・・・参りました。

昨年の薬師の時 は 長男が 「俺が行っててやるよ」 と 

留守の間 お義母さんの話し相手になってくれてたから心おきなく歩けたけれど 

今回はなんだか始終心配しながら歩くことになりました。

でも お嫁ちゃんが何度もお義母さんに電話をかけてくれたのでありがたかった。

みんなに協力してもらっての山歩き。

ますます大切な時間にしなければ。

前置き長くなってごめんなさい。

それではポレポレ隊、1年ぶりの北アに向かって出発します。

 

 

 

 

 

 

 

常念へ行く場合、ほとんどの人が蝶ヶ岳とくっつけて歩くのではないでしょうか。

中房温泉から表銀座コース、っていうルートも人気です。

確かにどちらも魅力的。

でも1泊のポレポレ隊には叶わぬ夢。

で、一ノ沢からの常念ピストン。

そもそも突然隊長から 「常念」」 の名前が出た時は

「え~! ムリムリ。 歩けないよ。」 って思ったのだけど

ガイドブック見ると 一ノ沢からのコースは北アの初級 なぁんて書いてある。

初級って聞けば 行けるかもしれない、ってついつい考えちゃうじゃありませんか。

どんな基準で初級って決めてるのか疑問ですが

やっぱり夏は一度はアルプス踏みたいよね、ってことで 決死の覚悟で (ほんとそんな感じ) 挑んだのでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

スタート地点で また長くなってしまってますね。

ここ一ノ沢の駐車場は車が置ける台数がかなり少ない。

道路の途中、何ヶ所か広場みたいな場所があったのですが 

そこが正規のパーキングなのか 表示がはっきりとないので 

一応地図に乗ってる 『P』マークの場所を目指しました。

金曜の夜10時過ぎに出た私たちは 土曜の夜中1時半頃到着。

全く寝ずに運転してきたパパのために 2時間半の仮眠。

隊長も興奮しているのか着くまで眠れない様子でした。 

 

 

 

 

 

 

寝たんだか寝てないんだかわかんない状態で朝を迎えました。

遠くに見えてるあれが常念? 

お天気は大丈夫そうだね。 

 

 

 

 

 

駐車場から登山口までは20分くらい車道を歩きます。 

 

 

 

 

 

 

緩く登っているのでいいウォーミングアップに。

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい、キャンディーがいっぱい。

なんと、出発の日、偶然お友達から届きました。 ありがとです。

 

 

 

 

 

 

ここが常念岳、一ノ沢コースの登山口。

登山指導所があり届けを出すポストあり。

一般車はここまでは入れません。

タクシーはここまで来れます。 

 

 

 

 

 

 

トイレに入り、準備運動をして出発。 

 

 

 

 

 

 

 

嫌がる隊長に虫よけスプレーをシュッシュとかけて樹林の中へ入って行きます。

実は隊長、翌日大変な目に合いました・・・ 

 

 

 

 

 

 

常に沢音がしていますが ここら辺はずっと樹林の中。 

 

 

 

 

 

 

 

山の神様に到着です。

大きなトチの木さん、お邪魔させていただきます。

明日また3人が 元気でここに戻ってこられますように。

 

 

 

 

 

 

沢音が目でも確認できるようになりました。

このコースはとにかく水が豊富。

私は普段、どうも沢の水とかあまり飲めない人なのですが 

今回はガブガブいただきましたね~!

ほんと暑かったので。

それに常念小屋の水も この沢から汲み上げてるって知って 急に安心感が持てたりして。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものように何十人という人たちに抜かされ、

その度に隊長がブツブツ文句を言う・・・・

でも その 「いつものように」 が すごく幸せだったりしたなぁ。 

 

 

 

 

 

 

滑らないように一歩ずつ確認してね。 

 

 

 

 

 

 

 

私、こういう丸太、苦手なんだよね・・ 

 

 

 

 

 

 

大滝ベンチ到着。

ベンチには先客がいたので 隅っこの方で小休止。 

このベンチをゲットするのはかなりの競争率だと思われます。 

 

 

 

 

 

 

まぁ! ゴゼンタチバナさん! お久しぶり。 

 

 

 

 

 

 

烏帽子沢に到着です。 

 

 

 

 

 

 

また休みます。

この暑さだとこまめの休憩が必要だと思われ。 

 

 

 

 

 

 

また丸太渡るよ。 

 

 

 

 

 

 

ママもガンバ。 

 

 

 

 

 

 

わっ! 青空!

先は遠いけど あの青空ががきっと待っててくれる。 

 

 

 

 

 

 

笠原沢と間違えて休憩した場所。 

 

 

 

 

 

 

ん? ここが笠原沢? 

 

 

 

 

 

 

そうでした。

まあ、いいや どこで休んでも。 

 

 

 

 

 

 

やっぱり空が見えるっていいな。

それが青ければもっといい。

 

 

 

 

 

 

ここら辺は 休憩ポイントがたくさんありました。 

 

 

 

 

 

 

 

丸太の下から マイナスイオンたくさんもらっちゃえ。 

 

 

 

 

 

 

暑いけど 水辺は気持ちいい。 

 

 

 

 

 

 

傾斜が増すと 空の青さも増してる気がする。

プラス思考で進も。 

 

 

 

 

 

 

お花も咲いてるし! 

 

 

 

 

 

ほらね! キスゲさんやら コバイケイソウやら! 

 

 

 

 

 

 

パパ、がんば!

 

 

 

 

 

 

 

急になってきた。

 

 

 

 

 

 

と、思ったら やはり・・・・

きたな 胸突き八丁。

名前に圧倒されないよう しっかり息を整える。

 

 

 

 

 

 

パパさんはまだ準備できてなかった。

ゆっくりでいいよ~。 

 

 

 

 

 

 

でも・・・・胸を付くほどの傾斜は 最初の方だけだったような・・・

 

 

 

 

 

それにこの辺り、お花がたくさん咲いてて そっちに気を取られてたから 

 

 

          <その2> につづく・・・

 

 

 

 

 


▲バースデー2011&ご褒美山行 常念岳 <その2>

2011-08-11 06:00:00 | ▲2011年山行報告

<その1>からのつづき

わ! 雪! 

 

 

 

 

 

 

ただ注意しなければいけないのは、ここら辺非常に道幅が狭い。

すれ違う時は注意が必要です。

特に大きなザックを背負ってる場合、クルッて向いた時に人に当たらないように気をつけないと。

何度も何度もそれを隊長に告げながら歩いてました。 

 

 

 

 

 

 

特に危険、というわけではありませんが

何が起きるかわからない、っていう意識は常に持って。

 

 

 

 

 

 

私たちが歩いている時は すれ違ったのは数名でした。

ここは明日も気を付けよう。 

 

 

 

 

 

 

最後の休憩ポイントはまだかな。 

 

 

 

 

 

隊長、何撮ってるの?

 

 

 

 

 

 

あ、これでしたか。 

 

 

 

 

 

 

あっちにもっと大きいのがあるよ。 

 

 

 

 

 

 

着いたかな。 

 

 

 

 

 

 

着いたみたいだね。 

 

 

 

 

 

LAST WATER。

最後の水、かぁ。

ちょっとドキドキしちゃうネーミングだね。

「おまえら、逃すなよ。 飲めよ。 汲めよ。」 

そんな雰囲気。

 

 

 

 

 

 

ここからの登りの方が さっきの胸突八丁よりきつかったような。

あ・・それとも あそこから乗越までが ずっと胸突八丁、っていう意味なのかな。 

水分補給いっぱいして ガンバロウ。

 

 

 

 

 

 

力が有り余ってる隊長は この先一人でどんどん行ってしまいました。

もちろんパパと私の了解済み。

 

 

 

 

 

 

2番手は弱足さん。

隊長には全然およびませんが リズムよく登ることができたので

後ろを歩くパパとの距離がどんどん離れてしまいました。

やっぱり仕事後すぐに運転、そして短時間の仮眠じゃ辛いよね。

パパさん、ゆっくり来てください。

 

 

 

 

 

30分ほどすると 「ベンチ」 と書いてあるポイントに着きました。

ここは第一ベンチから第三ベンチまであるはずだったんだけど

なんだかよくわかりませんでした。

この指導標にも ただの〝ベンチ″ しか書いてないし。

しばらく待っていると 

 

 

 

 

 

 

パパの姿が・・・

ああ、良かった。

しっかり歩いてきた。 (当たり前だけど心配だったの)

さっきの 〝ベンチ″ からは20分ほどで乗越です。

私は先に行って小屋の手続きをすることにしました。 

パパ、あとちょっとだからね!

絶景と一緒に上で待ってるから!

 

 

 

 

 

隊長はもうとっくに着いているだろう。

どんな景色を眺めているのかな。

感動・・してるかな。

ここからはちょっとの間、私もソロ気分。 

 

 

 

 

 

 

稜線が見えた!

けど・・・

あれ~?

ガスってる・・・・・ 

 

 

 

 

 

もしかして あのガスの向こうが常念・・・? 

 

 

 

 

 

 

見えた!

もうすぐっ! 

 

 

 

 

 

 

着いた~!

けど 槍はどこ?

隊長はどこ? 

 

 

 

 

 

いた。 

 

 

 

 

 

 

そして槍も!!!!!!!

隊長が撮っておいてくれました!

すごいっ! 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ガスは出たり消えたりを繰り返し 

瞬間をうまく捉まえればこんなにきれいな眺めをゲットすることができました!

嬉しいです~~! 

 

 

 

 

 

 

また 槍~~! 

 

 

 

 

 

 

同じ写真ばかりでスミマセン。

でもガスが切れると ついまた撮っちゃうの。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとずらして。

スプーンでえぐり取ったみたいな大キレット。 

 

 

 

 

 

 

さて、ここが今日の私たちのお宿、常念小屋です。

この時間は まだ静か。

 

 

 

 

 

 

常念の向かい側には 横通岳。

こちらはあまりガスってませんね。 

 

 

 

 

 

 

乗越全体図。

横通岳を登っていけば 大天井~燕方面。

そう、北アの表銀座です。

実は今回、常念とギリギリまで迷ったのが 大天井岳でした。

中房温泉からそのまま大天井へ行って一泊、

隊長はこの二つの案を私たちに提示してきました。

パパも 

「例え全部じゃなくても表銀座を歩いてみたい。燕に登った時、その先がどうなってるのかすごく気になってたし」

と、8割方大天井岳に決まりかけていました。

しかし一泊しかできない私たち・・・

前回だって雪はあったものの 燕山荘まで5時間以上かかってる。

そこから続けて大天井まで歩けるだろうか。

平な道ならまだしも、直下の登りはきつそうだし・・・・と 

冷静にコースタイムとルートのアップダウンを考えてそっちは却下したのでした。

夏に一度でも北アを歩けるってだけで 私はもう満足だったし

今回はこっちにしておいて正解だったと思います。

 

 

 

 

 

 

さて、山ごはん、お昼の部。

泊まりで荷物が多い時はなるべく手抜きのポレポレ隊。

ちょっと淋しいけど なによりおいしい空気が最高の サイドディッシュ!

 

 

お昼を食べたらお部屋へGO!

今日の小屋は大混みということで 

 

 

 

 

 

 

6畳に12人!

つまり・・・布団1枚に2人です。 

掛布団が寝袋タイプなのが救いだった。

但し、部屋割は一応考慮されてあって

私たちの部屋は3名のファミリーが4組でした。

小学生のお子さんもいました。

一番最初に受付したので 好きな場所を取らせてもらえたし

まあ、シーズン中の山小屋に贅沢は言ってられませんね。 

 

 

 

 

 

 

 

お昼を食べて荷物の整理等をしても まだお昼を少し回った時間でした。

隊長は 「頂上に行こうよ」 と言ったのですが 外へ出てみるとこんな状態。

パパに至っては もう疲れてそれどころじゃない、って感じで部屋で横になってしまいました。

結局 パパと私は明日の朝の天気に賭けることに。

隊長は一人でズンズン登って行きました。

気を付けてよ~~!! 

 

 

 

 

 

 

そして、これが隊長が撮ってきた頂上の写真です。

しっかり槍も見えています!

下にいる限りでは全然展望はない、って思ってたけどわからないものですね。 

 

 

 

 

 

これは私が下で撮った写真。

すごいガスでしょう?

常念方面は全く見えなくなってました。 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・・・夕方の小屋前の状態です。

ものすごい人でした。

実は今回、私たち初めて素泊まりにしたんです。

何故なら 隊長、小屋の食事が余り得意じゃなくて・・・

どうせなら富士山みたいに カレー! って方が好き。

今までも彼が残したおかずをパパと私が分けて食べてた、ってことが多くて実にもったいない。

なので今回は食事なし、ってのにしてみました。 

 

 

 

 

 

 

結果、 なんじゃこりゃ~~! の夕食に。(泣)

テン泊縦走で色々持って歩かれる方々・・・

心の底から尊敬いたします。  

パパさん、ビール飲みたかっただろうに、イビキを気にして我慢しちゃいました。

大丈夫だよ~ イビキかいたら私がキック入れてあげるから! って言ったら

・・・・もっと嫌だって・・・・

 

 

 

 

 

 

質素な夕食後 ふと見ると 安曇野の街がうっすらと見えていました。

下界の夕食は豪華なんだろうなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

ガスはその後も消えたり出たり・・・を繰り返していました。

 

 

 

 

 

 

 

だけどなんとなく・・・なんとなくだけど 

明日は大丈夫なんじゃないかってこの時思ったの。

 

 

 

 

 

 

 

でもね、 期待して打ちのめされるとショックが大きいから

心の隅っこで 「抑えて、抑えて」 って 自分に言い聞かせてた。

今、ここに居られることが この上ない幸せなことなんだから、って。

神様、ありがとう。 今、ここに居られて。

 

 

おやすみなさい。

明日も いい日に・・・・なりますように・・・

 

         <その3> につづく・・・

 

 

 

 

 


▲バースデー2011&ご褒美山行 常念岳 <その3>

2011-08-11 05:00:00 | ▲2011年山行報告

<その2>からのつづき

夜が明けました。

熱い・・・暑い夜が。

6畳に12人は・・・・やっぱ暑いっす。

外に飛び出ると 何もかもから開放された気分!

 

ウォ―――――――――ッ!!!!  

朝、キタ――――――――――ッ!!

 

みたいな。

 

 

 

 

 

 

上まで見えてる!  よし! 

写真ボケてる! 気にしない。

 

あ、 上まで、って書きましたが 知ってますよ。

あそこが本当のテッペンじゃないってことは。

しっかり下調べして行きましたからね。

残念でしたーダ。

 

 

 

 

 

 

槍さん・・・・今日も尖ってる。

かるーくお腹に入れて出発準備。 

 

 

 

 

 

身体は既に戦闘態勢に入ってました。

この景色見ちゃ テンション上がらないわけがない。 

 

 

 

 

 

 

スタートラインに立った。

来るよ。 

 

 

 

 

 

 

既に泣きそうなんですケド。 

 

 

 

 

 

 

一日の始まりの合図を求めて 皆 ガンガン登ってる。

頂上から・・・にこだわらなくてもいい。

朝日を捉えたその瞬間、その場所が 私たちの今日の始まり。 

 

 

 

 

 

 

隊長は 太陽より槍。

やっぱりね。 

 

 

 

 

 

 

でも、ほら、隊長!

こっちこっち。 

やっぱり一緒に・・・

 

 

 

 

 

生きてるからこそ見ることができる、感じられる この瞬間を。

生きようね。 頑張って生きていこうね。

ポレポレ隊の今日の初めの一歩!

 

 

 

 

 

 

 

ウォ―――――――――ッ!!!!  

朝、キタ――――――――――ッ!!

 

みたいな。

 

 

 

 

 

 

地球のエネルギーで染まる3人。

これからも ガンバリマス。 

 

 

 

 

 

 

今は登り、ガンバリマス。 

 

 

 

 

 

 

槍さんにも朝が来た。 

オハヨー!

 

 

 

 

 

 

イワイワ ゴロゴロ。 

ガンバリマス。 

 

 

 

 

 

 

そんな姿いっぱい見せられたら

隊長が大変なことになるってば。 

 

 

 

 

 

 

ね・・・隊長。 

 

 

 

 

 

 

ね、 ミヤマダイコンソウさん。

あなたの雄蕊って、こんなに長かったっけ?

 

 

 

 

 

もう小屋があんなに小さくなっちゃった。

私たち、ちゃんと登ってるみたい。 

 

 

 

 

 

 

周りの景色に気を取られると 岩につまずくよ。

気を付けようね。 特に私。 

 

 

 

 

 

 

今回は私がパパを待つシーンが多かった。

でも調子に乗らない方がいいよ。 

 

 

 

 

 

 

〇印、見逃さないでね。 

 

 

 

 

 

 

あそこは頂上じゃない。

知らなかったらショックだろうな。

 

 

 

 

 

 

ケルンと槍さん。 

 

 

 

 

 

 

本当の頂上が見えた。

がんばるぞ! が具体的に。

 

 

 

 

 

 

平衡感覚がちょっと変になりそう。

雲海のラインに注目。

 

 

 

 

 

 

私も・・・槍さんと一緒にいいですか。 

 

 

 

 

 

 

朝日にも応援してもらって。 

 

 

 

 

 

 

パパ~~! がんばれ~~! 

 

 

 

 

 

 

もうちょっと!! 

 

 

 

 

 

上から 「わーっ!」 っていう歓声が!

何?何? 

 

 

 

 

 

 

ああ! あなたでしたか!!

うれしいっ!!!

 

 

 

 

 

 

わ、わ、わ、 

すごい。 

 

 

 

 

 

 

頂上着いた――――っ!!!! 

でも 狭い~!

 

 

 

 

 

ほんとに・・・

着いたんだね・・・・

ここは あの常念のテッペンなんだね! 

 

 

 

 

 

 

ポレポレ隊、常念岳 2857m ゲットしましたー!

おめでとう!

 

ありがとう。

パパの顔、半分以上影になっちゃったけど・・・。

 

 

 

 

三角点は前常念にあるのかぁ。

では方位盤にタッチ!

よく頑張りました!

(ん・・・・? 隊長の手、ちょっと変じゃない?)

 

 

 

 

 

 

狭い頂上は人がいっぱい!

写真撮るのも祠に手を合わせるのも大変でした。

 

立ちました! 陽子も登った 常念に (弱足心の俳句。季語なし)                       
          

* 陽子とは安曇野を舞台にしたNHK朝の連続ドラマ「おひさま」の主人公のこと。10歳の時、病の母に背中を押され学校登山で常念に登った。
   弱足さん、今、これを見るのが毎日の日課です。 すんごくいいドラマです。 もうすぐ終わっちゃうのが悲しい。

 

                 <その4>につづく・・・

 

 

 

 

 


▲バースデー2011&ご褒美山行 常念岳 <その4>

2011-08-11 04:00:00 | ▲2011年山行報告

<その3>からのつづき

 

しばらくは頂上からの展望をお楽しみください。 (尚、山の解説は全て隊長監修のもとに書きました。間違ってったら言ってください。隊長を叱ります。 ウソ)

ずっと見えてた景色の中に 二組のサイボーグチームが居ることを この時は全く知らなかった。

槍には この親子

 

 

 

 

 

 

 

穂高には この2人 + 四国さん  合体チーム。

皆さん、体力脚力あり過ぎて我々とは別世界のチームたちです。 

でもそれぞれの山からとびきりのシーンを見ていた。

それは紛れもない事実。

そんな景色の一部に自分も混じってたんだ、ってことが、たまらなく嬉しいです。

みんな、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

東天井岳の後ろに立山と剱。

立山リベンジ、いつできるのか。 

 

 

 

 

 

 

乗鞍 懐かしい。

 

 

 

 

 

 

 

御嶽も見えてます。 

 

 

 

 

 

 

鷲羽と水晶の間にちょっぴり薬師!! 

一年前の事なのに ずーっと昔みたいに感じる・・・

あの時もお天気に恵まれたっけ。

 

 

 

 

 

 

神々しい穂高連峰。

ヒサさんとほえっちにプレゼント。

 

 

 

 

 

 

真正面に小さい富士山。

後でまたズームしましょう。 

 

 

 

 

 

 

混んでまーす。

皆、嬉しそう。

それを見て私も嬉しくなる。

お互いに写真撮りっこしたりして この最高の眺めを共有しました。

この中では多分、私が一番体力ないヒヨッコ山女だろうけど

そんなこと見た目にはわかんない。

ここにいるっていう事実、それだけでいい。

 

 

 

 

 

ふと 今日の夜は埼玉なんだ、って頭をよぎる。

そして すぐに打ち消す。

こんな景色を見てるのに すんごい感動してるのに

頭のどっかはすっごいリアル。

私は今 常念のテッペンにいるんだってば。

それが全て。

だのに 何故?

歯をくいしばり 君は行くのか そんなにしてまでぇ~  

 

・・・・ん?  

 

 

 

 

 

 

隊長は昨日に続いて2回目の登頂。

何考えていたんだろ。

 

 

 

 

 

 

やっぱこれか。 

 

 

 

 

 

 

ビロ~~ン。 

 

 

 

 

 

 

ビロー~~ン 2。 

 

 

 

 

 

 

人も 人の影もいい感じ。

人がいるから 山が映える。

写真見ると いつもそう思う。 

 

 

 

 

 

 

 

また見てるし。 

 

 

 

 

 

 

ビロ~~ン 3。 

 

 

 

 

 

 

大天井への稜線も今日は100点満点。 

 

 

 

 

 

 

何度見ても溜息出ちゃう。 

 

 

 

 

 

 

私はあなたが一番好きよ。 

 

 

 

 

 

 

燕への道、そして 右には 鹿島槍と白馬が。 

 

 

 

 

 

 

上高知が見えました。

お兄ちゃんが好きだった上高地が。 

 

 

 

 

 

大キレットの向こうに白山。 

 

 

 

 

 

蝶ヶ岳へ。 

 

 

 

 

 

八ヶ岳。

ここにもたくさんの人がいたんだろうなぁ。 

 

 

 

 

 

 

東天井と大天井 

 

 

 

 

 

 

燕と針ノ木 

 

 

 

 

 

 

もっかい鹿島槍と白馬。

白馬もすごい人だろうなぁ。 

 

 

 

 

 

前常念への道はなだらかそうだけど そこから三股へは長いんだよね。

さて、そろそろ下りようか。

名残惜しいけど。

長く居ればいるほど 帰りたくなくなるし。 

 

 

 

 

 

 隊長、行くよ。

 

 

 

 

 

下りる人、登る人。

名残と期待が交差する。 

 

 

 

 

 

 

下りは特に気を付けようね。 特に私。 

 

 

 

 

 

さよなら、常念。 

 

 

 

 

 

小屋、見えちゃった。 

 

 

 

 

 

 

あれ? 突然モヤモヤしてきた。 

 

 

 

 

 

 

わあっ! 何だこりゃ。

いや、これが山なのだ。

私たち、ラッキーだったみたい。 

 

 

 

 

 

 

こんなに下りてきちゃった。

やだな、やだな。 

 

        <その5> につづく・・・

 

 

 

 


▲バースデー2011&ご褒美山行 常念岳 <その5>

2011-08-11 03:00:00 | ▲2011年山行報告

<その4>からのつづき

お部屋に戻ったら 残ってたのは私たちだけでした。

荷物の整理をして 少し静かになった小屋の中を撮影して回りました。

ここは自炊室。

「室」 っていうか 運動会のテントみたいのが張ってあるだけ。

水あり。

しかし いつも団体さんに占領されてて 一度も使えませんでした。

まあ、お天気が良かったので外で十分でしたけど。

 

 

 

 

 

 

絵ハガキとバッジのコーナー。

バッジの種類が少なくてガッカリ。

百名山なのになぁ。

それとも私、見逃した? 

 

 

 

 

 

 

お土産コーナー。

こういう場所には目がありません。

バンダナがチョー可愛くて! 

 

 

 

 

 

さて、荷物を持って小屋のスタッフさんに挨拶をし、ゆっくり朝食の時間。

しかしなんですかこれは・・・

決して食い散らかしたのではございません。

パンをずっと持ち歩いていたのでグチャグチャになっちゃった図です。

見た目は悪いけど コンビーフとマヨネーズが抜群においしかった。

パパと隊長はマヨちゃんをおいしそうにチューチューと吸ってましたっけ。(笑) 

 

あ、それともう一つ。

隊長の手が大変なことになってしまいました。

まるでドラえもんの手みたい。(ってドラえもんの手、よく見たことないけど)

どうやら虫に刺されたらしいです。

樹林帯とか歩いてないのに いったいどこで刺されたんだろう。

こんなことになったのは初めてです。

痛みはないけど痒みはけっこうあったようで 帰宅後1週間くらい腫れが続きました。

薬局で買った薬を塗っただけで特に病院とかには行きませんでしたけど

これが話題の(?)ブユだったのかどうかはわかりません。

 

 

 

 

 

 

う~ん、いいねぇ。

この写真、すっごく好き。

トップに持ってこようか、ってずっと迷ってました。

女性のスタッフさんたちは キビキビとお部屋のお掃除してましたよ~。

お兄さんたちは・・・まあ、いいですよね。

お布団干しだって立派な仕事だもの。 

 

 

 

 

 

 

さあて・・・至大の名残惜しさを振り切って帰ります。

さよなら 常念。

さよなら 乗越。

さよなら 槍穂。

さよなら 素敵な山々。

ずっと私を盛り上げてくれてありがとう。

次への約束はしません。

一期一会。 

いつもそう思うことにしたから。 

 

バイバイキ~~ン!

・・・うん これくらいの軽さの方が 後引かなくていいかもしんない。

 

 

 

 

 

 

一の沢・・・・着けるかね。

着かなくちゃ。 

 

 

 

 

 

 

イワカガミチャン!!!!!! 

 

会えたね。

嬉しいよぉ。 

 

 

 

 

 

 

平地だと 帰り道って往きより早く感じるんだけど

下りに弱いママ(最近はパパも) 本当に長かった。 辛かった。 

 

 

 

 

 

 

だから帰りの写真はあまりありません。

ピストンだから 許してね。 

 

 

 

 

 

 

昨日は 「最後の水場」 だったとこ。

今日は 「最初の水場」 です。 

 

 

 

 

 

これから登る人もけっこういました。

皆、水辺が好き。

涼を求めて。 

 

 

 

 

 

 

ここから先は ずっと with 沢音。 

パパさん、足の運びが軽いような・・・・気がするだけ?

 

 

 

 

 

 

汚れた雪でもいいよね。

涼しければ何でもいい。 

 

 

 

 

 

 

すれ違いに気を付ける場所。

昨日も書きましたでしょ?

あそこです。 

 

 

 

 

 

 

上りより下りの方が 全然気を使う。

こんな場所でも怖くて怖くて。 

 

 

 

 

 

 

ああ、ここか・・・通った、通った。

って いちいちパパと確認しながら歩いた。

 

 

 

 

 

 

疲れてだんだん口数が少なくなる。

 

 

 

 

 

 

休もうよ。

また休むの?

ずっと隊長とそんな会話。 

 

 

 

 

 

 

水ってこんなにありがたかったんだね。

当たり前の事実にいつも気がつかない。

水に感謝。

自然に感謝。 

 

 

 

 

 

 

隊長、行くよ。 

 

 

 

 

 

滑らないでよ。 

 

 

 

 

 

 

小指が痛い、とパパ。

膝が痛い、とママ。

どこも痛くない、隊長。

 

 

 

 

 

 

そしてとうとう神様の所まで戻ってきました!

神様、ありがとう、ありがとう、ありがとう。

3人共 無事でここまで来ました。

素晴らしい展望と 贅沢な時間を頂きました。

このまま埼玉まで無事に到着できますように。 

 

 

 

 

 

もう少し! 

 

 

 

 

 

 

ほぼ到着。

歓喜のポーズ。

実際はボロボロでしたが。 

 

 

 

 

 

駐車場への道は車でいっぱい!

 

 

 

 

 

 

ゴール!

お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

この後、 穂高ビューホテルにて温泉につかり(500円)

 

 

 

 

 

 

  

 

常念さんでお蕎麦を食して終了! 

 

 

 

 

 

 

残念ながらお山の方の常念さんは隠れて見えませんでした。

お世話になりました~~! 

途中、少し渋滞につかまり 埼玉の自宅に着いたのは8時頃でした。

疲れたけれど 充実感いっぱいの二日間。

そして、お留守番を頼んだお義母さん、ありがとうございました。

 

 

今回会ったお花さんたち

お花の名前は省略させていただきます。 もっともっと咲いてました。 疲れて撮れなかったり、撮ったけど認識できないほどブレてたり。 だから今日の選抜隊はこれだけです。 みんな、咲いててくれてありがとうね。 

  

山バッジ

 

もっとたくさん売ってると思ったのに・・・ しかもどちらも似てる・・・ 

 

 

お土産

  

すっごく気に入ったバンダナと絵ハガキ。                      手ぬぐいとスタッフバッグ。 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

常念なんて敷居が高すぎるとずっと思ってた。

だけどなんとかクリアしました。

乗越から常念の頂上往復は標準CTで1時間45分。

それを一日目にするか二日目にするかで疲れ方の配分が変わってきます。

今回、もし一日目がピーカンの青空で、頂上方面まで突き抜けて見えていたら 

3人で頑張れただろうか。

少なくてもパパさんはもう全くその気はないようだった。

二日目の天候が崩れていたら、それでも頂上は踏んだかな。

本当に難しい選択です。 

山は、自然は、予想通り行かないことも多々あるから。

そういう意味では今回、本当にラッキーだったと思います。

だけど、二日目に頂上を往復してからの下山、きつかったなぁ。

膝が痛くて痛くて。

パパも私も本当にヘロヘロでした。

いや、普通の人は全然平気だと思います。 だから安心してください。

隊長も全然疲れてないし、どっこも痛くないって言ってましたし。

私たちが軟弱すぎるってことですね。

 

一日目に常念をゲットしてる隊長は、二日目、パパと私が常念に登る間、横通岳に行きたいと言いました。

つまり別行動を取ろうと。

可哀相だけどそれは私が反対しました。

だって3人で常念の頂上に立ちたいじゃないですか。

ごめん、隊長。

でも今に自分一人で考え、行動できる日が来るから。

絶対、来るから。

それまではパパとママのペースでお願いします。

 

パパは帰ってきてからなんと頸椎ヘルニアになってしまいました。

今回の登山がその誘因となっていることは確かです。

今後、しばらくは重い荷物は持てないし、長時間の歩きも無理でしょう。

どうなるんだ、今後のポレポレ隊。

要観察。

あ、いかん いかん。

このままじゃ デクレッシェンドで終わってしまう。

 

あの常念のテッペンに立ったんだよ。

すごいんでないかい?

自分を褒めてあげよう。

いっぱいいっぱい褒めてあげよう。

 

槍は・・・・怖すぎる。

でも怖いもの見たさな気持ちもある。

何より隊長、「槍行きてぇ。 登りてぇ。」 を連発してたし。

登らせてあげたいなぁ。

いつか そんな日が来ると信じて。

そろそろ終わりにしましょうかね。

大団円、長くなり過ぎ。 

おつきあいいただいてありがとうございました。

お茶も差し上げないで。

感謝感激、ポレポレ隊。

 

頑張るよ 山の朝日に そう誓う  (弱足心の俳句 季語なし)

 

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―   

常念岳  (じょうねんだけ)

長野県 2857m

日本百名山 、 甲信越百名山 、 信州百名山

<一日目>

コース・・・・・・・・ヒエ平P(5:15) ~ 山の神(6:05) ~ 烏帽子沢(7:35) ~ 最終水場(9:50) ~ 常念乗越(10:55) 

全所要時間・・・5時間40分 (含 休憩)

歩行時間・・・・・約5時間

<二日目>

コース・・・・・・・・乗越(4:25) ~ 常念岳(5:45) ~ 乗越(7:45) ~ 最終水場(9:50) ~ ヒエ平P(13:40)

全所要時間・・・9時間15分 (含 食事 休憩)

歩行時間・・・・・約7時間

メンバー・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ(いつものポレポレ隊メンバー)

 

                           常念岳<その1>に戻る

                           ポレポレ隊が行く! TOPに戻る