ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲ブナのささやき 武尊山 <その1>

2011-09-30 08:00:00 | ▲2011年山行報告

歩いた日 2011年9月18日(日)

『武尊をホタカと読める人は、山好き以外にはあまりいないだろう。』 (深田久弥 日本百名山 より)

確かに、私が山に登っていなかったら 間違いなくこの山を ぶそんやま と読んでいたに違いありません。

パパなんて、今回登るまでこの山の存在を知らなかったし 百名山だよ、って言っても うそだぁ~って 全然信じなかった。

多分、百名山の中では あまり自己主張する方ではなく、静かで地味なお山なんだと思います。

でも そんな山だからこそ 登ってみた時の 「あら!素敵!!」 が 嬉しかったりするものです。

その 「あら!素敵!!」 を うまく伝えられるよう ポレポレ隊、上州武尊山 に向けて出発します。

 

 

 

 

 

 

せっかくの三連休ですが、隊長は初日が仕事。

でもまあ、一日たっぷり遊んでも 翌日が休みっていうのは全然気分が違いますね。

今回は長丁場になるので いつもより少し早目の2時40分頃家を出ました。

赤城高原SAで朝食を。 

 

 

 

 

 

 

 

武尊山に登るコースはたくさんあります。

ポレポレ隊が選んだのは 距離はあるもののアップダウンが少ない武尊牧場からのコース。

東俣駐車場から上がれればもっと楽なのですが 数年前の土砂崩れから通行止めになったまま、復興の目途は立っていないようです。

牧場の駐車場は2段になっていて 最初、下の広い方に止めたのですが 後から来た車が上に上がって行ったため 真似して行ってみました。 

すぐ上なので時間はほとんど変わりませんし 下の方が全然広かった。

 

 

 

 

 

 

さきほどの駐車場からちょっと上がると この写真の場所。

左に行くとトイレ。 右が登山道へ続く道。 

パパは今、登山道の方を向いています。

それでは歩き出すとしましょう。

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい、ブドウさん。 

 

 

 

 

 

 

ここからのスタートは、閉鎖されている東俣駐車場から上がるより 

1時間も多く歩くことになります。

リフトも動いていますが8時半が始発。 (今の時期は土日祝のみ運行。要確認

ちょっと遅すぎます。  

 

 

 

 

 

 

四方から登山道があるので 自分の体力に合ったコースを見つけてください。

 

 

 

 

 

 

いつも、直前まで登る山が定まらないポレポレ隊。

今回も二つ候補があったのに いきなり浮上した武尊山に数日前に変更。

ちなみに、他の二つの候補とは 燧ケ岳と西吾妻山でした。

どちらもアクセスの問題でパパが難色を示し、却下。

日帰りだと確かにきついかも・・・ 

 

 

 

 

 

 

こんな風に人が歩く すぐ頭の上をリフトが・・・・ (この時間は止まっています)

 

 

 

 

 

 

 

舗装された道から 指導標に従って右に入って行きます。

 

 

 

 

 

 

丸太の階段を上りましょ。 

 

 

 

 

 

 

まあ、牛さんです。

おはよう!

そうだよね、ここ 牧場だったんだもの。

 

 

 

 

 

 

遠くの山が見える~!

赤城方面かなぁ。

 

 

 

 

 

 

ロッジまきば を過ぎると 素敵なシラカバの小道に入ってきました。

 

 

 

 

 

 

ここら辺が 三合平かな。 

 

 

 

 

 

 

あ、あそこが本物の登山口。

右に見える道は 東俣駐車場への道。

そっか、本当ならここに出て来られたのですね。 

駐車場からここまで 1時間20分ほどかかりました。

どんだけスローペースなんでしょ。 (全て私のせい)

先が思いやられる・・・

 

 

 

 

 

 

登山届出します。 

 

 

 

 

 

木道の始まり。

というか・・・・ いろんな方のレポを見せていただきましたが

この道、グチャグチャ度がかなりのものらしい。

今日のポレポレ隊は しっかりとゲ―タ―を装着。 

 

 

 

 

 

 

樹林の中に入ってきました。

一気に山気分。 

 

 

 

 

 

 

「森を歩き、森と語ろう」

いいね。

 

 

 

 

 

 

パパが遠くからこれを見て、 ずいぶん大きなトイレだな、って・・・

そんなバカな。 

ここは 映画 「眠る男」 のロケ地だそうです。

この 「眠る男」 は 群馬県が人口200万人突破を記念して製作した映画だそうで、

なんと モントリオール世界映画祭 で 「審査員特別大賞」 まで取っていたんですね。

私、映画は好きで良く観ますが 全然、全く、これっぽっちも知りませんでした。

ごめんね、眠る男さん。
 

 

 

 

 

 

ちょっと前にボキッて折れたばかりみたいな大木。

いったい何があったんだ? 

 

 

 

 

 

 

道標はしっかりあるので 迷うことはありません。

 

 

 

 

 

 

突然 団体さん現る。

賑やか 賑やか。

 

 

 

 

 

 

道がグチャグチャなのわかります? 

 

 

 

 

 

 

こんなのはいい方。

沼みたいな場所が何ヶ所も。

 

 

 

 

 

 

ホソハマキモドキさんの仕業ですね。

こういう発見も 実に楽しい。

 

 

 

 

 

赤い屋根見えた。

 

 

 

 

 

武尊避難小屋到着。 

 

 

 

 

 

 

ここら辺は 全く青空見えず。

台風の影響、あるのかな。

 

 

 

 

 

 

隊長のご機嫌も今一歩。

 

 

 

 

 

 

う~ん・・・ 真っ白けのけ。

 

 

             <その2> につづく・・・

 

 

 

 


▲ブナのささやき 武尊山 <その2>

2011-09-30 07:00:00 | ▲2011年山行報告

   <その1> からのつづき

傾斜は確かに緩いけど ここら辺はちょっと歩きにくい。

 

 

 

 

 

開けました。

プチ湿原みたいな場所。

ここら辺が多分、セビオス岳だったんだと思います。

どうしても休憩ポイントが重なります。

落ち着けないので我々はもうちょっと先に進むことにしました。 

 

 

 

 

 

このあたりから太陽さんが顔を出しました。

一気に皆の顔が明るくなります。 

 

 

 

 

 

 

青空だ~

あなたの力ってすごい。

でも気温も上昇。

水、足りるかしら。 

 

 

 

 

 

 

パパは最初、あれが頂上だと勘違い。

スタートしてから既に3時間半が経ってるから無理もないけど。

勘違いだとわかった後のショックは大きいもんです。

 

 

 

 

 

 

でもほら、眺めがいいと 少し巻き返せるんじゃない? 

 

 

 

 

 

私は食べ物(梨)で巻き返す。

おいしいっ! 

 

 

 

 

 

 

ほら! Look at  空の色!! 

 

 

 

 

 

でも ここら辺の登りはきつかった。 

 

 

 

 

 

これでガスガスだったら 気持ちも萎えていただろうけど

今は平気。

苦しいけど気持ちいい。 

キモカワイイの変化形。(ちょっと違う)

 

 

 

 

 

遠くに見えていた中ノ岳が とうとう目の前に来ました。

もう少しでこのルートの核心部である岩場かな。

 

 

 

 

 

 

岩が濡れていて滑るのをのぞけば 大きな問題はありません。

ただ、下りはちょっと緊張するかも。

ここで少しずつ渋滞が始まりました。

まずは隊長。 問題なし。

 

 

 

 

 

 

次に弱足さん。 なんとかクリア。 

 

 

 

 

 

ヨッコラショ。 

 

 

 

 

 

最後はパパさん。 もちろんOK。

 

 

 

 

 

 

その後は岩そのものはたいしたことないですが

けっこうな傾斜があるので 非常に疲れました。

パパさんの後ろにいた年配のご夫婦の奥さまが けっこう苦戦していたようで

そこから大渋滞が起きてしまいました。

可哀相だなぁ。

私が一番苦手とするシチュエーション。

岩場で後ろに人がいる、ってだけで心臓バクバクしちゃいますもん。

 

 

 

 

でも正直、人のことをとやかく言ってる場合じゃない・

特に この時のパパさんはかなり疲れていたようです。

 

 

 

 

 

 

ふぁ~~~ やっと平地に立てた。  

 

 

 

 

深呼吸しながら歩きます。 

 

 

 

 

 

景色はいいんだけど 相変わらず道がグチャグチャなので

下を確認しながら進みます。 

 

 

 

 

 

笹の道を前進。 

 

 

 

 

 

パパはけっこうきてます。 大丈夫? 

 

 

 

 

 

前武尊との分岐。 

 

 

 

 

 

 

そして唯一の水場到着。

が・・・・・涸れていて・・・・水が・・・・ない・・・・

この時のショックはかなりのものでした。

ガイドブックにも 「夏場でも涸れることはない」 みたいに書いてあったし。

ガーン! 水が 水が・・・

この先は残りの分を計算しながら飲まないと・・・

と・・・言ってるそばから ゴクゴクと欲望のままに残りのペットボトルの残量を減らす隊長・・・

あんたって子は!!

自閉症スペクトラムの特性の一つである 「想像力の障害」 つまり 「見通しを立てる事が苦手」

を まさに 今、目の前で実践している我が子・・・。

疲れている時に 噛み砕いてこの説明をするのは かなり難儀でありましたが 

復路の事も考え、しっかり伝えて受け止めてもらわないと。

・・・しかし この水を頼っていたのは私たちだけではなく

この水場の状態を知った人たちの落胆の声が 後から後からこだまのように聞こえてくるのでありました。

「うそだろ~~」 「うそだろ~~」 「うそだろ~~」

 

そして この後、ポレポレ隊には更なる衝撃が走ります。

 

 

 

 

 

 

隊長から 「あれが頂上だよ」 と聞かされたパパさんが

「え―っ! まだあんなにあるの?」

「もう足が痛くて歩けないから行かない!」

と発言したのです。

出ました!!・・・パパの 「もう行かない」発言。

 

 

 

 

 

 

ちょっとでも近くに見えるようにズームしてみましょう。

って そういう問題じゃなくて。

パパさん、もう限界だったようです。

歩き出して少ししてから 

「なんだか右足の付け根に違和感がある」 って言い始め、

違和感から痛みに変わるまで それほど時間がかからなかった様子。

何しろ運転できるのがパパだけなので この方の体調には本当に気を使うのであります。

常念の後の頸椎ヘルニアの事もあるし・・・・

やっぱりこの山を選んだのは無理があったのかもしれない。

パパの荷物は極力軽くして 500mlのペット1本と貴重品のみ。

後はパパの分の水、雨具は隊長が持ち、食糧は私が持って歩いていました。

はぁ~~ どうしよう。 

 

 

 

 

 

どうしようもこうしようもないわけで。

パパはここでリタイアすることになりました。

万が一の天候の悪化のための雨具と パパの分の食糧を渡し、

少し戻った小広い場所で待つことに。

ここで弱足さんは考えました。

私はどうするか。

過去の例をあげてみると・・・・

二岐山はパパを駐車場に残し、隊長と二人での頂上。

しかしこれは最初からそういう心積りで行ったわけだし、それを除くと

平標、白砂、北薬師・・・・・と パパの 「もう行かない」発言に私も乗っかって

常にパパと一緒に 待ち組になっていた。

でも・・・今日は 何だか隊長と一緒に行きたい気分なんだよね。

だって あとちょっとだよ。 ここまで来たんだよ。

しかも 私の気分を一番引っ張り上げたのは 「百名山」 という理由だった。

もしかしたらこれは軽々しい理由かもしれないけれど 

私にとって、この威力はけっこうすごいものがある、ってことに この時気付いて自分でもちょっとビックリした。

「私、行ってもいいかな」  パパに言うと

「もちろん! 行っといで」 

よし! 隊長、行こう!

 

 

 

 

 

 

三ツ池の道標。 

順調に行けば30分くらいで着くはず。

私が歩くんだから順調には行かないとしても まさか1時間はかからないだろう。

隊長に 「ゆっくり進んで」 とお願いして とにかく頂上を目指した。

 

 

 

 

 

ここら辺はほとんど勾配なし。 

 

 

 

 

 

 

三ツ池の一つなのかな。

小さい池あり。 

 

 

 

 

 

これも池? 

 

 

 

 

 

 

剣ヶ峰を見ながら頑張ります。

 

 

 

 

 

 

いた!

日本武尊さん。

「武尊山」 という名前は正にこの方からきているわけで。

 

 

 

 

 

剣ヶ峰への道、気持ち良さそう。 

 

            

            <その3> につづく・・・

 

 

 

 


▲ブナのささやき 武尊山 <その3>

2011-09-30 06:00:00 | ▲2011年山行報告

  <その2>からのつづき

直下を歩いている人が見えます。

 

 

 

 

 

ズーム。

パパの分まで頑張るぞ。

 

 

 

 

 

 

崩れちゃってる。

 

 

 

 

 

隊長~! 待って~~!! 

保護色になってて 分かり辛い。

 

 

 

 

 

 

前武尊方面の眺め。

一番左のピークが中ノ岳で 私たちはあそこを巻いて来たことになります。

 

 

 

 

 

 

頂上直下の指導標。

ここから剣ヶ峰方面に分かれます。

頂上を通り過ぎて真直ぐ進むと 上の原登山口、また 周回して武尊神社へ下ることもできます。

この山は本当にたくさんの登山ルートがあるんですねぇ。

 

そうこう言ってるうちに 頂上です!

が、

が、

が、

 

 

 

 

 

すごい人!

そこら中の登山口から上がって来た人たちが ここに一同に会すわけですから

そりゃあ もう大騒ぎさ。 

 

 

 

 

 

人の波をかき分けて とにかく頂上の証を。

パパのいないプチポレ隊 日本百名山 武尊山 2158m ゲットしました!!

おめでとう!

ありがとう。

三角点・・・・はどこ?

どこにあるの?

 

 

 

 

 

三角点も 登山者の休憩の場と化していました。

すみませ~ん、写真撮らせてくださいまし~!

というわけで なんだかバタバタとして全く落ち着くことができません。

(カル2さん、カルディナさん、大切なお二人の標を確認できなくて本当にごめんなさいっ!! )

 

 

 

 

 

お昼を食べようにも場所を探すのが大変。

とにかく二人分の陣地を見つけてご飯をかきこみました。

今日の山ごはんは 中華おこわのおにぎりとキャロットケーキ。

しかしゆっくり食べてなんかいられません。

すぐ隣には私たちが食べ終わるのを 見降ろしてながら待ってる方たちが・・・・

まるで椅子取りゲームです。

 

 

 

 

 

 

景色だけが救いでした。

左から 中ノ岳、家ノ串、前武尊のピーク。

残念ながらこの時点では遠望は利かなかった。

谷川、尾瀬、日光の山々が見えるはずでしたが・・・

でもこれだけ見えれば大満足。

さ、行こ 行こ。 

 

 

 

 

 

 

結局、頂上に居たのは20数分。

はぁ~・・・

でもまあ、早くパパの所へ行きたいし あの人ゴミで長居は避けたい。 

 

 

 

 

 

 

さっきまで 背中に背負ってきた風景を 今度は真正面に受けながら。 

 

 

 

 

 

こういう場所は気を抜かず。 

 

 

 

 

 

あれ? 急にガスってきたぞ。 

 

 

 

 

 

 

もうちょっとでパパさんの所。

 

 

 

 

 

はい、合流しました~!

私たちが余りにも早く戻ってきたので驚いていました。

頂上の様子を伝えると、

「そうなんだ~。 あれから団体さんが次々向かっていったから かなり混んでるだろうとは思ってたけど」

さあ、下山はパパさんの足の調子を見ながら ゆっくり行きましょう。

 

 

 

 

 

グチャグチャの隣には 可憐な秋の使い、リンドウさんが。 

 

 

 

 

 

さっきのガスも取れて また明るさが戻ってきました。

 

 

 

 

 

さ、あの岩場に来ました。

落ち着いて下りましょう。

一方通行だから まずは上がって来られる人を待ちます。

上から人が見てると焦ってしまうでしょうから

「ゆっくりでいいですよ~」 と声をかけてあげました。

 

 

 

 

 

ここは足場がしっかりあるのでOK。 

 

 

 

 

 

最後の箇所 (往路では最初) が一番気を使う。

最初に隊長に下りてもらい、下から誘導してもらいました。

滑るのでちょっと厄介だけどクリア。

上に居たお兄さんから 「楽しそうだな~」 の声が。

そう、緊張もするけど やっぱり楽しむ余裕を持つことが必要なのかも。

 

 

 

 

 

 

これであとはひたすら下るだけ。

少しずつ遠くの山も見えてきました。 

 

 

 

 

 

 

尾瀬方面じゃない? 

正面は燧だ。

ってことは・・

 

 

 

 

 

あの左の方が至仏だね。 

 

 

 

 

 

 

グチャグチャしながら進みます。 

 

 

 

 

 

 

パパ、足の痛みがだんだん強くなってきてるようで ゆっくり度が増してきました。

 

 

 

 

 

燧さんが ハッキリ見えました!

候補に上がってたんで 尚更気持ちが高まります。

今、あそこを歩いている人もいるんだろうな。

 

 

 

 

 

段差がないこんな道は楽ですね。 

 

 

 

 

 

セビオス岳付近に戻ってきました。

朝とは回りが全然違う色に見える。 

 

 

 

 

 

 

樹林に入ります。

この日は暑かったので 日陰の方が嬉しくなったりもします。

水があとわずか・・・・・最後まで持つかしら。 

 

 

 

 

 

 

平地だと帰り道って すごく近く感じるのに

どうして山は違うのかな。

地図を見る度に え・・・まだこんなとこ? って ショックを受ける。

特にパパさん・・・ 

ガンバレ。

 

 

 

 

 

こういう自然のオブジェが 萎える気持ちのアクセントに。

うん、通った、通った、ここ。

って 言いながら また次のポイントを目指して。 

 

 

 

 

 

 

パパ、大丈夫? 

数分おきに声をかけながら歩いてました。 

 

 

                      <その4> につづく・・・

 

 

 


▲ブナのささやき 武尊山 <その4>

2011-09-30 05:00:00 | ▲2011年山行報告

<その3>からのつづき

うっそ~~~~!

まだ半分?

この時のショックは忘れません。

どんだけ軟弱な夫婦なんじゃい。 

 

 

 

 

 

 

やっと避難所。

もう3人とも水はないし 早々に先に進みます。

喋ると口の中がカラッカラになるので みんな無言。

 

 

 

 

 

水はなくても 隊長は余裕。

3人の身体、足して3で割って欲しい。

今日だけでいいから。

 

 

 

 

 

 

パパはもう足が全然上がりません。

こんな段差も 「イタタタタ・・・・」 って言いながら。

可哀相だけど どうすることもできない。

 

 

 

 

 

 

荷物、隊長に持たせよっか? って聞いたら

荷物はいいから おぶってほしいって。

それはちょっと・・・

 

 

 

 

 

ほら、やっと ポキッと折れた木の所まで来たよ。

あと少しだよ。 

 

 

 

 

 

 

保護色の隊長を探せ!

 

 

 

 

 

ほら、「眠る男」まで戻ってきたよ。

パパ、良く頑張ったよ。

えらい、えらい。 

こうなると ママは妻じゃなくて母の境地。 

 

 

 

 

 

そして 母のチカラより偉大なのは やっぱり自然なんだな。

見てごらん このブナの木を。

壊れそうな心を 一生懸命に引っ張り上げてくれてました。

パパさん、頑張れ、 パパさん、頑張れって。

ずっとブナのささやきが聞こえてたよ。 

 

 

 

 

 

最後の難所。 

越した! (ほんとこんな感じでした)

 

 

 

 

 

とうとう木道まで戻って来た。 

 

 

 

 

 

ほら! ここまで来れば もう!

 

 

 

 

 

帰りはリフトを使って下りちゃおう。

立ってる者は親でも使え。 下れるならばリフトも使え。 

 

 

 

 

 

 

ナナカマドの向こうに奥白根が!

 

 

 

 

 

 

向こうから小学生の団体が来ました。

一人一人が 「こんにちは~!」 と声をかけてくれました。

隊長は 「なんだか恥ずかしい・・・」 と 言いました。 

恥ずかしいことなんてあるかいっ!

弱足さんも負けずに 「こんにちは~!」 と返しました。 

あの頃に戻りたい、って ちょっと思ったりしました。(小さな物語 おしまい)

 

 

 

 

 

リフト前の無料休憩所に駆け込むように入り、ザックを放り出し、まずは水をゲット!

3人とも 喉仏を大きく前後させながら ゴックンゴックン 浴びるように飲みました。

はぁ~~~~! 生き返った!!!!!


ほんとこんな感じでした。

これで正気に戻った弱足さんは トイレをずっと我慢していたことを思い出し

そっちの方もスッキリと生き返ったのでありました。 

生き返った3人は ここで冷たいご褒美も一緒に戴いちゃうことにしたのですが (なんたってここは牧場ですからね)

このソフトクリームの〝巻き″ をご覧ください。

後半は お腹いっぱいで持て余したほどです。 

 

 

 

 

 

 

水分補給し、出すものを出し、スイーツまでたいらげた私。

もう望むものは何もない。

幸せだぁ。

 

 

 

 

 

良く頑張ったよ、足。

そして 靴。 

 

 

 

 

 

リフトは2基乗り継ぎます。

特に2番目のは滞空時間も長くて 何度も寝ちゃいそうになりました。

それほど気持ち良かったぁ。

できれば このまま自宅まで運んでほしかったけど 

それはどうやら無理らしい。

 

駐車場に到着後、帰路に着いたポレポレ隊ですが

この日は遅くなることがわかっていたので あらかじめお義母さんに夕食は先に食べてもらうよう言ってありました。

途中、少しだけ渋滞にはまり、自宅に着いたのは9時少し前だったと思います。

お疲れ様でした~! (特にパパさん)

その後のパパさん、今日現在、足も首も特に痛みを感じるということはないようです。

ひとまず安心・・・・

 

 

今回会ったお花さんたち

夏と秋の間だけど こんなに咲いててくれました。 嬉しかった!

 

山バッジ

一種類しかないの~?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

前回の山 から ちょっとハードルを上げ過ぎちゃったみたいです。

パパさんの調子に合わせて もうちょっとスモールステップにすべきでした。

そう言っておきながら 実は弱足さん、今回、ものすごい達成感を感じちゃったりして・・・。

何故だろう。

常念よりも。

パパを置き去りにして 隊長と登ることができたから? 

それ、ちょっとはあるかもしれない。

百名山だから?

うん、それもきっとある。

でも実は、もっと違う 深い理由があるんですよね・・。

それは2005年11月。 

山岳会で行った天覧山の岩登り練習まで遡ります。

無事 練習が終わり、副会長さんが皆を集めて次回の山について説明を始めました。

それは 「上州武尊山」。 そう、今回 ポレポレ隊が登った山です。

地図を広げながら 話をしていた副会長さん。

私が その地図を覗き込むと こう言ったんです。

「次の山は長いからママさんにはちょっと無理かな~」

・・・・・。

いや、私、自分が登ろうなんて全然思ってなくて。

ただ、どんな山? どこにあるの? みたいな好奇心で覗いただけだったんですが

その時の言葉が ずっとずっと 私の心の隅っこにひっかかっていたんですよね。

副会長さんは、私がとっても尊敬するヤマヤさんです。(女性)

何でもハッキリと言うところが、潔くて憧れます。 (私の一番不得意とするところなので)

その時のルートは 多分、川場からのルートで 手強い岩場を通る道だったような。

だから尚更 私の技術や体力では無理だったはず。

だけどルートは違えど今回頂上を踏んだことで 

その時からずっと抱えていた 口惜しい気持ちを拭えた気がしたんです。

久しぶりに気持ちのいい、冴えわたった達成感でした。

そしてそのうち10分の1くらいは〝為て遣ったり″ も含んでました。

今、山岳会は休会していますが このサイトを知っている副会長さんが

もしかしたら読んでくれるかもしれない。

「副会長さ~~ん! ゆっくりではありますが、ポレポレファミリーのママ、頑張って 武尊山に登頂いたしました~~!!」

あ、でも、副会長さんは そんな私の内懐なんて知るはずもないですね。

いきなり叫ばれても困りますかしら。 

 

話がすごーく逸れちゃいました。

しかも ものすごく個人的な事でした。

すみません。

しかし、今まで何度も書いている通り、

これは山の記録であると共に、大切な私の心の記憶を留めておく場所でもあったりするので

あえて書かせていただきました。

そういうわけで パパは残念だったけれど(本人は全く残念と思っていないところがいいような、悪いような・・・)

武尊山は、ポレポレ隊の(私の?)山の経験値を またちょっぴり上げてくれる場所となりました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

さあ! 山にゾッコンの皆さま! 

紅葉が、黄葉が・・あなたを待っています!

久々に言ってしまおう。

VIVA! 秋山!!

以上。 武尊報告おしまいっ!

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―  

武尊山  (ほたかやま)

群馬県 2158m

日本百名山 、 新・花の百名山 、 関東百名山 、 群馬百名山

 コース・・・・・・・・武尊牧場P(6:00) ~ 避難小屋(8:30) ~ 中ノ岳クサリ場(10:00) ~ 武尊岳(11:00) ~ 避難小屋(13:55) ~ リフト乗場(15:20) ~ 牧場P(16:00)

全所要時間・・・10時間 (含 昼食 休憩 ソフトクリーム、リフト)

歩行時間・・・・・約8時間20分

メンバー・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ(いつものポレポレ隊メンバー)

 

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▲初心忘るべからず 北奥仙丈岳&国師ヶ岳 <前編>

2011-09-06 07:00:00 | ▲2011年山行報告

歩いた日 2011年8月28日(日)

常念の後、頸椎ヘルニアになってしまったパパさん。

あれから1ヵ月とちょっとが経ちました。

コルセット+鎮痛剤+貼り薬 で 今は痛みは消え、普通に日常生活を送れるようになりました。

が、やはり重い荷物を背負っての長時間歩行は病を高じかねない・・・

ということで、パパを案じつつ隊長が選んだ山は、奥秩父最高峰の北奥仙丈岳と日本三百名山、国師ヶ岳。

・・・・懐かしい。

・・・・とっても とっても懐かしい。

ポレポレ隊の山リスト、2005年の2番目に登場する山。

あの時は山の事なんて全然知らなくて、登山靴も雨具も持ってなくて 

だけど隊長が行ってみたいって言うからドライブ気分で出かけたのがこのお山。 (当時はそんな名前の山があることさえ知らなかった)

だけどね、頂上からの眺めは台風一過も重なって素晴らしく、

南アルプスや八ヶ岳や遠くに北アも望めたり・・ (もちろんその時は何がなんだか全然わからず。 あ、今もか。

隣に居たオジサンが、「こんなに見える日はそうそうない」 って興奮してて、

「へぇ、そうなんだぁ」 って人ごとみたいに思ったっけ。

あの時からちょうど6回目の夏を迎えたポレポレ隊。

私たちはこの6年でどんな風に変わったんだろう。

同定できる山が、富士山だけじゃなくて槍も、ってなっただけじゃないのかな。

山(ウェア+ギア)を必要以上に揃えただけじゃないのかな。

相変わらずすぐに疲れちゃうし、下山はますます遅くなってるし

進歩どころか 後退してるんじゃなのかな。

でも、良くも悪くも 一つ一つの山からは 必ず何かしらの証跡をもらってる気がします。

つまりそれが 「経験」 てことなんだと思うのです。

それが実感できているのなら もうそれで十分なのかもしれないけど・・・。

まあ、とにかく その懐かしい場所へ6年前の足跡を探しに行ってみるとしよう。

 

 

 

 

 

 

珍しく予定時間の10分前に家を出発。 (3:50)

圏央道から中央高速へ入り、初狩PAで朝食を。

 

 

 

 

 

 

ナビは佐久から行けって言ったけど ポレポレ隊は勝沼から。

何でいつも佐久を勧めるのかね。

 

 

 

 

 

久々の大弛峠へ。

県道 杣口線から川上牧丘線に合流。

ここは通行止めがよくあるようなので 前日に確認済み。

途中で雨が降リ出した。

後部座席に座ってる隊長の心中が痛いほど私の背中に伝わってくる。

 

 

 

 

 

 

ええええええええっ!!!!!!!????

ビックリ仰天!

大弛峠の駐車場は止める場所がないくらい混んでました。

前日も雨だったし この日の予報もなんだかハッキリしなかったし

ガラガラだと思ってきたので・・・

甘かった。 

だってここは金峰山のスタート地点でもあるんだもんね。

なんとか置く場所を見つけてホッと一安心。

その後も次から次へと車が入ってきてました。

 

 

 

 

 

 

ほとんどの方たちが金峰方面に向かう中、ポレポレ隊は ポレポレと北奥千丈方面へ。 

小屋のメニューに ソソラレル。

 

 

 

 

 

目が覚めましたでしょ?(笑)

今日の手ぬぐい、スイカです。

三食スイカでも良いくらい大好きなのに 今年はあんまり食べなかったなぁ・・・

もう夏も終わりだね・・・しんみり。

 

 

 

 

 

 

何故にこんなにボケたかね。 

大弛小屋。 

 

 

 

 

 

 

地図で確認、忘れずに。 

心配していた雨はあれからすぐに止み、陽が射した!

・・・良かったよぉ。

 

 

 

 

 

そうそう、こんな木道歩いたっけ。

濡れてるから滑らないように気を付けようね。

木道のスッテンコロリンは会津駒で嫌ってほど経験したから。 

今日のパパは ザックなしの身軽歩行。

 

 

 

 

 

 

もちろん 〝夢" に向かって進みます。 

 

 

 

 

 

 

うんうん、こんな感じだった。

 

 

 

 

 

 

そうそう、夢の庭園! なんて素敵。 

6年ぶり。 来れるもんだね。

でもパパったら 「ここのどの辺りが夢なのかね」 って。

 

 

 

 

 

 

あそこと あそこと あそこら辺。

 

 

 

 

 

 

つまり全部。 

あなたの夢は何ですか?

 

 

 

 

 

 

天国への階段みたいだ。

でもまだ行かないよ。

 

 

 

 

 

 

ナナカマドの赤い実が 夏から秋へのバトンです。 

 

 

 

 

 

今日は身軽なパパさんですが

「大丈夫?」 といちいち何度も聞いてしまう。

だって、この程度でまた痛くなるようだったら

もう・・・歩けないかもしれないじゃん。

 

 

 

 

 

 

だから

いつも通りゆっくり行こ。 

 

 

 

 

 

 

ガス、かかってきたね。

 

 

 

 

 

 

今日のコース、半分くらいは木道なんじゃない? 

 

 

 

 

 

 

これなんだっけなぁ~ って一人言みたいにつぶやいたら

隊長が 「サルオガセ」 じゃない? って。

そうそう!そうだ! あんたすごいね。 

普通のお花は興味示さないのに こういうちょっと変わった物には惹かれるのね。

サルオガセも種類があるから難しいけど その仲間に違いない。 

 

 

 

 

 

 

咲いてるお花は キリンソウくらいでした。

ちょっと淋しい。 

 

 

 

 

 

 

岩ゴロゴロの道もあります。

そりゃぁやっぱり山ですから。 

 

 

 

 

 

角がない岩だね。

パパみたいだ。 

 

 

 

 

 

開けた場所はうれしい。 

 

 

 

 

 

 

立ち枯れた木と まだまだ枯れないパパさん。

歩いてる間だけじゃなくて レポの中でも気を使う妻。 

 

 

 

 

 

ん? 前国師か? 

 

 

 

 

 

 

そうでした。

懐かしい!

 

               <中編> につづく・・・

 

 

 


▲初心忘るべからず 北奥仙丈岳&国師ヶ岳 <中編>

2011-09-06 06:00:00 | ▲2011年山行報告

<前編> からのつづき

トントントンと下ります。 

私は ドスン、ドスン。

 

 

 

 

 

このお山、苔がいっぱい。

見てると優しい気持ちになれそうです。 

 

 

 

 

 

分岐に出ました。

さて、北奥千丈と国師、どっち先に行く?

隊長に選ばせたら 

 

 

 

 

 

 

こちらを選びました。 

 

 

 

 

 

 

シャクナゲもい~~っぱい!

その季節に来たら 綺麗だろうな。 

 

 

 

 

 

ん? もう着いちゃった? 

 

 

 

 

 

あら、ほんと。 

 

 

 

 

 

 

わあ・・・・金峰山が隠れちゃった。

来る途中の林道からは 五丈岩がはっきり見えてたのに・・・ 

 

 

 

 

 

 

とりあえず3人で。

奥秩父最高峰、北奥千丈岳 2601m、ゲットしました~!

おめでとう!

ありがとう。 

きょうは宇宙人バージョンだ。

ワレワレハ ロクネンブリニ マタ ココニタッタ。

チキュウ ステキ。 ニッポン ステキ。

 

 

 

 

 

カクド・・・・じゃなくて、角度を変えて。

こんな感じの頂上です。

ポレポレ隊、独占です。

6年前の記憶とちょっと違ってました。

こんなに開けてたっけ~?? 

 

 

 

 

 

 

これから向かう国師が目の前に。

でも、ちょっとガスが気になります。 

 

 

 

 

 

 

やだやだ、消えちゃう~~! 

 

 

 

 

 

 

ん? これは? 

何故かシーサー。 

 

 

 

 

 

 

コケモモちゃんの赤い実が可愛らしい。 

 

 

 

 

 

 

あ~あ・・・ 

 

 

 

 

 

 

とにかく国師へ。 

 

 

 

 

 

 

はい、さっきの分岐。

今度は国師方面へ。 

 

 

 

 

 

 

あら、なんかいい感じの道ですわね。

全然記憶がなくなっている。 

 

 

 

 

 

 

こんなだったんだね・・・

なんだかロスロリアンチックだわぁ。 

 

 

 

 

 

 

最近、めっきり年老いた私・・・。

不老不死のパワーもらって帰ろ。

 

 

 

 

 

深呼吸しながら。 

 

 

 

 

 

 

あ! 本物のエルフ?

・・・いや、パパでした。

 

 

 

 

 

今度こそエルフ?

いや、知らない方でした。 (ゴメンナサイ・・) 

 

 

 

 

 

 

はい、到着。

真っ白々の国師ヶ岳頂上。 

こっちはちょっと賑わってる。

 

 

 

 

 

 

イエイ。 ポレポレ宇宙人。

日本三百名山 国師ヶ岳 2582m ゲットしました!

おめでとう!

アリガトー。

 

 

 

 

 

三角点、タ~ッチ! 

 

 

 

 

 

あら・・・! ここにも! 

 

 

 

 

 

 

さっきまでいた北奥千丈。

あっちもガスガス。 

 

 

 

 

 

さて、一休みしましょうか。

こんな場所に腰掛けて。 

 

 

 

 

 

 

今日は時間が早いのでごはんは食べません。

ティータイムのみ。

冷凍庫の隅に追いやられていたパイ生地を使って朝、焼いてきました。

左の黒い物体は フルーツが食べられない隊長のために即興で考えたココア味。

見てくれは悪いけれど 隊長は 「おいしい」と言って食べてくれました。 (最近、彼も気を使えるようになった)

 

 

 

 

 

それにしても・・・・

6年前の印象とかなり違ってました。

私たちの中では 国師ヶ岳からの眺めの方がいい、って思い込んでいたのですが (カル2さんも同じですかぁ~?)

実際には北奥千丈からの方がいいような気がしました。

国師の前には 北奥千丈がドカンとあって・・・。

ガスで展望がなかったからそう感じたのかなぁ。

何しろその時のレポが全部消えちゃってるので 写真で確認することができなくて・・・

 

 

 

 

 

では戻ります。

途中、雨がポツポツと落ちてきました。

なんてこったい。

 

       <後編> へつづく・・・ 

 

 

 

 


▲初心忘るべからず 北奥仙丈岳&国師ヶ岳 <後編>

2011-09-06 05:00:00 | ▲2011年山行報告

<中編>からのつづき

ロスロリアンの森まで戻ってきた。

雨はなんとか大丈夫そう。

 

 

 

 

 

 

もと来た道を戻ります。 

 

 

 

 

 

 

もと来た道を戻ります。 その2 

 

 

 

 

 

 

もう前国師まで来ちゃった。 

ここからは 北奥千丈と国師、両方が見えます。

 

 

 

 

 

 

こっちが北奥千丈。 

 

 

 

 

 

 

こっちが国師。 

う~ん・・・・今回久しぶりに歩いて思ったことは

私たちは 北奥千丈の方が好きかもしれないってこと。

頂上の雰囲気が特に。

これは記憶とは違ってたけど だから山っておもしろいのかも。

 

 

 

 

 

 

これはパパさん。 

 

 

 

 

 

 

そしてここで分かれ道。

パパと私は往路と同じ夢経由。

 

 

 

 

 

 

変化を好む隊長と分かれます。

後でね~ 

 

 

 

 

 

 

もと来た道を戻ります。 その3 

 

 

 

 

 

 

あわてんぼうのナナカマドさん、一足先に秋のお化粧始めちゃった。

 

 

 

 

 

夢の庭園、ちょっとばかりご機嫌斜め。 

 

 

 

 

 

弱足さんはご機嫌よろしゅう。 

 

 

 

 

 

 

何も見えなくなっちゃったね。

足慣らしならぬ、首慣らし のパパさんも残念そう。

 

 

 

 

 

パパも歩ける楽チンなお山。

隊長も満足できる素敵なお山。

また見つけなくちゃ。 

 

 

 

 

 

 

まあ! 隊長っとピッタンコで合流しました。

ってことは、距離的には隊長が来た道の方が長いのか。

 

 

 

 

 

何度も滑りそうになった濡れ木道。

でも造るの大変だったでしょうね。 

 

 

 

 

 

 

ほんと下り苦手~。

 

 

 

 

 

 

帰り道、全然人いないね。

駐車場はあんなにいっぱいだったのに。

やっぱり皆さん金峰へ行かれたんだろうな。 

そう、ヤマ友さん達にも 「続けて金峰ですか?」 って聞かれたし、

頂上にも 「これじゃ物足りないから このまま金峰も行っちゃう?」

って会話してる人たちがいました。

ポレポレ隊には とんでもないことです。

今日はここ、って決めたら 急な変更はまずありえない。

柔軟性がないというか 心の力量不足というか 

なにより大きいのは 何度も書いてる通り、 

「夕飯までにはうちに帰る」 という予定で逆算して一日の時間の流れを割り出しているので

早くなるのは全然OKだけど 遅くなるのは非常に困る。

私はポレポレ家の真面目な〝嫁″ なもので。 エヘン。

 

 

 

 

 

 

 

そうこう言ってるうちに大弛小屋まで来ました。

もうすぐそこがゴール。

 

 

 

 

 

 

はい、到着。

私たちの車が一番下だったのに、そのまた下にもずーっと車の列。

さて、それでは今日はパスした山ごはんを食べに町へGO!

 

 

 

 

 

 

   

「ほうとう」 を食べる気満々だったのですが 行き当たりばったりで入ったお店は なんとsold out。 

予約すれば食べられたようですが・・残念でした。 (かわみんちゃん、山梨のtakaさん、お店情報、ありがとうございました。次に生かしたいと思います!)

メニューの名物欄に ほうとう と共に並んでいた 「おざら」 というものを注文してみました。

ほうとう のつけ麺みたいな感じらしいけど 麺が普通のおうどんでちょっとがっかり。

でもお味はとてもgoodでした。 

数日後、自宅でも作ってみたけど おいしくできました。

こういう具だくさんの汁物大好きです。

それと、 「B級グルメでNO1」 になった 鳥もつ煮をお土産に買いました。

 

 

この時期の勝沼といえばブドウ!

農家さんの店先でこれまたお土産用にゲット。

 

 

冷たいご褒美も忘れてません。

高速乗ってから談合坂SAにて パパと隊長は巨峰味、私は清里ジャージー牛乳ソフト。 (コーンの違いに注目)

 

ポレポレ家の真面目な嫁は、この日も予定通り、余裕で4時頃家に到着。

洗濯機を回しながら 夕飯の支度に入ったのでありました。

めでたし、めでたし。

 

 

 今回会った植物たち◆ 

きのこの部 (もっとたくさんありました)

 

お花とか実とかの部


     ナナカマド               アキノキリンソウ               サルオガセ                コケモモ

 

*バッジは以前購入してるので今回はなし 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後は 山を歩きに行ったのか、甲州グルメ巡りなのかわからなくなっちゃいましたが

楽しい晩夏の一日を過ごすことができました。

 

6年前のポレポレ隊の足跡は残念ながら見つかりませんでした。

でもポレポレ隊の6年間の軌跡を辿ることは、少しはできたような気がします。

山も花も風景も 変わらずに優しく私たちを迎えてくれました。

変わってしまうのは 人間の方の環境や意識。

何にも知らなかったあの頃。

でも見るもの全てに 純粋に感動してたのもあの頃かもしれません。

邪念はどこかに追いやって ピュアな心で向かいたい。

まだまだ未熟者のポレポレ隊ですが 初心を思い出して深呼吸できた今回の山。

パパの様子を見ながら またゆっくり自然のふところに抱かれたいと思います。

それから・・・

この6年間で得たものっていっぱいあるけれど

ネットと山を通じて知り合えたお友達の存在はとても大きい。

数々のアドバイスや情報、いつも本当にありがとうございます。

忘れっぽい私なので、なかなかそれらを生かせずにイライラさせちゃってるかもしれませんが

そんな時はまた遠慮なく軌道修正の助言をお願いいたします。

感謝感激、ポレポレ隊。

本当にいつもありがとうございます。 

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―   

北奥千丈岳 (きたおくせんじょうだけ)   

国師ヶ岳 (こくしがたけ)

北奥千丈岳・・・・山梨県、 2601m   

国師ヶ岳・・・・・・山梨県、長野県  2592m  日本三百名山  花の百名山  信州百名山  山梨百名山

コース・・・・・・・・大弛峠(7:40) ~ 前国師岳(8:20) ~ 北奥千丈岳(8:30) ~ 国師ヶ岳(9:00) ~ 大弛峠(10:40)

全所要時間・・・・3時間 (含 休憩)

歩行時間・・・・・・1時間50分

メンバー・・・・・・・パパさん、隊長、弱足ママ (いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

 

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