カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

三連休は東北へ・姫神山

2016-09-25 | ヤマのこと

2016.9.17~19 岩手県と青森県の山へ

三連休は富山県側の北アルプスの予定でしたが、台風の影響でダメダメな天気予報。
天気が悪い時に行っても結局再訪する羽目になる我が家なので、直前でバスキャンセル。

あ~あ、せっかく出かけられるチャンスの三連休なのに・・さてどうしようかと天気予報を見れば、
東北だけが晴れマークになっていた。
じゃ、東北に行けばいいじゃない!まだ行ったことのない山は・・・岩木山

出発3日前に進路を東北に決め、宿の手配、新幹線の手配と仕事の合間を縫って大忙し
残念ながら連休直前では夜行バスは取れなかったため、初日は移動だけになるのか?
でもせっかく行くのだから朝一の新幹線でも登れそうな山はないかな・・・

と地図を眺めていたら”姫神山”という文字にロックオン♪




通いなれた盛岡駅でお昼ご飯を買い、いわて銀河鉄道に乗る
途中、岩手山へ行くのに滝沢駅で降りる登山者を羨ましく見つつ、”好摩駅”下車。
予約しておいたタクシーに乗り、駅から一番近い”一本杉登山口”へ


誰もいないだろうと思ったら大間違い。
地元の方に人気のお山のようで、駐車場には車がいっぱい。
このエリアのキャンプ場もトレランのトレーニングの為?でテントがいっぱいだそう。
麓から見えるすっきりとしたシルエットのお山が目指す”姫神山”




9:20、登山届ノートに記入し森の中を緩く登って行きますが、階段が続くので汗を絞られます




この時点ではまだ岩手山がしっかり見えていました





五合目で休憩
キノコに食べられそうな道標




六合目からは大きな岩が出てきます




場所によってはよっこいしょ、となるくらいの段差があります




でも階段よりは楽しい~




大きな岩を手を使って登るようになったら、ひょっと視界が開けました
そこから更にひと登りで・・・




広々とした姫神山1124m 山頂




すーーーっと裾野まで開けて気持ちの良い山頂です



目の前に岩手山
岩手山を眺める山として人気があるそうなので、それを目的に来たのですが・・・
雨の中の登山を考えれば、この位の天気は十分ありがたい。




岩手山眺めながら海鮮わっぱめしの駅弁ランチ☆
う~ん、美味しい!三陸と言えばうにいくらめかぶ。
廻りの地元の方々の岩手弁が耳にやさしく響いて・・・気持ちも穏やかに。
第二の故郷はなぜか落ち着くから不思議です。




さて、この”姫神山”という神秘的な名前の由来が気になります・・・


姫神山は岩手山と早池峰山と共に北奥羽の三霊山として、山岳宗教の中心であったそうです。
名前のヒメは「小さい」「かわいい」という意味で女性を表す。
また、ヒム(秘)の連用形で「深い入り込み」
ヒネの動詞ヒネル(捻)で「ねじ曲がった所」
カミ(神)は神聖な山や上(かみ)のことで、高い山を指すetc・・・諸説あるそうです。


▽姫神山伝説▽

岩手山は南部富士と言われるほど男ぶりのよい神様で姫神山と夫婦になったが、
姫神山はさほど美しくなかったので、岩手山は早池峰山を妾にした。

このことを知った姫神山は激しく嫉妬するようになり、
それに耐えかねた岩手山は姫神山と夫婦の縁を切ることにした。
姫神山を追い出す役目を送仙山(オクリセン)という家来に申し渡したが、姫神山は遠くへ行こうとしなかった。

オクリセンは板ばさみになって困ったが、姫神山に同情して北上川をへだて対岸の所に座らせた。

これを見た岩手山は非常に怒り、顔を真赤にし口から火を噴き、あたり一面に焼石を吹き飛ばした。
山は大ゆれし、谷は鳴り、地獄みたいになった。
岩手山はそれだけでは気がすまず、命令にそむいたオクリセンを呼びつけて首を切り落とした。
オクリセンの山のてっぺんが平たいのはそのためで、
切られた頭は岩手山に食いつくようにとんでって鞍掛山になった。

だから岩手山と早池峰山は現在でも中が悪く、夏にこの三山が同時に晴れる事はない。
早池峰山と姫神山が晴れていれば岩手山が曇り、
岩手山と姫神山が晴れていれば、早池峰山は雲って見えない。
こうした事から、姫神山と岩手山は同じ年には登ってはならないと言われていて、
もしもその禁を破ると、その者には必ず災厄があるとされている。(いこいの村岩手より引用)



・・・おーーーこわっ!





と言うことで下りはコワ坂へ




こちらは岩も階段もなく緩やか
でも静かすぎて熊が怖い・・・(実際はこの辺りいないらしいです)




しばらく降りて行くと開けた場所に出て、




一面菊のお花畑
ここからも岩手山が目の前に見えました。



登山口まで戻って、またタクシーで駅まで。
あっと言う間に登れてしまいますが、いいお山でした。
時間的にも十分間に合って、ほっ。


さて、この日のうちに弘前まで移動します。
夕方から夜にかけて雨が降ったりやんだり、明日の天気はどうかな・・・







■行程■
東京駅6:00→盛岡駅8:13/8:40→好摩駅9:03 タクシー(¥2300)一本杉登山口9:20
→姫神山頂11:10~11:50→コワ坂登山口12:45→駐車場13:10 タクシー(¥2300)
好摩駅14:03→盛岡駅14:27 弘南バス盛岡駅西口14:50→弘前バスターミナル17:05→弘前のビジネスホテル




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北アルプス憧れの小屋へ・④

2016-08-24 | ヤマのこと

1日目はこちら
2日目はこちら
3日目はこちら


最終日
今日は一日二本しかないバスの時間までに間に合うように
五輪尾根を降りて行きます。今日もCT約8時間。

本当は朝食も頂くはずだったのですが、下りが遅い私は余裕をもって行きたかったので5時出発。
美味しい朝ごはんを頂けないのは残念ですが・・・楽しかった朝日小屋を後にします。

目覚めたら小屋の外は一面のガス。
晴れの天気予報が変わったかな?(docomoスマホ圏外)


まずは朝日岳を目指して進んで行きます。
ゆかりさんから
・今日のコースもお花がいっぱいでオススメ
・木道は斜めになってるのが特に滑りやすく事故多発注意
・最後の登り返し標高差300mがあるのでそこまで体力温存
3つの注意事項を伺ってから出発しました。



山頂に着くころに晴れたらいいけどなぁ、なんて思いながら進むと・・・



あれあれ?本当に青空が見えて来たよ?




わーーーい♪



いつもなら、山頂に着くまで晴れてて着くとガスの私たちなのに
今日はまさかの逆パターン!
山頂に着いたらすっかりガスが消え、歩いてきた白馬の稜線を目の前に見ることが出来ました。
4日目にしてもこの晴れ、どうしちゃったの?(笑)

しばらく眺めていましたが、日本海は今日も雲の下。
さすがに朝は寒いのでお名残惜しいですが先へすすみましょう。


ですが、この山の美しさはその先にもあったのでした。



下り始めてすぐに目に飛び込んできたのは、あまりに美しいお花畑
思わず「うわぁ・・・・」と声を上げてしまいました。






朝露に輝くチングルマの絨毯



右も左も




振り返り見る山頂方面も



辺り一面がすべてお花に覆い尽くされ、足を進めることが出来ません。
チングルマの果穂の多さに驚き、花の時期に来たらどんなに素晴らしいことでしょう。


下界から遠く離れた山の中に、こんな楽園があったんだ。


いつかまた、お花の最盛期にここだけにきて、
時間を気にせずずっと眺めていたい
ここは今まで私が見たことのなかった、夢のようなお花畑でした。



後ろ髪惹かれつつ、吹上のコルに到着



ここが”栂海新道”との分岐点。
この先はるか先の日本海まで続いているのですね。



分岐からしばらくは緩やかに下ります
さようなら、朝日岳 またいつか。



オニシオガマ群生



ミヤマアケボノソウ



シロウマアサツキ



ヒオウギアヤメ

斜面高い位置には咲き残りのニッコウキスゲ

イワショウブ・ヒメウメバチソウ・イワイチョウ・ハクサンボウフウ・カライトソウ・タカネトウチソウ・ウサギギク・ヨツバシオガマ・ミヤマリンドウ・ハクサンシャジン・オヤマリンドウ・トリカブト・ナデシコ・ミヤマダイコンソウ・ミヤマキンポウゲ・ニガナ(黄・白)・シラタマノキ・クロトウヒレン
などなど・・・
今まで見てきた総集編のようなお花が、ずっと途切れることなく咲いていました。



昨日歩いた雪倉岳の大きさを確認しながら、五輪の森の道標を過ぎ



青ザクと呼ばれている広々とした尾根に出ると、
前方に白く光っていた木道へ向かい、延々と降りていくことになりました




キンコウカの道



木道は何度も痛い目に合っているので、濡れてはいませんがかなり慎重に歩く私
そろそろ疲れて来たな、と思ったところで水場、ここが花園三角点。
少ししか出ていませんでしたが、冷たくておいしい。
昨日もそうでしたが、ちょうど良い場所に水場が出てきてくれて助かります。



木道が終わるとその後は大きな岩や段差をぐんぐん下ります
標高が下がってきたので暑さもまた復活、景色のない足元に気を使う下りでだんだん疲れて・・



途中木々の間からゴールの蓮華温泉の赤い屋根が見えた。
やっぱり昨日雪倉岳から見えてたのと同じだ~
しかも今自分のいる場所より高い位置に。
登り返し300m・・・だよね~(´ω`。)



白高地沢に着くころにはまた昨日と同じ、暑さでオーバーヒート。
朝食をろくにとらなかったのでお腹もすいたけど、行動食もそろそろ飽きた。
また沢の水でクールダウンしようと思ったら、沢まで降りるのは結構な距離。
木陰もなく諦めて岩の上に腰掛け、ここまで持っていたお守り出動!

(作戦その3・好きな飲み物・炭酸水&カルピス バテた時の私のエナジードリンク。
いざと言う時の為に出発からずっとザックの重しになっていたのでした。
山専ボトルから氷を出して、カルピスを作ります。
それでも駄目なら最後の手段は炭酸水でカルピスソーダ♪)

(作戦その4・暑い時期はのど越しの良いものが必需品。ゼリーをいっぱい持つのは重いので、
ウイダーイン以外は矢車草さんご用達のシャインマスカットを真似しました。
それと疲労回復用レモンの蜂蜜漬けを二日目から休憩の度に補給。これはなかなか効いた)

暑さでバテかけた身体が生き返りました!
やっぱり暑いの苦手な私は冷やさないとダメみたい・・持ってきて良かった、炭酸水重いけど。



白高地沢から登り返しかと思ったら、さっきの沢の下流に向かって?まだまだ下って・・・
二本目の瀬戸川橋が最後の登りの始まりでした。
登りは下りより好きなんだけど・・・暑くて汗が噴き出てまた途中でカルピスタイムしました。



”兵馬の平”という小さな湿原が出てきたら、ゴールは目前!



ようやく蓮華温泉に到着。
いやぁ・・・本当に長かった!こちらから登ってくるのは相当な根性が必要ですね。


まずは温泉へ。
ここは外湯が有名ですが、散々歩いたのでもうそこまで行く気は起きず。
お腹ペコペコだったので、内湯でさっぱりして生ビールとうどん&おでんで昼食を取り、
無事に15:25発のバスに乗り込み、糸魚川駅へと運んでもらいました。
バスは一台、補助席に座るひとが出てほぼ満席の状態でした。


-----------------------------------------------------



糸魚川からは北陸新幹線のおかげで、簡単に帰ることが出来るようになりました。
以前、白山からの帰りは大混雑で大変だったことを考えればありがたい。



(五輪尾根の花たち・オトギリソウ・ハクサンフウロ・コウメバチソウ・ヒオウギアヤメ
コバイケイソウ・ウスユキソウ・キンコウカ・シロウマアサツキorミヤマラッキョウ)

花の多さで言えば、白馬よりも上をいく、と言われている朝日岳周辺
その言葉通り、夢のような花園を歩くことが出来て本当に嬉しかった。
天気に恵まれたおかげで暑さは辛かったですが、
憧れの小屋と美味しい山ごはんを目指した山旅、今回はオチもなく無事終了。
あんなに歩いたけど気分が良かったからか?たいした疲れも残らず
シアワセな夏山縦走が出来たのは何年ぶりでしょう( ̄▽ ̄)


さ、また明日も一生懸命働いてまた山に行くぞ~!



長々失礼しました。


▽私の心に響く<朝日小屋>行って良かった、本当にありがとう


※お花の名前は違っているところが多数あると思います。





■行程■
朝日小屋5:05→朝日岳山頂6:05~6:20→吹上げのコル6:50→五輪の森道標8:20~8:30→水場9:05~9:15
→白高地沢橋10:35~10:50→瀬戸川橋11:20→兵馬の平12:10→蓮華温泉13:10

蓮華温泉BS15:25→糸魚川駅17:00/17:40(北陸新幹線)→東京20:00





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北アルプス憧れの小屋へ・③

2016-08-23 | ヤマのこと

1日目はこちら
2日目はこちら

3日目 今日は今回の山旅のメインへと進みます。


5時には小屋を出発するように言われていたので、3:00起床、4:52のご来光を山頂から拝んで出発です。
日の出を待つ登山者の姿を見るのが好きな私



事前天気予報では金曜日~土曜日は曇りで風が強い予報だったけど、
変わったらしく今日明日は無風の晴れマーク一色!いつもと逆、おかしいなぁ( ̄▽ ̄)?



気持のよい朝の空気の中、白馬山頂と剱岳に見送られ出発。



この稜線もお花が多くて、急がなきゃと思いながらも進めません・・・



これから歩く山がどれなのか?この段階ではまだわかっていませんでした。
手前の朝日があたっているのが鉢ヶ岳、その向こうが雪倉岳、その向こうは・・・・



山頂からはすぐに分岐の”三国境”到着
以前ここを通った時に気になっていた、あちら側へいよいよ進みます。

このルートは長くて辛いと聞いていたのですこし緊張します。
一旦入ったらもう短時間で抜けられるエスケープルートも
営業小屋もありません。
いつもなら雨の心配をする私ですが、今年は暑さとの戦いになりそうなので、
水は2.5リットル背負い、小屋泊なのにザックは13kg。
そこには初日から荷物が全然減らない理由があるのでした・・・( ̄▽ ̄)



歩きはじめは本当に気持ちの良い尾根歩き。
登山道脇にはまずコマクサ、そのあとは辺り一面タカネマツムシソウだらけ!
大好きなタカネマツムシソウがこんな広範囲に
この先も延々と咲く尾根歩きは初めてで、
もうここだけでも来てよかった~と思いました。



(斜面はカライトソウ・タカネトウチソウ・クルマユリ他)
鉢ヶ岳の山頂は巻いて一旦雪倉岳避難小屋まで下りますが、
まだ朝6:30だというのにもう日差しが痛くて我慢できず、
昨日もらったばかりの”山の日手拭い”を日よけに被ります。
こんな晴天が続く山行は、雨ガス女の私にとってはめったにない、
嬉しいような怖いような・・・少しならガスっていいよ?




目の前に見えるのが”雪倉岳”
日蔭がないので避難小屋まで一気に進みます



タカネナデシコ・イブキジャコウソウ・タカネマツムシソウ・ハクサンシャジン・ミヤマリンドウなど
ここから雪倉岳への登山道脇にもお花がずーーーっと咲いていました。


避難小屋の陰に隠れて一回目の休憩。
中もきれいな避難小屋でした。



雪倉岳へ向かって登る途中、なんと今日の目的地”朝日小屋”の赤い屋根が見えました。
わかっていたけど、まだまだ先
ということはあの巻道が水平道かな?遠眼で見ると水平に見えるけど・・・



そして偽ピークを過ぎて山頂に着くと



さっきまでいた白馬の稜線と、
遠く日本海まで見渡せる素晴らしい眺めが待っていました。
うーーーん、気持ち良い!




ここで二回目の休憩。すこしのんびりして小蓮華山~白馬大池の稜線を眺めていると、
ふと、眼下に赤い屋根を発見。
ん?位置的に栂池ではないよね・・・となると?もしかして蓮華温泉??
明日、あんな遠くまで下るの??
きょう目指すのはここからもっと日本海側へ北上するというのに???

・・・・・見なかったことにしよう(^_^;)



雪倉岳までは割と楽しく快調に進みましたが、ここからぐんぐん「まだ下るの?」
というくらい下って行きます。白馬岳山頂から朝日小屋までの標高差は800m。



ぐんぐん



ぐんぐん・・・



ぐんぐんぐん・・・



じりじりじりじり・・・あづっ!!!


灼熱の日差しは降り注ぎっぱなし、いつものガスも登場せず日蔭もなく無風・・・
下りなのにとにかく無口になるほど辛かった。
朝日方面から登ってくる方はさらに辛そうで、肩で息、滴り落ちる汗、
登り優先で譲るも、立ち止まって挨拶する気力もない感じの方がほとんど。
それは歩いてみて、皆さんの苦しさが理解できました(^_^;)



燕岩を過ぎたあたりで暑さでオーバーヒート気味になり、
急激に歩みがのろくなった。いよいよ持参したザックの重し・熱中症対策出動か!?
と思ったところに水場が!




脇目も振らずザックを投げ捨て、水場に駆け寄る。水場は木陰の中にあった。
キーンと冷たい水はまさに命の水、木陰で涼んで生き返った~~~
同じ時間帯に来た男性たちも「朦朧としてたから助かったね」と、みんなで ほっ。


(作戦その2:暑さに弱い私はこの山小屋もないトレイルで熱中症をおこしたらまずい、と思い、
出発の夜にテルモスの山専ボトル900mlに氷をめいっぱい詰め込んで持って歩いていました。
なんと下山日まで5日間氷のまま。一日一回だけ溶けた水を出しただけ。やるねぇ山専ボトル!)

お守りを出動させることなく、天然の冷たい水で生き返ることが出来ました。




(オヤマリンドウ・シナノオトギリ)
お腹も空いたのでここで今日も”畑のカレー”でエネルギー補給。
食後の”小桜ヶ原”からはしばらく木道のある緩やかな登りでクールダウン♪
朝日岳と水平道との分岐でキヌガサソウの群生(終わりかけ)に会えるとは!でテンションアップ♪



(ハクサンフウロ・ミソガワソワ)
も束の間、今日最後の難関「水平道」がすぐにやってきました。
地図にも書いてある通り、大きくアップダウンを3回ほど繰り返したでしょうか?
とにかく無風と地面から立ち上がる暑さ・降り注ぐ太陽がすごいので、
少しの木陰を見つけては水分補給、
炎天下では無言で歩みを進めました。
お花もたくさん咲いていましたが、撮る気持ちの余裕がありません。

滴り落ちる汗を拭いながら、木陰で地図を見ればあと1時間を切ったくらい?
よし!ビールが待っている!頑張ろう!



赤いザックの人が渡っている、ロープのある崩れかけの斜面をトラバース
今回唯一気を使う場所でした。残雪があったらいやなかんじ。




小屋がもうすぐなのはわかっているけど、沢を見たら寄らずにはいられない。
日照りにあった河童みたい(^_^;)
今回の為に髪を少し短くしたので、遠慮なく冷たい沢の水を頭からかぶります。
うー、冷たくて最高!生き返る!
これぞTHE・夏山



朝日小屋の赤いとんがり屋根が近くに見えた時はうれしかった。
朝日岳との合流地点、白い木道が天国への階段に見えるほど。




やっと着いた!
みんな同じことを思うようで、小屋に着くとハイタッチで到着を喜び合う。
山頂でもないのに不思議な達成感のある朝日小屋なのでした。




猿倉で「3時までに着かないとゆかりさんに怒られるからね。10時間みといてね」
と10時間かかると言われていたので端折りすぎたかな?
焦らずもう少しゆっくりお花の写真も撮れたかな?
と着いてしまえば思うけど、暑さでそれどころじゃなかったというのがホントのところ。

ザックを下ろしチェックイン
憧れの小屋と人
清水ゆかりさんにお会いできて良かった♪
小柄なのに身体からみなぎるオーラの凄い方でした♪



小屋に荷物を置いて、さっそく外で乾杯
朝日小屋は思ったほどの混雑はなく、布団一枚にひとりとゆったり
到着後はあんなに太陽にさらされていたのに2時間ほどガスってくれたので、
ちょうどクールダウンできた。








イワショウブ・カライトソウ・ミヤマアキノキリンソウ・ユキクラトウチソウ?
アカバナシモツケソウ・ウツボグサ・タカネアオヤギソウ
ヤマハハコ・タカネマツムシソウ・チングルマの果穂 など

テント場ものびのび広くて気持ちよい、水は蛇口から出ているし、
小屋の周りはお花畑になっていて、ここは本当に下界から隔離された楽園のようでした。






日本海側へサンダル履きでお散歩
雲海になって下は見えなかったけど、ほろ酔い気分の山の夕方、いい眺め
ここから夜、漁火が見えるとか?




しばらく眺めていたら小屋の前でゆかりさんの
「夕ご飯の時間ですよーー!」
と、みんなを呼ぶ大きな声がする。
しみじみと、ああ、いいな、こんな夕暮れ。
夏休み、遊びに夢中になった小学生をお母さんが呼ぶような。


ここでは小屋の人もテント場の人もみんな穏やかな笑顔
誰一人わがまま言ったり、文句を言ったり、和を乱すような人はいない。
むしろ、譲り合い、助け合うような、
なにか他の小屋とは違う空気感がある

それは小屋の主である清水ゆかりさんのお人柄と山に対する思いが、
はっきりと皆に伝わっているからかな


多分、ここに集う人はみんな心の中に
何時間も歩いてようやくたどり着く意味と
この小屋ならではの温かな心の触れあいに、
感謝の気持ちをもっている来ているからじゃないのかな?と感じました。



全員で乾杯したいから、と揃うまで待って
ゆかりさんの元気一杯な挨拶と号令で、見知らぬ同士、みんな一丸となって乾杯♪

郷土愛にあふれ、登山者の事を思う、愛情いっぱいの夕飯。
この一食が頂きたくて朝日小屋に来たかった。
念願かなって、本当によかった
食事はもちろん、今まで食べたことのないほど最高に美味しい山ごはんだった。
(夕食は食前酒のワイン・鶏の甘酢あんかけ・ホタルイカ沖漬け・富山おでん・昆布〆
山芋・茶そば・デザート栂海新道というネーミング)
(右下は翌日のお弁当・鱒の寿司とくるみ寿司)



夕ご飯のあと、また外に出てみると、ガスに隠れていた白馬岳の稜線が姿を現した。
なんて充実した一日だったのだろうか。
歩いてきた稜線を眺めていたら、あんなに暑く辛かった事などもう忘れてる
それよりも、こんな静かで美しい山の中に
三日も居れることが嬉しくて仕方なかった、帰りたくなかった。



※水場は3か所のうち”常水”と地図に書かれているところしか出ていませんでした。


最終日へ





■行程■
白馬山荘4:35→白馬山頂4:50~5:10→三国境5:43→雪倉岳避難小屋7:15~7:30→雪倉岳8:06~8:15
→燕岩10:10→水場10:30~11:00(ランチ)→水平道分岐11:20→朝日小屋13:10




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北アルプス憧れの小屋へ・②

2016-08-21 | ヤマのこと

1日目はこちら

2日目


今日も白馬山荘までなのでゆっくり出発。
朝のうちは晴れたりガスったり。
ジリジリ陽が照りつける前に登りを済ませてしまいたいですが・・・



小屋から登るとすぐ鎖場に。
ここはすれ違い待ち、早い時間からもう降りてくる人が結構います
猿倉で登山指導員に注意するように言われていた場所を過ぎ・・・
(上から来ると小屋が見えた安心感で、なんてことないところなのに滑落が多いそう)



登山道からだいぶ離れたところにピンクやオレンジの群生が。
クルマユリはわかるんだけど、ピンクが何のお花なのか?見えない(笑)眼、悪くなったな^^




大出原のお花畑はもう終わっていたようで、チングルマの穂で一杯
一面に咲いていたらきれいだったでしょうね。




みんな休憩してたので、私たちもちょっと一休み
ふんわりとした雲海がとても美しく、久しぶりに雲の上にいる喜びでいっぱい♪




目を凝らせば、八ヶ岳の向こうに富士山のシルエット




さあ、楽しみな稜線はもうすぐそこ!
もう一度歩きたかった白馬の背にもうじき手が届く




天狗山荘方面との稜線に乗ると急に風が強く、まだ寒いので上着を着込む。

こちらからみる白馬鑓ヶ岳は真っ白で、まるでどこなの惑星に迷い込んだよう
以前来た時は白馬岳しか行ってないからとても新鮮に映ります。




町を見下ろす白い斜面では、コマクサがまだ一杯咲き残っていました
こんなところで咲く健気な姿、かわいさと気高さに魅了されます。




振り返れば立山雄山~剣岳



天狗山荘のすぐ向こうに唐松岳~五竜岳~鹿島槍ヶ岳
とおくに槍ヶ岳のとんがり



白馬鑓ヶ岳に立てば




今から向かう杓子岳~白馬岳

やっぱり白馬は素晴らしい!と再認識
超一級の眺めとそれぞれ左右非対称の山頂が並ぶリズム感のある尾根
鋭さと優しさの両方を持つ稜線の美しさ
みんなが大好きな山なのがよーくわかりますね。




あれは黒部五郎じゃないかな~?
いやいや、水晶も見えてるよね?

山頂に着いたら風も止んで暖かい。
苦手な山座同定も、こんな眺めなら違ってたって楽しいもの
30分もゆっくりしてしまいました(*^_^*)



さあ、楽しい稜線歩きを続けましょう



と、気持ち良く歩いていたら杓子岳への取り付きを通り過ぎてしまいました。
分岐にザックをデポして、ガラガラの急斜面を山頂へ



ほー。こういう山頂だったんですね。
スッパリ切れ落ちてる安曇野側には近寄れない私( ̄▽ ̄)



今年は大雪渓の雪ももう少なく、溶けだしているのが上から見てもよく解りました。



分岐に戻ってランチタイム
今回はこのアマノフーズ”畑のカレー”に助けられました。
山では夕飯以外あまり食べれない私は、暑い→食べれない→バテる の悪循環なのですが
このカレーは暑さの中でもしっかり食べることが出来ました。
今回の山旅は暑さとの戦いになるだろうと、事前に色々作戦を練りましたが成功したようです。
(作戦その1:畑のカレー&アルファ米)



エネルギー補給して、さらに雲の上の散歩道は続きます
正面に見えるのは”旭岳”その向こうは・・・







タカネヒゴタイ? トウヤクリンドウ コマクサ
ここの斜面にもコマクサがいっぱい
そして枯れてトウモロコシの芯になったウルップソウの数の多い事!
咲いていたら見事でしょうね~




頂上小屋手前の岩稜帯では、今回初めましてのカワラナデシコや、




シロウマタンポポかな?
幸せな稜線歩き、今日は白馬山荘で終了です。



山荘では8月11日なので”山の日制定記念てぬぐい”を頂きました。

歩き足りなかったダンナ様は時間も早かったので一人「旭岳」へと向かいましたが、
山頂へは今はもう登れないとパトロールの方に言われ、途中からUターン( ̄▽ ̄)

そして一日の行程を終えたら、ここに来る一番の楽しみ”スカイプラザで生ビール”



歩いてきた稜線を眺めながらのビールは、これ以上ないシアワセな時間♪
夕日を眺め・・・




流れ星がみえる夜だったようですが、飲んだら眠くて起きてはいられません・・・
(斜めになったこんな写真しか撮れず恥ずかしいですが記録として)
この夜は流れ星がたくさん見えたようで、そんな会話を遠くの方で聞きながらZZZ

途中雲が出てどうなる?と思いましたが、午後からは晴天に。
いつもならそのままガスにまかれるのが私のパターンですが、
こうして2日目も晴天のまま無事終了です。


【お花情報】


シモツケソウ・ミヤマトリカブト・クガイソウ・イワツメグサ
イブキジャコウソウ・ノコンギク(?)
コウメバチソウ・オンタデ・クモマミミナグサ(小さくて白いの)・ミヤマアキノキリンソウ
イワギキョウ・タカネツメクサ

1日目に見た花と同じものは省略
まだほかにもきっとあったはずですが・・・(^_^;)


3日目へ





■行程■
白馬鑓温泉小屋6:05→天狗山荘分岐8:40→白馬鑓ヶ岳9:25~9:50→杓子岳11:10→(ランチ)12:20→白馬山荘13:45




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北アルプス憧れの小屋へ・①

2016-08-18 | ヤマのこと

2016.8.10(水)~13(土)北アルプスで夏休みしてきました


今年のお盆休みは義母さんのお墓参りを7月の三連休に済ませ、夏休みをもらおうと計画。
北・南・東北と天気次第で変更できるように3パターンの切符を予約をしていましたが、
幸い、どこを選んでも天気は〇な予報だったので、
小屋の予約を入れておいた北アルプスに決めました。

(※今回は自分の記録の為に写真も多く長々続きます、ゴメンナサイ(^_^;))


バスタ新宿から夜行バスに乗り、久しぶりの八方バスターミナルへ
火曜日の気温が38度だった酷暑の東京を抜け、気持ちの良い森の朝を迎えました。
バスを乗り換え、猿倉でゆっくり朝食を済ませ、初めての鑓温泉へ。
ほとんどの人が大雪渓へ向かうので、空いた登山道をのんびり登って行きます。



2時間ちょっとガスったり晴れたりしながら登って行くと
あの谷の真ん中にオレンジ色の屋根が見えました。
わ~い、あそこがずっと行きたかった鑓温泉小屋なんだ♪
見えてからが遠いんですけどね、今日はあそこまでなのでのんびり進みます。




ふっさふさ緑の山の中 新鮮な山の空気が嬉しい
オオイタドリが同じ方を向いて綺麗に整列
茶畑みたいに見えちゃった




そんなに多くはないですが、お花を見ながら楽しく進みます
もう秋を感じますね、ヤマトリカブト




これは何のお花でしょう?




途中、「杓子沢」嫌な名前の「落石沢」「崩沢」みっつの沢をトラバース




日差しがきついので、沢があると快適、立ち止まって涼んでしまいます。





進むにつれ白馬らしいお花がだんだん増えてきて・・・




小屋手間の斜面は、最盛期ならもっとたくさん咲いていたのでしょうけれど、




ピンクにオレンジ、白に黄色
これだけでも十分幸せ!山の花って、癒される~~






ゆっくりのんびり、鑓温泉小屋に着いたのが12:25でした


手続きを済ませ早速温泉へ!
山の中でこんな気持ちの良い温泉に入れるなんて、これはたまりません!



温泉から上がって涼しいベンチでビール&お昼寝
お昼寝から目覚めたらまた温泉入ってビール・・・日頃の寝不足をここで解消

夕飯を頂いたらお楽しみの日没の時間です




一番左に噴煙が上がる新潟焼山・火打山・戸隠連峰
今年初めての山で迎える日没 嬉しいなぁ

20時頃小屋の窓から外を見ると、星空も見えていたようですが、
小屋泊だと廻りの方に気兼ねしてヘッデンで外へ出るのが億劫になってしまう私。
まいっか、と一日目終了。


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【白馬鑓温泉小屋情報】


夕ご飯はハヤシライス
とても美味しかったのですが、ハヤシライスと缶詰の桃だけでお味噌汁もなく、
ちょっと残念な感じでしたが・・山の中なのでぜいたくは言えません。
朝食はこんな感じ

小屋は毎年建て直されるので、壁が薄く隙間もあり、夜は結構寒かったです。
その分、温泉で温まりましょう。
なぜかこの時期ブヨが多く、寝ている間にも刺されたようで
翌日から4か所痒いままの縦走となりました(^_^;)

この温泉だけを目当てに来る方や常連さんも多いようで、酒飲み率高し。
消灯しても騒がしく、注意されてもなかなか静かにならず・・・
お酒好きな私も気を付けようと思いました(何度か痛い目に合ってるのでもう大丈夫ですけどね・笑)



【お花情報】


猿倉から鑓温泉小屋の間で見たお花


左上からシモツケソウ・オタカラコウ(多分)・???
ウツボグサ・キンポウゲ
オオバギボウシ・ハタザオ(っぽい)・ハクサンシャジン・(何?)リンドウ
ヤマハハコ・ミヤマコゴメグサ・イワショウブ・ワレモコウ


ウサギギク・ミヤマホツツジ
クロトウヒレン・クルマユリ
ミヤマタンポポ?・ヨツバシオガマ
ハクサンフウロ・ミヤマアキノキリンソウ・エゾシオガマ

少ないと思ったけど案外ありましたね。
まだ見落としているのがいくつもあったと思います。


2日目へ





■行程■
バスタ新宿23:05→八方バスターミナル5:40/6:00→猿倉登山口6:25
猿倉登山口7:08→白馬鑓温泉小屋12:25




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