ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲リベンジ! 白馬岳 <その1>

2009-08-29 11:00:00 | ▲2009年山行報告

歩いた日 2009年8月11日(火)~13日(木)

山のレポを作るとき、TOPに持ってくる写真をどれにするか、

毎回、すごく悩みます。

その山行の雰囲気を この1枚の写真を見てある程度想像できるようにしたいから。

そして、今回もあれこれ迷った挙句、選んだのがこれでした。

レポのタイトルでもある ”リベンジ!”

「我々はやりましたー!」 を 表現したかった。

 

山に登る度に自分の体力のなさを痛感する私ですが

今回ほどそれを強く感じたことはありません。

だから、昨年のリベンジをやり遂げた達成感に加えて、 

苦しさの果てに頂上までたどり着いた時の安堵感が

この三角点タッチの瞬間に表れています。

この写真を撮った時の これ以上ない感動の様子を想像しながら

読み進めていっていただけるとうれしいです。

ただし・・・・

長いです。  とっても長いです。

今までの最長記録 ”赤岳” を抜き、ポレポレ隊、全てのお山の中で、一番長いレポになってしまいました。

写真はかなり整理したのですが もうこれ以上は絞れません。

一枚一枚の写真全てに 強き思いが詰まっています。

相変わらずの自己満足レポで 大変心苦しいのですが

もし、お付き合いいただけたらうれしいです。

では 一緒に登りましょう。

昨年、涙を呑んだ あの白馬岳へ!

 

 

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

台風が関東の脇を通過する、と 予報で何度も言ってました。

義理ママは トムラウシ等のこともあり、

「こんな天気なのに行くの?」 と 心配そうに聞いてきました。

「長野の方はこっちよりは悪くないから。」

「無理は絶対にしないから。」

「もし天候が悪かったら また去年みたいにどこかの民宿で一泊して帰ってくるから。」

と 説き伏せて 8月10日、夜10時に家を出ました。

3人共 睡眠時間2時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

一番辛いのはパパさんです。 

申し訳なくて助手席で寝てなんていられません。 (でも時々意識がなくなります)

いつもほんと、ありがとう。

途中、千曲川さかきPAで休憩。

 

 

 

 

 

 

 

 

空には月が出てました。

台風、今 どの辺にいるのかな。 

 

 

 

 

 

 

 

そして 猿倉の駐車場到着。 

夜中の1時半くらいだったかな。

しばらく3人で うつらうつらします。

だんだん外が明るくなってきたので朝食を食べて身支度開始。

去年に比べると車の数が少ないね。

やっぱり台風の影響かな。 

 

 

 

 

 

 

 

懐かしい猿倉荘。

ここで昨年と同じように車の回送をお願いします。

猿倉→栂池 4500円也。 

隊長はせっかく家で登山届を書いてきたのに忘れてきたらしく

新たに書き直して提出しました。 

 

 

 

 

 

 

 

よおし! 出発だ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい 花火です。 (お友達にいただきました。ありがとう!) 

花火みたいに ドーン! と花を咲かせよう!  (でも消えてなくなるのはいやあよ)

 

 

 

 

 

 

 

この道、通ったね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも見覚えある。 

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、こっちが鑓温泉に通じる道。 

 

 

 

 

 

 

 

去年もこんな風に上を見上げたっけ。 

 

 

 

 

 

 

 

青空見えてる! 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽も射してる! 

 

 

 

 

 

 

 

よっしゃー! 待っててよー!

ポレポレ隊、今行くからねー!

 

ウリャ―――――ッ!!

 

・・・・・・ この元気は そう長くは続かないのでありました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

人、少ないね・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

静かだね。 

 

 

 

 

 

 

 

ザック、重いね。 

こんな道、通ったっけ。

 

 

 

 

 

 

 

あの上を歩くのかな。 

 

 

 

 

 

 

 

「白馬尻って こんなに遠かった?

ザックがすごく重く感じる。

もう疲れちゃったみたい。

大丈夫でしょうか、私 ・・・」  (心の中での独り言)

っと、写真撮りながら既に不安になる弱足さん。

そう・・・・ここしばらく楽チンなお山ばかり行ってましたから。

実は歩き出してすぐに ザックの重さがズシンと肩に響いてました。

 

 

 

 

 

 

 

おお! 見覚えある小屋だー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おつかれさん !   → はい、もう疲れちゃったです。

ようこそ大雪渓へ →  はい、今度こそなんとか頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

それにしても人が少ない・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラ~ン・・・。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみこれは昨年の白馬尻小屋前。

皆さん、ここで行くか戻るか思案していたんですよね。

ポレポレ隊は 時折響く雷の音を聞いてここをゴールに決め、

とぼとぼと戻ったのでありました。 

 

           <その2> につづく・・・

 

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その2>

2009-08-29 10:00:00 | ▲2009年山行報告

        <その1> からの つづき

しかし、今年は進むよ。

さて! 行きますか! 

 

 

 

 

 

 

 

ここから先は 初めての道。

ドキドキするね。

ザックも重いね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふうん・・・小屋の先はこんな風になってたのか。 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても人が少ない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

落石、注意して歩こうね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイゼンを装着して歩き出します。

いよいよだね。

ザック重いね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

えええええええっ!!!!

 

雨が・・・雨が・・・

雨が降ってきた・・・・

去年と同じになっちゃう。

嫌だ、嫌だ、そんなの。

でも、今日は雷鳴ってないし この位は予期してたこと。

とりあえずザックカバーと 雨具の上だけ着て出発。 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくり行こう。

いや、ゆっくりしか行けない・・・か。

 

 

 

 

 

 

 

 

空は時々陽が射したり またシトシト降ってみたり。

でも 雨によってメンタル面が かなり落ち込んだのは事実。

ザックもますます重く感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも 本当ならこの大雪渓 アリの行列みたいなんだよね。

今日はそれは避けられた。

私の遅い歩きでは 他の人に気を使ってますます疲れちゃうから。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨が強くなってきたので 雨具のズボンもはきました。

やだやだ、どうかこれ以上強い雨になりませんように。

ザックの重みがどんどん強くなる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

こわ・・・ すご・・・

ザックが重い・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

色が薄れた ”べんがら” に沿ってやっとここまでたどり着いた。

雪渓の上にゴロゴロ転がっている岩は 全て上から落ちてきたもの。

「休まないで進め」 みたいな警告が 何箇所にもありました。

でも休みたい。 休みたいよぉ~。 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・

ほんと、こんな感じの私でした。 

 

 

 

 

 

 

 

カメラも濡れちゃった・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

気の抜けない場所が続きます。

写真ではわからないけど この簡易的な橋の下を流れる水は

ゴーゴーと音を立てていて 怖かったなぁ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩室跡到着。

地図で確認。

え―――っ!? ここからまだ2時間以上あるの?

気を失いそうでした。 

 

 

 

 

 

 

 

もう無理・・・。

めまいがひどくて 一歩も前に進めない。

しばらく休憩。

私の周りだけ空気が薄く感じる。

深呼吸ができない。

吸っても吸っても肺に酸素が届かない。

ここは宇宙か?

 

虚ろな目をして休んでる私を横目に見ながら

次々に登山者が通り越していく。

「こんな所でバテてるの? まだまだ先は長いですよ」

勝手に心の中を推測してしまう。

そういう被害者意識は 疲れてても働くもんなんだな。

 

 

 

 

 

 

 

「戻る?」 と 心にもないことを言い放つ隊長に  メチャメチャ腹が立つ。

でも言い返す気力もない。

しばらく休憩したあと、カメの10倍遅いペースで歩き出した。

私は 私は・・・・

本当に上まで行けるのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

5分歩いては座り込む・・・・これをずっと繰り返した。

周りの人たちが 違う星の人間に思えた。

アナタハダレ?   ワタシハダレ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お花もこの時は 全然慰めにならなかった。

重症だ。 

 

ペットボトルをパパに持ってもらったり

そこらへんに座っておにぎり食べてみたりしながら

ゆっくりゆっくり進みました。

この間の写真なし。 

とてもじゃないけど そういう気持ちにならなかったから・・・。

パパにも 

「今後、標高差1000m以上の山は もうやめよう。 歩行時間も一日6時間まで」

って言われ、 「そうだね」 ってマジで思った。

もう、私には無理なんだ、って情けなくて仕方なかった。

 

 

 

 

 

 

 

時々 ガスが風で飛ばされて

一瞬回りの様子を映し出す。 

わあっ! こんなだったんだー!

 

 

 

 

 

 

 

 

わあっ! なんかすごいっ!

そんな時は不思議と空気が私の周りに戻ってきていた。

少しずつだけど 回復しているのがわかった。 

 

 

 

 

 

 

 

避難小屋を修復? 

この時は 自分のことで精一杯で そんなことどうでもよかったけど

今はとても気になる・・・。 

これ、何やってたんだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

向かう先が見えるって こんなにすごいことなんだね。

 

 

 

 

 

 

 

もう少し頑張れるかもしれない。 

 

           <その3> につづく・・・・

 

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その3>

2009-08-29 09:00:00 | ▲2009年山行報告

              <その2> からのつづき

だいぶ明るくなってきたけど 雨はまだパラパラと降ってました。

でも 見通しがいいことで 気持ちが全然違います。 

相変わらずハーハー ゼーゼーしてるけど

どうやら どん底からは這い上がった気がしました。

 

 

 

 

 

 

 

あの青いのは空じゃないか?

つまり青空なんじゃないか? 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで雨具のズボンを脱ぐことにしました。

ちょっとでも身軽になるために。

 

 

 

 

 

 

 

辺り一面 お花だらけ。

やっと気持ちにも余裕が出てきた。

でも相変わらず 5分歩いては立ち休み。

いいじゃないか、それでも。

確実にゴールは近づいているんだから。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ!  

小屋が・・・小屋が見えた!

具体的な目標物が見えると すごくうれしい!

まだまだ遠そうだけど 頑張れる気がしてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

が・・・・ふと気づくと・・・

隊長がいない。

「あれ? 隊長は?」 と私が聞くと パパさんが

「なんか写真撮ってくるとかなんとかって言ってたよ。」

「え? どこの写真?」

「わからない。」

前を見ても 後ろを見ても 隊長がいない。

「先に進んだのかなぁ。」

ちょっと不安になりながら 私たちも進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

お花もきれいだし 天候も回復したし、 景色も抜群なんだけど

隊長の居場所がわからないので なんとなくもやもやしたまま歩く私たち。 

 

 

 

 

 

 

不安があると 疲れも増すわけで・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも彼のことだから きっと先に行ってるよ、って言いながら

ゼーゼー階段を上がりました。 

 

 

 

 

 

 

 

ほんと疲れた。

ザックが重い。

私、軟弱。 

 

 

 

 

 

 

 

岩ゴロで歩きにくいし。 

 

 

 

 

 

 

 

 

周りがクリアになる度に そこら辺にいた人たちの表情も明るくなる。

さっきまで違う星の生き物に見えた人たちが 今は同じ景色に感動してる。

私たち 仲間なんだね。 

 

 

 

 

 

 

 

頂上宿舎に・・・・・着いた・・・・・・

よく頑張ったよ、私・・・。

ザラザラした気持ちを 安堵感で埋めようと思った次の瞬間、

まったり寛いでいる隊長発見。

 

 

「ちょっと! なんでどんどん先行っちゃうのよ! 

 心配したじゃないの!

 小屋まで先に行ってるなら 

 ちゃんとそう言ってから行きなさいよ!」

 

 

どこにそんな元気が残っていたのか、と 

自分でもびっくりするような声で隊長を叱る母。

周りの数人の方たち 呆気。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず良かった。

これで3人揃った。

進みます。

そう、実は撤退した昨年は さきほどの頂上宿舎の個室を予約してたのですが

今年は隊長が 「白馬山荘がいい」 というので そっちにしました。

ただ白馬山荘の個室はちょどいい大きさがなく、料金も高めなので断念。

昨年歩いた ぽてと。さん の記事を読むと 一畳に3人とか 8畳に14人とか書いてあった・・・

パパとずっと 「どんな感じなんだろうね。 どんな人と一緒になるんだろうね。」

と 話していました。

猿倉からの人を見ると 思ってたよりもずっと少ないから 今日はそこまでじゃないと思うけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

っと ここでウルップソウ発見!

初めて会うことができました! (昨年の赤岳ではもう終わっていた・・・)

絶対に間に合わないと思ってたので すんごくうれしかったです。

もう盛りは過ぎていたけど 待っていてくれたんだね!

ありがとう! 

 

 

 

 

 

 

 

雨具も全部脱いで とっても身軽になったはずなのに

やっぱり足取りは重い。

けど、あと少しだ、頑張ろう! 

 

 

 

 

 

 

 

稜線を歩いている人が見える!

 

 

 

 

 

 

 

 

ここを登り切れば 今日のゴールだ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとちょっと・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

ママ、頑張れ~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

着いた・・・。

着いたんだね。

とうとうここまで来たんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここが 本当にあの白馬山荘なんだねー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

そっかー 今、私は富山と長野の間に立ってるんだ。 

 

 

 

 

 

 

 

受付を済ませて早速部屋へ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

2号館2階の ”ご来光” という部屋でした。

でも ここから御来光は見えません。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここが今日のポレポレ隊の住家です。

なんと! 私たちだけだって!

6畳に三人だって!

つまり 個室だー!

ラッキーすぎる~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきまでの地獄のような苦しみから 急に天国に来ちゃった状態。

少し休んで 雨具やグローブを乾燥室に吊るしてから 白馬岳頂上を目指しました。

  

         <その4> につづく・・・

 

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その4>

2009-08-29 08:00:00 | ▲2009年山行報告

             <その3> からのつづき

お天気はすっかり回復。

本当に良かったね。 

 

 

 

 

 

 

 

弱足さんも明るい気持ちで頂上を目指します。 

重いザックも もうないし。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから見ると とんがってる。 

まるで天に向かってるみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

松沢貞逸の碑。

白馬岳を語るとき、この人の名前に触れないわけにはいきません。

15歳で、急死した父の旅館を受け継いだ貞逸は 

陸軍測量部の岩室を買い取り 白馬岳に 「頂上小屋」 を開業した。

これが今の白馬山荘の前身。

日本で最古の(宗教登山に由来しない)、そして 今では最大の山小屋になりました。

貞逸さん、天国で今のこの立派な山荘見て 驚いているだろうなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

後ろを振り向くと その白馬山荘が。

 

 

 

 

 

 

 

 

イワギキョウが笑ってる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

旭岳のガスも取れた! 

 

 

 

 

 

 

 

 

上へ 上へ。 

 

 

 

 

 

 

 

杓子岳の存在感たら!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ頂上です。 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、集ってますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

やりましたー! 

ポレポレ隊、昨年のリベンジ、果たしましたー!

 

 

 

 

 

 

 

日本百名山 白馬岳 2932m ゲットしましたー!

 

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

日本海側は もくもくしてます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当にここが白馬の頂上なんだね。

夢を見てるんじゃないよね。

 

うれしいよぉ~~~っ!!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

方位版もありました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

パパさんの格好が変だけど とりあえず3人でパチッ。

今回は三脚持って来なかったから そこらへんの人にお願いしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わっ! 鉢ヶ岳が見えた! 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、どうよ。

この感動、どうよ。 

 

 

あれ?

あれは もしや・・・・・!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロッケンだー! 

 

しばらくブロッケンで遊んでしまいました。

手を振ったり万歳したり。

おもしろーい!

そして 不思議ー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 小屋に戻ります。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガスがだいぶ取れてすっきりしてきたね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも東側は まだ真っ白。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロッケンを見てる人を見るのも また楽し。

皆さん、落ちないように気をつけてくださいよー! 

 

 

 

 

 

 

 

本当にすごい迫力だー! 

 

 

 

 

 

 

 

さて、小屋に戻ってきました。 

今回我々は、二食付にしないで 一泊朝食付きにしました。

そして夕食は 憧れのスカイプラザへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

中はこんな感じ。

食堂で食べる方がほとんどだったので ほぼ貸切。

ここで夕食を食べる場合も 受付の時に予約するようになってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ランプが素敵。 

 

 

 

 

 

 

 

なんと箸置きが ”雷鳥の里”!

楽しい~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトドリンクが先に来てしまったので 変な組み合わせだけど ま、いいか。

今日は本当にお疲れ様でした。

途中、ママがどうなるかと心配だったけど 

こんな至福の時を迎えられるなんて本当にうれしい。

パパ、隊長、ありがとう。 

そして・・

白馬岳、リベンジに カンパーイ!

 

 

          <その5> につづく・・・

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その5>

2009-08-29 07:00:00 | ▲2009年山行報告

             <その4>からのつづき

こ、これは 本当に山小屋の食事なのか?

パパはハンバーグセット。

 

 

 

 

 

 

 

隊長は しょうが焼きセット。 

 

 

 

 

 

 

 

そして ママはビーフシチューです。

下界のレストランとちっとも変わらない。

メッチャおいしかったです。

それに・・・・・ 二食付きにした場合と値段はほとんど変わりませんでした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな贅沢なレストラン、日本中探してもほかにはないっ! 

 

 

 

 

 

 

 

目の前には 剱がその姿を見せてくれました!

しかもこれ、レストランの窓からの図。

おいしい料理を食べながら、こんなの見ちゃっていいのでしょうか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

杓子&鑓もクッキリハッキリ見えました! 

 

 

 

 

 

 

 

その横には あっちの槍も顔を出しています! 

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にか 食堂で夕食を終えた方たちが 食後のコーヒーを飲んだり

また、こちらでビールを飲みなおしたり・・・と

にぎやかな雰囲気になっていました。 

 

 

久々に一句・・・

 

シアワセだぁ~ 雲の上にて 腹鼓  (弱足心の俳句 季語なし)

 

 

 

 

 

 

 

売店もとても充実しています。

まるでモンベルの支店みたい。 (笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

優雅な夕食を堪能した後は 外に出てみましょう。

皆さん、まったりと一日の終わりを楽しんでいらっしゃいました。 

 

 

 

 

 

 

 

雲海がきれーい。 

 

 

 

 

 

 

 

いい写真撮れましたかー? 

 

 

 

 

 

 

 

 

後方の白馬岳の方を見てみると まだけっこうたくさんの方たちがいるようです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日の天気は・・・と。

”南西の風 曇りか霧、一時晴れ。 ”

まあ、”晴れ” があるだけでもいいとしよう。

明後日が気になるけど とりあえずは明日のことだけ、今は考えよう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

暮れていく。 

 

 

 

 

 

 

 

今日は長い一日だったね。

頑張った一日でもあった。

そして 今、私は最高に幸せです。 

 

 

 

 

 

 

 

丸山に陽が落ちる。 

そして・・・・

 

おやすみなさい。

明日も素晴らしい一日になりますように・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

夜が明けました。

とても静かな夜でした。

外へ出てみると ご来光を見る方たちが既に動き出していました。

私たちは頂上ではなく、小屋の裏手に登ってみることに。 

 

 

 

 

 

 

 

よし、大丈夫。

これなら朝日を浴びることができそうだね。

それに 思ったよりも全然寒くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

思わず手を合わせてしまいます。

全てのものに感謝したくなるような  

清らかな一日が 今、始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らもオレンジに染まってた。

昨日の顔とはまた違って 柔らかく、そして何かが始まることを予感させるような姿。

鳥肌立っちゃったよ、私。

 

 

 

 

 

 

 

隊長も感じていたんだね。 

 

 

 

 

 

 

 

朝はこの食堂でいただきます。 (写真は食後に撮りました) 

 

 

 

 

 

 

 

いただきまーす。 

 

 

 

 

 

 

 

海苔はこんな。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そろそろ行こうか。 

白馬山荘・・・・・山小屋のイメージを覆すような 立派な小屋でした。

でも今回は空いてたから 特別かもしれないね。

お世話になりました。 

またいつか・・・・来れるかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 また花火。 (これもお友達にいただきました。ありがとう!) 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くに白山が見えています。

昨日受付に書いてあった予報よりも ずっとずっと良くなりそうな気配。

ドキドキする・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪渓が見えるよ!

昨日はこの辺りは 真っ白で何も見えなかったのに。 

            

         <その6> につづく・・・

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その6>

2009-08-29 06:00:00 | ▲2009年山行報告

      <その5>からのつづき

素晴らしい~~~~~~!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日と同じようにして 白馬岳の山頂に向かいます。

ちょっとだけルートを変えてみました。

だけどなんていうんだろ、この安心感。 

そして、このちょっと得意気な気持ち。

「へへん、私たちは昨日もう既に頂上踏んじゃってるもんねぇーだ!」

みたいな。

葱平で 「もう一歩も前に進めない・・・」 と泣きごと言ってたのは どこの誰でしたかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝日がなんて気持ちいいんでしょう! 

隊長、何見てるの?

 

 

 

 

 

 

 

白馬山荘、さようなら。

すごくポジティブなポレポレ隊の影。

今日は弱足さんも 絶対に大丈夫。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もまた天に向かって登っていきます。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな風になってたんだ。  

ずーっと下まで見える!

 

 

 

 

 

 

 

 

パパさん、白馬の影の一部に すっぽり入りました。

白馬に抱かれてるみたい。

 

 

 

 

 

 

 

歩みは遅いけど その分ゆっくり景色の変化が楽しめるってもんだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

剱も立山も そして北アのイケメン達もバッチリ! 

 

 

 

 

 

 

 

昨日とは別人がここにいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

この眩しさが たまらなくうれしい。 

そしてこの日の展望は 本当に特別だったようです。

知ってる山の名前をいくつ聞いただろう。

日光白根や燧ケ岳まで見えたのは 今年初めてだって。

 

 

 

 

 

 

 

 

パパさんも 素晴らしい! を連発。

久々だね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪渓を見ると 胸がキュンとなる。

あそこでは情けなかった私だけど 今ここにいるってことは それなりに頑張ったから。 

非常に自分勝手な言い分ですが。

 

 

 

 

 

 

 

「すごいねー」 って何度言った? 

もっと他に言葉はないのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

たっぷり時間をかけて 白馬岳の頂上、2回目のゲットです。

えーっ! まだ頂上着いてなかったの? って思った方・・・

そうなんです。 

いかにゆっくり歩いてるかわかりますでしょ。

今回、弱足さんの希望でこの後、大池に一泊します。

つまり、今日のゴールは大池なので いつもの10倍ゆっくり歩いても とっても気持ちが楽。

いつも時間に追われる登山なので 年に一回くらいは こういう山歩きしないとね。

 

 

 

 

 

 

 

さて! それでは先に進みます。

ここから先は もちろん初めての道。

もったいないくらいの稜線が見えています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろを振り返る。

白馬岳よ ありがとう。

隊長は今度は三山縦走したいって言ってます。

誰と来るかはわからないけど またその時は暖かく迎えてほしい。

 

 

 

ありがとう  また来るからねと  涙ぐむ   (弱足心の俳句 また季語なし)

 

 

 

 

 

 

いざ! 白馬大池へ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい道だねー。 

 

 

 

 

 

 

 

白馬の頂上が もうあんなところに。

後ろを振り返る度に 自分達はなんて素敵な場所を通ってきたんだろう、って気づいて 

また感動しちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

前見て感動。 後ろ見て感動。

どこもかしこも感動の嵐。 

 

 

 

 

 

 

 

 

パパも 

 

 

 

 

 

 

 

 

ママも 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長も

同じ陽を浴びて 同じ空気を吸って 同じものを見ていた。

感動の表し方は違ってても。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガレ場なんかもちょっとあったりします。

でも人が少ないから 自分のペースで大丈夫。 

 

 

 

 

 

 

 

これから歩く道が 全部見渡せるって すごく安心する。

それが逆に辛い時もあるけれど 今日は100%楽しい、って心の底から思えます。 

 

 

 

 

 

 

 

もうちょっとゆっくり歩いてもいいくらい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長は 常に前を歩いてる。

そして 多分、彼の方法で感動してる。 

 

         <その7> につづく・・・

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その7>

2009-08-29 05:00:00 | ▲2009年山行報告

             <その6> からのつづき

今歩いてきた所は こんな感じになってます。

ここは急で ちょっと神経使いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

でもそれくらいの緊張がないと あまりにうれしくてダメになりそうでした。

ママ、きっとずっと顔が笑ってたよね。  

 

 

 

 

 

 

 

 

これ以上何を書いたらいいんだろう。 

 

 

 

 

 

 

 

もう言葉が見つからない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、よかった。

ちょうど三国境に着いてくれた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

手前のご夫婦は 大池から天狗の庭経由で蓮華温泉に行かれるそうです。

私たちが 大池に泊まることを言うと

「あらぁ~ それじゃ急ぐ旅じゃないわねー。 うらやましい!」 と おっしゃってました。

この三国境から雪倉岳への道もすごく良さそうですよね。

そちらのお花畑もいつか歩いてみたいなぁ~。 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

っとっとっと・・・ 突然登場、コマクサさん!

もうほとんど終わりだったけど ウルップちゃんに続いて 待っててくれたー!

ありがとう! うれしかったです!

すぐ後ろに 蓮華へ下る、あの御夫婦が居たので

「コマクサ咲いてますよー!」 って言ったら

「えーっ? ほんとー!?」 って 飛び上がらんばかりに喜んで見に来てました。

 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらず絶景の中、歩きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほどの御夫婦に先を譲り 我々はゆったり まったり歩きます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうかなり歩いてる気がするけど まだ白馬が近くに見える。

どんだけ時間かけてるんだ、私たち。

 

 

 

 

 

 

 

 

いくつのも小さなピークがあり その度に人が集い、立ち止まり 、無言で感動を分かち合う。

 

 

 

 

 

 

 

そして また前に進む。 

 

 

 

 

 

 

 

 

しろうま~~~! 

 

 

 

 

 

 

 

小蓮華が射程圏内に入りました! (撃たないけど) 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここを登ると 

 

 

 

 

 

 

 

 

小蓮華山頂! 

2769m ゲット、おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら 崩落の危険があるため 三角点の場所には入れません。

気持ちだけ・・・ 三角点ターッチ!

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華温泉下山御夫婦 (すっかり呼び名になってるし)  とまたお会いしました。

私が クルクル回りながら写真を撮ってると

「ほら、大池が見えるわよ」 と教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

わー! ほんとだ!

クルクル回ってる割には 肝心なとこ、全然見てない弱足さん。

いつもこうです。(汗) 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは また進みましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここら辺もお花がたくさん咲いてたなぁ。

コバイケイソウは もうほとんど終わりだったけど。 

そして この坂を降りて ちょっと登った小さなピークで 大休止することにしました。

だってそこからの眺めっていったら・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

すごかったんだもの!

・・・・・お兄さんの頭も含めて・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿島槍ドカン! そして槍穂もきれいに見えてました! 

 

 

 

 

 

 

 

なんと、八ツと富士山も! 

 

 

 

 

 

 

 

 

おお!  三つのヤリが並んでる! 

 

 

 

 

 

 

 

 

左から 鹿島槍 、 槍ヶ岳 、 白馬鑓 !!!!

お見事~~~~~!

 

 

 

 

 

 

 

反対側には日本海が~~~~!! 

感動しすぎて どうにかなりそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

いっぱい休んだので そろそろ行こうっと。 

 

           <その8> につづく・・・

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その8>

2009-08-29 04:00:00 | ▲2009年山行報告

         <その7>からのつづき

大池の青い色が 早く来い来い、と呼んでいます。

でも もうちょっと待ってて。

今日の私たちは 時間制限がないもので。

 

 

 

 

 

 

 

 

この辺りから 楽しい、って気持ちだけじゃなくて

ちょっと寂しさを感じ始めていた弱足さん。

あそこに着いちゃうと あとは翌日帰るまでの秒読みに入っちゃうみたいな。

できれば 今のこの時が ずっと続いてくれたらいいのに。 

 

 

 

 

 

 

 

 

モクモクがいっぱい上がってきました。

確実に天気は下り始めてる。 

 

 

 

 

 

 

 

雲海の切れ間から 

 

 

 

 

 

 

 

白馬の町が見えました! 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろを振り向くと まだ白馬がそこにいてくれた。 

 

 


 

 

 

 

 

大池に行っちゃうと もうお山は見えないから。

名残惜しくて何枚も写真撮ったよね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

チングルマと白馬三山。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとザレてる。

パパさん、気をつけて。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな所にも雪渓が。 

青い空に白い色が良く映える。

 

 

 

 

 

 

 

登ったり下ったり。 

 

 

 

 

 

 

 

そして後ろを振り返ったり。

ずっと動作は同じだけど 毎回違う一瞬がある。 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもは一つの山で数枚の写真しか撮らない彼ですが

今回はいっぱい撮ってたなぁ。                 (なのに・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

またこんなに登るんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

また来た道を振り返る。

同じことしか書けなくてごめんなさい。 

でも 本当にいい道でしょう。

歩いてる時は わかんないから。

こうやってあげないと。

時間差で感動が追いかけてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

セルフタイマー失敗の一枚。

あ~あ・・・・ママ、見切れちゃった。

でも 大池が主役だから これでいいの。 

全てが思い出。 失敗も成功も。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとずつ近づいてきた。

その ”ちょっと” が大切なんだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

わおっ! 青い。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わおっ! ほんとだ。 

 

 

 

 

 

 

 

とうとうここまで来ちゃったんだね・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう夢の終盤。 

 

 

 

 

 

 

 

 

一歩、一歩。 

 

 

 

 

 

 

 

今日のお宿はすぐそこ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

お世話になります。

テントを張ってる人も何組かいました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の私たちのお城はどこかな。 

 

 

 

 

 

 

 

 

2段になってる上の部分。

4畳プラス板の間。

なんと、この日も私たち3人でここを独占できました!

降りるときの梯子がちょっと怖いけど 今回は本当にラッキーでした。

枕は10個も置いてあったよ。

最盛期にはここに10人か・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは荷物を置いて 外でランチにします。

カップラーメンいってみよう。

小屋の売店で買ったコーラが 死にそうにおいしかった。 (でも1本500円・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

ランチが終わっても まだまだたっぷり時間があります。

白馬山荘からこちらに来た人たちは ここは休憩場所としての通過点。

ほとんどがその日のうちに栂池に下りたようでした。

でもね・・・私はこういう時間が欲しかった。

「夕飯まで何してよっか・・・」 って悩んじゃうような。

今日一日のシアワセを ボーっとしながら反芻する時間が。

 

           <その9> につづく・・・

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その9>

2009-08-29 03:00:00 | ▲2009年山行報告

       <その8>からのつづき

時間がゆっくり流れていくのが 見えるみたい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

テントも普段はもっといっぱいなのかなぁ。

楽しそうだね、テント生活。

でも私たちには無理だなぁ。

あんな重たい荷物持って 上がったり下がったりできそうにない。 

ちょっと羨ましい気持ちで 皆さんのこと盗み見してました。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくはお部屋に戻ってゴロゴロしてみたり

なんだかもったいなくて また外へ出てみたり

そんなくすぐったい時間を過ごしてました。

チングルマの穂がそよそよそよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華温泉への道の途中。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの御夫婦は今頃どこを歩いているのかねぇ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻ろう。 

そろそろ腹時計が夕食の時間を知らせてる。

 

 

 

 

 

 

 

食堂です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

カツカレー!

隊長、大喜びでお代わりしてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はママも・・・

白馬最後の夜に

カンパーイ! 

 

 

 

 

 

 

 

夕食後、また外に出てみました。

空には灰色の雲がモクモクとやってきていました。

「今日、めーいっぱいの青空をあげたんだから もういいだろう」 って言ってるみたいに。

 

 

 

 

 

 

 

終わっちゃう。

とうとう終わっちゃう。

せめて 夢の中で もう一度あの稜線を歩きたい。 

 

 

 

そして 白馬の二回目の夜は更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

夜が明けました。

昨日とは うってかわって ドヨ~ンとした空。

とりあえず朝ごはんだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おいしそう! いただきまーす! 

 

 

 

 

 

 

 

 

荷物の整理をし、外へ出ようとしたら なんと、雨が!

ああ・・・もたなかったか・・・・

きっと 今日に回す分のお天気、全部昨日使っちゃったんだね。

仕方ないね。

雨具を着て出発です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 また花火。  (これは自前)

 

 

 

 

 

 

 

 

池の色も 空を映してドヨ~ン色になってる・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

大池山荘さん、お世話になりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

この道はなんて歩き辛いんだ。

私が苦手とする岩の道。

しかも濡れてて怖い。 

 

 

 

 

 

 

 

 

テントの皆さんは まだ残ってる。 

 

 

 

 

 

 

 

転ばないように気をつけて。 

 

 

 

 

 

 

 

後ろ髪引かれながら進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲の流れは速いけど とうとうこの日、

ゴールまで雨が上がることはありませんでした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あそこが乗鞍岳かー。

晴れてたらここもきっといい眺めだったんだろうな。 

 

 

 

 

 

 

 

 

白馬乗鞍岳、2634・7m ゲットしました。

おめでとう!

ありがとう。 

三角点はどこにあったんだろう・・・

この岩々のどこかにあったんだよね、きっと。

 

 

 

 

 

 

 

時折見える遠くの山。 

その一瞬を見逃さないように 頑張った。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長も頑張ってたよ。 

 

 

 

 

「あったわよー! まだ咲いてた!」 

 

 

前を歩いていた方が 急に大きな声で叫びました。

最初、誰に言ってるのかわからなくてキョロキョロしちゃったけれど

それが私たちに向けてと気づき、急いでそこに行ってみると 

 

 

 

 

 

 

 

 

タカネバラが!

ほのかに香るバラの香りが どんなに私を慰めてくれたことか。

 

 

 

 

 

 

 

サーッとガスが飛んで 隠れていた下界を見せてくれました。

「あ、天狗原だ!」 っと隊長。

そっか・・あそこまで降りるのね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨は小降りになったり 強くなったり。

足元気をつけて。 

 

         <その10> に つづく・・・

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その10>

2009-08-29 02:00:00 | ▲2009年山行報告

        <その9> からのつづき

雪渓です。

地図には ”雪田” て書いてあった。 

 

 

 

 

 

 

 

アイゼンは履かないでゆっくり下ります。

ママはロープを持って進みました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーっ! こんな道なの?

嫌だなぁ・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

印がついてるのに 歩きやすそうな岩を追ってると

いつの間にかはずれてしまって 慌てて戻ることが数回。

どこ見てるんだか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく ずーっと岩岩岩・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

滑るから怖いよぉー。

でも、皆さん、本当に早い。

びっくりするくらい 早く進んでいきます。

私がびっくりするくらい遅いってことなの? 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと木道に乗っかった。

緊張から解かれてどっと疲れが。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨でも平らな道なら 周りを楽しむ余裕がちょっとは残ってる。

でも、濡れた木道も滑るから気をつけよう。

会津駒 を思い出して。 

 

 

 

 

 

 

 

あの上から さっきはこの天狗原を見ていたのねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・ちょっと前まで格闘してた道が!

ほら、途中ですれ違った人たちが 登って行くのが見える!

早いっ! もうあんなとこ歩いてるよー!

 

 

 

 

 

 

 

少し休憩しよう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで来れば あと一息?

お花も咲いてたけど カメラが濡れちゃうので 諦めました。 

 

 

 

 

 

 

 

では進みましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

歩きやすくなると思ってたら そうでもなかった。

結局栂池まで 岩の多い道が続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

おおっ! ロープウェイの駅が見えた! 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういう場所は緊張する。

譲り合って渡りましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、これから登られるのかー。

頑張ってくださいね。 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

栂池に到着しました。

けっこうヨレヨレのママ。

やっぱり私は弱足だった・・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨がかなり降ってたけれど 自然園を歩く人たちが たくさんロープウェイから降りてきました。

私たちの他にも 二組ほど登山者がいましたが

観光の人と 私たちとの間には 完璧に違う空気が漂ってた。

うまく言えないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは栂池高原へ降ります。

ルミちゃん(マイカメラ) も ほんと頑張ってくれました。

何度も雨にさらされて さぞかし疲れたことでしょう。 

お疲れ様。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロープウェイに乗ります。

 

 

 

 

 

 

 

雨粒の向こうの山に さよなら。

 

 

 

 

 

 

 

 

途中でゴンドラリフトに乗り換えて

 

 

 

 

 

 

 

ポレポレ隊の白馬岳、これにて終了。 

 

 

 

 

 

 

 

 

栂池高原駅に到着。

車がちゃんとあるか ドキドキしましたが

・・・・ありました。 

猿倉から回送してもらって ここで私たちの帰りをしっかり待っていてくれました。

またまたホッとした瞬間。

平地でもやはり小雨が降ってたっけ。

雨具を脱いで 水分取って 温泉へGO! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前、隊長が山にはまるきっかけになった八方池観光に来た際、

この温泉のすぐ近くの宿に泊まってました。

だからなんだか妙に懐かしくて 今回この温泉を選んだのです。

こじんまりしてるけど いい温泉でした。

一人500円。

普段日帰り登山の私たちは 時間に追われているため

山から下りても温泉に寄ることができません。

山と温泉てセットみたいになってるけど 

私たちにとっては温泉に入れるってものすごいことなんです!

今日はその ものすごい日。

くーっ! 幸せ~~!!

 

 

 

 

 

 

 

ついでに もっと幸せになってやる! 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで お蕎麦を食べました。

やっぱり信州に来たらね。

特に調べてきたわけじゃなくて 通りすがりに何気なく入ったお店。

でもおいしかったです。 

器も店員さんもとってもお洒落なお店でした。

 

 

          <その11、最終章> につづく・・・

 

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その11>

2009-08-29 01:00:00 | ▲2009年山行報告

        <その10>からの つづき

そして・・・!

忘れちゃいけない いつもの幸せ。

これで 幸せの三連発!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信州よさようなら。

色々あったけど楽しかった。

本当に楽しかったよー。 

 

 

 

今回会ったお花さんたち 

アザミの仲間                   イワオウギ              イワカガミちゃん!              イワギキョウ           イブキジャコウソウ 

 

 

お初です。ミヤマアケボノソウ         ミヤマアズマギク           ミヤマオダマキ              ミヤマガラシ               ミヤマグクワガタ               

 

 

ミヤマシオガマ                   ミヤマトリカブト           ミヤマハタザオ             ミヤマホツツジ               ミヤマリンドウ 

 

 

イワベンケイ                    ウサギギク              ウメバチソウ               ウルップソウ                エゾシオガマ  

 

 

エゾムカシヨモギ                 オオバミゾホウズキ            オタカラコウ           オニシモツケ               オヤマリンドウ 

 

 

カラマツソウ                   キヌガサソウ(もう終わり)       クルマユリ               クロトウヒレン              コキンレイカ      

 

 

ゴゼンタチバナ                コバイケイソウ(もう終わり)       コマクサちゃん          シナノオトギリ               シロウマオウギ 

 

 

シロバナホタルブクロ?             ソバナ                  タカネバラ             タカネイブキボウフウ             タカネコウゾリナ     

 

 

 

タカネシュロソウ                 タカネナデシコ              タテヤマリンドウ          タマガワホトトギス             チングルマ

 

 

テガタチドリ                    トウヤクリンドウ             ネバリノギラン           ノリウツギ                ハクサンイチゲ 

 

 

ハクサンシャジン                  ハクサンフウロ           ヒオウギアヤメ             ヒメクワガタ               ミゾソバ

 

 

モミジカラマツ                   ヤマアジサイ              ヤマハハコ              ヨツバヒヨドリ                

 

お花はもっともっと咲いてました。

雨で撮れなかったり 疲れて撮れなかったり 見逃したり。

多分、この3倍くらいはあったと思われます。

 

  

山バッジ 

 

またまたいっぱい買っちゃった。  詳細はバッジリストから。 

 

 

おみやげ 

白馬山荘の売店は 魅力的なお土産がたくさん!

迷いに迷って この手ぬぐいとバンダナを。

大池山荘で私が頭に巻いていたのは ここで買ったバンダナです。 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

今年の夏の前半は不順な日々が続きました。

7月末に、隊長と私のバースデー山行を計画してましたが 天候が定まらずボツ。

隊長はたいそう悔しがっていました。

それとは別に 今年は絶対にリベンジをしよう、と燃えていた隊長。

立山リベンジにするか 白馬リベンジにするか ギリギリまで迷ってました。

ただ、よく考えてみると 天気は悪かったものの、一昨年の立山 は一応ピークを踏んでいる。

それに比べて白馬は昨年、白馬尻で引き返した。

リベンジへの思いの強さは言わずもがな。

パパさんの仕事の関係もあり、山荘の予約も直前になりました。 

台風の接近もあり、本当にどうなるかわからないスタートでした。

しかし終わってみれば天気は五分五分。

しかも移動の中日にあれだけの好天をもらえたならば 

その前後の悪天に文句を言うのは虫が良すぎるのかもしれません。

 

それにしても・・・・・

今回、体力的には本当にダメダメぶりを発揮してしまった弱足さんでございました。

久しぶりの大きなザック。 寝不足。 雨。 日ごろの怠惰な生活。

ま、要因はいくつも出てきますが、 今回ほど

「私は山歩きには向かないかもしれない。」 と感じたことはありませんでした。

確かに数年前の自分を想像したら 白馬に登れるなんて考えてもいなかったけど

一日目のあの辛さは かつてないものでした。

でも・・・日々トレーニングを積んで もっともっと高みに身を置きたい!

・・・・とは正直思えない自分がいます。

だから山には向かないのかな、って。

皆さんの歩きを見ていると やっぱり自分とは全然違うとわかりました。

分相応・・・・パパには何度もその言葉を言われちゃったし。

もちろん山は競争する場所でないことはわかってます。

人それぞれの歩き方があるのもわかっています。

でもわかった上で なんだかすごく情けなくて。

そして 隊長が可哀想で仕方なかった。

彼は私と一緒じゃなければ もっともっと自分の山を楽しめるのに。

これは今後の大きな課題です。

そろそろ山岳会に託そうか・・・

でも まだそこまでの地盤が会との間にできていないのも事実です。

隊長の社会性がもうちょっと育っていれば ソロで行かせてもいいけれど

まだまだそれには早すぎる。

あ、それから・・・・ 

その隊長、今回、山で大きな無くし物をしてきてしまいました。

カメラです。

本人は大池山荘まではあった、と言ってますが 絶対とは言い切れない。

もちろん二つの山荘に連絡しましたが 届いてない、と言われました。

もし届いたら連絡します、と言ってもらっているのですが 今日現在その連絡はありません。

隊長、かなりショックだったらしく、未だに部活から帰ってくると

「連絡あった?」 と毎日聞いてきます。

私の中ではもう諦めているのですが 彼を見ていると いつか見つかる、って信じてるみたいで。

・・・おっと・・・楽しいレポを作ってたはずなのに 最後は愚痴みたいになっちゃいましたね。

面目ない。

私ったら いったい誰に語りかけているんだろ。

今までで、一番長いレポになっちゃった上に、出来上がるまでの時間も最遅記録を作りました。

それでも訪れて最後までお付き合いくださった方々に 心から ”ありがとう” と言いたいです。

フーフー隊の皆さんにも!!

感謝感激ポレポレ隊。

これからも 軟弱なママに愛の手を! いや、活を!

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ― 

白馬岳  (しろうまだけ) 

富山県  長野県  2932m

日本百名山 甲信越百名山  信州百名山  花の百名山  新・花の百名山

コース・・・・・・

◆一日目◆ 猿倉駐車場(5:20) ~ 白馬尻(6:50) ~ 岩室跡(9:40) ~

         白馬山荘(13:50)(14:20) ~ 白馬岳頂上(14:50) 

        *全所要時間 9時間30分 (含 休憩、昼食、山荘手続等)

        *歩行時間  約7時間40分

◆二日目◆ 白馬山荘(6:20)  ~ 三国境(7:45) ~ 小蓮華山(8:50) ~ 大池山荘(11:35) 

        *全所要時間 5時間15分 (含 休憩)

        *歩行時間  約4時間10分

◆三日目◆ 大池山荘(6:00) ~ 天狗原(8:00) ~ 栂池平(9:20)

        *全所要時間 3時間20分 (含 休憩)

        *歩行時間  約2時間50分

メンバー・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ (いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

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▲夏休み特別企画2009 最弱ポレポレ隊が行く! 入笠山 <前編>

2009-08-15 06:00:00 | ●散策しましょ

過ごした日 2009年8月5日~7日

8月4日から8日まで 横浜の実家に帰ってきました。

実家に着いた翌日から二泊で清里方面へ小旅行。

メンバーは妹とその子供達 (高1のS太郎、中1のYU-KI、小1のREN) 、そして隊長と私の6名。

そう、久々に 最弱ポレポレ隊出動となったのであります。

疲れることが大嫌いな 超インドア派の彼らを なんとかハイキングまでこぎつけること・・・

それが今回の私の最大の任務なのでありました。 

 

 

 

 

 

 

 

朝6時に実家を出発。

アウトドアな一日にするには かなり遅めの出発ですが 彼らにはこれが精一杯。

しかも最年少のRENが途中でお腹が痛いと言い出し、 

コンビニを見つけるたびにトイレに駆け込むという波乱のスタートとなりました。 

中央道に乗るまで何時間かかってるんだい。

ま、焦っても仕方がない。 

ゆっくり行きましょ。

で、談合坂SAで朝食を。

写ってるのは おにぎりじゃなくて SAのパン屋さんで買ったカレーパン。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず最初に寄ったのは 以前から行ってみたかった明野のひまわり畑。

まさに満開でした! 

 

 

 

 

 

 

 

コスモスも咲き出してました。

しかし・・・・既にここで彼らから

「暑い」 とか 「もう車に戻ろう」 とか 軟弱な声が・・・

夏は暑いに決まってるんじゃい。

君たち、もっと楽しみたまえ。 

 

 

 

 

 

 

 

次に寄ったのは 隊長のリクエストにより、JR鉄道最高地点。 

 

 

 

 

 

 

 

この位置が日本で一番高い場所にある線路なんですねぇ。 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはご存知 野辺山駅。

一番標高が高い になります。

私はずっと、この駅の場所が一番高い箇所なのかと思ってました。

実際には先ほどの最高地点は ここから3キロほど離れていました。 

 

 

 

 

 

 

 

萌木の村の ROCK で昼食をとり、今回お世話になる 宿泊地 へ。

ここは隊長が生まれる前から 数回利用してる場所です。

小さい子がいるうちは特に気兼ねなく過ごせるのでgood!

 

 

 

 

 

 

 

さて、翌日(6日)

天気予報では夕方から雨。

午前中はなんとか持ってくれるだろう、ってことでこの日にハイキングを決行しました。

行き先は、あちこちの候補の中から入笠山に決定。 (カル2さーん! ほえっちー! 川俣渓谷、天女山も候補に入ってました! 鋭い!

本当は沢入の駐車場に車を置いて そこから歩きたかったけれど

今回のメンバーではとても無理そうなのでやめました。

それと、せっかくの夏休み、ということで 

普段どこにも連れてってもらえない最年少のRENを ゴンドラに乗せてあげたくて

”流星” で しばしの空中散歩を計画しました。

 

 

 

 

 

 

 

ひろーい!

RENはここで飛び回ってた方が良かったか? 

 

 

 

 

 

 

 

ゴンドラ駅まで少し歩きます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

高所&閉所恐怖症の妹は キャーキャー騒がしい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴンドラの途中から 霧の世界。

んー お天気 もってくれるかな。 

 

 

 

 

 

 

 

 

RENは元気いっぱい走り出す。

そして 転ぶ。

また走り出す。

また 転ぶ。

・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

湿原だよー。 

2分かいっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでで 何度も転んで テンションが下がったREN。

この子は目標物を見つけると、それ目掛けて突進するので

危なくて見てられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、了解しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、優しいじゃーん。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもはパパさんにお願いしてるμくんを 最初、妹に渡して撮ってもらおうと思ったら

「めんどくさい」 と言ってのけたので 中1のYUーKI に託しました。

なかなかおもしろい写真なんだけど ピントが残念だったねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

湿原突入。

 

 

 

 

 

 

 

RENくん、走る!

また転ぶぞー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑が気持ちいいねー。 

 

 

 

 

 

 

 

 

お花もたくさん咲いてるよ。  

 

 

             <後編> につづく・・・

 

 

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▲夏休み特別企画2009 最弱ポレポレ隊が行く! 入笠山 <後編>

2009-08-15 05:00:00 | ●散策しましょ

          <前編>からのつづき

しばし開放。 

 

 

 

 

 

 

 

RENはトンボ取りに夢中。

逃げろ! トンボくん! 

 

 

 

 

 

 

 

 

開放終了。

先に進むよ。 

 

 

 

 

 

 

 

こっち こっち。

そういえば S太郎、手ぶらじゃんか。 

 

 

 

 

 

 

 

あら、YU-KIもだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

RENがテンション下がってる・・

また転んだのか?

いや・・実はここで雨が降り出しました。

軟弱ポレポレ隊、相談の結果・・・

もちろん 「引き返す」 ということになりました。

隊長は 「頂上まで行きたい」 と。

・・・わかる。 今回はなんだかあんたの気持ちがわかる。

時間短いし、危ない箇所もなさそうだし じゃ、行ってらっしゃい。

ゴンドラ駅で待ってるから。

彼は走って消えて行きました。 

私も一緒に行けば良かったかな。

でも私が一緒だと遅くなりそうだし 今回は軟弱班で待ってることにしました。

我らは元来た道を引き返したのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨は小雨になったり 強く降ったり・・・

RENはトンボに夢中だったり。 

 

 

 

 

 

 

 

けっこう降ってきたので 早く戻るよ。 

下では青空が見えてたのに 残念すぎる・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

RENも不満そう。 

 

 

 

 

 

 

 

また転ぶよー。

早くおいでー。 

 

 

 

 

 

 

 

なんだか暗い。 

 

 

 

 

 

 

 

ゴンドラ駅に到着した後、どしゃぶりになりました。

隊長大丈夫かなぁ・・・

不安と共に待機してましたが 到着予定時刻になっても隊長戻らず。

だんだん不安になる母。

「どっかで雨宿りしてるんじゃない?」 と、冷静な妹。

でもいつまで経っても戻ってこない。

遭難か? 救助要請した方がいいんじゃないか?

と、不安がMAXになったところで びしょぬれの隊長帰還。

「途中の小屋で雨宿りしてた」

「ほら、私が言った通りじゃん」 と 得意気な妹に少しムカッとしながら

全員揃ってまた ”流星” で戻りました。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長に渡しておいたカメラで頂上を撮ってきてもらいました。

入笠の頂上って ビロ~ンな感じなんだよね。

ああ、行きたかったなぁ。

頂上ではまだ雨は ポツポツ程度だったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、入笠山 ゲットおめでとう。

いつかパパと一緒に 普通のポレポレ隊でここに来よう。

楽して絶景・・・・ここは間違いなくパパさんが大好きな山のはずだから。 

 

 

 

 

 

 

 

おお! 三角点の写真も撮ってきてくれたんだね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも隊長が撮ってきた写真。

ここでは 雨がかなり強かったようです。 

 

 

 

 

 

 

 

帰りの流星は雨粒でいっぱい。 

 

 

 

 

 

 

 

なのに下山したら 青空出てました。

ま、こんなことはよくあることで・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

妹 「あんた、雨女なんじゃないの?」 

姉 「そんなことないよ。 あんたじゃない?」 

妹 「あたしはいつも晴れ女。(キッパリ)  去年の夏休みもこんなだったじゃん。 やっぱりあんただよ。」

・・・・雨女のなすり合いをしながら歩く姉妹。

しかも10歳も年下の妹から あんた呼ばわりされる私の存在っていったい・・・・。(前にも同じ事書いたような。汗。)

 

 

今回会ったお花さんたち 

お花いっぱい咲いてました。 

時間がなくて花名入れられませんでした。 ごめんなさい。

 

 

山バッジ

 

 

 

さて、この後、今回の目的の一つであったあれを食べに移動しました。

 

 

 

 

 

 

はい、もちろんここです。 

 

 

 

 

 

 

 

皆から 

「早くしてよっ!」 

と大ヒンシュクで撮った一枚。

しかも一人写ってないし。

 

この後は途中の道の駅で昼食を食べ また宿泊先へ戻りました。 

 

 

 

 

 

 

 

最終日は朝から雨。

いくつか候補はあったものの、軟弱ポレポレ隊は 

「帰ろ、帰ろ」 と 実に消極的。

RENだけは どっか行きたい・・・とずっとグズグズ。

途中、雨も止み、晴れ間も出てきたので 勝沼ICで下りてブドウ狩りして実家へ戻りましたとさ。

なんだか お天気が定まらず どれもこれも中途半端。

入笠も とてもハイキングとは言えない結末になっちゃったけど

私達らしい、って気もしたりして・・・(苦笑)

子供達の日記の材料にはなったかな。

 

 

 

 

 

 

 

軟弱ポレポレ隊の 軟弱な夏休みは終わりました。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、来年はどこへ行こうかね。

また弱足オバチャン、頑張って500円玉貯金に励むから。

雨女の妹よ、運転ご苦労であった。 

また仕事に励んでくれたまえ。 (最後ぐらいエラソーにさせてよね)

 

どうしようもないレポでしたが 最後まで読んでくださった方々に感謝します。

今回はコメント欄、引っ込めます。

次の本格レポまで かなり時間かかりそうですが がんばりまーす。

皆さんも VIVA! 夏山! を楽しんでくださいませ! 

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ― 

入笠山  (にゅうがさやま)

長野県  1955m  日本三百名山  甲信越百名山  信州百名山

コース、所要時間は省きます。

メンバー・・・・EMI、S太郎、YU‐KI、REN、隊長、弱足ママ 以上 軟弱ポレポレ隊6名

 

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