ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲一念通天 両神山 八丁尾根 <その1>

2009-04-27 07:00:00 | ▲2009年山行報告

歩いた日 2009年4月19日(日)

今回は、 昨年秋に行った 両神山 からの続きレポとして読んでいただけるとうれしいです。

『一念通天』 の意味が より一層わかると思います。

でも、久しぶりに長編になってしまいました。

ただでさえ長くて面倒なのに、前のレポを読めなんて 冗談じゃない!

と、お怒りの方、 ・・・・・わかります。 

すごーく わかります。

どうぞそのままお進みください。 

ここに来てくださっただけで感謝感激ポレポレ隊。

気にせずそのままお進みください。

 

今回、この八丁尾根を通るにあたって ひろさん、あっこちゃん (以下サイボーグチーム)

そして asaさん に大変お世話になりました。

この方たちの情報と応援がなかったら 私は絶対行けなかったと思います。

本当にありがとうございました。

何度も何度もシミュレーションをし、 ちょっとずつちょっとずつ気持ちをギザギザに向けてきました。

そして とうとう覚悟を決め 山岳会に頼らずに いつものポレポレメンバーで

ギザギザを通り抜けることができました。

感想は・・・・・・ また後ほど。

それでは出発いたしましょう。

2回目の両神山。 

ギザギザの八丁尾根に向かって

いざ、出陣! (戦か)

 

 

 

 

 

 

 

県内の山だけど、花園ICからが長いため 朝3時に家を出発。

道の駅 大滝温泉 で休憩します。

南天山 の時もここだった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

道の駅で朝食を。 

 

 

 

 

 

 

 

タッキーダム。  久しぶりだね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダムを左に見ながら進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

見覚えのある道。

橋の手前を右折します。 

 

 

 

 

 

 

 

うんうん、ここも覚えてる。

細い道をまっすぐ行くと南天山。

今日は右のトンネルをくぐります。 

 

 

 

 

 

 

 

なんかすごい道だ。 

落石注意。 

 

 

 

 

 

 

 

うぉ~~~~!   なんじゃこりゃ~~~!

地獄の底へ続いてるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

地獄じゃなくて 上落合に続いてました。

どうやら我らが一番ノリ。 

ここでちょっとしたアクシデントあり。 

気持ちを落ち着かせます。

大丈夫かぁ~

 

 

 

 

 

 

 

登山届出します。 

 

 

 

 

 

 

 

カウンター押します。 

 

 

 

 

 

 

 

 

『初心者向きではありません』 と書いてある。

私たちは どういうランクに入るんだろう。 

”初心者” は卒業したように思えるが ”中級”にはまだ届いていないよねぇ。

じゃ、初心者の次の ”初級者+” ってことにしておくか。

なーんて勝手なこと言いながらスタートです。 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく・・・ ここまで来たら行くっきゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 てんとう虫。 (いただいちゃいました!ありがとう!) 

 

 

 

 

 

 

 

まずは八丁峠目指して。 

 

 

 

 

 

 

 

 

わあ! エイザンスミレです。

山でお花を見るのは久しぶり。

うれしいなぁ。

やっぱりお花が咲いてると心が躍るね。 

 

 

 

 

 

 

 

歩き始めはゆっくりね。

 

 

 

 

 

 

 

今度はハシリドコロです。

皆さんご存知のように、毒があります。

だから群生してるとちょっと怖い。 

 

 

 

 

 

 

 

 

イワイワ登場。 

 

 

 

 

 

 

 

すごい! コバイケイソウの葉っぱがいっぱい!

 

 

 

 

 

 

 

けっこうな登りです。  

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォーミングアップだと思って進みましょ。 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり遅い弱足さん。 

 

 

 

 

 

 

 

またまたコバイケイソウ登場。 

 

 

 

 

 

 

 

一面に咲いたらきれいだろうなぁ。

頭の中で想像して。 

 

 

 

 

 

 

 

ネコノメソウさん、お久しぶり!

産毛みたいのがあるから あなたは コガネネコノメソウかな。 

 

 

 

 

 

 

 

1時間で八丁峠に到着です。

 

 

 

 

 

 

 

山頂まで2.6キロか。

距離はたいしたことないんだけど ここからの道は一転します。 

 

 

 

 

 

 

 

ほらね。

だんだん緊張が高まってきた。 

 

          <その2> に つづく・・・

 

 

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▲一念通天 両神山 八丁尾根 <その2>

2009-04-27 06:00:00 | ▲2009年山行報告

         <その1> からの つづき

展望台って書いてあるよ。

そっちで休憩にしよう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポパイのほうれんそう。

ドラゴンボールの仙豆

そして 弱足にはアミノ酸。

 

前に見えてる尖がった山って もしかしてこれから通るの?

恐る恐る聞いたら 隊長が 「そうだよ。」 ってあっさり言った。

見なかったことにしよう。  

 

 

 

 

 

 

 

今日のコース。

今現在、緑の丸で囲ってある八丁峠にいるポレポレ隊。

これから両神頂上まで 約30本のクサリを使って 上がったり下がったりするわけです。

30本かぁ・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか早速それらしくなってきました。 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・ここで予期していなかった アカヤシオが

「ポレポレ隊のために一足早く咲いちゃいました!」 

っとばかりに 可憐なピンクを見せてくれました。

今回はクサリのことで精一杯なので お花は二の次でした。

満開の時期だと人がすごいし、こんなルートで後ろに人が待ってたら

弱足さん、ますます緊張して進めなくなってしまいますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかくゆっくり行こうね。

慌てないで。

 

 

 

 

 

 

 

今日は弱足さん、帽子じゃなくてバンダナ。 (帽子が落ちそうになったりしたら それに気をとられて危ないから。)

ザックの横にドリンクを入れない。 (前かがみになった時、ボトルが落ちると困るから)

など、 しっかり考えて行動してます。

 

 

 

 

 

 

 

一つ 登ると 一つホッとする。

 

 

 

 

 

 

 

こんな平な道もあります。 

 

 

 

 

 

 

 

また登ります。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、何見てるの? 

 

 

 

 

 

 

 

これでしたか。

お天気に恵まれて良かったね。 

周りの景色が 緊張をほぐしてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも またすぐに下ります。 

 

 

 

 

 

 

 

そしてまた登ります。

クサリ使わなくても平気みたい。 

 

 

 

 

 

 

 

また休憩。 

 

 

 

 

 

 

 

 

わあっ! ここでも待っててくれました。 

 

 

 

 

 

 

 

あっ! 南アが見えます!  → (すみません、間違えました! 南アじゃなくて八ツですね。ひろさん、ご指摘ありがとう)

 

 

 

 

 

 

 

これから向かう方向。

どこが終点なんだろ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

下ります。 

 

 

 

 

 

 

 

もっと下ります。 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて・・これから向かうのは 緑で囲った部分。

コース中、最も傾斜がある、と書いてあります。

そして、asaさんから聞いていた ちょっと ”いやらしい” クサリが待ってる場所。 

 

 

 

 

 

 

 

ここはなんとかクリア。 

 

 

 

 

 

 

 

パパさんもいきます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ママも頑張ってます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと一登り。 

 

 

 

 

 

 

 

 

後を振り返る。 

 

 

 

 

 

 

 

『クサリ場は 1人ずつ安全を確認して登ること』 と書いてあります。 

 

 

 

 

 

 

 

 

っと・・・ここで 異常事態発生。

隊長が、急に 「気持ち悪い」 と言い出しました。

顔を見ると真っ青!

唇の色も血の気がない。

えーっ! どうしたの? とにかくちょっと休もう。

「今なら まだ戻れるよ。 帰った方がいいんじゃない? この先、どんどん厳しくなって

 そうなるともう戻れなくなるよ。」

と提案しましたが 隊長は 「嫌だ」 と言うばかり。

水分を取ってしばらくそこで じっとしていました。

富士山での頭痛や、女峰山の下山時で疲れた、と言った時も

こんなに顔が真っ青になることはなかった・・・・。

やだー。 どうしよう。

なんか不吉だー。

 

しばらく休んだら 「もう大丈夫だから行く」 と 復活し

それ以降は もう気持ち悪くなる、ということはありませんでした。

いったい何だったんだー? 

でもまあ、とにかくよかった・・・。

復活した隊長を先頭に またポレポレと出発です。

 

そして・・・いよいよ ”いやらしいクサリ” に近づいてきました。

が・・実は その時の写真がありません。

余裕がなくて撮れなかったのかなぁ。

同じような場所を登ったり下ったりしていたので

何がなんだかわからなくなっちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

asaさんのレポ中に出てきた ”いやらしいクサリ” の辺りの写真です。 (asaさん、お借りしました!) 

隊長、パパさんが通過して 次はママ、って思ってクサリを持って ヨッコラショ・・・と上がったら

・・・次に進めなくなりました。

どこに足を置いたらよいのかわからず、

あれ? 何? どうしよう・・・・と プチパニック。

その時、 あ、ここがasaさんが言ってた ”いやらしいクサリ” に違いない、って思い出した。

つまり、これを越えれば あとはなんとかなる、ってことなんだ。

そう自分を奮い立たせ、頑張って エイヤーッ! っと上がりました。

そのプチパニックの時間、自分にとっては すごく長く感じたけど パパに聞いたら1分くらいじゃない? って言われました。

ふぅ~~

でも、ほとんどの方は 特に問題なく通り過ぎてるみたいなので それほど神経質にならなくていいかもしれませんが。

 

           <その3> へ つづく・・・

 

 

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▲一念通天 両神山 八丁尾根 <その3>

2009-04-27 05:00:00 | ▲2009年山行報告

        <その2>からの つづき

そして これもその近辺だと思われる写真です。 (こちらはサイボーグチームからお借りしました。ありがとう!)

それにしても こんな場所を登ってたのかー! 

登ってる時は必至だからわからないけど 写真で見ると すんごく怖い・・・・・ 

こういうアングルの写真、私たちは一枚もないから貴重です。

 

 

 

 

 

 

 

行蔵坊はもうすぐ! 頑張ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはパパさんが先、 継いで隊長。 

 

 

 

 

 

 

 

そして ママもなんとかクリア。 

 

 

 

 

 

 

 

やっと行蔵坊(行蔵峠 )に到着!

隊長の体調(!) が悪くなった時には どうなることかと思ったけど

無事に第一関門突破できてよかったー。

でもまだ先は長い・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

パパさんも一息ついてます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

次のポイントは西岳ですが ここから西岳までは100m。

それでは向かいます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから向かうギザギザを見ながら。 

 

 

 

 

 

 

 

 

下ります。 

 

 

 

 

 

 

 

登ります。 

 

 

 

 

 

 

 

凸凹がたくさんあるから登りやすい。 

 

 

 

 

 

 

 

ママも頑張ってます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして あっという間に西岳到着。 

 

 

 

 

 

 

 

また休憩しちゃおう。 

さっきまでいた行蔵坊がすぐそこに。

 

 

 

 

 

 

 

 

どこが何山だか さっぱりわからない。 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらずのギザギザ。

・・・っと景色を楽しんでたら 若いカップルさんが登って来ました。

さっきまで まだずっと後ろにいると思ってたのに 早いっ!

とっても感じのいい二人で 少しおしゃべり。

彼女の方は まるで ヤマケイJOYのモデルさんみたいにお洒落な格好をしてました。

まだ山に登り始めてそれほど経ってないということですが

それでこのコースを選ぶとはすごいです。

「私たちは遅いので どうぞ。」 と 先に行ってもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

彼らと話してたら 西岳の写真撮るの忘れちゃった。 (またサイボーグチームにお借りしました。ありがとう!)

こんな感じです。 写真で見るより実際の方が広く感じたけど。  

さてそれでは先に進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っと その前に またこの地図で確認してみましょう。

今、西岳にいるわけですが これから東岳までへの道は

このコースの核心部となり、クサリが連続する場所です。

ギザギザを登ったり下りたりと 体力的にもきつくなるはず。

とにかく ゆっくり、焦らずに、一つ一つを確実に乗り越えよう。

もう ”いやらしいクサリ” は ないはずだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは下ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 登ります。 

 

 

 

 

 

 

 

下ります。

 

 

 

 

 

 

 

進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

あ! さっきのお洒落な若者カップルだ!

やっぱり早いねぇ~!

私たちも あそこを登るのかー!

頑張ろう! 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは下って。

 

 

 

 

 

 

 

 

クサリよ 切れないで。 

 

 

 

 

 

 

 

 

パパさんも下ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして着いたところが 最低鞍部の 風穴 と呼ばれるキレット。

尾ノ内沢からの風が気持ちいい~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下がったら お次は上がるしかない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

グングン登る。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャーッ!

お見苦しいものを申し訳ございません!

ここは さっさと飛ばしてくださいませー!

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長到着。  ママはもう少し。

   

       <その4> に つづく・・・

 

 

 

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▲一念通天 両神山 八丁尾根 <その4>

2009-04-27 04:00:00 | ▲2009年山行報告

       <その3> からの つづき

パパさんも あと一息。 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然現れた赤い祠は 龍頭神社奥社。 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事を祈らずにはいられない。 

 

 

 

 

 

 

 

目の前には これから目指す東岳が・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

その前に リラックス リラックス。 

 

 

 

 

 

 

 

あ・・ここが サイボーグチームとasaさんのレポにあった

クサリの意味がよくわからないナイフエッジですね。

本当にそうですねぇ。

考えられるとしたら・・・ 万が一落ちそうになった時につかまるためのクサリとか・・・?? 

 

 

 

 

 

 

 

お二方のレポで見てた時は けっこう長い距離なのかと想像してましたが

長くはありません。 だから 大丈夫。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 一気に下ります。 

 

 

 

 

 

 

 

ここも下って。 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういう場所も気を抜かないで。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらよっと。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくり ゆっくり・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

また登りまーす。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと小休止。

さっきまでいた西岳が見える~!

あそこから下って来たんだー!

なんか感無量。

・・あ、でもまだ終わったわけじゃないからね。 

引き続き頑張りましょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

んー これは登ってたのか 下ってたのか どっちだったっけ。

もうワケわかんなくなってきた。 (^_^;)

 

 

 

 

 

 

 

これは登り。

 

 

 

 

 

 

 

これも登り。

 

 

 

 

 

 

 

 

ママも登る。

 

 

 

 

 

 

 

パパも登る。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして ギザギザを見る。

 

 

 

 

 

 

 

そしたら また登る。

 

 

 

 

 

 

 

ピョンピョン飛べそうな山並みが連なっているけれど

今日はそれを想像する余裕はありません。

 

 

 

 

 

 

 

そろそろギザギザから解放してほしいかも。

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ~。

だんだん人のことまで かまってられなくなってきた。

パパさん、自分のことは自分で励まして登ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東岳当面の 大キギの岩峰。

まさかあそこは通らないよね、って思わず隊長に確認してしまった。

通らない、通らない。 大丈夫だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここを抜ければ

 

 

 

 

 

 

 

 

東岳だぁ~~~~!!

やったぁ~~~~!!

核心部を抜けました~~~~!!

やっぱり緊張したけれど、あっこちゃんから聞いていた通り

アップダウンが終わる毎に、 必ず一息つける場所があるので助かりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

東岳の様子。

標柱を撮り忘れたので またasaさんにお借りしちゃいました。 (下の写真) 

ここでは少し時間を取って休憩。

途中で抜かされた男性とお話。

両神山、何度も登ってる、ということで このコースは3回目だそうです。

「そのうちの1回は奥さんを連れてきたんだけど 嫌だと言って途中で引き返したんですよ。」 

って 言ってました。

奥さんの気持ち、お察しします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて・・・ ゆっくり休んだので そろそろ本当の頂上に向けて出発だー!

ここからは 危険な所はありません。

少し気が楽。

 

 

 

 

 

 

 

 

平な場所が懐かしい。

 

           <その5> に つづく・・・

 

 

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▲一念通天 両神山 八丁尾根 <その5>

2009-04-27 03:00:00 | ▲2009年山行報告

               <その4> からの つづき

東岳から先は 危険な所はないんだけど 小さなアップダウンはあります。 

しかも 東岳までの間に気を張って、そこに集中力を使い果たしたためか、 

頂上までのこの道がすごく長く感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日初めての 雪発見。 

 

 

 

 

 

 

 

そして 山頂直下のクサリ。

登り始めは クサリにとってもビクビクしてたのに、今は懐かしささえ覚える・・・。

慣れってすごいな。

 

 

 

 

 

 

 

ここが最後の急登だぁ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、稜線に出ました。

ここを左に一登りすると 両神山頂。

パパさんはそちらに向かいます。

右はちょっとした展望台になっているので 隊長とママはそちらに。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、感無量で撮影。

実は途中で愛用のカメラのフィルムがなくなってしまった隊長。

あんなに楽しみにしていた八丁を歩くのに 何故残量を確認してこなかった!!

・・・・と プチ般若 が登場しましたが 今日のルートに必要なのは

”冷静な心と判断力” なので ぐっと押さえました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その隊長が撮った 感無量の写真。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギザギザ総集編。

ああ、本当にあそこを歩いてきたんだー。

よく頑張ったなー 自分。 

 

 

 

 

 

 

 

そして一足先に頂上に立ったパパさんを追いかけます。

前方に懐かしい方位盤が見えてる。

もうすぐだ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤッター!

2度目の両神山1723m、山頂をゲットしましたー!

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

疲れ切った弱足さん。 

でも満足してます。 

 

本当はこの後すぐに三角点タッチをしたかったのですが

なんとその上でガスを炊いてる人がいてできない!

でも どけてください、とも言えず(小心者) その場を離れました。

 

 

 

 

 

 

 

母がそんな風に 般若に変身すべく怒っていた頃、

隊長は一人静かにその時を噛みしめていた。

 

 

 

 

 

 

 

よおし! こうなったら山ご飯食べてやる。

私たちが食べ終わるまでに 絶対にガスをどけといてちょうだいよ。

 

 

 

 

 

 

 

両神の頂上は狭いから そこでいつもみたいにガス炊いてクッキングしてると

他の人の迷惑になるよなーって思って 今日はお弁当を作ってきました。

でもザックの中で グチャグチャになっちゃったね。 (^_^;)

待ちきれなくて食べちゃった人 だあれ。

 

 

 

 

 

やっぱり百名山。 人気ですねー。

アカヤシオにはちょっと早いのに この人の多さ。

GWは すごいことになりそうです。

混んでいるといっても、この日は 昨年隊長と二人で来た時よりも少なかった。

あの時は 歩く場所がないくらいの人だったもの。

 

 

 

 

 

 

 

ご飯を食べ終えて 三角点をチラッと見ると もうガスはなかった。

よし、今のうち!

改めて 両神山、八丁尾根 頑張りました!

お疲れ様!

 

 

 

 

 

 

 

隊長、大満足だったみたい。

前回の白井差の帰り道でも ずーっと言ってたもんね。

夢が叶って本当によかったね。

 

「帰りも今来た道で帰りたい」 

・・・・・どさくさに紛れて言い放ったこの言葉に 弱足さんは

 

「100万円くれるって言っても やだねっ!」

 

と、キッパリお断りしました。

 

 

 

 

 

 

 

それでは下山開始。

途中までは 白井差への道と同じなので 私と隊長は得意気にパパさんに説明しながら進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

トラロープをくぐります。

え・・・くぐっていいの?

 

 

 

 

 

 

 

地図、また登場。

両神山頂から下りて来たポレポレ隊の3人は 今、上の緑の●の地点にいます。

トラロープをくぐっていいの?  と 書きましたが

実はこの道、以前プチポレ隊で 隊長と登った白井差へのルートとつながっているのです。

白井差のレポをお読みいただいた方はわかると思いますが

そちらのルートは 管理している山中さんに事前に連絡をして入山料を払う道なので

違うコースから登ってきた人は 入ることはできません。

じゃあ、なんで違うルートから上がったポレポレ隊は トラロープをくぐれるの?

ということになりますね。

八丁から上がった場合、同じあのギザギザを下山するのは

疲れもあるし危険じゃないか、ということで

作業道になっている道を下りる人が多いのです。

しかしこの道は 登山道ではありません。

「通行止」 の看板も出ています。

つまり・・・登山道以外の道で事故にあっても 保険が下りない、 ということを頭に入れて

自己責任で通ってください、っていうことだそうです。

ま、登山道として認められてる道だって 結局は自己責任なんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

『作業道』 と書いてある方に これまたロープをくぐって入っていきます。

逆側 (写真の左方面) が 白井差への道。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登山道にはなっていなくても しっかりと赤テープがありました。

これは、ゴールである上落合まで ずっと付いていて とっても助かりました。

それだけここを歩く人が多いってことでしょうね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも やっぱりこんな風に 崩れている場所も通ります。

クサリ等はないけれど やっぱり最後まで油断禁物。                 

 

 

 

 

 

 

 

今日2回目の雪発見。 

 

 

 

 

 

 

 

下りは(も) 弱いママなので ペースが上がりません。

ま、いつものことだけど。 

 

 

 

 

 

 

 

よっこらしょ。 

 

 

       <その6> へつづく・・・

 

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▲一念通天 両神山 八丁尾根 <その6>

2009-04-27 02:00:00 | ▲2009年山行報告

         <その5> からの つづき

隊長は下山時も快調です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

っと、ここで・・・・・

あの お洒落な若いカップルとまた会いました!

「頂上にいなかったから もうとっくに下山したかと思ってた。」

って言ったら

「混んでたので 少し離れた場所でゆっくりしてました。」

とのことでした。

本当にさわやかな ナイスカップル!

ここでも先に行ってもらいまいましたが あっという間に見えなくなっちゃった。

若いって素晴らしい。

  

 

 

 

 

 

 

オバチャンも頑張りまっせー!  

 

 

 

 

 

 

 

 

辺りに緑が多くなってきた。 

 

 

 

 

 

 

 

あら・・・この道は下り一辺倒かと思ってたのに まだ登りがありましたか。 

 

 

 

 

 

 

 

弱足さん、遅れ気味。 

 

 

 

 

 

 

 

この辺りから 車のエンジン音が聞こえ出しました。

もうすぐかな。 

 

 

 

 

 

 

 

わあっ! きれい!

アカヤシオに しばし見とれる。 

 

 

 

 

 

 

 

急な下り。

根っこに気をつけて。 

 

 

 

 

 

 

 

実はここでパパさんが こう言いました。

 

「今日の全てのルートの中で ここが一番怖い!」

 

ええええええええっ!?!? ほんまかいな。

 

 

 

 

 

 

 

ほんまかも。

ここはシミュレーションしてこなかったし。

すぐ下は駐車場。

切れ落ちてます。

 

 

 

 

 

 

 

この高度感。

パパさん、 「怖い、怖い」 と何度も連呼。 

弱足さんは ゴールが近い、という興奮で それほど恐怖感は感じず。

 

 

 

 

 

 

 

はい、もう大丈夫。

アカヤシオのピンクが ホッとさせてくれます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事に戻ってきたー!

ここにも 「通行止」 の看板が。 

 

 

* * * * * *

突然ですが ここから太字の部分は追記です。 (2009年6月15日) 

コロネさんから以下の内容の書き込みがあったので

ここに入れさせていただきます。

 

今の時期、下山に作業道を選択するのはとても危険です! 
特に写真にも載っている岩のガレ場、ほんの少しの雨が降っただけで状況が一変します。
つるつるの滑り台、つるつるの滑り台プラス雨が降ってなくても水が流れている状況です。
ロープが張ってあったところが一箇所ありましたが、全く意味がありません!
短い距離ですが、とてもまともに横きれる状況ではありませんでした。
当日雨が降ってなくても今の時期は作業道は本当に危険ですから、
このレポを見られて考えてる方々は時期をずらしたほうがいいと思います。
 

コロネさんは6月14日に八丁から上がって作業道から下っています。

登りは問題ないとのことでしたが、作業道は怖かったそうです。

これから行かれる方、是非、参考になさってください。

コロネさん、貴重な情報をありがとうございました。

* * * * *

 

 

 

 

 

 

 

はぁ~!

生きて戻ってきましたー!

 

私たち3人が車に向かっていると

あの さわやかヤマケイJOYカップル(勝手に命名) が わざわざ自分達の車から降りてきて

「お疲れ様でしたー!」 と声をかけてくれました。

こんなに 感じの良い若者がいるのですねぇ。

本当にうれしかった。

この時ここに止まってたのは そのカップルとポレポレ隊の車のみ。

なんていうか 難しいルートを歩き切った同志の連帯感みたいなものが生まれていたように思います。

千葉県の成田から来たということで 道中長いので気をつけて、と さよならしました。

またどこかのお山でバッタリできたらいいですね。

さて、我々も帰りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

途中で ご褒美の冷たいスイーツ ゲット。 (道の駅 あらかわ)

 

 

 

 

 

 

 

敷地内に見事な枝垂桜。 

もう盛りは過ぎてるけど すごい迫力でした。

 

 

 

 

 

 

 

そして 車の中から武甲山を激写。

やっぱり存在感ありますねぇ。

 

この後、大渋滞に巻き込まれ この日は家に着いたのが7時を回ってしまいました。

義理ママごめんなさーい! 

 

 

今回会ったお花さんたち

 

山バッジ (弱足作 : 両神山のバッジは既に持ってますが 今回は想い入れが強いので八丁尾根の特別バージョンを作ることにしました)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

隊長が2年前からずっとずっと登りたがっていた 両神山の八丁尾根コース。

弱足さんはずっとずっと避けてきたこのコース。 

隊長は 2009年の年頭に 「今年はどんなことがあっても八丁を登る!」 と断言。

いつまでも先延ばしにするのも可哀相だし この辺でいっちょ頑張ってみるか、と パパさんと相談してこの日を迎えました。

私達は 今まであまり岩場の経験がありません。

ちょっと振り返ってみても 谷川の巌剛新道 や 乾徳山 や 二子山 くらいしか思い出せない。

だけど 何度も何度もシミュレーションして 一歩一歩慎重かつ確実に

そしていつも以上にポレポレ歩きをしたら なんとかクリアすることができました。

隊長は、途中ちょっと心配もあったけど すごーく喜んで 「また登りたい!」 と言ってました。

パパさんは 二子の時と同じく 「もっとすごいかと思ってたから それほどでもなかった。」 という感想。

弱足のこの私は・・・・ 確かにドキドキしたし疲れたし、ゴール直後はもう絶対に嫌だって思ったけど

時間が経った今では ”楽しかったかも・・・・” って思える自分がいます。 

お山って、こうやって ちょっとずつステップアップしていくものなんでしょうね。

ひろさん、あっこちゃん、asaさん、 本当にありがとうございました。

それから 2年間、コメントを通じてエールを送ってくださった皆さんにも

感謝感激ポレポレ隊!

サイボーグチームの八丁レポは こちら

asaさんの八丁レポは こちら。  

(ひろさーん、asaさーん、八丁レポ、全部続いてると見やすいと思うのですが・・・時間がある時によろしくお願いします。)

今回、久々にレポが長くなってしまいました。

最後まで読んでいただいて ありがとうございました!

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ― 

両神山 (りょうかみさん)

埼玉県  1723m  日本百名山 関東百名山 新・花の百名山

コース・・・・・・・上落合駐車場(6:20) ~ 八丁峠(7:20) ~ 行蔵坊(8:50) ~

        東岳(10:30) ~ 両神山(11:30) ~ 上落合橋(14:10)

全所要時間・・・7時間50分 (含 昼食 休憩)

歩行時間・・・・・約6時間20分

メンバー・・・・・・隊長 パパさん 弱足ママ (いつものポレポレ隊メンバー 3名)

             両神山 <その1> に戻る

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■山バッジ展

2009-04-18 05:00:00 | ▲山バッジ関連(リスト以外)

 

2009年4月9日~14日

横浜の人気デートスポットである 港の見える丘公園に程近い 

山手本通り沿いの洋館 『山手234番館』 にて

”50カラットの宝物” の長沢さん主催で 山バッジ展が開催されました。

 

長沢さんの名前を知ったのは ヤマケイJOY(2007年4月号)に載っていた記事でした。

ご自身の山バッジのコレクションを、1冊の本にして出版しちゃった、という内容で

こりゃすごい! と、即購入したのがきっかけです。

その長沢さん、昨年からバッジ展の構想を持っていて

会場探しに奔走し、今回 やっと場所が確保できたのですが、

最初にそのお話を聞いた時から ”おもしろそう!” と ワクワクしていて

図々しく一緒に参加させてもらうことになったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

会場の『山手234番館』は、昭和初期に外国人向けのアパートとして建てられたもので、

外国人向けのアパートとしては現存する唯一の建物だということです。 (「横浜線沿線散歩」 より引用させていただきました。)

 

 

 

 

 

今回のバッジ展、主要参加メンバー。  バリバリイケメン大集合! (ご本人の許可を得て掲載しています)

全ての方と初対面です。 (長沢さんとはメールのやりとりはしてましたが)

<左> 主催者の長沢さん。 とにかくバッジへのこだわりはすごいです。 日本一だと思います!

<中> 安藤さん。 登山歴50年! メンバーの中で一番お兄さんですが元気いっぱい!

<右> ぐっちゃんさん。(山口さん)  バッジをゲットする執念は誰にも負けない! 英語が堪能。

他に、杉山さん、 宮崎さん(特別出展) そして ポレポレ隊の物を合わせて 全部で2000個のバッジが並びました。

 

 

 

 

 

とにかく一番驚いたのはこれ。 

長沢さんの出品したものですが、 なんと! バッジがデザインされている山が どこから見た形なのか

一つ一つ調べて一覧表にしたもの。

すごく見ごたえがあるし、なにより、こんな面倒なこと、長沢さん以外できないでしょう。

恐れいりました! 

 

 

 

 

 

お花のバッジも 写真と対比させて きれいに飾ってありました。 

可愛い~♪

 

 

 

 

 

お次は安藤さん。

思い出の品々をきれいに保管され、一つ一つ本当に 丁寧に飾られていました。

私がこんな風に几帳面だったら もう少し部屋も片付くだろうになぁ・・・。

 

 

 

 

 

安藤さんご自慢のバッジ。

私もこれ、八ツで見たのですが 高かったので買わなかった・・・。

実はこのバッジ購入に関しては安藤さんから裏話を伺っているのですが

裏話だからここには書きません。 

 

 

 

 

 

こちらはぐっちゃんさんのコレクションの一部。

キルティングに棒を通して飾ってありました。

この方法、持ち運びも楽だし いいですね。 

うちのパパさんも感心してました。

登った順番に飾ってあるそうです。

 

 

 

 

 

同じく、ぐっちゃんさん所有の外国のバッジたち。

すごく凝っていて可愛いっ!

 

 

 

 

 

 

これも海外のだと思ったら なんと日本のでした!

左が乗鞍で 右が八方尾根。

こんなのもあるのですね。 (あったのですね・・かな)

 

 

 

 

 

 

そして恥ずかしながら こちらがポレポレ隊のコーナーです。 

 

 

 

 

 

百名山のバッジ。 

 

 

 

 

 

百名山以外のバッジ。 

 

 

 

 

 

そして 今回、初お披露目となりました、ポレポレ隊 オリジナルバッジです。

皆さん 口を揃えて 「ブログで見るよりきれい」 と言ってくださいました。

ありがとうございます! 

 

 

 

 

 

そしてこれはオマケです。 (カバーが反射して見づらくてすみません)

隊長が描いた山の絵。

・・・っていうか いたずら描き。

彼の部屋に散らばってたのを 会場のスペースがまだ空いてるということで

急遽  私が拾い集めて飾ってみました。

但し、出展すると決まってから 富士山はリクエストして描いてもらいました。

この中でポレポレ隊が登ったのは5座だけ。

隊長はなんていうか興味のある山の雰囲気は頭の中に入ってるみたいなので

この絵を描くときも 床に寝転がって何も見ずにササッと描いていました。

これは特技の一つじゃないかと思ってますが 親ばかですかね。 (^_^;)

 

 

 

 

 

 

特別参加なさった宮崎さんのバッジたち。 (期間限定、時間限定でした) 

左上のがとても珍しいと思いました。

山名は後に書いてあったようですが写真取り忘れました。

宮崎さんご自身は、下の大日岳縦走のバッジがお気に入りだそうです。 

 

杉山さんのバッジは写真撮ったつもりだったのに 探したらなかった・・

撮り忘れちゃったみたいです。  ごめんなさい。  

↓  と 書いたら長沢さんが送ってくださいました! ありがとうございました!   (レイアウトが素敵!) 

 

 

 

 

 

 

 

2000個のバッジの中から お花がデザインされているものをピックアップしてみました。

もちろん全部は無理なので一部のみですが こうやって並べてみると、本当にきれいですね。 

 

 

 

 

 

そして今度は ”生き物” が入ってるバッジ。

これも実に楽しい!  やっぱり雷鳥が多いかな。 

 

 

 

 

 

 

今回、6日間で621名の方が来場してくださいました。

私は3日間しか会場に行けなかったのですが

お会いできなかった皆さん、残念でした。 

せっかく来ていただいたのにごめんなさい。

 

遠くから足を運んでくださった方、

仕事の途中で寄ってくださった方、

デートを兼ねて横浜を楽しんでくださった方、

ブログを見て来ました、と言ってくださった方、

そして この場には来れずとも、遠くから応援してくださった方々・・・・

普段、ネットだけのお付き合いの方たちの何人かは

ここで初対面となり、楽しい時間を過ごすことができました。

私の故郷でもある大好きな横浜で こんな機会が持てて

とっても幸せな時間でした。

 

みなさーん! 本当に本当に本当に本当に

 

ありがとうございました!

 

感謝感激ポレポレ隊でーす!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

長沢さんは 「これが最初で最後」 とおっしゃってましたが

今度は形を変えて またいつか何かが始まるような予感がしています。

そして 私は 来場してくださった方の中に ”第二の長沢さん” も 見つけました。 (笑)

山が好き バッジが好き。 

それで集まったメンバーだったけど、

ちょっとずつその想いのニュアンスが違ってて おもしろいな、って思ったし

同じコレクションをしていながらも うまい具合にそれぞれの個性が出て 

全体としていい味が出せたのではないかと感じてます。

いろんな用事が重なってちょっと大変かも・・って思った時もあったけれど

この達成感、この充実感、この満足感はそんなものを吹き飛ばしてしまうものでした。

この展覧会に関わった全ての人に感謝します。

ありがとうございました!

                  

*バッジ以外の横浜関連記事は こちら から。

 

 

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▲春まだ遠し 日光丸山 <前編>

2009-04-08 06:00:00 | ▲2009年山行報告

歩いた日 2009年4月4日(土)

ヤマ友さん達が 次々にスプリング・エフェメラルに会いに行っているこの時期、

あまのじゃくポレポレ隊は 季節を逆行するかのような一日を過ごしてきました。

いや・・・正直言うと 少しは春の気配を感じられるかな、って思っていたのですが

・・・・甘かった。

まだまだ山域によっては冬の装い。

春はそう簡単には訪れないのでありました。

 

今回の丸山はポレポレ隊、4回目となります。

でもこんな風にきちんとした長いレポを書くのは初めて。

だって丸山は 雪がない時期なら 観光のついでにサクッと登れちゃうお手軽ハイキングな山だから。

でもね・・・雪をかぶった丸山は さすがにルンルンハイキングとはいかず、 別人・・いや 別山になってました。 

真冬の厳しさからは解き放たれていたものの、 やっぱり日光の春はまだ少し先のようでした。

それではそろそろ行きますか。

大好きな日光、そして懐かしい丸山に向けて出発進行!

 

 

 

 

 

 

 

ずいぶん夜が明けるのが早くなりましたよね。

6時前なのに もうこんなに明るい。

我が家から一番楽チンな高速、東北自動車道で向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

ほおら、日光連山がお出ましだー。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女峰山、存在感がありますねー。

あそこに登ったなんて 嘘みたいだね。

でも、嘘じゃない、 ほんとなんだな これが。 

 

 

 

 

 

 

 

日光ICで下ります。

後ろで女峰山がお出迎え。

 

 

 

 

 

 

 

霧降高原道路からは赤薙山がドーン!

実はですね・・・この時点ではポレポレ隊の目指すお山は この赤薙だったんです。

ところが・・・・

あ、いや、まあ、それは 追々ってことで・・・ 今はこのまま進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

標高が上げるにつれて 道路脇に雪が見え始めました。

道路状況や山の様子に関しては 前日問い合わせをして ”大丈夫” と言われていたのですが

この ”大丈夫” が また色々ありまして・・。

でも まあこれも追々ってことで今はこのまま進ませてもらいます。  ヽ(´~`; ォィォィ  ← 一応シャレになってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

霧降高原第三駐車場到着。

既に2台停まっていて、我々が準備をしていたらもう一台やってきました。

しかし他の方達の装備をチラッと見たところ、女峰まで行くような雰囲気。

ここから女峰は長丁場。

皆さん、すごいなぁ~。 

 

 

 

 

 

 

 

 

除雪車がポツン。

春の訪れがまだ先のことを暗示してるかのよう・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

道路を横切るためトンネルをくぐりますが 

 

 

 

 

 

 

 

すごい雪・・・。

 

 

 

 

 

 

 

なんとなく不安になりながら出発です。 

 

 

 

 

 

 

 

暗くなった気分を せめて手ぬぐいで吹き飛ばそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、八平ヶ原経由で直接丸山に向かう初めてのコース。

ここも普通は下山時に使う方が多いようですが

隊長が そっちは北側の道になるので 下りより上りで使った方がいいんじゃないか、と提案し、

そうだね! とママも即、合意。

地図で確認します。

 

 

 

 

 

 

 

登山届出します。

小丸山経由で登る場合には そちらにもポストがあります。 

 

 

 

 

 

 

 

ドロドロ ビチャビチャの道。 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても歩き始めからこんなに雪があるなんて思ってもみませんでした。 

 

 

 

 

 

 

 

丸山を見つめる隊長。 

 

 

 

 

 

 

 

よそ見する母。 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて・・・・踏み跡を探しながら ズボズボと分岐まで来ました。

ここから右に行くと八平ヶ原への道・・・・のはず・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

しかし まったくトレースがありません。

しかも写真の場所の少し先は 一気に下ってる感じで

本当にそっちなのかどうか見当がつかない。

地図見ても 合ってる様な違うような曖昧な感じだし・・・。

木に目印でもあればそれに沿って進めるけれど

そもそもここは お手軽ハイキングの道だから

この時期に歩く人なんてほとんどいないため 目印をつける必要もないわけで・・・。

無理はしない、がモットーのポレポレ隊。

この道はやめて いつも通り小丸山経由で上がることにしました。 

それにしても・・・

事前に問い合わせをした時、

「山の雪の具合はどんなですかね。 アイゼン持っていけば問題ないですか?」

と聞いた私に

「アイゼンなんて全然いらないよ。 頂上近辺が少し白くなってるだけだから 登山靴さえ履いてれば問題ないよ。」

と、調子よく答えてくれたオジサン。

・・・・・これって やっぱりその人の力量の問題なんだろうか。

山に慣れた人ならこれくらい、なんでもないことなのかもしれないけど

いつまで経っても初級者の我々にはけっこう大変な状況だったわけで、

人それぞれ、持ってる物指しが違ってるわけだから 聞いた言葉を鵜呑みにしてはいけないのですね。

実に勉強になります・・・。

 

さて・・・・・それでは予定変更して まずは小丸を目指して歩きます。

が・・・その小丸への道でさえ、けっこう大変で 雪の深さは膝くらいの所もありました。

メチャメチャ時間がかかります。

そんな時、先に出発した方たちの踏み跡が 急に登山道を離れ・・・

 

 

 

 

 

 

 

スキー場のゲレンデへ向いていました!

おお! ポレポレ隊もこっちに行こう! 

 

 

 

 

 

 

 

急に元気を取り戻すポレポレ隊。

やっぱり視界が広いっていいねぇ。

気持ちまで明るくなる。 

 

 

 

 

 

 

 

本来はもちろん登山道ではありませんが 今日はこちらを歩かせていただきます。 

 

 

 

 

 

 

 

かなり急だけど 雪の道をズボズボするより早いから頑張ろう。 

 

 

 

 

 

 

 

どんだけ急なのかお見せしようかと思ったのですが

後ろに見えてる山が平行じゃないってばー! (撮影は隊長です)

その辺を考慮してごらんください。

でもやっぱり急でしたよ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅー ふぅー。 疲れる~!

 

 

 

 

 

 

 

しかし さすがゲレンデ。 眺めは最高です! 

気持ちいいね~!

 

 

              <中編> に つづく・・・

 

 

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▲春まだ遠し 日光丸山 <中編>

2009-04-08 05:00:00 | ▲2009年山行報告

          <前編> からのつづき

さて、頑張って急斜面を登り、稜線に出ましたよ。 

 

 

 

 

 

 

 

ここが小丸山になります。

ここまではリフトを乗り換えて 一気に来れます。 (4月下旬~)

季節になるとカタクリも咲くし キスゲ平と呼ばれているだけあって

初夏にはニッコウキスゲ目当ての人で大賑わいになるけれど

今日は・・・・ひっそり。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日はルート変更をしたため、丸山は後にして最初に赤薙を目指します。 

しかしこの時点でかなりの風が吹いていました。

寒い・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

けっこう雪があります。

天候も予報では午前中は晴れのはずだったのに

時折薄陽が射す程度で すぐに雲が覆ってしまう。

灰色の空は ますます寒さを際立たせます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩いていて怖いのは 急に足がズボっと深みに入ること。

パパさんも私も 2,3度足の付け根くらいまで入ってしまって 出るのに難儀しました。 

前にどなたかのレポかなんかで 雪に埋まって出るのに時間がかかったっていうのを読んでから

それがすごく怖くって 一歩出すたびに 心臓がバクバク・・・

ここは大丈夫かな、って思いながら歩いているので すごく時間がかかる。

 

 

 

 

 

 

 

写真で見てるとなんてことない道かもしれないけど

見るのと歩くのとでは全然違うのであります。

なるべく稜線の端っこを歩こうとするのですが

今度は風が強くて飛ばされそうになる・・・

 

 

 

 

 

 

曇っていても 視界はまあまあだったから それが救いだったかな。 

 

 

 

 

 

 

 

那須岳もはっきり見えました。

最近、那須岳で滑落事故や雪崩による死亡事故が相次いでいますね。

やっぱり雪を甘く見てはいけないってことですね。

 

 

 

 

 

 

 

丸山がドカン。

「ポレポレ隊さん、こっちの方がいいよ、こっちへいらっしゃい。」

って 呼ばれてるような気がしました。 

 

 

 

 

 

 

 

なのでここで赤薙中止。 (えーっ!)

隊長は後ろ髪引かれてますが 風の強さと頂上直下の雪を考慮し 

今日の目標を丸山に変えました。 

ちなみに赤薙の頂上は展望がありません。

それも理由の一つかな。

晴れていて風がなければ ここの稜線はとても気持ちがいい道なので歩きたかったけど

今日はやめておこう。 

そうと決まったら 丸山 丸山!

 

 

 

 

 

 

 

今日は変更続きで忙しい一日だ。

ここから丸山方面に向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし こっちにも踏み跡は一切ありませんでした。

普通なら またビビるところですが 丸山は今日が4度目。

弱足さんの記憶は薄っぺらなものですが 隊長とパパさんはズンズン進んで行きます。

頼もしい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでもやっぱりトレイルが見えないってのは怖いものですね。

この辺に小さな川なかったっけ? って感じで

一歩一歩 さぐりながら歩いた箇所も。 

 

 

 

 

 

 

 

でも進む度に 記憶が蘇ってくる。

あの時は確か暑かったよね・・・・

でも今はあまりに寒くて あの暑さが懐かしい。 

 

 

 

 

 

 

 

さっき赤薙に向けて歩いていた稜線がはっきり見えます。

いつか必ず歩こうね。 

 

 

 

 

 

 

 

ここらへんも やっぱりズボズボしちゃう。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな風に全然雪がない場所も。 

 

 

 

 

 

 

 

いい感じの場所なんだけど 今日は寒くてじっとしていられない。 

 

 

 

 

 

 

 

あとちょっとだよ。 

 

 

 

 

 

 

 

待ってケロ~ 

 

 

 

 

 

 

 

あと少しだー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着いたー!

 

 

 

 

 

 

 

うっひょー!  雪いっぱい! 

 

 

 

 

 

 

 

丸山 1689m ゲットしました!

おめでとう!

ありがとう。 

 

 

 

 

 

 

 

丸山さーん! また来ましたー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポレポレ隊 貸切です。 

 

 

 

 

 

 

 

ここら辺、かなり雪が深いので 足を取られるのが怖くて動けない弱足さん。

そしたらパパが 四つんばいになれば体重が分散されるよ、というので

恥ずかしながら 赤ちゃんみたいにハイハイで進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、貸し切りの頂上、やりたい放題始まり始まりー!

帽子押さえてないと飛んでっちゃうの巻。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ママさん、タイマー撮影に間に合わなかったの巻。 

 

 

 

 

 

 

 

 

カメラを置く場所を変えて 今度は間に合って良かったの巻。

 

 

 

 

 

 

 

いつまでやるの? の巻。 

これでおしまい。

 

 

 

 

 

 

 

さて・・・相変わらず風がピューピュー吹いています。

ここでランチじゃちょっと寒すぎる・・

ちょっと戻って小丸で食べるとしよう。 

 

 

            <後編> に つづく・・・

 

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▲春まだ遠し 日光丸山 <後編>

2009-04-08 04:00:00 | ▲2009年山行報告

         <中編> からのつづき・・

それでは戻ります。 

 

 

 

 

 

 

 

ママは下りは怖いのでアイゼンつけます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくり ゆっくり。 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとした岩もあります。 

 

 

 

 

 

 

 

来た道を戻ります。 

 

 

 

 

 

 

 

だーれもいない。 

 

 

 

 

 

 

 

ママさん、下りはカメより遅い。 

 

 

 

 

 

 

 

行きにポレポレ隊がつけた足跡。

誰にも邪魔されずに残ってました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして戻ってきました 小丸山の広場に。

不思議なことに あれだけ風が吹いていたのに 準備をしていたら少しずつ風が弱くなってきた。

今のうちにさっさと食べちゃおう! 

 

 

 

 

 

 

 

今日の 山ごはん。 ドライカレーと スープ餃子。 (ピンボケすみません)

 

 

 

 

 

 

 

デザートは おうちで焼いてきた人参ケーキ。

それでは いっただっきまーす! 

 

 

 

 

 

 

 

テーブルが斜めなのは 撮影ミスではありません。

ほんとにこんなに傾いてるの。 

おなかがいっぱいになると 身体もポカポカしてくるね。 

 

 

 

 

 

 

 

ポレポレスノーマン登場。

丸山さん、さようなら。 

5回目はいつかな。

 

 

 

 

 

 

 

赤薙さん、さようなら。

今度は頂上まで行くからね。 

 

 

 

 

 

 

 

それでは またズボズボしながら下山します。 

 

 

 

 

 

 

 

そして上がってきた時と同じく ゲレンデを歩かせていただきます。

ビューン! 鳥さん気分。 

この霧降高原スキー場、今は休止状態みたいですね。

首都圏のスキー場の中では高所にあるため 珍しくパウダースノーだったとか。

 

 

 

 

 

 

 

それにしても本当に急ですね。

ここをスキーで滑り下りるなんて考えられない。

私は歩いて下りても怖かった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

白いまだら模様がおもしろい。 

 

 

 

 

 

 

 

だいぶ下りてきたぞ。 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで来ればもう安心。 

 

 

 

 

 

 

 

 

後を振り返ると 暗雲が立ち込めていました。

赤薙行かなくて正解だったかも。 

 

 

 

 

 

 

 

駐車場に戻ってきました。

お疲れ様。

車は朝と同じ台数。 

 

 

 

 

 

 

 

赤薙はすっかり隠れてしまいました。 

身支度を整えたら出発です。

 

 

 

 

 

 

 

どこへ向かうかうかというと・・・

 

 

 

 

 

 

 

東武日光駅。

隊長と二人で来た 鳴虫山 が懐かしい。

そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャーン! 

駅の近くに大笹牧場の売店があるのです。

ボケボケですが しっかりソフトクリームゲットしました。 (asaさーん! ぽてと。さーん! 寒くても食べちゃいましたー!)

 

 

 

 

 

 

そして こちらもお決まりコース、 金谷ホテルのパンです。 (また買い過ぎた)

 

 

 

 

 

 

 

それから 日光杉並木を通り 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらもポレポレファミリーご用達のたまり漬のお店へ。

義理ママは ここのたまり漬が大好きなのでお土産として買って帰りました。

これだけ あちこち寄っても午後3時には自宅に到着。

やっぱり日光は近いねぇ。

パパさん、お疲れ様でしたー!

 

 

山バッジ  作:弱足ママ 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

VIVA!春山!

・・・・のはずが 行ってみたら冬だった。

今回は変更、変更 と 最初の目的から けっこう離れてしまったね。

隊長は 

「パパとママはいつも諦めるのが早すぎるんだよ」 と 赤薙をやめたことを詰ったけれど

無事に帰ってきたってことが成功の証じゃないのか。

楽しくなくちゃ続かない。

だからなんと言われようとこれでいいのだ。

次回は春山、満喫できるかな。

 

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ― 

丸山 (まるやま) 

栃木県 1689m

コース・・・・・・霧降高原第三駐車場(6:50) ~ 小丸山(8:10) ~ 丸山(9:20)

        ~小丸山(10:25) ~ 駐車場(11:45)

全所要時間・・・4時間55分 (含 昼食 休憩)

歩行時間・・・・・約3時間30分

メンバー・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ (いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

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