沖縄振興、6%減の3150億円 17年度予算で知事けん制 政府
(時事通信 2016/12/21-11:07)
政府は21日、2017年度の沖縄振興予算を、今年度当初比6.0%減の約3150億円とする方針を決めた。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる訴訟の県敗訴確定を踏まえ、早期の埋め立て着手に向けて、対決姿勢を崩さない翁長雄志知事をけん制する狙いがあるとみられる。
減額は2年ぶりで、概算要求額を60億円割り込んだ。使途を県に委ねる「沖縄振興一括交付金」に未執行や繰り越しがあることが理由。安倍晋三首相が前知事から辺野古沿岸部の埋め立て承認を得た13年末に表明した21年度まで3000億円台確保の方針は維持したが、承認後最低となる。
菅義偉官房長官や鶴保庸介沖縄担当相は来年度予算編成に当たり、基地問題が振興策に影響する「リンク論」に言及。政府のこうした厳しい姿勢が実際の予算額に反映された形だ。
(時事通信 2016/12/21-11:07)
政府は21日、2017年度の沖縄振興予算を、今年度当初比6.0%減の約3150億円とする方針を決めた。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる訴訟の県敗訴確定を踏まえ、早期の埋め立て着手に向けて、対決姿勢を崩さない翁長雄志知事をけん制する狙いがあるとみられる。
減額は2年ぶりで、概算要求額を60億円割り込んだ。使途を県に委ねる「沖縄振興一括交付金」に未執行や繰り越しがあることが理由。安倍晋三首相が前知事から辺野古沿岸部の埋め立て承認を得た13年末に表明した21年度まで3000億円台確保の方針は維持したが、承認後最低となる。
菅義偉官房長官や鶴保庸介沖縄担当相は来年度予算編成に当たり、基地問題が振興策に影響する「リンク論」に言及。政府のこうした厳しい姿勢が実際の予算額に反映された形だ。