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北朝鮮が水爆実験に成功と発表、日韓政府は強く非難 (ロイター)

2016年01月06日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
北朝鮮が水爆実験に成功と発表、日韓政府は強く非難
ロイター 2016年 01月 6日 14:49 JST

 
[ソウル 6日 ロイター]

 北朝鮮は、6日午前に水爆実験を実施し、成功したと国営テレビで発表。北朝鮮が核実験を実施するのは今回で4度目。北朝鮮国内にある核実験場付近では同日、大きな揺れが観測されていた。
 北朝鮮は、米国の敵視政策から自国を防衛するため、今後も核開発プログラムの強化を続ける、との方針を表明。米国が「攻撃的な姿勢」を維持する限り、北朝鮮は核開発プログラムを放棄しないと主張した。
 北朝鮮はまた、責任のある核保有国として行動するとしたうえで、主権が侵害されない限りにおいては、核兵器を使用することはないと強調。さらに、核技術を他者に移転しないと表明した。

 この発表を受け、韓国政府は国連制裁の可能性も含め、あらゆる措置を講じると強く非難し、北朝鮮は核実験の代償を払うことになるとの認識を示した。
 韓国大統領府の安全保障担当幹部は、「韓国政府は、北朝鮮がわが国や国際社会の度重なる警告を無視し、4度目の核実験を実施したことを強く非難する。これは明らかな国連決議違反だ」と述べた。


 安倍晋三首相も同日、北朝鮮による核実験実施について「我が国の安全に対する重大な脅威だ。断じて容認できず強く非難する」と首相官邸で記者団に語った。
 その上で、国連安全保障理事会の決議に明確に違反しているとし、「国際的な核不拡散の取り組みに対する重大な挑戦」と指摘。日本政府として今後、米国、韓国、中国、ロシアと連携しながら「断固たる対応を取る」方針も示した。
 北朝鮮の今後の対応を注視するモニタリング体制の強化など3点の指示が安倍首相からあったと、菅義偉官房長官は同日の会見で明らかにした。
一方、米ホワイトハウスは5日遅く、北朝鮮が発表した水爆実験の成功について、事実関係を確認できないが、引き続き状況を見守ると表明した。


 ホワイトハウスのプライス国家安全保障会議(NSC)報道官は「現時点でそうした主張は確認できないが、いかなる国連安保理決議違反も非難する。北朝鮮に対してあらためて国際義務とコミットメントの履行を求める」との声明を発表した。
 同報道官は「地域の同盟国の保護・防衛」を継続するとして、「北朝鮮のいかなる挑発行為にも適切に対応する」と述べた。

 複数の外交関係者が匿名で語ったところによると、国連安保理は北朝鮮の核実験をめぐり、6日に会合の開催を予定している。会合は6日1600GMT(日本時間7日午前1時)に開催され、非公開となる見通し。会合の開催は米国と日本が共同で要請したという。
 4度目の核実験を実施したとの北朝鮮の発表を受け、安保理がどのような措置を取るのかは現時点では明らかでない。北朝鮮は2006年に初の核実験を行って以降、安保理の制裁下にある。


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