政府、辺野古海上工事に着手 ブロックを作業船に 普天間移設
(時事通信 2017/02/06-10:19)
防衛省沖縄防衛局は6日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設のため、名護市辺野古沖で海上工事に着手した。埋め立てに関わる作業は初めて。政府は先の日米防衛相会談で辺野古移設を「唯一の解決策」と確認したことを踏まえ、代替施設建設を急ぐ。翁長雄志知事は建
設を阻止するため、知事権限を活用した対抗策を講じる構えだ。
海上工事ではまず、埋め立て工事に伴う海水の汚れが周辺海域に拡散するのを防ぐ「汚濁防止膜」を設置する。6日は膜を固定するコンクリートブロックの海中投下に向け、クレーンを載せた作業船にブロックを積み込む工程に入った。3カ月程度かけて約220個のブロックを設置した後、護岸工事に移行する。
沖縄県が政府に与えた岩礁破砕許可は3月末に期限が切れる。県は工事続行には許可の更新が必要との立場で、沖縄防衛局に文書で通知するとともに9日までに回答するよう求めている。これに対し、政府は地元漁協が辺野古沖の漁業権を放棄したため、更新は不要との見解だ。
(時事通信 2017/02/06-10:19)
防衛省沖縄防衛局は6日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設のため、名護市辺野古沖で海上工事に着手した。埋め立てに関わる作業は初めて。政府は先の日米防衛相会談で辺野古移設を「唯一の解決策」と確認したことを踏まえ、代替施設建設を急ぐ。翁長雄志知事は建
設を阻止するため、知事権限を活用した対抗策を講じる構えだ。
海上工事ではまず、埋め立て工事に伴う海水の汚れが周辺海域に拡散するのを防ぐ「汚濁防止膜」を設置する。6日は膜を固定するコンクリートブロックの海中投下に向け、クレーンを載せた作業船にブロックを積み込む工程に入った。3カ月程度かけて約220個のブロックを設置した後、護岸工事に移行する。
沖縄県が政府に与えた岩礁破砕許可は3月末に期限が切れる。県は工事続行には許可の更新が必要との立場で、沖縄防衛局に文書で通知するとともに9日までに回答するよう求めている。これに対し、政府は地元漁協が辺野古沖の漁業権を放棄したため、更新は不要との見解だ。