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露中合同海軍演習、閉幕 ( The Voice of Russia )

2013年07月11日 | ロシアのニュース
露中合同海軍演習、閉幕 (抜粋記事)
The Voice of Russia 10.07.2013, 15:11

ナターリヤ・カショ
 前文省略

「露中の演習は外部のオーディエンス、すなわち米国・日本などに訴えるものという性質も帯びている。露中は彼らに、露中の軍事同盟というものが可能であるということをデモンストレーションしているのだ。とはいえ、実際のところは、露中の間に軍事同盟なるものは存在しない。第一、伝統的に中国指導部は、『ロシアとの関係は同盟ではない。そして今後も、同盟関係になるということはあり得ない』と断言している」

演習は、従来から高いレベルにあった露中の軍事部門における信頼感のさらなる高まりと、自国の安全を共同で保障することへの関心の高まりを、反映している。そう語るのは、地政学問題アカデミー総裁レオニード・イワショフ氏だ。

「演習を通じて、『中国もロシアも、今後、自国の国益を維持することには、共同であたるのだ』ということが示された。ロシアの極東における政策に対しては、日本から一定の圧力が加えられている。日本は米国の同盟国である。日本国内には米国の一大戦力が展開されている。また我々(ロシア)は、米国がアジア太平洋地域において対ミサイル部隊、また空軍部隊に力を入れていることも、注視している。そのミサイル部隊だの空軍部隊だのについても、やはり日本が協力している。ロシアばかりではない、中国もまた、米国・日本からの圧力を感じ取っている。東シナ海・南シナ海の係争諸島をめぐる対立や、中国への化石燃料輸入の動脈であるマラッカ海峡における権益の維持といったことが、中国の懸案となっている」

演習の閉幕を記念して、軍事パレードが行われる。その後中国海軍はウラジオストクに寄港し、そこで2日を過ごす。なお、今月27日から8月15日にかけては、チェリャビンスク郊外で、露中対テロ合同陸軍演習「平和ミッション2013」も行われる予定である。



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