ミサイル配備、ロシアに抗議 北朝鮮対応で協調確認 外務・防衛閣僚協議
(時事通信 2017/03/20-14:36)
日ロ両政府は20日、外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を東京都内で開催した。北朝鮮の核・ミサイル開発で厳しさを増す安全保障環境を踏まえ、地域の安定に向けた日ロ協調を確認する見通し。日本側は協議前の個別の防衛相会談で、ロシアによる北方四島への地対艦ミサイルや新たな師団の配備に抗議した。
協議には岸田文雄外相と稲田朋美防衛相、ロシア側からラブロフ外相とショイグ国防相が出席した。冒頭、岸田氏は「東アジアの安全保障情勢を踏まえ、隣国の日ロで意思疎通を図り相互理解を深めるのは重要だ」と表明。ラブロフ氏は「2プラス2開催は日ロ関係を新しい次元に引き上げ、地球規模や地域での協力を拡大することを示している」と応じた。
これに先立ち、稲田氏はショイグ氏との個別会談で、ロシア軍が北方四島で兵力増強を進めていることを取り上げ、「わが国固有の領土であり、そうした立場に相いれず遺憾だ」と抗議。北朝鮮の核・ミサイル開発や中国が海洋進出を強める東・南シナ海情勢に触れ、日本の安全保障環境が一段と厳しくなっていると伝えた。
(時事通信 2017/03/20-14:36)
日ロ両政府は20日、外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を東京都内で開催した。北朝鮮の核・ミサイル開発で厳しさを増す安全保障環境を踏まえ、地域の安定に向けた日ロ協調を確認する見通し。日本側は協議前の個別の防衛相会談で、ロシアによる北方四島への地対艦ミサイルや新たな師団の配備に抗議した。
協議には岸田文雄外相と稲田朋美防衛相、ロシア側からラブロフ外相とショイグ国防相が出席した。冒頭、岸田氏は「東アジアの安全保障情勢を踏まえ、隣国の日ロで意思疎通を図り相互理解を深めるのは重要だ」と表明。ラブロフ氏は「2プラス2開催は日ロ関係を新しい次元に引き上げ、地球規模や地域での協力を拡大することを示している」と応じた。
これに先立ち、稲田氏はショイグ氏との個別会談で、ロシア軍が北方四島で兵力増強を進めていることを取り上げ、「わが国固有の領土であり、そうした立場に相いれず遺憾だ」と抗議。北朝鮮の核・ミサイル開発や中国が海洋進出を強める東・南シナ海情勢に触れ、日本の安全保障環境が一段と厳しくなっていると伝えた。