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チベット族 焼身自殺100人超す (東京新聞)

2013年02月28日 | 中国の内政問題・少数民族弾圧
チベット族 焼身自殺100人超す (抜粋記事)
東京新聞 2013年2月28日 朝刊

 前文省略

 米政府系のラジオ自由アジア(RFA)によると、焼身自殺を図ったチベット族は二〇〇九年二月以降、四川省や青海省で相次ぎ、百七人(うち八十九人が死亡)を数えるという。大半は十代から二十代前半と若く、信仰の自由やチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世の帰還を求めて命を投げ出した。

 〇八年三月のチベット騒乱後、集団抗議は徹底的に抑え込まれ、個人の抗議の意思表示のため、焼身自殺が始まったとされる。
 インドのダラムサラにあるチベット亡命政府は、焼身自殺の理由を「中国政府による政治弾圧や同化策、社会的差別、環境破壊への憤り」とする。

 一方、中国政府は「国外の国家分裂主義組織による扇動だ」と主張。ダライ・ラマを指導者と仰ぐチベット独立派の画策とみて、真っ向から対立する。
 自殺した女性の家族は、貧困世帯に支給される生活保護が自殺で打ち切られた。自宅は当局に監視され、知人の助けも得られず孤立している。

 四十代の僧侶は「自ら命を絶つ行為は教義に反する」と訴えながらも、「寺院の中でお経を読む時間さえ政府に管理される。だからこそ自由を求め、命を懸けて抗議する人々がいる」と嘆息した。



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