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北朝鮮包囲一段と 安保理決議、中国異例の賛成 米、トランプ政権で初制裁 (時事通信)

2017年06月05日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
北朝鮮包囲一段と 安保理決議、中国異例の賛成 米、トランプ政権で初制裁
(時事通信2017/06/03-14:57)

 【ニューヨーク、ワシントン時事】

 国連安全保障理事会は2日、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対する制裁決議を採択した。制裁に慎重だった中国やロシアを含む全会一致で採択され、トランプ米政権が目指す北朝鮮への国際包囲網は一段と狭まった。ただ、従来の決議を踏襲する内容にとどまり、北朝鮮の挑発行動抑制につながるかは不透明だ。
 
 圧力よりも対話を重視する中国が、核実験以外で北朝鮮制裁決議に賛成したのは極めて異例。背景には、トランプ大統領が「中国が協力を決断しなければ、われわれが独力で解決する」と警告し、空母を朝鮮半島沖に派遣したり、北朝鮮を支援する第三国の団体・個人への制裁を示唆したりして、中国をけん制してきたことがあるとみられる。
 
 ティラーソン米国務長官は4月末、安保理で閣僚級会合を開き、北朝鮮に核・ミサイル開発放棄を迫るため、経済制裁と外交手段を中心に圧力を強めることを各国に要請。トランプ政権は、とりわけ中国が北朝鮮への影響力を行使することを重視してきた。
 
 ただ中国は当初、6度目の核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射が行われていない現状での制裁決議に慎重とみられていた。だが、北朝鮮が5月に入り3週連続でミサイルを発射すると、安保理は2度の緊急会合を開催し、日本や米国は制裁強化を訴えてきた。米国は
「通常通りは選択肢にない」という厳しい姿勢で臨み、中国と制裁も含めた対応策を水面下で協議してきた。

  米国は石油の取引制限なども視野に入れていたが、トランプ政権発足後初となる決議の採択を優先。過去の決議に基づき、制裁対象者を増やすだけの内容に同意した。外交筋によると、中国は対話による解決を強調する項目を入れることを要求。双方が折り合いを付け、1日までに合意に至った。 



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