日トルコ首脳会談要旨 （時事通信）

日トルコ首脳会談要旨
（時事通信　2015/11/14-07:08）

（イスタンブール時事）

　安倍晋三首相とトルコのエルドアン大統領の会談要旨は次の通り。
　
　【難民問題】
　大統領　トルコはシリア難民対策の予算だけで既に８５億ドル（約１兆４４０億円）を負担している。各国の負担共有に期待したい。
　首相　難民流出を防ぐためには民生の安定が重要だ。日本は中東地域の安定を取り戻すため必要な支援に注力していく。
　
　【Ｇ２０】
　両首脳　月末の国連気候変動枠組み条約第２１回締約国会議（ＣＯＰ２１）や、テロ対策、難民問題でＧ２０首脳が強いメッセージを出すことが重要だ。
　
　【経済協力】
　大統領　トルコにとって日本はアジア太平洋で最も重要なパートナーだ。２国間の貿易を拡大し、経済関係を促進したい。
　首相　日本とトルコの経済関係はまだ多くの潜在性がある。貿易投資環境の強化を一層進めたい。日本企業もトルコのいろいろなインフラ事業に参加しているが、今後も積極的に参加したい。
　大統領　（日本が手掛ける）シノップ原発への期待が日に日に高まっている。
　首相　２０２３年運転開始の希望を実現するために着実に進めたい。