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韓日中首脳 3カ国協力強化の第一歩と評価 (聯合ニュース)

2015年11月01日 | 東アジアニュース
韓日中首脳 3カ国協力強化の第一歩と評価
2015/11/01 17:13聯合ニュース

 【ソウル聯合ニュース】

 韓国、日本、中国による3カ国首脳会談が1日午後、ソウルの青瓦台(大統領府)で開かれた。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領、安倍晋三首相、中国の李克強首相は約1時間半にわたり会談を行い、北東アジア3カ国の協力に向けた第一歩を踏み出したと評価した。

 
 韓日中3カ国首脳による会談は2012年5月以来。

 会談では朴大統領がまず、約3年半ぶりに再開された3カ国首脳会談の意義を評価し、安倍首相と李首相がそれぞれ発言した。

 朴大統領は冒頭発言で、「3カ国の首脳がこうして一堂に集まったことは大変意義深い。大切な機会であるだけに、国内外の高い期待と変化する北東アジアの環境を念頭に、深い議論を行う場になれば幸い」と述べた。

 また、3カ国の国民が体感できる実質的な協力強化に向けた合意を期待するとし、3カ国にとどまらず北東アジアの平和と繁栄に一歩近づく契機になることを願うと強調。今回の首脳会談が3カ国の協力の新しい発展と平和協力の新時代を開き、相互信頼を強化する重要な道しるべになることを期待するとした。

 安倍首相は「日本として首脳会談の早期開催を一貫して主張してきた」として、「このたび、朴大統領のイニシアチブによって3年半ぶりに会談が開催され、本当に良かったと思う」と評価した。また、「3カ国は地域の平和と安定に大きな責任を共有している。だからこそ、あらゆるレベルでの対話と協力を強化すべきだ」と強調。「われわれ3首脳から政治的モメンタム(勢い)を与え、新たな協力の一歩を踏み出したい」と呼びかけた。

 安倍首相は「地域、国際情勢についても率直に意見交換を行い、3カ国の連携を一層深めていきたい」と説明した上で、「今回の会談開催によって、日中韓プロセスは正常な状態に戻った。階段定例開催への回帰を日本として支持する」と述べた。

 李首相は「3カ国の協力体制は3年間、紆余(うよ)曲折と困難があり停滞していた。中韓日は近い隣国であり、うまく協力すれば、より大きな役割を発揮すると信じている」と述べた。

 さらに、「協力は妥当に、歴史をはじめ敏感な問題を処理する土台と、東アジア地域が互いに理解を深める土台の上で行われるものだ」と指摘し、日本に向け過去の歴史の直視を通じた北東アジア協力増進というメッセージを投げ掛けた。

 また、「3カ国は隣国同士だが、不幸にも一部の国家間でさらに理解を深められずにいることは残念に思う。真の包容と寛容の実現を期待する」と述べた。

 李首相は「3カ国会談の開催自体が第一歩を踏み出すことであり、3カ国協力において非常に重要な意味がある。朴大統領、安倍首相と共に政治的な相互信頼を深め、3カ国協力体制が再び覆されることがないよう願う」と述べた。


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