アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

米・インド 中国念頭に防衛協力強化で一致 (NHK NEWSWEB)

2016年06月08日 | インド・南アジアニュース
米・インド 中国念頭に防衛協力強化で一致
NHK NEWSWEB6月8日 9時33分

 アメリカのオバマ大統領は7日、首都ワシントンを訪問しているインドのモディ首相とホワイトハウスで会談しました。会談で双方は海洋進出の動きを強める中国を念頭に、南シナ海やインド洋での安全確保に向けて防衛協力を一段と強化することで一致したとしたうえで、ことし4月、両国の軍が後方支援の分野で協力する協定を結ぶことで原則合意したことを歓迎しました。

 また、両国の間で2008年に結んだ原子力協定に基づき、東芝の子会社でアメリカの原子力企業「ウェスチングハウス」などが、インド国内に6基の原子力発電所を建設する契約を来年6月までに結ぶことを目指すことで合意しました。

 オバマ政権がアジア重視政策を進めるなか、アメリカとインドは安全保障や経済分野で関係強化を進めており、会談のあと、オバマ大統領が「2つの民主主義の大国が、さまざまな分野で関係を強化することはとても自然なことだ」と述べたのに対し、モディ首相は「友人である両国があらゆる課題についてリーダーシップを取っていることを誇りに思う」と応じていました。

防衛相 南シナ海問題巡りタイ国防相と会談 (NHK NEWSWEB)

2016年06月08日 | 安全保障と南シナ海紛争
防衛相 南シナ海問題巡りタイ国防相と会談
NHK NEWSWEB 6月7日 22時06分
 
 東南アジアを歴訪している中谷防衛大臣は、日本時間の7日夕方、タイの首都バンコクで、プラウィット国防相と会談しました。
この中で両氏は、南シナ海で海洋進出を強める中国を念頭に、南シナ海での航行や飛行の自由、それに国際法に基づく平和的な紛争の解決が重要だという認識で一致しました。そして、タイの軍隊の能力向上を目的とする支援策として、自衛隊がことし4月に初めて、防空識別圏など航空に関する国際法などについての研修会を実施したのに続き、さらに、国際法への共通理解を構築するための取り組みを進めていくことを確認しました。

 会談のあと中谷大臣は記者団に対し、タイとの防衛協力について、「防衛装備品に関する協力についても事務レベルで意見交換を行っており、いずれ、装備品を移転するための協定も結ぶことが必要だと考えている」と述べました。

米軍機対象に「危険飛行」 東シナ海で中国軍機 (時事通信)

2016年06月08日 | 安全保障と東シナ海紛争
米軍機対象に「危険飛行」 東シナ海で中国軍機
時事通信 2016/06/08-10:38)

【ワシントン時事】

米太平洋軍は7日、東シナ海の国際空域で同日、中国軍の戦闘機「殲10」が米軍のRC135偵察機に危険な接近を試みたと発表した。太平洋軍は声明で、中国軍機の飛行を「不適切な操縦」と見なしていると述べ、外交・軍事双方のルートで中国側と問題に対処していると表明。懸念を伝えたことを示唆した。

 声明によれば、「通常の哨戒任務中」だったRC135に2機の殲10が近づき、うち1機が「安全とは言えない過度の速度で接近した」という。CNNテレビはこれに関し、中国機はRC135と同じ高度で迫ってきたと報じた。中国は2013年、沖縄県・尖閣諸島上空を含む東シナ海上に防空識別圏を設定している。
 米中は航行の自由をめぐりさや当てを演じており、先月17日には中国・海南島東方の南シナ海で中国軍機が米軍偵察機EP3に約15メートルまで異常接近。米軍が中国軍に懸念を伝達した。