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韓国総選挙 与党敗北で厳しい政権運営迫られるか (NHK NEWSWEB)

2016年04月14日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
韓国総選挙 与党敗北で厳しい政権運営迫られるか
NHK NEWSWEB 4月14日 6時36分

 韓国では、1院制の国会の300議席を巡って争う4年に1度の総選挙が13日行われました。

 開票作業はほぼ終わり、公共放送のKBSは、主な政党の最終的な獲得議席数の見通しについて、与党「セヌリ党」が121議席で、選挙前より25議席減らすと伝えており、「セヌリ党」は目標としていた過半数に遠くおよびませんでした。

 これに対して野党側は、最大野党の「共に民主党」が123議席で「セヌリ党」を上回って第1党となる見通しで、また第3党の「国民の党」が39議席と、いずれも選挙前より議席を伸ばすことが確実です。両党ともに「セヌリ党」と連立を組む考えはなく、韓国の国会で大統領を支える与党の議席数が野党側を下回って少数派となるのは16年ぶりだということです。

 セヌリ党」は、公認候補を選ぶ過程でパク大統領に近いグループと大統領から距離を置くグループとの内部対立が表面化し、支持率を落としたのに対し、「共に民主党」は政権の経済政策を批判して鍵を握るソウル首都圏で圧勝しました。

 「セヌリ党」が予想外の敗北を喫したことで、残る任期が2年を切ったパク大統領は厳しい政権運営を迫られる見通しで、慰安婦問題を巡る日本政府との合意の履行や、北朝鮮への対応などに影響が出ることも予想されます。

韓国は中国の冊封国ではなく朝鮮半島の非核化と日本との関係改善を願う…(聯合ニュース)

2016年04月14日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
韓国総選挙 与党が惨敗=最大野党が第1党に
聯合ニュース 2016/04/14 07:32

【ソウル聯合ニュース】韓国で13日に投票が行われた国会議員総選挙(定数300)で、与党セヌリ党は惨敗し、最大野党「共に民主党」に第1党の座を明け渡した。

 共に民主党は首都圏で予想外の圧勝を収め、目標を超過達成し、最大議席を獲得した。

 新党の「国民の党」も躍進し、院内交渉団体の資格となる20議席をはるかに上回る38議席を獲得したのに加え、比例代表(47議席)の得票率は共に民主党を抑え2位を記録した。

中央選挙管理委員会によると、253の小選挙区のうち、共に民主党が110選挙区、セヌリ党が105選挙区、国民の党が25選挙区、革新系の正義党が2選挙区、無所属が11選挙区でそれぞれ勝利した。

 比例代表はセヌリ党が17議席、共に民主党が13議席、国民の党が13議席、正義党が4議席を獲得した。

 小選挙区と比例代表を合わせた獲得議席数は、共に民主党が123、セヌリ党が122、国民の党が38、正義党が6、無所属が11となった。野党3党の合計議席数が167に上り、16年ぶりに野党の議席数が与党を上回った。


180議席獲得を目標としていたセヌリ党は過半数はおろか、「最悪のシナリオ」と想定していた145議席にも満たない散々な結果に終わった。共に民主党に第1党の座を明け渡し、国会の主導権を失うことになる。今後の朴槿恵(パク・クネ)政権の国政運営にも大きく影響しそうだ。

 選挙結果について、セヌリ党中央選挙対策委員会の安亨奐(アン・ヒョンファン)報道官は、「謙虚に受け止める。国民は大きく失望し、叱責したにもかかわらず、国民の気持ちをきちんと読み取ることができなかった」と述べた。

 一方、共に民主党の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員会代表は「セヌリ党政権の経済政策がどれだけ間違っていたかについて、国民が審判を下したことが、首都圏の選挙結果をみれば分かる」と指摘した。

 中央選挙管理委員会の暫定集計によると、今回の総選挙の投票率は58.0%で、2012年の前回総選挙の54.2%より3.8ポイント上昇した。