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北朝鮮に「重大な懸念」 ASEANが声明 29日に首脳会議 (時事通信)

2017年04月29日 | ASEAN諸国ニュース
北朝鮮に「重大な懸念」 ASEANが声明 29日に首脳会議
 時事通信 2017/04/28-16:54)

【マニラ時事】
 東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が28日、フィリピンの首都マニラで開かれ北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射などをめぐる朝鮮半島の緊張激化について「重大な懸念」を示す声明を発表した。声明は29日に行われるASEAN首脳会議の議長声明にも反映される見通し。

 声明は北朝鮮に対し、国連安保理決議の全面的な順守を強く促した上で、米国などを念頭に「すべての当事者に挑発的な行動の中止と、状況を悪化させる行動の抑制」も求めた。
 
 北朝鮮をめぐっては、今年2月に同国が関与したとみられる金正男氏殺害事件がマレーシアで起き、北朝鮮と友好関係を保ってきたASEANの一部加盟国から反発の声が上がっていた。米国と北朝鮮はそれぞれ、自国に有利な議長声明を出すよう要求しており、ASEANがどう対応をするか注目されていた。
 
 ASEANではこれまでマレーシアやインドネシア、ラオスなどが北朝鮮と良好な関係を維持。特にマレーシアは北朝鮮からのビザなし渡航も認めてきたが、金正男氏事件が大使の相互追放や相手国民の出国禁止措置に発展するなど、関係は一時極度に悪化した。また、国際社会の反発を尻目に核実験やミサイル発射を続ける姿勢にも警戒感が広がっていた。


北朝鮮、米国との緊張めぐりASEANに支援求める (AFP BBNEWS)

2017年04月28日 | ASEAN諸国ニュース
北朝鮮、米国との緊張めぐりASEANに支援求める
AFP BBNEWS 2017年04月27日 22:33 

【4月27日 AFP】

北朝鮮は、米国との間で緊張が高まっていることを受けて、「核による大量虐殺」が起こり得ると警鐘を鳴らし、それを防ぐために東南アジア諸国に対して支援を求めていることが、AFPが入手した北朝鮮外相の書簡で分かった。

 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ、Ri Yong-Ho)外相は東南アジア諸国連合(ASEAN)の事務局長に宛てた書簡の中で、朝鮮半島(Korean Peninsula)における現在の状況は、 米政府の行動が原因で「戦争の瀬戸際」にあると警告。また、米韓の合同軍事演習を長々と批判する一方で、ASEAN加盟国10か国の外相に朝鮮半島の「深刻な状況」について事務局長が通知し、同時に適切な提起を行うよう求めている。

 AFPが入手した北朝鮮の書簡のコピーには3月23日と記されていた。

書簡はまた「周辺地域の平和と安定を重要視するASEANが、公平な立場から(ASEAN)首脳会議で米韓の合同軍事演習を争点とし、朝鮮半島の平和と安全を守るために積極的な役割を担うことを期待する」と述べている。

 李外相は書簡でさらに、米韓の合同軍事演習は北朝鮮の核兵器開発を正当化するものだとし「瞬時に朝鮮半島を核による大量虐殺に追い込むことができる核攻撃の手段を配備するということは、そうした演習の性質が防衛のためということではありえないのは誰の目にも明らかな事実だ」と述べている。

 ASEAN首脳会議は今週、フィリピンのマニラ(Manila)で開かれる予定となっており、朝鮮半島情勢についても議論が交わされる見込み。

米大統領、11月に東南アジア歴訪 対北朝鮮・南シナ海で協議へ (時事通信)

2017年04月21日 | ASEAN諸国ニュース
米大統領、11月に東南アジア歴訪 対北朝鮮・南シナ海で協議へ
(時事通信 2017/04/21-01:31)  

【ジャカルタ時事】

 インドネシア訪問中のペンス米副大統領は20日、トランプ大統領が11月にフィリピンで開かれる東アジアサミットと米・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に参加することを明らかにした。ベトナムで同月開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にも出席する。
 
 トランプ大統領は一連の外遊に合わせて日本初訪問も検討しており、日米両政府間で今後日程調整などが本格化する可能性がある。
 日本や韓国、中国も参加する東アジアサミットでは、弾道ミサイル発射で米国への挑発を強める北朝鮮への対応が協議される見通し。トランプ政権は北朝鮮への軍事行動を含む「あらゆる選択肢を排除しない」とする強硬姿勢を示しており、北朝鮮への圧力を強化して核やミサイルの放棄を迫る方針を各国と確認するとみられる。
 
 APEC首脳会議では、トランプ政権が「米国第一」主義を掲げる中、自由貿易や為替政策が主な議題になるとみられる。 
 ペンス副大統領は「われわれは南シナ海の平和と安定のため、ASEANとともに引き続き行動する」と述べ、ルールに基づく秩序や、紛争の平和的解決の重要性を指摘。南シナ海への進出を強める中国をにらみ、米国が南シナ海問題に関与していくことを強調した。
 
 ペンス副大統領はこれに先立ち、インドネシアのジョコ大統領と会談。「南シナ海での航行・飛行の自由を維持していく」と中国をけん制した。
 
 米・インドネシア関係については、両国が「法の支配や人権、宗教の多様性など多くの価値観を共有している」と指摘。穏健なイスラム教徒が多いインドネシアを「世界の参考になる」と称賛し、今後もテロ対策などで協力を深める方針を示した。
 ペンス副大統領はジャカルタにある東南アジア最大規模のモスク(イスラム礼拝所)を訪れ、各宗教指導者とも対話した。


マレーシア、金正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡し 出国禁止も解除 (ロイター)

2017年03月31日 | ASEAN諸国ニュース
マレーシア、金正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡し 出国禁止も解除
ロイター 2017年 03月 31日 08:37 JST

[クアラルンプール 30日 ロイター]


 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアの空港で殺害された事件で、マレーシア政府は30日、同氏の遺体を北朝鮮の平壌に向かう航空機に移した。

 両国は、遺体の引き渡しと引き換えに、北朝鮮で足止めされていたマレーシア人9人の出国を認めることで合意した。

 金正男氏の殺害を巡り、両国の関係は急速に悪化。両政府は互いの国民の出国を禁止する措置を講じていたが、合意を受けて、7週間近く続いた対立は解消された。

 マレーシアのナジブ首相は30日、北朝鮮人のマレーシアからの出国を認めると発表。北朝鮮で足止めされているマレーシア人9人についても出国が認められたとし、マレーシア時間の31日早朝に搭乗機がクアラルンプールに到着する予定だと明らかにした。

 首相は「遺体の検視完了と、遺族からの手紙で北朝鮮への遺体返還の要請があったことから、検視官は遺体の引き渡しを認めた」とコメントした。

 首相の声明は金正男氏の名前に言及していない。

 マレーシアの北朝鮮大使館にかくまわれているとされた金正男氏殺害事件の北朝鮮籍の容疑者3人についても、マレーシアからの出国を認められたかどうかは現時点で不明。
 
 北朝鮮政府は声明を発表し、両国は「北朝鮮人の死亡に伴う問題」を解消できたとし、「両国関係の重要性が再確認された」とコメントした。

マレーシア人9人、北朝鮮から帰国 正男氏殺害で足止め  (AFP BBNEWS)

2017年03月31日 | ASEAN諸国ニュース
マレーシア人9人、北朝鮮から帰国 正男氏殺害で足止め
AFP BBNEWS 2017年03月31日 06:53 

【3月31日 AFP】

 マレーシアの空港で先月、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件をめぐり、北朝鮮からの出国を一時禁じられていたマレーシア人9人が31日、帰国した。同国外務省職員とAFP記者が伝えた。

 マレーシア大使館職員3人とその家族6人は同日未明、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport)に到着。アニファ・アマン(Anifah Aman)外相と親族らに迎えられた。

 北朝鮮とマレーシアの関係は正男氏殺害事件により悪化。両国は互いに相手国の大使を追放し、国内に滞在する相手国市民の出国を禁じていた。だが両国は30日、正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡すことで合意。これを受け、マレーシア人9人の出国が許可された。(c)AFP

正男氏の遺体 北への引き渡しで合意 北朝鮮・マレーシア (聯合ニュース)

2017年03月31日 | ASEAN諸国ニュース
正男氏の遺体 北への引き渡しで合意 北朝鮮・マレーシア
聯合ニュース2017/03/30 22:09

【ソウル聯合ニュース】

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が先月、マレーシアで殺害された事件で、両国は30日に共同声明を発表し、正男氏の遺体を北朝鮮にいる家族に引き渡すことで合意した。

 北朝鮮の朝鮮中央通信に掲載された6項目の「共同声明」は、「朝鮮民主主義共和国が死亡者(正男氏)の家族から(受け取った)遺体と関連した文献を提出したため、マレーシアは遺体を朝鮮民主主義共和国にいる死亡者の家族に戻すことに同意した」とした。

 北朝鮮にいる正男氏の家族は事実上、正恩氏を意味するとみられる。

 声明によると、両国国民の出国禁止措置を解除するとした。また、同事件を受けて中止した査証(ビザ)免除制度を再導入することを肯定的に協議し、両国関係をさらに高い段階に発展させるため努力することにした。

正男氏遺体 結局北朝鮮へ 容疑者とともに北京到着  (聯合ニュース)

2017年03月31日 | ASEAN諸国ニュース
正男氏遺体 結局北朝鮮へ 容疑者とともに北京到着
聯合ニュース 2017/03/31 08:53


【北京聯合ニュース】

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、事件に関与しているとされる在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と北朝鮮の航空会社・高麗航空職員のキム・ウクイル氏が31日未明、マレーシアから空路で経由地の北京に到着した。正男氏の遺体も北京に到着したようで、近く平壌に移送されるとみられる。

2等書記官らは30日午後、クアラルンプールを出発し、31日午前2時(日本時間同3時)ごろに北京の首都国際空港に到着。そのまま黒い乗用車に乗り、在中北朝鮮大使館に向かった。

 高麗航空の運航日程からみて、正男氏の遺体と2等書記官らは来月1日に平壌に向かうとみられる。

 マレーシアが正男氏の遺体の引き渡しと2等書記官らの出国を認めたのは30日に発表した両国の共同声明に基づいた措置だ。共同声明によると、北朝鮮とマレーシアは正男氏の遺体の引き渡しと2等書記官らの出国を認める一方、北朝鮮に留め置かれているマレーシア人9人を出国させることで合意した。

 正男氏殺害事件発生から捜査方法や遺体の引き渡しなどで衝突してきた北朝鮮とマレーシアが「人質外交」で解決を図ったことで、正男氏殺害事件は未解明のままになる可能性が高まった。

 正男氏は2月13日にマレーシアで殺害されており、事件の背後には北朝鮮政権がいるとの見方が多かった。

正男氏遺体は病院に 北朝鮮と依然交渉中 マレーシア保健相 (時事通信)

2017年03月29日 | ASEAN諸国ニュース
正男氏遺体は病院に 北朝鮮と依然交渉中 マレーシア保健相 
時事通信 2017/03/28-16:50)

 【クアラルンプール時事】

 マレーシア国営ベルナマ通信などによると、スブラマニアム保健相は28日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏の遺体はクアラルンプール市内の病院にあると述べた。また、「外務省と北朝鮮の交渉は続いている」と語り、遺体の取り扱いはまだ決まっていないことを明らかにした。
 複数の地元紙は、遺体が26日に病院から運び出され、27日夜に戻されたと報道。これに関し、保健相は「私が知る限り、遺体は常に病院にあった」と指摘。遺体が火葬されたとの臆測も否定した。
 保健相はまた、正男氏の親族を待っているが、残念ながらマレーシアに現れないため、外務省が遺体の取り扱いを検討していると説明した。


正男氏遺体、火葬のため搬出 きょう政府声明か マレーシア (時事通信)

2017年03月27日 | ASEAN諸国ニュース
正男氏遺体、火葬のため搬出 きょう政府声明か マレーシア
時事通信 2017/03/27-09:14)

【クアラルンプール時事】

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、正男氏の遺体は26日午後、安置されていたクアラルンプール市内の病院から搬出された。マレーシアの華字紙・中国報(電子版)などが伝えた。運び出された遺体は火葬場に送られ、火葬後の遺灰は北朝鮮側に引き渡される見通しという。マレーシア政府は27日、遺体の扱いを含め、同事件をめぐる北朝鮮との交渉結果について声明を発表するとみられる。

 英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(電子版)も関係者の話として、正男氏の遺体は「宗教儀式」のため、別の場所に移されたと報じた。正男氏は2月13日にクアラルンプール国際空港で殺害され、遺体は約40日間、市内の病院に安置されていた。
 
 マレーシアのザヒド副首相は26日、外務省が北朝鮮との交渉進展に関する公式声明を27日に発表するだろうと説明。カリド警察長官も正男氏の遺体搬出について、メディアに「あす(27日)の情報を待ってほしい」と述べた。
 星洲日報によると、マレーシアと北朝鮮は事件処理をめぐり、既に何らかの合意に達したという。
 
 一方、中国報によれば、マレーシアの警官4人が26日、事件の重要参考人に事情聴取するため、在マレーシア北朝鮮大使館に入ることを初めて認められた。警察は、事件に関与したとされる同大使館の2等書記官や高麗航空職員ら3人が大使館の中にいるとみて、北朝鮮に聴取の協力を求めたが、北朝鮮側はこれまで応じていなかった。
 4人の警官は約2時間半にわたり大使館に滞在したという。


北朝鮮との正式協議 近日中に開始 (nangokushimbunnews)

2017年03月13日 | ASEAN諸国ニュース
北朝鮮との正式協議 近日中に開始
nangokushimbunnews 投稿日: 3月 13, 2017
(3月11日スター)

(マレーシア)

金正男氏殺害事件で関係が悪化したマレーシアと北朝鮮。互いに自国居留の相手国民の出国を禁止している問題で、マレーシアのアニファ外相は3月11日の記者会見で、数日以内に北朝鮮との正式な協議を始めると語った。
 外相によると、すでに北朝鮮大使館館員と3回非公式の会合をもち、正式な協議に入る準備を整えた。
 アニファ氏は会見前、北朝鮮から出国を禁止されたマレーシア人9人の家族らとKLで面会し正式協議について伝えたもよう。