有作未庵  烏兎怱怱 有作憂さ話 

有作(うさ)=煩悩の生ずること。
憂さ話=つらさや苦しさを語ってなぐさめ合うこと。
月日の経つのは早いですね。

脱力

2012年02月28日 14時05分59秒 | モブログ
一つ一つの事に一々深く考えるのは疲れるもんだ。

優先順位を付けるのが苦手だから、上手に気を配れなくて、本当は大事だと思っている事をおろそかにしてしまって凹む。

日常のペース配分も無理矢理なんとかしてるけど、普通の暮らし方ではないから困る事にもなる。

今日も夜眠れず、半ば力尽きて午前中横になっていた。

少し眠れた。

トイレに起きて、朝セットした洗濯機の続きをまたセット。
眠り足りてないのでボーッとしてたら生協が来た。
昨日までは覚えてたのに、忘れてましたわ。

品物を片付けてやれやれ、と思ったらまた玄関チャイム。

嫌な予感的中。ヤクルトさんだった。

月末は超貧乏だし、何よりこのヤクルトさんが好かんので、応対に起きたのを後悔した。

「はい」
「こんにちは」
「どちらさまですか?(本当は挨拶の声で誰か分かってたけど、名乗らないのが気に入らないのでわざとダルそうにきいた)」
「ヤクルトです。」
「横になってるんで…」
応え無し。
「………寝てるんで勘弁して…」
「あ、はい。○○が発売になりましたんで…云々。」

商売熱心だね。エライね。
私のダルダルな応対は体調が悪いんだと思ってくれてるんだね。
嫌われたとは気付いてないんだね。
どっちにしても最後の食い下がり方がウザいと思っちゃうんだよね、すまんね。

てか、よっぽど相性悪いんだろうな。
以前は毎週通ってくれてたのを、理由をつけて断ったらたまに寄るようになったんだけど、いつも私の財布がカラか体調が悪い時なんだもん。(苦笑)

もし「要る時はお店で買うからもう来なくていい」って言っても「でもお店では扱わない商品もありますから」とかなんとか言ってすぐに引いたりしないんだろうな…。
エライよホント。
セールスって粘りも大切だもんね。
そのわりに成績奮わないみたいだったけどね。
気の毒だけど前の人が感じのいい人で人気者っぽかったから、後釜はやりにくいとこもあるだろうね。

どういうペースでだか担当の入れ替えがあるけど、待ち遠しいよ。
次に来る人が相性いいとは限らないけどね。

どっと気分が落ちた分、よけいダルダルになっちゃった………。

アコガレ

2012年02月28日 07時27分16秒 | モブログ
タレントとロックスターの恋愛に「私もオンナを磨いて誰もが羨むオトコをゲットするわ~!」と鼻息を荒くするヒトも居れば、「オレもロックスターになってイイオンナと付き合う!」と頑張っちゃうヤロウも居るだろうな~。

ずいぶん昔、買い物に行ったら久しぶりに友達のお母さんにばったり会ったんで、「○○ちゃん、元気ですか?」と言ったら、「イイオトコを捕まえるんだって、週末はホテルのプールに通ってるわよ~。」と笑ってた。
その後、友達はお目当てのイイオトコをハントしたのか結婚し、それなりの高級マンション暮らしをしている。
私はエライなあと思った。
私はそういう方面に何のアンテナも立たない方なので。(笑)

外国語をマスターするには、その国の恋人を持つのが近道だと聞いた事もある。
そりゃ好きな人とはゆり深いコミュニケーションを取りたいもんねぇ。

外国語がモノにしたかったんではなく、その人を目的に言葉を体得したゴクミなんかもエライと思う。
まあ普通、言葉が話せたって国際的F1ドライバーと付き合うきっかけの方が簡単には手に入らないはずだけど。

街中を歩いてて思わず目で追ってしまう綺麗な人って、私の場合、女の人に対して起きる現象なんだけど、私はゲイでもバイでもない。

カッコイイ殿方を後追いしたりしたら、自分を省みない物欲しげなババアになってしまうなって危険を回避したい気持ちも無いでは無いけど、単純にちょっと一目を引く綺麗な女の人ってどこにでもゴロゴロ居るように感じる。

「ああなりたい。」と切望するでなし、お手本にして真似るでなし、自分に無い魅力に素直に称賛を送る気持ちと言えばいいかな?

専門学校に通ってた頃はクラスメイトには「○っしゃんは本当に綺麗だなあ。」と惚れ惚れした。
脱色した腕の産毛が陽射しを浴びてキラキラしてるのにすら見とれた。
そのコはお金持ちのお家の子らしく、当時流行ってたDCブランドの服で登校していた。
普段着なんだなあ。
そんなもん私にゃ一張羅だよ。
鉛筆の粉とかポスターカラーとかでいつ汚すか分からん学校には着て行けん。(笑)
ブランド物が普段着なのが羨ましいわけではなくて、そのアッサリ感がイイと思った。

そしてもう一人、「急いでたら、眉毛が歪んじゃった~!」と弾ける笑顔でやって来たりする友達も憧れ止まぬ対象で、今もその気持ちは微塵も揺らがない。
本物の美人は眉毛が歪んでたって綺麗なのだ。
素晴らしい。

この二つのエピソードは他のクラスメイトから「アンタ、変!」と馬鹿にされたもんだけど、私にはその二人がその学校内での二大美女で、後後、後者の美女に対抗意識を燃やす友人には内心「いや~、器が違い過ぎだよ。」「対抗意識が一人相撲な時点で勝ち目無いよ。」と思った。
これは私だけの贔屓目ではありません。悪しからず。

世の中にはライバルと切磋琢磨して自分を高めるタイプも居れば、周りはあんまり関係無くて、いかに自分自身が満足できるか掘り下げるタイプも居るんだよね。

私はテキトー人間なので、テキトーに自分が気に入って快適ならそれでいいってタイプなので、どっちもエライなあって思う。

どちらかって言うと、磨き上げたダイヤモンドの美しさよりも、天然の素材がキラッと光る瞬間に魅力を感じる。

だからと言って、例えばどんな素材美人も手を掛けなさ過ぎは興ざめ。

高校時代の友達にも、結構美人なのに残念!ってコが居た。

出会った頃、出身中学の仲良し三人娘さんでよくつるんでて、そのコ、美人じゃないけど気立てのいいコ、性格にクセはあるけど美人、という取り合わせでユニークなコ達だった。
その後の人生も三者三様みたいだった。

振り返って見る、と言えば、私の妹が、やっぱり綺麗或は可愛い人を見掛けると、つい目で追って「いいな~。」とか言っちゃつヤツなんだけど、会社の後輩に「どこに不満が有るねん!」と突っ込まれた事があるらしい。

妹は姉が言うのもなんだけど、目鼻立ちもハッキリしていてタッパもあって、それなりにオシャレだし、文句をつけるとした、ちょっと受け口で性格がキツ目な時があるくらい。
あ、あとはちょっとガサツかな?(笑)
でも普通に暮らす分には十分な器量だと思う。

やっぱね、“何か”になろうとするなら、持って生まれた華やかさとか、人並み以上の努力が必要不可欠だよね。
女優さんだと個性派で存在感を示せるのもアリ。(そういうのにはスッゴく憧れる。色んな人になれるって他の職業には無い醍醐味だと思う。)

妹とは間に弟もいるし、年が離れてるんだけど、私はちょっと小柄で童顔だったし、妹は大柄で濃いから、そんな風に見えなかったようで、「ねぇちゃんはいいな。」と鼻にシワを寄せられたりした。
私は私で妹に「いいな~。」だった。
隣の花は赤く、芝は青いってやつだったりもする。無いものねだりとも言う。

「いいな」ばかりで情けないけど、まあ磨こうにも素材が難アリだから、早々に磨くのは諦めた私。
時々自分に「ちょっとは気にしろ!」とツッコミを入れつつ、人間、向き不向きってあるんだよね~。

憧れの職業は?ときかれたら、やっぱり役者。ジャンルに捕われ無い役者。
単純明快、色んな事が好きだから。
如何せん、身体が丈夫じゃないんで絶対無理だけど。
何より“私”で在りたいし、色んな人生を味わえる職業だと思う。
美女にはなれなくても。

高校の部活で少しの間、演劇をかじったけど、そもそものきっかけはノドが弱かったので腹式呼吸でしっかり声を出したかったんだよね。

中学の演劇部は才色兼備の優等生と派手好きなコの半々で、どちらでもなく、引っ込み思案な私には居場所は見つけられそうになかったので、ノドの訓練に参加するには至らなかった。

中学で所属していた華道部は無かったし、小学生の頃からちょびっと褒められたりして好きだった書道と美術も、ことごとく相性のいい師に巡り会えていなかったので、二の足を踏んだ。(高校入学当初は美術部も無かったんだけど、その後ずいぶん先生に目を掛けて頂いて、「美術部を作ろう!」と再三誘われたのを「部長ってガラでもないし…」とかなんとか断って、そのくせ放課後は美術室で油絵だの七宝だの、授業に無い事をいっぱい教わり、遊ばせて貰った。)

高校受験時にちゃんと絵を勉強してみたいなあと、私学はデザイン科を受けたけど、貧乏だったので公立の普通科に進み、その後、専門学校を美術の恩師から教えられて広く浅くデザインを学ぶ事になり、ずっと後に演劇は部活の先輩が所属していた当時はまだ小さかった劇団の舞台をちょっとだけ観るに留まった。下ネタがふんだんに散りばめられていて、意味が解らない箇所がいっぱいあったけど面白かった。
そして、やっぱり体力の無い私には無理な世界だと思った。

ただ、さらに後に知り合った大好きな友達が、その劇団の前身である大学のサークルの後輩だと分かって何だか縁を感じた。(友達は演じる方ではなく、舞台装置の方を専攻していたらしい。私は描く方を受験した。当時、別の科のエライ先生にちょっとコネがあって、口をきいて貰えるなんて話もあったけど、そんな余裕も無いし、そうする価値も考えられず、社会見学と普通に受けて、あっさり落ちた。両親はさぞホッとした事だったろう。(笑))

演劇に関してはまだ部活に参加していた時、「あんなもんはのやる事や!」と父から散々厭味を言われた。その頃の私のファッションの傾向はパンクテイストで、破いたTシャツも「うちはコジキやない!」と捨てられた。父にとってはやる事成す事意に反する馬鹿娘だったわけだ。
箱入り娘を無理して美大に行かせたりしてたらもっとイライラするハメになってたかもね。(笑)

その後の人生も微妙に箱入りのまま過ごし、一昔前辺りからとうとうブチ切れておかしくなって、怪我の巧妙か一人でプラっと飛行機にも乗れる行動力がやっとついたけど、結局ゴロゴロ転がって困った娘です。

でもね~、現代ニッポンに生まれただけラッキーだと思ってます。

成りたいモノに成る努力すら出来かねる状況でも、好きなモノを好きとすら言えない世界も在るんだもんね。
そう考えれば幸せでしょう。
向上心が無いと言う人もいるでしょうけど、今んとこ向上心を持てるほど健康じゃないので、のんきに漂わせといて頂けると有り難いです。

いやホント、好きなコトに、理想に、欲するモノに、ガンガン邁進出来るパワーにこそ憧れるってもんです。