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「佐渡を世界遺産にする会」首都圏講演会が開催される。

2013-11-05 18:14:04 | Weblog
11月5日(火曜日)13時30分から国立上野西洋美術館地下1階講堂に於いて、ユネスコ大使 木曽 功さんを招いて、「佐渡世界遺産登録を目指して」との演題で、約2時間の講演会が行われた。
 講演会には、泉田新潟県知事、甲斐佐渡市長、山下文化庁文化財部長他多数のご来賓並びに一般参加者120名余が参加。
 先ず、「佐渡を世界遺産にする会」会長 弾正 佼一さんの開会あいさつ。


弾正会長の開会あいさつ。

 弾正会長は、これを手始めにして来年は「佐渡を世界遺産にする会・東京の会」を立ち上げ、1000人ほど集めて設立総会を開きたいと述べ、協力を呼び掛けた。
 司会者からご来賓の紹介があったのち、先ず、泉田新潟県知事から御挨拶を戴く。


来賓の面々。


泉田新潟県知事のご挨拶。

 知事は、佐渡金銀山遺跡を文化財としてぜひ登録したい。
当時の佐渡金銀山は、徳川幕府を支えた所謂「日本の中央銀行」の役割をしたものであり、ふるさとの果たしてきたこの金山をぜひ世界遺産に登録したいと思っている旨を述べ、協力を呼び掛けた。
 次いで甲斐佐渡市長が挨拶を述べた。



市長は、2年後の登録申請を目指している旨を述べ、4年後には、皆さんとともに登録を祝うことが出来るよう協力をお願いしたいと呼びかけた。
(甲斐市長の挨拶ののち泉田知事は、所用のため退席)

次いで司会者から今日の講演者「ユネスコ日本政府代表部特命全権大使 木曽 功 様」の紹介があり、壇上に上がった。
先生は、先月任を終えて帰国したばかりとのこと。


講演を始めた木曽先生。

 先生は、佐渡金銀山遺産が日本の暫定名簿に載ったことに当時文化部長をしていた時を思い出し感慨深く思ったことを述べて、先ず、世界遺産登録が起きてきた経緯を話された。
 産業遺産、文化遺産、複合遺産のそれぞれについて例をあげて話し、それぞれの登録の条件・基準について説明。


世界文化遺産の登録条件。

そして現在登録されているものについての課題が述べられた。地域のバランス、不均衡について今後考慮が必要であるとも。


世界遺産登録の課題。

今後は、年最大2件の登録しか許されなくなったことから、状況は、ますます厳しくなってきていることを述べた。


審査登録の制限など。


登録申請に絞り込み等が必要と述べる木曽先生。

先生は、ロビーイング(ロビー活動)について意見を述べられ、外国の一部に、専門家の判断が優先されなければならないのに無理して覆えることがあったが良いことでない。
 各国が自国に有利になるようにルールまで変えようとしているのがみられるが、気を付けていかなければないとも述べた。
 約1時間の講演終了後質疑応答の時間に入り、5人の質問者があった。
 日本での申請の順序が決まっているかとの質問には先生は苦しい答弁をしていた。
 また、私ども一市民は登録への協力に何をしたらよいか、先生の目から見てこうしたらよいのではないか等あれば教えて戴きたい との二人の質問があった。登録申請については、原点に返って専門家の納得するストーリを書くよう努力すべきだと思うし、ロビーイングは安易に使うことを避けるべきだと述べた。また、首都圏在住の私どもは、“応援団”として盛り立てて行かれたら と思うと述べられた。
 質問時間が過ぎ、拍手のもと木曽先生は退場した。
 閉会は、沢辺副会長がなされ、
 彼は現状の進行状況を述べ、われわれ「佐渡を世界遺産にする会」は今後応援団として行動していきたいと、協力を呼び掛けた。
 15時30分終了、散会した。



 
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