10年前に倒壊した灯台
昭和49年に設置された岬ノ町灯台
単閃赤光で毎5秒に1閃光の灯器
やや右に傾いている灯台下部
岬ノ町防波堤の外端に立つ灯台
倉庫が立ち並ぶ手前の波止場からの遠望
上海などの外国を思わせる町並みと 「 海響ゆめタワー 」
灯台前を多くの船が行き交う
灯台表番号 / 5427
ふりがな / しものせきはなのちょうぼうはていとうだい
標識名称 / 下関岬ノ町防波堤灯台
所在地 / 山口県下関区 ( 岬ノ町波堤外端 )
北緯 / 33-56-51.7
東経 / 130-55-59.4
塗色 / 赤色
灯質 / 単閃赤光 毎5秒1閃光
光度 / 実効光度19カンデラ
光達距離 / 3.0海里
地上~頂部の高さ / 8.27m
平均水面上~灯火の高さ / 9.85m
地上~灯火の高さ / 8.05m
業務開始年月日 / 昭和49年3月28日
現用灯器 / LED灯器 ( Ⅱ型赤 )
2008年2月6日。
下関市と中国・青島を結ぶオリエントフェリー ( 下関市 ) のフェリー
「 UTOPIA 」 ( 約1万7千トン ) が6日朝、
同市岬之町の防波堤に衝突し、防波堤と先端の灯台を倒壊させた。
下関海上保安署の調べによると、同船は同日午前8時15分ごろ、
下関港国際ターミナル ( 同市東大和町1丁目 ) に着岸する際、
約300メートル手前にある防波堤に衝突した。
防波堤の先端にあったコンクリート製の灯台 ( 高さ約8メートル ) を
根元からなぎ倒し、灯台は海中に沈んだ。
防波堤も約15メートルにわたって傾いたり、崩れるなどした。
衝突直前、防波堤には釣り人が数人いたが、いずれも逃げて無事だった。
掲載した写真の下関岬ノ町防波堤灯台は、倒壊する以前の灯台である。
この灯台のある岬之町には船の積荷を
積み降ろしするための倉庫がたくさん立ち並んでおり、
下関商港を挟んで対岸の海響ゆめタワーがある商業施設とは
別世界のようである。
ここから海響ゆめタワーはもちろん、
彦島導灯や巌流島がよく見えるスポットでもある。
ちなみに現在ある灯台は平成21年2月に立ったものである。
下関岬ノ町防波堤灯台へのアクセス
下関岬ノ町防波堤灯台へは、
途中まで 「 下関外浜町防波堤灯台 」 を参考にしてもらいたい。
その外浜町防波堤灯台から国道9号線を下関駅方面に向かって
約700mほど進んだ左側になる。
駐車は、波止場近くの倉庫のそばの空きスペースに
他車の邪魔にならないように駐車した。