「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県那覇市  「 末吉宮燈道橋 」

2018-05-22 16:26:41 | 沖縄の石橋



高く頑丈に積まれた石積みの下を潜るようにある








高架な本殿に続く燈道







城壁のように高く頑強に積まれた壁石







なだらかな曲線を描いた二枚の石で組まれた輪石







一枚の琉球石灰岩を曲線に加工して組み合わせている







正方形の石を布積みで積んだ橋脚部







チャーギ山の頂部付近にある末吉宮





所在地  /  沖縄県那覇市首里末吉町 1丁目
架橋  /   1456年だが、戦後復元
石工  /   不明
長さ   /    ?m  幅   /  4.5m
拱矢  /   0.6m 径間  /  1.8m
環厚  /    25㎝   単一アーチ



末吉宮は首里城北の末吉の丘陵にあり、
尚 泰久王の時代に天界寺の住持であった鶴翁 ( かくおう ) 和尚が
熊野権現を歓請したのが末吉宮だといわれている。

官社であった琉球八社の一つで、
神仏混合、本地垂迹の信仰のあり方の伝来を示している。
本殿は三間社流れ造りで、前面に向拝 ( こうはい ) があり、
向拝の前方にはアーチ型の石橋が架けられ、
切り石を積み上げて造られた燈道につながっている。
沖縄戦によってこれらの遺構は壊されたが、
現在燈道と社殿が復元されている。
燈道に続く参道として長い石畳道があり、
周辺には拝所が数ヵ所存在する。
そんな末吉宮の高い石積みの下を潜るように設置されているのが
燈道橋である。
壁石は首里城の城壁のように高く、そして頑丈に造られている。
アーチを形成する輪石は一枚の琉球石灰岩を巧みに削り、
見事なまでに曲線を描いており、
それを支える橋脚は、正方形に加工された布積みでキレイに組まれている。



末吉宮燈道橋へのアクセス
末吉宮燈道橋へは、沖縄のモノレール 「 ゆいレール 」 の市立病院前駅で下車し、
末吉公園の中を通って坂道を左に登って行き、ヘアピンを過ぎてから
左に入って行く道の入り口に 「 史跡・末吉宮 」 という石碑が建っている。
そこから歩いて200mほどでお宮に行き着く。
ちなみに所要時間は末吉宮まで片道約15分くらい。
駐車は、末吉公園内に駐車場が完備されている。


第6位 みずがめ座 今日のラッキーアドバイス 「 外国の地図 」

2018-05-22 06:00:14 | 今日の占い ・ 二十八宿とコトバ

このところ日の出が早くなってきた。
冬場は家に帰り着くまで懐中電灯は点けたままだったが、
今では散歩の途中で夜が明けるので消している。

昨日は朝から晩まで風が強かった。
作付けした稲の元肥の流し込みしたのだが、
強い風が液肥の流れと逆行して、
広い田んぼになかなか行き渡らないので、
かなりの時間を要した。
そんな今日の順位は位6で、
ラッキーアドバイスは、
 「 外国の地図 」 である。

うわさ話で大盛り上がり?
気になる人は耳を傾けよう!


二十八宿 室 ( しつ )  神仏の祭祀、祈願、婚礼、建築、乗船などに吉。


       今日のコトバ

 熱心さなしに偉大なることがなされた試しはない

 ( エマソン  1803~1882  アメリカの詩人 思想家 )