サブタイトルに 「 熊本地震被災地支援競輪 」 と銘打って行われた
第70回 日本選手権競輪 ( 静岡ダービー ) 。
その熊本から決勝に進んだ中川誠一郎。
世界的なスプリンターで、捲りのスペシャリストである。
彼の出身地熊本の地震発生から3週間が経った熊本に元気を贈る走りは、
深谷と新田のモガキ合いを最後尾から30mラインで満を持して、
ホーム線から捲り上げ、1センターでは浮いた深谷の外を回ったが、
バックで捲り切って後続を寄せ付けずにゴールへ・・・
それは、被災地熊本に勇気や元気を与える感動の勝利だった。
中川くんの伯父さんの瀬口孝一郎さんは、熊本時代に一緒に戦った憧れの先輩だった。
この勝利は、被災地熊本にとって何よりも勇気を与える贈り物だったと思うし、
熊本の選手会はもちろんだが、熊本のファンも誇りに思う勝利だったと思う。
被災者ではないが、ボクも勇気をもらったし、熊本の彼を誇りに思う。
中村獅童ばりの中川くん!日本選手権競輪の優勝本当におめでとう!
競輪ではないが、リオ・オリンピックでも勇気の走りを期待している。