高校を卒業して競輪学校の試験に合格し、
ストレートで入校して来る生徒もいれば、
何度もチャレンジしては不合格になり、受験浪人を繰り返す者もいる。
また、社会人を経て入校して来る生徒もいれば、
国体や世界大会などを優勝したエリートもいる。
「 競輪選手 」 というプロ選手を目指して
さまざまな者が競輪学校に集まる。
この 「 ガチ星 」 の監督は、 「 めんたいぴりり 」 で監督を務めた江口カンさん。
このドラマは、練習や努力や根性といったスポ根系ではなく、
それまでのプロセスというか、あまり取り上げない生活臭のある部分と
選手になって行く姿を交互に描いている。
親や兄弟が競輪選手で、いわゆるサラブレッドがエリート街道を突っ走るドラマではなく、
主役の濱島もエリートの久松も荒れた過去の家庭環境から選手を目指す。
その人間臭さが競輪の魅力とつながっているような気がしてならない。
ただ、ドラマのなかで、濱島が休日の外出で隠していた私服に着替え、
外出先の寿司屋でタバコを吸い酒を飲むが、
このシーンはありえないことである。
過去に喫煙で退学9人を含む63人が半年から1年の停学処分を受けた。
あれから年月が経っているので今はどのようになっているかは定かではないが、
「 この道で生きてゆく 」 という覚悟と、
” 強くなりたい ” という強い意志があれば、
酒もタバコも学校の1年間くらい我慢できるものだと思っている。
次回の5月5日の深夜の第3回の放送が楽しみである。