「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

鹿児島県鹿児島市 ・ 近代土木遺産 「 鹿児島銀行 ・ 別館 」

2013-04-08 00:10:05 | 近代化産業遺産・土木遺産



小さな建物だがコンクリートにない重みを出している








2層分を貫いて堂々と立つ2本の柱







ギリシャの神殿のような柱が目を惹く







四角で硬く重厚な窓枠







軒下の角ばった突起をコーナーのRが和らげてくれる







窓枠の下のアクセントがなんとも頼もしい







柱頭の装飾は華麗で重厚な雰囲気を醸し出している







屋根壁の見えにくい場所にも装飾が施されている







角ばった柱受けと座の曲線が対照的な美しさを醸し出す







大正六年三月五日と刻まれた定礎






銀行の横に立つ 「 月照上人遺跡之碑 」





■  所在地 /  鹿児島県鹿児島市金生町6-6
■  竣工  /  大正6年 ( 1917年 )
■  設計  /  斉藤設計事務所
■  施行  /  大林組


鹿児島銀行別館は、いづろ通りと朝日通りの電停の中間にある山形屋百貨店の前にある
鹿児島銀行本店の横に建っている。竣工は大正6年となっており、当時に鹿児島に取り入れられた
ネオルネッサンス建築物で、正面玄関の両脇にはイオニア式 ( 小アジアのイオニア地方 ) の
2本の柱が2層分を貫いて立つオーダーで構成されている。
石造の壁や柱頭などにはディテールが施されており、左右対称な様はバイオリンを思わせる。


鹿児島銀行別館へのアクセス
鹿児島銀行別館へは、鹿児島中央駅より市電で鹿児島駅行きに乗り、 「 朝日通り 」 で下車。
山形屋百貨店の真向かいになる。
市電の運賃はどの区間でも1回、160円である。



大分県院内の石橋 16 「 宮ノ上橋 」

2013-04-08 00:05:40 | 大分の石橋



上流側から路盤の下にコンクリートの補強が見える







道が嵩上げされたのか壁石からの高さがある






比較的四角い石を使用している壁石






裏から小さな石を組み合わせた輪石が見える






橋台部分は幅広くしっかりと組まれている






旧・院内町の町道の橋として活躍している




所在地 /  大分県宇佐市院内町下船木 ・ 船木川
架橋  /  大正初期ごろ
石工  /  不明
長さ   /   6.5m     幅   /  2.8m
拱矢  /   1.6m     径間  /  3.1m
環厚  /   30~35㎝    
単一アーチ


宮ノ上橋は神通橋から船木川に沿って上流に約700mほど行った所にある谷に架かる橋で、
上から見ても石橋だとは気付かずに通り過ぎることがある。
下流側の杉木立の方に降りて行けばそのアーチが確認することが出来るが、
橋の下へは上流側からでないと降りて行くのは困難である。
橋は大正時代のものと言われているが、その詳細などはハッキリと分かっていない。


宮ノ上橋へのアクセス
宮ノ上橋へは、神通橋の上にある高並神社の横の道を約700mほど進むと
左側にカーブして下りになっている場所がある。そのガードレールの下が橋になる。
駐車は、道が狭いので橋の横の杉林に車を突っ込んで止めた。



沖縄県粟国島  ・  丸三飯店の 「 ヘチマみそ定食 」

2013-04-08 00:02:18 | グルメ



粟国島・丸三飯店
























粟国島の数少ない食堂のひとつである丸三飯店。
ここで注文したのは 「 ヘチマみそ 」。
那覇の花笠食堂でよく食べるが、粟国島では初めてである。
離島だから食材はもちろん地元の粟国で採れたものだろうが、
ヘチマが 採れたての “ 土の味 ” がした。

同じメニューでも、その土地々で味が違うものだが、
それはそれで楽しみなことである。