「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県宮古島市 ・ 平良綾道 ( ピサラアヤンツ ) 「 尻間御嶽 」

2013-04-06 05:25:53 | 沖縄の王墓、按司墓、拝所



尻間御嶽の拝所








尻間御嶽の全景





平良は ( ピサラ ) と称し、人の住むにふさわしい地。
綾道 ( アヤンツ ) は 「 美しい道 」 の意味で、それぞれ宮古コトバである。
平良五箇 ( ピサラグカ ) は、旧藩時代の間切りで、
西里、下里、荷川取、東仲宗根、西仲宗根の五村のことである。
この平良五箇の歴史を探して綾道を歩いたものを紹介して行きたいと思っている。


尻間御嶽は宮古島市役所に隣接する住屋遺跡の東側に所在する御嶽である。
祭神は、男神 「 ちやくむ金大世主豊見親 」 、フデの神様 ( 学問の神様 ) である。

『 薙正旧記 』 には、この御嶽について、次の様な記述がある。
昔、下里村住屋という所に 「 こいとの 」 という人がいた。
この人は年頃になっても子供がなかったので悲歎にくれていたが、
神仏に祈願したかいあって、間もなく女子一人生まれたので、名を 「 まんなふ 」 とつけて寵愛した。
ところがこの子が七歳の時に母が死んだので、 「 こいとの 」 は是非なく、継妻をむかえた。
この母が悪心の者で、何とかして 「 まんなふ 」 を亡き者にせんと計り、
或日、父が他所へ行った時を見はからい、 「 まんなふ 」 を誘い出し、尻間山のあぶに投げ入れたが、
ちょうどあぶの中にはかづらが生い繁っていたので底まで落ちず 「 まんなふ 」 は、かづらにすがって
七日七夜泣き叫んでいた。

その時、あぶの上に天神が天降りになって 「 まんなふ 」 を抱きとり、雲の上に昇天した。
その後、しばらくして、天神は 「 まんなふ 」 を伴なって再び下界に姿を現し、
下界の者共、親類不和をいたし先祖祭を怠る者は神剣を以てこれを罰せんと御戒めになり、
かき消すように上天した。
その後、人々は 「 まんなふ 」 を神つかさに立て、神事を行うようになり、
尻間山は天神跡を垂れ給う所として御嶽をたて祭るようになった。
尚この御嶽は尻間里の里御嶽としても、今尚あつく信仰されている。
又、受験の時等に各地から拝みにくるといわれる。

所在地 : 宮古島市平良 西里




玉友 ・ 古酒 ( 甕仕込み )

2013-04-06 05:24:03 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒







名前の通り甕仕込み製法で造られ、手間隙かけて造った、100%5年古酒である。
沖縄の泡盛蔵元の中でも当社は甕仕込み製法にこだわり、伝統を継承し続けている。
5年間熟成させた泡盛は、古酒香(甘い古酒らしい香り)が漂う本格的古酒が楽しめる。
また、石川酒造主宰の玉友会という会があり、毎月第2火曜日に石川酒造の泡盛が楽しめる。


主  旨 : 多くの人々や異業種の交流の場として誰でも参加でき、
        その参加する全ての人が楽しめて継続発展する会とする。
行動指針 : 旨い泡盛を飲み、良い話をしながら、良い友をつくろう
開催日時 : 毎月第2火曜日
参加資格 : 自由参加で、主旨・指針に賛同される方ならどなたでもご参加頂ける。

会  場 : ホテルロイヤルオリオン 2Fラグーン 19:00~22:00
会  費 : 男性¥3,000 ※料理・飲み物(泡盛「石川酒造場」)込み
        女性¥2,000 ※料理・飲み物(泡盛「石川酒造場」)込み



大分県院内の石橋 15 「 谷 橋 」

2013-04-06 05:22:47 | 大分の石橋















アーチの裏側に石組みの跡が見える






現在も現役として活躍している






新しく出来た県道の横に架かっている




所在地 /  大分県宇佐市院内町下船木 ・ 高並川支流
架橋  /  昭和24年4月
石工  /  不明
長さ   /  14.2m     幅   /  4.4m
拱矢  /   2.0m     径間  /  8.1m
環厚  /    35㎝    
単一アーチ


谷 橋は、下船木入り口にある高並川に支流が流れる県道664号線にに架かる橋で、
現在は新橋が出来てその役目を終えたが、今でも通路部はしっかりとしている。
かつては石垣で組まれていた橋もコンクリートで巻かれてその跡形も見ることは出来ないが、
そのアーチには昔日の面影が残っている。

谷 橋へのアクセス
谷 橋へは、県道664号線沿いに架かる永原橋から上流に400mほど行った
新橋の横に平行して架かっている。駐車は橋の袂の広くなった場所に駐車した。