宮古島にある漲水御嶽 ( はりみずうたき )
漲水御嶽にある拝所
漲水御嶽と石垣の説明板
漲水御嶽の前の路地にある漲水石畳
※ 動画を再生すると車内メロディーの 「 クイチャー 」 が聴けます。
古島駅 ⇒ 市立病院前駅の間で流れる曲は、 「 クイチャー 」 で、
クイチャーとは、宮古の方言でクイ ( 声 ) 、チャース ( 合わす ) というような意味である。
宮古島の伝統的な踊りで、集落など地域で独自の踊りがあり、
新築祝いや五穀豊穣から雨乞いまで幅広く踊られるという。
円陣をつくり、踊り手の半数ずつが交互に歌を掛け合い、
足を踏みならして手を高々と挙げて踊るものである。
『 クイチャー 』
漲水ぬ舟着ぬ砂んなぐぬよ
ヤイヤヌ
ヨーイマーヌーユ砂んなぐぬよ
ヒノヨイサッサイ
訳) 漲水(はりみず)港の船着き場に砂がたくさん運ばれてきたよ
2. 粟んななり米んななり上りくばよ
ヤイヤヌ
ヨーイマーヌーユ上がりくばよ
ヒノヨイサッサイ
訳) 船着き場の砂が全部アワや米だったら、どんなにいいだろう
3. 島皆ぬ三十原ぬ兄小たやよ
ヤイヤヌ
ヨーイマーヌーユー 兄小たやよ
ヒノヨイサッサイ
訳) そうしたら、島に30くらいある村の若ものたちも
4. ピラとぅらだカニや押さだゆからでぃだらよ
ヤイヤヌ
ヨーイマーヌーユー ゆからでぃだらよ
ヒノヨイサッサイ
訳) 厳しい税金を払うために働くことなく、楽になれるのに
5. 大神グスフヂ並び折波小がまぬよ
ヤイヤヌ
ヨーイマーヌーユー 折波小ぬよ
ヒノヨイサッサイ
訳) 大神島(おおがみじま)の海岸にうちよせるさざ波が
6. 糸んちゅなりかしんななり上がりくばよ
ヤイヤヌ
ヨーイマーヌーユー 上がりくばよ
ヒノヨイサッサイ
訳) 機織の糸に変わってくれたら
7. 島皆ぬ三十原ぬ姉小たやよ
ヤイヤヌ
ヨーイマーヌーユー 姉小たやよ
ヒノヨイサッサイ
訳) そうしたら、島に30くらいある村のお姉さんたちも
8. ぶやんうまだかしやかきだゆからでぃだらよ。
ヤイヤヌ
ヨーイマーヌーユー ゆからでぃだらよ
ヒノヨイサッサイ
訳) 厳しい税金を払うために麻を紡がないで、幸せになるのに
この唄から、税金の取立ての厳しさが窺い知ることが出来る。
税金は、今も昔も厳しい・・・
その上、消費税が上がれば庶民はやって行けないな。