SSEDAのニューアルバム『23edge』最高です
僕とヒップホップの関係を振り返ると、
基本的に新しい物好きなので、RUN DMCの初来日は行きました。
バンドが無いのに、チケット代、高過ぎと思いました
映画「ワイルドスタイル」も劇場に見に行って植木等さんの取材に遅れて
「レコード会社の人間は取材の30分前には来るもんだ」と怒られました。
大ファンの近田春夫さんがプレジデントBPMでラッパーに、そして生ヒップホップ・バンド、ヴィブラストーンを結成しヒップホップに傾倒している時、ライブは通っていて最高でした、
スチャダラパーはヒップホップというより渋谷系の流れとして聴いていました。
洋楽のヒップホップはパブリックエナミー、デラ・ソウルで止まっていますね。
エミネムやギャングスタラップ系は、僕にはリアリティは持てず疎遠でした。
カニエ・ウェスト系のセレブ系ヒップホップも情報としてチェックした止まりです。
90年代後半からの日本のJポップ系ヒップホップ、KICK THE CAN CREW、RIPSLYME,ケツメイシは、あくまで情報、あるいはヒットソングとして聴いたという感じです。
ブルーハーブやライムスターは聴いていましたけれど、ヒップホップというより時代のメッセージを感じたいという気持ちで聴いていました。
そんな感じなので、年を経るごとにヒップホップから離れて行ったという事かと思います
聴かない理由は分かっていて、自分が基本的に好きな音楽は「コード進行が複雑で、リズムもシンコペーションを多用しながらも
メロディーはポップだけど、ひねくれていて複雑なコーラスがあればあるほど良い」というもので例えると、スティリー・ダン、トッド・ラングレン
プレファブ・スプラウト、XTC、カエターノ・ヴェローゾに代表されるブラジルのMBPもの、日本だと冨田恵一ワークスなどです。
なので、コード進行の面白さ、基本的にメロディーがないヒップホップは僕の好きな音楽の対局とも言えるわけです。
後は日本ではB-BOY的なイメージが日本のヤンキー的なカルチャーと親和性を持って外部の人間がアクセスしにくい村社会になっていったのも自分とは距離を感じた理由かと思います。
最近、磯部涼さんという音楽ライターが買いた「音楽が終わって人生が始まる」という本を読みました。
これは音楽を紹介するというより音楽を通して今の日本社会のリアルを伝えているものだと思います。
凄く面白く読んだのですが、ここにSEEDAというラッパーのインタビューやレコードレビューがかなりのページを割かれて書かれていました。
彼は80年生まれ、3歳から12歳まではイギリスなどで海外生活し
帰国後はドラッグ・ディラーなども行いながら生活99年のアルバム・デビュー
現在までに10枚のアルバムをリリース。
ヒット・チャートにあがる訳ではないですが、ヒップホップ界のメディアからが高い評価を受けてきました。
最新の2枚はEMI Music Japanからリリースされています。
この記事で興味をもって不勉強ながら初めて聞いたのですが、今まで聴いたことがなかったのを後悔しているくらい良いです。
まずスムースなトラックはリズムだけではなく絶妙なコード感があり、ラップもスムースでメロディアス。
ラッパーだけではなくシンガーとして通用するスキルが彼にはあると思いました。
リリックもヒップホップにありがちな俺自慢、世の中ディスとかのクリシェだけではなく、今の日本に生きる矛盾と不条理、閉塞感と希望が文学性を十分に感じさせるものです。
聴き方のよってはヒップホップというより、ヒップホップ度を高くしたセンスの良い新しい都市型ポップスと解釈出来るようにも思います。
音楽性ではなく、この都会的でクール、スィート&メローだけれどビターな味わいは、ヒップホップというよりSADEや、ロキシーミュージックの大名盤『アヴァロン』裏名盤ピチカートVの『ベリッシマ』などを思い浮かべてしまいます。
SEEDAのニューアルバム『23edge』ヒップ・ホップリはちょっとと思っている方にもお勧めです。
Great Hunting Info
オーディション、イベントの最新情報はこのサイトからチェックして下さい
http://www.great-hunting.com/
僕とヒップホップの関係を振り返ると、
基本的に新しい物好きなので、RUN DMCの初来日は行きました。
バンドが無いのに、チケット代、高過ぎと思いました
映画「ワイルドスタイル」も劇場に見に行って植木等さんの取材に遅れて
「レコード会社の人間は取材の30分前には来るもんだ」と怒られました。
大ファンの近田春夫さんがプレジデントBPMでラッパーに、そして生ヒップホップ・バンド、ヴィブラストーンを結成しヒップホップに傾倒している時、ライブは通っていて最高でした、
スチャダラパーはヒップホップというより渋谷系の流れとして聴いていました。
洋楽のヒップホップはパブリックエナミー、デラ・ソウルで止まっていますね。
エミネムやギャングスタラップ系は、僕にはリアリティは持てず疎遠でした。
カニエ・ウェスト系のセレブ系ヒップホップも情報としてチェックした止まりです。
90年代後半からの日本のJポップ系ヒップホップ、KICK THE CAN CREW、RIPSLYME,ケツメイシは、あくまで情報、あるいはヒットソングとして聴いたという感じです。
ブルーハーブやライムスターは聴いていましたけれど、ヒップホップというより時代のメッセージを感じたいという気持ちで聴いていました。
そんな感じなので、年を経るごとにヒップホップから離れて行ったという事かと思います
聴かない理由は分かっていて、自分が基本的に好きな音楽は「コード進行が複雑で、リズムもシンコペーションを多用しながらも
メロディーはポップだけど、ひねくれていて複雑なコーラスがあればあるほど良い」というもので例えると、スティリー・ダン、トッド・ラングレン
プレファブ・スプラウト、XTC、カエターノ・ヴェローゾに代表されるブラジルのMBPもの、日本だと冨田恵一ワークスなどです。
なので、コード進行の面白さ、基本的にメロディーがないヒップホップは僕の好きな音楽の対局とも言えるわけです。
後は日本ではB-BOY的なイメージが日本のヤンキー的なカルチャーと親和性を持って外部の人間がアクセスしにくい村社会になっていったのも自分とは距離を感じた理由かと思います。
最近、磯部涼さんという音楽ライターが買いた「音楽が終わって人生が始まる」という本を読みました。
これは音楽を紹介するというより音楽を通して今の日本社会のリアルを伝えているものだと思います。
凄く面白く読んだのですが、ここにSEEDAというラッパーのインタビューやレコードレビューがかなりのページを割かれて書かれていました。
彼は80年生まれ、3歳から12歳まではイギリスなどで海外生活し
帰国後はドラッグ・ディラーなども行いながら生活99年のアルバム・デビュー
現在までに10枚のアルバムをリリース。
ヒット・チャートにあがる訳ではないですが、ヒップホップ界のメディアからが高い評価を受けてきました。
最新の2枚はEMI Music Japanからリリースされています。
この記事で興味をもって不勉強ながら初めて聞いたのですが、今まで聴いたことがなかったのを後悔しているくらい良いです。
まずスムースなトラックはリズムだけではなく絶妙なコード感があり、ラップもスムースでメロディアス。
ラッパーだけではなくシンガーとして通用するスキルが彼にはあると思いました。
リリックもヒップホップにありがちな俺自慢、世の中ディスとかのクリシェだけではなく、今の日本に生きる矛盾と不条理、閉塞感と希望が文学性を十分に感じさせるものです。
聴き方のよってはヒップホップというより、ヒップホップ度を高くしたセンスの良い新しい都市型ポップスと解釈出来るようにも思います。
音楽性ではなく、この都会的でクール、スィート&メローだけれどビターな味わいは、ヒップホップというよりSADEや、ロキシーミュージックの大名盤『アヴァロン』裏名盤ピチカートVの『ベリッシマ』などを思い浮かべてしまいます。
SEEDAのニューアルバム『23edge』ヒップ・ホップリはちょっとと思っている方にもお勧めです。
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