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日々のこと、ファッション、好きなもの、そして靴たち..

KLONDIKE

2012年10月26日 | ファッション(靴)





 うやうやしく(?)捧げ持たれた黒い「アイリッシュセッター」は美しかった。



 ナイジェル・ケーボンとのダブルネームの Munson Boot を履くようになって、俄然「レッドウィング」という靴に惹かれるようになったのですが、ヘヴィーデューティなこのワークシューズメーカーの靴本来の在り方とはまた異なった楽しみ方、採りいれ方をしてみたいと沸々と思うように。



 サージやフランネル素材で、シルエットのシャープなトラウザーズに品良く合わせられるとすればどのスタイルの靴がもっとも相応しいかと考えて。。。



 
 





 REDWING #9874 6inch CLASSIC MOC TOE "The Irish Setter Sport Boot"





 




 360°グッドイヤーウェルテッド MADE IN USA 




 
 




 細かいことはよく解りませんが、カン留め補強としてのRW社としては手の込んだ仕様である「レクタングル(長方形の)バータックステッチ」というのが再現されています(80年代以降は簡略化され?行われなくなっていたそう)。



  





 履き口のチェーンステッチやパイピングの仕様等が如何に忠実な復刻かということを物語る証左らしい。




 僕には「さっぱり」です。そしてさっぽろが好きです。




 せっかくの力作なのに勉強不足で申し訳ないぐらいだが(無知の涙)。




 




 あくまでスタイル先行で。




 靴を購入するにあたり、だいたい常に逡巡というか内心決め手に欠くことが最近多く、そういう意味でのスピード感は失われているのですが、、このブーツに関しては浮かんだイメージも鮮明。 目的として定めてから試足、購入まであっという間。



 (まあ価格的なこともあるね..)




  




 今期秋冬の新作のものらしく、、仕事帰りに BEAMS で購入しました(35000円程)。



 ということでレッドウィング社渾身の復刻「アイリッシュセッター」なわけですが、なかでも BLACK KLONDIKE は僕のイメージする(敢えて泥臭くならないように)レッドウィング製ブーツとして特に理想的に感じられます。



 




 アッパーのブラッククロムを支える白いラバーソールは単純でありながら鮮烈。効いている。




 



 



 




 あらかじめ KIWI のグロスでしっかり黒光りさせてから、予定通り手持ちのインコテックス、ジェルマーノ、PT01などのウールパンツに合わせて履こうと思っています。





 

 (新品時)



 

 
 
 (トウ周辺を少し磨いています)


 画像ではわかりにくいのですがやはり鈍い光をたたえさせると表情の奥行きが違ってくるようです。





 履き込んでいくとブラッククロムレザーの内側から「茶芯」が現れるとか。




 どちらかというと奇麗に(丁寧に?)履いていくつもりなので、登用頻度も考えるとこのブーツがそこまでの変容を遂げるのはおそらく大分先の話になりそうですが、、、 





 





 なんていいつつも、意外に「困った時のセッターブーツ」と、気づけばスタイルを選ばず重要な役回りを果す可能性を秘めているのが一世紀の時を越えてきた此の名靴の名靴たる所以か。

 




 

 



 履き降ろした際にまたお逢いしましょう。








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博士の愛したブーツ

2012年10月08日 | ファッション(靴)






(既に『あちらのブログ』でもとりあげたのですが)
 




 お店で見つけるまではその存在すら知らないまま。



 
 



 「これはあっという間に完売必至ですよ!」みたいなことを店員さんが仰っていました。




 でも...そこまででもなさそうですね...(?)。取扱店も多いので入手するのはそんなに難しくなさそう(サイズによりますが)。
 





 思えば従来店頭に並べられているレッドウィングってそんなに惹かれるものがなかった。




 




 新品のレッドウィングってシューズ、ブーツ問わず正直かっこいいものには感じられない。。。




 それが使い込まれたものになるとそれぁもう素晴らしい風格。珠玉の骨董品のように特別な価値が感じられる。




 特性上ブニブニに変型しがちな(?)オールデンのコードヴァン靴よりもときに魅力的にみえるんです。






 

 さてお店で。 ん、これもレッドウィングなのか...と気になって。 手にとってみると「ナイジェルケーボン」とのダブルネーム。




 
 Nigel Cabourn × RED WING  " The Munson Boot "





 



 
 大戦中の英国陸軍兵士用コンバットシューズにインスパイアされ生み出された、二度と出ないかも知れない(??)スペシャルブーツ。




 




 「レッドウィング」って基本的に他社とのコラボは手がけない(受け容れない)スタンスだったんですね。




 




 ともかく、新品でも独特の風格を醸し出すところに並々ならぬ創意を凝らしているあたり、あの「おじさん」の面目躍如というところか。




 






 レッドウィング社製としては、1960年代後半以来の復活となるマンソンラスト。

 有名な事実だそうですが米国陸軍の衛生部門に奉職していたマンソン博士という方が膨大なサンプル相手の試行錯誤の末、なるべく万人に於いて均質且つ普遍的な足型を抽出し軍靴用として開発したのがこの木型だそうです。ちょうど100年前(!)のアナトミカルな事績。




 「足」にまみれたマンソン博士の勲功は100年後の今日まで燦然と輝き、受け継がれています。ありがとう!





 



 土踏まずがしっかり絞られた好感触な履き心地(Dウィズ)。





 良い意味で想像を裏切りました。このあたりが最終的な購入の決め手でした。「ミリタリーラスト」Alden のタンカーブーツに似た感触。




 




 ビームスプラス定番の取扱品にオールデンの通称「マンソンブーツ」というのが有名ですが、、、「379X」というラストが全く同じものなのかはちょっとわかりません。。「マンソン博士」に端を発する、そのルーツは間違いなく共通なんでしょう。







 


 ライニングのファブリックは「猫も杓子も」というと怒られそうなハリスツイード製の生地が。





 


 

  


 シューレースは2種類で、、結局気分的にこちらから用いることにしました。







 



 アメリカのワークブーツの真骨頂(?)、無骨なオイルド加工のラフアウトレザーは独特の香り。。。。






 



 ソールはこんなの。






 ベージュとダークブラウンの2色展開です(店員氏によるとベージュの方が動きがいいらしい)。 




 フランク・リーダーのジャケット、モニタリーのO.D.ベイカーパンツに合わせたり、、、、インコテックスA30など、クリース入りのグレーパンツに合わせて履く構想です。





 








 最後に動画を。



 Red Wing Heritage X Nigel Cabourn - The Munson Boot
 









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秋 足

2012年09月20日 | ファッション(靴)



 「は」例:萩原流行 → HAGIWARA NAGARE

 「ひ」例:平井堅  → HIRAI KEN

 「ふ」例:ふせえり → FUSE ERI

 「へ」例:へいぽー → HEIPOH

 「ほ」例:堀江貴文 → HORIEMON



 頭文字は H ですよね、、、「ふ」以外。



 どうしてですか「ふ」だけ F …. ふかわりょう(このひとも平仮名) → FUKAWA RYOU


 


 (グッドカーディガニスト様にしてグッドボーダーリスト)



 藤井、藤本、藤田、福田、古川、古溝、、、、「ふ」の名。代表的なものぱっと挙げてみても全て頭文字のアルファベットは例外なく F です。



 (べつに『名前』でなくてもいいわけだが...)



 どうして「は」行の「ふ」だけは孤立しているのでしょうね。



  FUSHIGI….(昨日トイレでそんなことに気づいたもので)


  
 (もう一点気づいたのは「へ」から始まる名字って意外と少ないなということ、、辺見親子しか思いつかない)









 でもそのことは気になさらないで下さい。




 足元の話ですが、秋口にはこういうのもいいな。



 


 (パンツは District のウールサージ68PT です)




 もちろんカラフルなソックスも履きたいですし。





 


 (上の写真とは別のソックスです、微妙に違う)



 ベージュ、キャメル、ブラウン系のを「茶靴」に合わせる、いい感じに「年配」な足元です。




 (なにかのスタイリング例写真で見たので)




 楽しみですね~





 



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スミス1軍

2012年09月06日 | ファッション(靴)






 今年の夏も酷暑であろうがサンダルに逃避せず(?)ぎっちり革靴を主軸に履いていました。




 そのなかにあってこの「スタンスミス」は遂に一軍(大体10足前後が選抜される)に割って入り、ひと夏を通してその地位にあり続けたのです。




 




 スニーカーという履き物にして、、、我が靴人生に於ける異例の壮挙。




 「ニューバランス1400」でさえ成し遂げられなかったのに。。。。


 
 さあ記念に写真を撮ろう!とすると、、、件のスタンレーおじさん、カメラの顔認識機能に反応してくるんですね、、、、なんというオレガオレガアピールぶり…


 内心ゾッ…としましたがそれでもやはりこの靴が精鋭一軍の一員には違いありません。




 




 どうでもいい話柄おわり...


 





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その傷が消せるなら

2012年08月10日 | ファッション(靴)






 Vチップ(オールデン・アルゴンキン)の顔に傷が.....(親にさえ殴られたことのないこの顔に!)



 
 
 
  




 これでロードバイクに何度か乗っていたので。。。





 





 なんとか処置しないと。




 
 ...ここで野心。





 自身のなかでユーティリティ性など群を抜いて強い信頼を寄せているケア用品が "プレミアムディアマント"(コロニル)なわけですが、これを凌駕するモノはないかと。


 

 以前からツウ好みな雰囲気を醸し出していて気になる存在 .... TAPIR(タピール)。同社のワックスである「レーダーバルザム」はとても"自然派"なフレーバーに魅せられてしばらく前からトキドキ愛用中ですが、ナチャラル感が強い所為かなんとなくその効能が遠心的で俄に判断しにくい。。。。。(この一文自体がわかりにくい)




 ドイツ発。タピールといえば実はこの2枚看板。



 



 LEDER PFLEGE(レーダーフレーゲ)と LEDER OL(レーダーウーィル)、この"ウーィル"はウムラオト特有の発音です。オイルのことです。ちなみに Leder はレザーのことで。




 ふたつともご覧いただけるように容器(ガラス瓶)が良い感じでたまりません。この質感(容器のね)は優等生のプレミアムディアマントとも比較にすらならない。




 


 皮革用乳液のフレーゲの香りは天然成分柑橘系の甘い香り。固形のバルサムとほぼ同じ匂い。







 


 オイルのほうはさらに酸っぱい感じ。料理以外に使おう。




 どちらも銀面の皮革製品全般、本革のソファなどもなんでも使用できます。





 
 


 オールデン





 右靴のほうはフレーゲで磨いてみて。



 左靴はオイルで(これはそもそもちょっと用途を間違えてる気もするが挑戦)。





 「フレーゲ」の方は塗布とブラッシング、乾拭きで満足のいく仕上がり。馬革との相性の良さも感じられる。傷も大体消えて、コードヴァンの輝きよ再び。



 




 

 このあたりの刻み込まれた数条の傷まではなかなか....






 「オイル」のほうはさらに浸透力の高い感じなのですがそのかわり乾拭きしてもなかなか表面に残ったオイルをとりきれない。でもモッチリ浸透力の凄味を感じる。そして....そのかわり輝かない。磨いてもややマットな感じです。
 
 
 




 



 こちら(オイル)のほうが傷が非常に目立たなくなった印象。そのかわり...オイルだけの処方ではあまり輝かない。



 





 画像で判別しにくい微妙なところです。




  



 従来内蔵する栄養分と油分が特に豊富なコードヴァンに「レザーオイル」はそれほど必要ないかなと感じました。


 

 
 使いやすさではフレーゲは気軽に用いられてよさそうです。 倍の200mlの容量があるオイルは、靴以外のより大きい対象、幅広い用途に適していると思います。




 

 (この画像は左靴は未だ磨く前ですね...)



 このような曖昧な検証の末ですが、やはり「プレミアムディアマント」が発揮してきたあらゆる能力の高さにあらためて感心したのでした(理由の一端はこちらに)。今回はここまでとさせてください。






 




 (容器が素敵なので"瓶買い"は大いにアリです。また天然成分への一貫した強いコダワリから、人体への安全性は評価されるべきところです)





 すっきり磨き終え、、、「涼」を楽しむ。アイスコーヒーを見にいきました。よく見てから飲みました。





 













 


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Hender Scheme

2012年07月31日 | ファッション(靴)





 なかなか話題の(?)Hender Scheme(エンダースキーマ)、、、造語だということです。、、、って読みにくい。





 





 日本のメーカー。浅草のあたりで20代半ばの若いひとが中心になって作っているらしい(メーカーH.P.へのリンク)。




 
 
 




 もちろん。ご覧のとおり。NIKE のエアフォース1に違いない。言い逃れの仕様もあるまい。ぷりんっと生まれたてみたいなエアフォース1。





 





 だから、、、" HOMMAGE " ライン。




 




 ベジタブルタンニン鞣しのナチュラルレザーオンリー。プラスティック、金属などが通常用いられるパーツも全てレザー製。




 本来「工業製品」として大量生産されるスニーカーを職人による手作業で、素材は有機物のみ、そうしてひとつひとつ丹念につくってみよう、と。





 




 ソールは面白いことにカッチリとしたレザーソール。




 




 履き味はスニーカーのようなブーツのような。。。





 (このスニーカーには履いた後シューキーパーを入れようと思います)





 色は「ナチュラル」のほかに「ネイビー」もあるみたいですね。




 




 ナチュラルレザー大好きな自分としてはやはりこれです。





 モデルでいうと他にジャーマントレーナータイプなどもありますね。




 こうして作る必然性があるわけでもなく、アイディアの余剰分のほのかな"煌めき"というか"いろいろやってみたい精神"な。...とにかく僕にとっても興味深いプロダクト。


 

 履いてみて鏡をみたら今までにない雰囲気でとにかく面白いと思ってしまい。。。。謎の好奇心を刺激されました。




 
 





 当然履いていくと質感の変容は激しいはず。





 





 相変わらず写真が多いんですが、記録の為。今後どんな顔つきになっていくかレポートします。







 「これからどうなるか見てみよう」







 
 









 


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七月の群像

2012年07月23日 | ファッション(靴)





 こんばんは。




 そんなに気にすることもないんですが梅雨の悪天候下で特に活躍した靴たち。






 


 無骨でいかにもムスッとした感じが全天候型靴の特徴。 






 


 オールデンのカーフモディファイド(ネイヴィー)。でも、雨だろうがコードヴァンを履いて別に構わない気が実はしています。妙な伝承はもうたくさん(?)。





 


 アレンエドモンズはタフな状況であればあるほどの勝利者。






 


 ウェストンの "ゴルフ" は雨の日に履いて出るとサッと晴れる不思議。




 
 

 
 この写真は、、、、青春? いや、警備会社ですね。






 そして、、、このへんで真の本題。



 大昔、懐かしくもある「こんな○○は嫌だ」シリーズ。



 前々からやらないといけないと感じていました。。。。



 『こんな靴屋(の店員)はいやだ』


  ※1 一応それなりの紳士靴店という想定で

  ※2 実際にあったケースは【実話】と付記




 ではスタート!




 ・ラインナップの6割がメキシコ製の靴


 ・店員全員の足元がクロックス


 ・店内の広さが渋谷のトレーディングポストの半分ぐらい


 ・客が入って来るとやけに驚く


 ・屋根がない


 ・試足の際いちいち近所にシューホーンを借りに行く


 ・シューホーンの長さ2メートル


 ・手をすべらせてやたらと靴を落とす


 ・エドワードグリーンのことを「エドグリ」と呼ぶ


 ・謎の課税をする


 ・奥で店員が賄いを食べている


 ・フィッティング確認の為にかがんだ後、客のひざに手をかけて立ち上がる


 ・サイズの在庫がないとすぐ泣く


 ・常に遠い目をしている


 ・客のことを汚物でも見るかのような目で見る





 …そんなにインパクトのあるものは書けませんので不真面目でした(というより真面目に挙げるとほんとに灰色ムードに...)。最後の2つに関しては靴屋でなくてもいやですね。



 幸い【実話】は無しで。(客の膝に手をかけて立ち上がられるのが正直一番嫌かな..)



 
 ご覧下さっている皆様も靴を買う際に様々な経験をお持ちかと。どしどしご応募下さいね(なにを?)。




 そうこう言ってる間に日本全国梅雨もあけるでしょうー。




 ではまた!

 
 


 

 (最強の靴、チャーチのグラフトンを忘れるところでした)







 
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砂上遊戯

2012年07月22日 | ファッション(靴)





 休日でしたね。





 TUKI(ツキ)のウェストポイントクロスチノーズを洗いざらしで。




 




 足元に、ウエストンのシングルモンク(#531)。。。。大丈夫ですかこれ。




 


 
 でもちょっとズラしてる(ズレてる)っていうのも嫌いじゃないので。 まあアンバランスか....





 そんな感じで遊んでみました。 といっても自転車屋に買いにいくものがあったので電車で出かけただけです。




 




 夕方から夜は K と河川敷をとぼとぼ。その後ニコタマにある BAR で少々お酒を。 帰る頃には足裏が痛い痛い。。。。





 数日履いたので J.M.WESTON 純正のワックス(これは初購入)で磨き直し、自然な艶感。




 




 このシングルモンクは週1ローテーション編入と致しましょう。
 



 









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アスファルト上の修道士

2012年07月17日 | ファッション(靴)





 シングルモンクストラップシューズ。 これは大きな契機となる。




 
 



 少し選択に迷い、曲折の末購入...( J.M.WESTON の靴は6足目に )。




 





 




 このウェストン#531を履くようになってから僕の前頭葉、いや「海馬」(大脳の奥深くの一部位)のあたりにどうやらジョンロブの「ウィリアム」らしき「ダブル」な一足が鎮座するようになったのですが。気のせいでしょうか。。。



 それはまた状況が許せば今年中(?)にでも。






  




 ダブルモンクの靴は一時期よく履いており、現在の志向としては間違いなく、よりストイックさの感じられる「シングル」のほうですから。念願!


 

 今年に入ってからのこと。すごく良いな、履きたいなー!と影響を受けずっと憧れていまして^^




  




 ところでこの #531 。スラックスに合わせて足元の収まりがよく、ややくだけながら真摯なビジネススタイルの「肝」として楽しみ、履いていくつもり。




 





 




 見え方によってはスリッポン的な感覚でオフ履きできないかとも考えているんですけど。。。そう難しくもなさそうかな。また試してみます。




 




 奢侈を廃し(?)無駄のない横顔。。。




 




 人間の足型への親密さを感じさせるなだらかな木型。こういう実直そうな靴があらためて好きです。



 
 




 革質は密にして滑らか。今回も申し分なし。




 



 ストラップ部のバックル(つや消しアンティーク仕様)はやはりひとつ穴。少しきつめですがデフォルトの位置のままで使うことが出来ます。




 J.M.ウェストンの一連の靴(僕にとってはクラシックラインのことですが)は、なんといっても「ツマッテマス」感に惹かれます。シュートゥリー含め10万円弱というこの一足に必要とされる投資額に関しては、、、相応?妥当性を感じるんです。なぜか。



 



 まあ特別好きだから、ここの靴が。




 この靴を購入した日のウェストン屋さん。結構お客さんの出入りがあり、シグネチャーローファーを見に来られている方がやはり多かったようですね。それら真剣な姿もなんとなく好ましくて。



 まあほんとに好きなんですね、ここの靴が。





 





 そんなこんなでまだ先週2回程度しか履いていないので、、、仲良くなるにはまだまだ。




 そもそも謹厳な質のお方(?)ですから、クリームのご馳走程度では打ち解けてくれません。


 

 ...ということでここまでにしておきます。無駄口が多く叱られそう。 





 「地味靴」を愛す"求道家"たちよ!あつまれーー(なんで?)





 
 





 おわり。












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Old Brown Shoe

2012年06月19日 | ファッション(靴)





 ザ・ビートルズ(The Beatles)で特に好きな楽曲といえば。



 "Here Comes The Sun" (梅雨の時季にこそ聴きたい)


 "Something"


 "While My Guitar Gently Weeps"



 特に "While My Guitar …." は僕が初めてエレキギターで取り組んだ(つまり練習した)曲です。



 諸事情でエリック・クラプトンが参加し、、、見事に響かせた "泣きのギター"。



 一家にひとつ(いや、ふたつか)! 僕の実家にもちゃんとありました「赤盤」と「青盤」。



 ("赤"は リヴァプールF.C 、"青"はエヴァートンF.C を示唆している、と)



 CDが擦り切れるのか知りませんがそれぐらいよく聴きました。




 後期の名曲集「青盤」に収録されていた "While My Guitar …." に中学生の頃まず惹き込まれ、2、3ヶ月集中的にこの曲ばかり弾いていたようです。いえ、、部活漬けの剣道少年で「バンド」なんてアクティヴなことやっていませんでしたからひとりで CD の音に合わせてリードギターのパートを弾くだけです。



 そして遂に、、、一瞬クラプトンの「泣き」の境地に達したような錯覚に陥り、、、それで完結でした。





 ところで、上記の好きな曲。全て George Harrison(ジョージ・ハリスン)の作った楽曲です。


 

 (※ウィキペディアより。この写真に限っては25%ほど稲川淳二)



 ビートルズのメンバーのなかでなんとなく一番好きなジョージ・ハリスン(2001年に惜しくも亡くなられました)。 寡黙で冷静、繊細で控えめな雰囲気が感じられます。



 (だからといって故意にジョージの曲をピックアップしたわけでは、、、はい、半分わざとです)



 ジョージの名曲!これを忘れてはいけませんね。



 "Old Brown Shoe"



 なんて複雑なテンポで素晴らしい一曲。



 ハリスンさんは詞のなかで「古ぼけた Brown Shoe はもう脱ぎ捨ててしまおう♪」って歌っていますが、、、当然暗喩とは言えこれに関してはちょっと表現上共感できません。

 
 Old Brown Shoe は履けば履く程、大切に「適度な」メインテナンスを施していれば尚更、驚く程美しい表情を見せてくれますよ、と。 そんな…「破棄」みたいな勿体ないこと。。。


 

 ほら、、、、



 
 




 



 このブログを始めた当初に購入した "初ヒロシ" も良い歳のとりかたをしているように見えます。








 



 クロケット&ジョーンズ製「ラルフローレン・コードヴァンウィングチップ」。



 





 



 コードヴァンということもあり特にオールド感満載。表情豊かで。



 




 



 皮革繊維質の乱れ、毛羽立ちの関係か銀面(?)の輝きが失われています。



 



 サフィールの「クレム1925」を少しだけ塗布して(本来このクリームはあまりコードヴァン向きではありませんが)、ブラッシング、、、あとは乾拭き。



 



 え、分かりにくいが…これだけで少し蘇りました。自然な、鈍い輝きで現在は充分。
 







 




  



 この JMウエストン "ゴルフ"(頻出…)は全く古くはありませんが、、、雨天に履いて雨染みだらけ。でも翌日、何事もなくすっきりと。



 






 みんな「靴」に徹した良い顔してる。




 




 Old Brown Shoe の語り尽くせぬ魅力。




 







 「脱ぎ捨てよう」には納得し得ぬ、と書いたんですが、ハリスンさんは勿論とても共感できることを歌っています。




  ♪ショートヘアで 時々髪を長く伸ばす娘がいいな♪




 ですと…..。 



 そういうことなら理解しやすい。





 ....いやまて、やっぱりずっとショートのままがいいか。





 おわり。 





 








 
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★★★★★

2012年06月13日 | ファッション(靴)





 なによりファッション的に活かされ、スタイリングの要とさえなるスニーカー。その本流と看做されるまでになった NEW BALANCE(ニューバランス)の花も実も備えたその栄光と実力には1ヘクタールの疑問の余地もありませんがなんらかこれらに替わって夏のスニーカーとして主役を担いうるものはないかと熟考すること幾十日。




 




 そしてペンシルヴァニアの優等生 BROOKS(ブルックス)を選びました。
 


 




 蚕主義→懐古主義でいってみようー、ヴィンテージシリーズ(?)から、名作 "SUPREME" 。




 




 これはアヴィレックス(普段全く馴染みがない)の別注品で、限定カラーの配色が潔く、、、妙に腎臓に響くのです。




 





 




 アメリカ運動靴業界では昔からなかなかの「顔」だということで。




 権威ある(実際よくわかりませんが)「ランナーズワールド」ってところが下した評価が最高ランクの「5つ星」なのだと。ミシュランじゃありませんがそんな自慢話もチラホラと。



 その存在は地味ですがきっとご存知のかたは多いように、1914年創業の老舗なんだそうです。ここは。



 (ニューバランスの創業年は遡り尽くせば1906年らしい)


 


 素朴でいて、一連の NB よりはシャープな雰囲気の「運動靴」を求めていました。



 



 たしかにシュッとしていて。



 



 に、ととまらずそのデザインにはしっかりと野暮ったさも見え隠れ。




 




 このちょっと本流(?)からズレた感じがまさしく根幹と言えましょう。



 



 EVAソールの元祖。 履き心地は、、無論ニューバランスほど至れり尽くせりではありませんよね。。。。





 


 そしてどういう気の回し具合か、、、換え紐はオレンジ。






 


 「星5つ」かどうかは別として、このボックスがなにやら異様にかっこいい!というのが僕が今見出しつつある結論です。





 (自転車に乗るときにちょうど良さそうと気づきました)






 










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足元暫定監視委員会(第一回)

2012年05月28日 | ファッション(靴)





 紳士たる者、矜持と価値観の源泉はその足元に存すると言われる。



 明治以降日本人の足元を支え彩る靴たちも今や成熟、百花繚乱の様相を呈し、、、、





 平成24年4月1日付けで「足元倫理保全法」という法律が新たに施行されたのをご存知でしょうか。



 読んで字の如し。爛熟の末、混迷退廃の一途を辿る日本紳士たちの足元の倫理観の改善保護、取締を目的とした罰則規定を一切有しない新法です。



 そして同時に、混沌且つ無基軸化する「足元」の秩序維持と安全保障、また「足倫法」の周知浸透を目的とする監視及び審査機関としての委員会が暫定的に設置されることになりました。



 

 (※イメージ『象牙の塔』)



 本委員会は今後漸進的にその機構の権限強化、重層化が計られ、常設執行委員会としての性格をもつことになります。



 (現時点ではあくまで「暫定的」性格の組織であるため、本委員会に帰するその責任は大いに限定されるものとなります)



 
 具体的条項については面倒なので詳述致しませんが、本委員会の監視取締基準の概要は以下のようなものです。



 1、靴(革靴の場合)への適切なメインテナンスは施されているか(ワックス厚塗り等)

 2、足元の装いに季節感が反映されているか

 3、靴のフィッティングは適切か

 4、左右別々の靴を履いていないか

 5、パンツのレングス及び裾幅と靴のバランスはとれているか

 6、靴のつまさきが尖り過ぎて凶器と化す危険性がないか

 7、靴底に買った時そのままのあのシールみたいなのが貼られたままになっていないか


 (…中略...)


 179、異様に高級な靴ばかり履いて周囲の人心を惑乱せしめていないか

 180、実在するのか怪しい適当なイタリア人ぽいネームの謎ブランドの靴を履いていないか(例えば…『ピエルカルロ・ストラマッチョーニ』等)

 181、パンツの裾と靴の狭間に「希望」は見えるか





 なお以上の取締基準に抵触し、早急な「足元」の是正が必要と判断された監察対象者は本委員会への出頭を命じられることがあります


 委員会本部は島根県に所在していますが、山陰山陽以外の地方に居住する対象者には出頭の際不便であることを考慮し徳島県にも仮設の審問機関(徳島県庁内)を設置しています(※東日本在住の方は徳島県の仮設委員会に出頭して下さい)。


 出頭までの猶予期間は出頭命令到達の日より6年間と定められています。




 向後監察の対象はあらゆる制限を超越し、世に存在する様々な「ファッション・靴ブログ」に登場する「足元」にも当然に及ぶこととなります。その結果として厳格公正な判断に基づいた容赦のない弾劾糾問ときに協賛が、あくまで足元秩序維持の信念に立脚して為されることとなりますのでその点どうぞ予めご理解下さい。




 では第一回。早速このブログを書いてるひと(神奈川県在住会社員)の足元を厳しく検断していきましょう。
 
 備考:この要監察者は休日外出の際にはほぼ必ず足元の写真を撮り記録を怠らないとのことである。





 (1)

 


 Alden(オールデン)のスウェードローファーと District(ディストリクト)のチノショートパンツ。Teeシャツの上にm's braque(エムズブラック)のダブルジャケット(ブルー)。

 
  



 

 「少しクセのあるジャケットをゆるやかな気持ちで着たいが為にショーツとスエードのスリッポンで極力『こなれてます』感を強調しているようです。下半身ベージュ中心なのでかなり遠めには下半身裸のように見えそうで好ましくない影響が危惧されます。あと、すね毛がいや」

 




 (2)
 
 


 靴はオールデンのウィスキーコードヴァンロングウィングチップ(アローズ別注)。昔の GTA のトラウザーをオフ用に短く改造したものと合わせています。


  



 

 
 「短丈にしているとはいえこのウールパンツの素材感はやや暑苦しく感じます。ド迫力のウィスキーオールデンに負けないようにと考えたようですが裏目に出て野暮ったさしかありません。メダリオン部コードヴァンの輝きにも物足りなさを感じます」






 (3)

 


 チャーチのアンラインドチャッカ(SAHARA)、パンツは古いインコテックスのトロピカルウール(ライトグレー)。トップスは不明(忘れました…多分ネイビーのコットンVニットか)。

 
 



 


 「パッとしたカラーの靴なのに印象としてぱっとしません。クリース入りのトラウザーズである必要は今回感じられません」


 



 (4)

 


 フラテッリ・ジャコメッティの黒ブルーチャーリディアルのハンパ丈パンツ


 


 「なんですかこれは。ギンガムシャツを着ていますがパンツと合っていないようです。」






 (5)

 


 adidas(アディダス)復刻スタンスミスにユナイテッドアローズのコットンパンツ(カーキ)をロールアップで。



 



 「少し大きめのスタンスミスをギュッと引き絞って履く。スニーカーのほのかな汚れ具合。まさにとても正しい道を歩んでいるように見えます。」


 



 (6)

 



 


 マーク・マクナイリー×サンダースのスウェードタッセルスリッポンリーヴァイスヴィンテージクロージングの#505 。トップスはメゾンキツネのB.D.シャツ。バッグは休日によく使っているボロボロの jas-MB 。


 


 「珍しくはっきりシャツが写っていますが KITSUNE のシャツがよほど気に入っているアピールであざとく感じられます。スタイリングは爽やかなフレンチアイビーという雰囲気でさり気なく(ひとの特別な印象に残らない点で)まず問題はなさそうです」






 (7)

 



 


 ■昨年はあまり気に入っていなかったウォークオーバーのダーティバックス。パンツは District 。ほとんど写っていませんがシャツはウィムニールスのストライプシャツ(B.D.)。


 



 


 「この時期実は気分にマッチして気に入り始めている様子のダーティバックス。しかし着用回数は限られていたのに関わらずインソックの一部に『剥がれ』が生じていて、、、そのまま履いています。また、インビジブルソックスがはみ出し過ぎていて見苦しく。これらは看過しがたい事案です」







 (8)

 



 



 J.M.ウェストンのクラシックローファーに Wim Neels(ウィムニールス・デイリー)のプチサルエルパンツ。シャツはまたも(!)キツネストライプのようです。


  




 


 「ウェストンのローファーはとても良い雰囲気に外見上の馴染みが感じられます。フィッティングも適切だったようでフォルムにいびつな変形も見られません。それにしてもいつも『素足履き風』、シャツは『タックアウト』、、、気の弛みが顕著です」







 (9)

 

 
 シューレースを交換したJ.M.ウェストンのゴルフを PT01 のネイビーコットンパンツに合わせている。トップスは購入したばかりのメゾンキツネのブルーオックスB.D.シャツ


 




  


 「裾幅の狭いパンツの丈はほぼノークッションでちょうどよくバランスがとられています。相変わらずこのひとは休日は一切シャツをタックインするつもりがないようです。またゴルフの羽根が完全に閉じているのは問題点と言えそうです」


 




 (10)
 
  



 ロクヨンクロスのトップサイダーにトゥモローランドオリジナルのホワイトパンツ。 


  




 


 「この休日は珍しくジャケット(シアサッカー)を着用しています。パンツのロールアップの仕方が適当過ぎてなにがしたいのかわかりません」






 (11)

 


 ブルックスブラザーズ×Peal&Co(クロケット&ジョーンズ製?)のコンビウィングチップ。シャンブレイ素材のイージーパンツと。



 




 


 「ゆるいイージーパンツとバルモラルのシューズはいくらなんでもアンバランス。しかも何度か履いているのに右くるぶしに靴擦れが生じています。その痛みが原因で写真でも座ってしまっているものと推察されます。今後真摯な改善への取り組みが強く求められる足元です」






 (12)

  


 再登場ジャコメッティの地味なシューズを「ひとつ覚え」のように素足履き。たしか YAECA(ヤエカ)のパンツと。


 


「どこの場所か知りませんが床が変です」






 (13)

 


 ■オールデンのコードヴァンタッセルスリッポン。パンツは District(NOP3)。シャツもDistrict のデニムシャツ。


 




 


 「このタッセルは全く磨かれていないことから倫理観の欠如が感じられます。爪先の削れも放置。まずコードヴァンの良さを引き出す手入れが早急に必要です。また、このディストリクトオリジナルのパンツのシリーズは買い足し買い足し、コットンとトロウールなど同型3本使っていますがそれでも気に入って長く酷使し過ぎて実は破れが生じています。そしてこのときぐらいはデニムシャツをタックインすると良かったように思いますがそもそもベルトをしていなかったようで非常に怠惰です」





 綱紀粛正!!



 ということで、このように監察対象者の顔や髪型、体格などひとの印象を左右する要素を一切排し公正合理的且つ簡潔な審理に徹することが出来ます。



 あまりに多くて途中でかなり嫌になりましたが、このダラけた監察対象者には厳重な戒告が相当という結論に至りました。



 対象者が神奈川県在住ということで今回は特別に徳島県の仮設審問所への出頭を命じます。






 思いつきで書いてそのままアップして、後で読み返して恥ずかしく削除するパターンになりそうですね。



 これに要した休日の少なくとも2時間弱を返して下さい!




 (当初チャーチの『ウェストバリー』のエントリーにしようと考えたんですが....)




 随時要監察の対象者があらわれましたら「第二回」以降でとりあげたいと思います。





 ではまた。 



















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靴欲の里

2012年05月08日 | ファッション(靴)

 



 思い出したように「靴欲の○○」ということで閉話休題的に述懐してみることにしました。




 黄金週間。天候に恵まれなかった事は事実ですが本来なら休日用の靴も連日みっちり楽しむことができる願ってもない好機です(昨年GWは『こんな様子』)。


 
 この連休中、、、


 「adidas スタンスミス」「クラークスのデザートブーツ」「トップサイダー」「オールデンのスウェードローファー」「マクネイリーのタッセルローファー」「ウェストンの#180ローファー」「ニューバランス576」、、、、履いていたのはこんな顔ぶれ。


 お気づき頂けるようにさりげない足元系…楽~な靴たち中心で悄然。。。。 




 


 NB576 は気楽な散歩靴として。


 








 


 


 マーク・マクナイリーのタッセルは「リディアル」のクロップトPTに合わせて奥湯河原に履いて行きました。


 


 ヒールカップと甲の若干の緩さは購入時より分かっていた為、内側に厚みのある「タンパッド」を仕込んでの履き降ろし。これが功を奏し、さして分析的に履き味を確かめる必要もないほどストレスも感じず。 
 







 



 ここで "新しい靴" への希求についてはどうか。



 好奇心を強くかき立てられる靴に残念ながら最近トント出会っていないのが実情です。



 ビジネス用に、取扱い代理店に在庫のなかったもの(チャーチ)を手配依頼中ですが、少し先になるでしょうか。



 「チャーチ」「J.M.ウェストン」「F.ジャコメッティ」、、あと「オールデン」「トリッカーズ」。このあたりの顔ぶれが揃っていれば充分満足出来るようになっています。


 自然な意味での保守化、停滞(…?)なのか「自分にはこれだな」というのが靴に関して明瞭になってきた気が。




 




 タイトルにもありますが、まさに「里」に落ち着いて縁側でのんびり草餅でも頬張っているようです。



 



 しかしまた程なく里を離れる刻は来るでしょう。


 (情報収集には常に心を砕いていないといけませんね。。。)



 まず現在に至るまで排除し続けてきた「サンダル」について、夏に向けて真剣に候補を擁立しようと思っていて。

 ぶち上げながらも極めて普通な選択として、まずビルケンシュトックから選んでよろしかろうと。 


 そして梅雨明け頃を目処にチャーチ(モンクストラップ)を新たに一足履き始めて、F.ジャコメッティのコインローファーがお店に残っていれば。、、、その後(晩夏以降)はレッドウィング、ウエストン、エドワード・グリーン、、、こんな流れでスルスルと、、いや、きっと蛇行もしながら年内はいくと思います。




 




 思いがけない出逢いによって「里」で平和裏に立てられた計画なんて様変わりします。




 次回の「靴欲の○○」は候補とするに「靴欲の峰々」「靴欲の峠」など、ぜひ仰ぎ見るような「山」の字が入っているタイトルにしたいものです。




 




 あ、このブログの最終回は「靴欲の頂で」または「靴欲の果てに」で決まり(きっと到達なんてしないけど)。 




 当面つづく...





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カレー第二夜

2012年04月19日 | ファッション(靴)






 我が人生2足目の Clarks(クラークス)デザートブーツ。




 「今さらクラークス??」




 ...!こんな不遜な発想はいつになろうとなにがあろうと決してあってはならない(?)不朽の名品ですね!それでいて素朴で敷居も低く、なんて素敵な存在なのか。



 
 

 

 これは「サンド」という特にクラークスらしい薄ベージュでして、しばらくこの色のデザートブーツを買おうかどうするか迷っていました。購入を決めて大正解。




 デザートブーツを買おうかどうか踏み切れず迷っている方ってきっとたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


 特に昔クラークスを既に経験して、クレープソールが使用・経年とともにダメになって、、さああらためてクラークスどうしようと。


 約2万円という安いのか高いのか判然としない微妙な価格設定もより躊躇させる要素ですね、、、どうせならより多く投資して「ステッチダウン」じゃなくもっと手の込んだ製法のしっかりした(?)カジュアル靴を選ぼうか、と。。。。



 
 


 いや、でもクラークスは何歳になっても、あなた様がどのようなライフスタイルをおくっていようと、プチ富裕層であろうとなかろうと、、間違いなく「買い!」だと確信しています。



 どうかちょっとたりとも悩まれませんよう。
 


 、、、それにしてもなんだろうこの「原初の靴」の魅力は。


 
 これまで7年~8年ほど(多分)ネイビーのブーツを履いていましたがさすがに結構くたびれてきました。もちろんまだまだ履けますが、やっぱり「サンド」も履きたいなー。



 



 20代から30代、いろんな靴を履いてきたからこそ、クラークスいいぞ、と。



 足元をどのように装うか、試行錯誤と歓びを経てその感覚に少しの成熟をみたときに、、、この「原始靴」「基本靴」への回帰。
 


 二日目のカレーを昨日とは違った新鮮な気分、視座で楽しむように(マァ無理矢理な話の運び)。



 クラークスを履く者、斯くして善人ばかり、というのは事実です(?)。



 



 僕は現在ここに立ち帰り、極めてそのまんまにジーンズに合わせながらクラークスだからこそ生み出される足元の充実を再認識しています。




 2日目のカレー、2足目のクラークス。。。。(脈絡ナシ)
 


 




 えー、実は僕は2日目でコクの出た濃厚カレーよりもシャバシャバ系カレー(キャンプでささっと作ったような)のほうが好きなんですが、まあそれはいいでしょう。


 
 ではお元気で!









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椿 事

2012年03月25日 | ファッション(靴)





 こんばんは。


 数年前のある夜、いや夕方ぐらい。


 僕は都内のある場所(六本木近辺)のあるホテルのあるレストランである時間にあるひととある食事をする為に、其のあるホテルのロビーをあるいて通り過ぎようとしていました。


 ロビーにはたくさんの紳士淑女が行き交い、または思い思いに寛いでいる、、、大きなホテルのなんの変哲もない光景。


 どうということもなくエレベーターに向おうとした僕は、その時点でガムを噛みながらであることに気づき(包み紙は消えてた)、どこかにペッと、いやポイと捨てるゴミ箱でもないか、と一瞬周囲を見回したところ、、、



 、、、目の端に感あり。



 あるソファにゆらりと座っている男性に気がついたのです。



 有名なサッカー選手。



 日本人の。



 しかも!僕が日本サッカーの長い歴史を丹念に繰って遡ってみたとしてもあるいは一番、特にそのプレースタイルが好きで応援していた選手。



 ○○(名前)だ!
 


 んー、、、これはとてもよくないことだと承知した上で。。。



 僕はその選手に思わず(?)声をかけそうになったのです(ダメですねそれは)。



 「日本代表の○○さんですよね」と。(なんだその確認)



 その選手はプライヴェートで行動中にも関わらず、よし、と思ってまさに声をかけようとした瞬間、、、




 (そういえばこの選手はもうだいぶ前から日本代表じゃなかった….)



 と当然のことに気づき、、、、あ~「元日本代表の」というのもなんだか面倒だし、その時点での所属チームがあやふやだったこともあり、冠称が難しいな、と声かけ中止でそのままガムを捨てに行ったのです(ロビーのトイレのゴミ箱に)。
  


 握手してもらうつもりだったんだろうか、と、今にして。




 首都圏で行動していると有名な方を見かけることは少なくありませんが(松崎しげる氏など)このときは思いがけず特に嬉しい出来事でした。つまり椿事です。



 なにしろ左利きで、繊細にしてテクニカルなプレーメーカータイプで、とても良い選手でした、○○(名前)。しかし、なんであの放送局の解説者になったんだろうか。。。。

 



 それで次の話に繋がるんですが、代官山の「ナナミカ」。



 このお店にある商品は「オリジナル」「買い付け」問わず僕にとって好ましいものが多いんですが、実際買物に訪れる機会は今まで1、2回しかありませんでした。



 珍しいことにその「ナナミカ」で先日靴を買いました、もう即決で。




 この箱。
 
 
 



 「ヒロシツボウチ」の箱を少し濃くしたようなシンプルな青箱。



 



 MARK McNAIRY(マーク・マクナイリー) です。




 所謂「アメトラ」の本場に於ける動向を左右し、牽引するキーパーソン的おじさんのブランド(トッド・スナイダーのほうがいいな)。



 



 実際履いてみて、僕としては結局そんなに芳しい収穫とは感じられなかった「復刻ウォークオーバー」を手がけた(?)人物。

 
 
 



 
 



 こちらは Camel Suede Tassel Loafer 、、、そのままです。



 





 



 実はこのローファーは英国官給品の靴製造も請け負っている老舗の「サンダース」製で "マクナイリー" ネーム。
   


 
 

 


 



 しっかりしたグッドイヤーウェルテッドですが、軽い履き心地に「しんなり」した出で立ち。そこに魅かれました。



   



 スウェードのタッセルモカシンですと、やや尖った木型のものが多く、こういう素朴で普通過ぎるまでに普通な形状のものを見つけるのは僕にとっては意外と難しかったので。
  
 
 結果的にオールデンのスウェードのペニーローファーとほとんど同じ色でした。。。。。




 
 



 製靴としてのクオリティはそれぞれどうだろう。オールデンはやはり「秀逸なラスト」という側面で優位にあるか。




 



 委託された「サンダース」も流石、マイルドな雰囲気を実直さ丸出しでうまく作っています。 



 それでもなんだか「気楽」な一足。



 このあたり、マクネイリー氏の目のつけどころは侮れない。





 ところでこの画。


 



 
 こんな顔に見えてきます。嫌な笑い顔。

  



 いや、こっちのほうがいいかな(パターン2)。

 




 どちらでもいいんですが、いずれにせよ嫌な感じのふたりぐみで。




 

 これです。もうその顔にしか見えませんね。



 
 ということで、このローファー。これからのシーズン履き始めるのにとても相応しく感じました。




 足元の衣替えを待望する気持ちにぴったりで。




 
 




 長くなりました。今回は、あの選手(現解説者)との遭遇という「椿事」と、 nanamica でなぜか衝動的に靴を買うという「椿事」について。



 「春」という字がはいっていますから、この言葉を使いたかったようです。
 



 「実際履いてみました編」は次回以降に、よろしければ!




 










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