my static spiral

日々のこと、ファッション、好きなもの、そして靴たち..

style 21

2014年01月29日 | ファッション(全般)






 今月は右側にあるカレンダー(PC版)を日本列島の形にしてみよう(更新日の色が変わる)と途中から思っていて16日のあたりで暗礁に乗り上げてしまいました。(今回更新分は..何島かな)





 





 前回エントリーに関連させて。





 

 COAT : MaisonMartinMargiela
 SCARF : STEPHAN SCHNEIDER
 KNIT : Harley of Scotland
 PANTS : ANATOMICA
 BOOTS : J.M WESTON #705
 WATCH : JUNGHANS by MAXBILL
 BAG :  FREITAG Reference
 GLOVE : A.P.C.




 (ジーンズの裾がブーツのプルタブのとこに引っかかっています、よくあることだ)





 ざらつきを闇雲に乗り越えて特に思惑もないような着方です。コートの中にハーリーのシャギードッグ。すっきりとコントラストの為、白いセーターに。 太くも細くも癖もない、アナトミカトリムフィットジーンズを穿いています。色の数もこのぐらいがいいと思いました。





  


 マルジェラ(14)のチェスターフィールドコートは僕でも解るぐらい素晴らしい仕立て。そして真冬のこの時季これを着てあまり外をうろうろすべきものじゃないのかという実感。(寒いので)






 


 ダブルフェイスのようなドライタッチのスカーフ。適当な巻き方で失礼..







 


 ウェストンのサイドゴア(チェルシー)ブーツ。 「ジョドファー」よりもよく履いています。








 
 

 クロノスコープ は年々愛着が増していて衰えるところをしりません。


 








 
 

 バッグはレファレンスラインの "VERHOEVEN" ..使ってるうちにグニャグニャになってきました。


 







 


 高校1年生のころ、滑舌よく「エーピーシー」と呼んでいた A.P.C. のグローヴ。







 合わせた諸アイテム、その持ち味に名状し難い共通項があるようです。(説明はできないのですが)








 ご覧下さりありがとうございました。次回以降、最近気に入っているスリーピーススーツ(『ごちそうさん』でお馴染み )とか、オンのコートとかそういう話にしてみようと思います。






 






 








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ざらつく

2014年01月15日 | ファッション(全般)





 
 (時機を逸すると、、一年眠ってもらうことになる)




 昨年、マルタンマルジェラのチェスターフィールドコートを購入していました。




 






 






 




 眺めてざらつく。 袖を通してマネキンのような無機な気分になる。




 どうも気を楽に、愉快に羽織る(合わせる)ことが出来ないのです。




 新しい洋服特有のカドがあるというのか.. 一種積年の思い入れ(?)が「隔て」となるのか如何。




 (このコート、着るとなぜか冷たい)




 一部巷間に曰く「気分」云々とはこのことなのでしょうか。。





 







 

 


 
 誰しも感じたことがあるかもしれません.. 気に入って手に入れても、身につけて「安息」をもたらさない服や靴の妙な違和感を。 ..解決策があるとすれば。





 一ヶ年、奥のほうに干した後、再び相見えるという手。(一年置く、贅沢な話だが..そういう傾向が世にあるらしい)




 
 ざらつきは別として、敢えて力を籠めた "NEO EDWARDIAN" って装いにぴったりだと思います。





 











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SAPPORO SET

2014年01月14日 | ファッション(全般)







 

 







 


 ここにガッサと詰め込んだ.. ソフトケースなので 73L 以上のポテンシャル。 (THE NORTH FACE "ROLLING THUNDER" 73L )






 パッキング、選択の信条は..「無思想」






 その他の主な携行品。





 

 J.SABATINO ネルシャツ






 

 Maison Martin Margiela 14 "エルボウにパッチの着いたクルーネックのニット"






 

 beautiful people 良い緑色のカーディガン






 

 NEEDLES ウール×ポッサム レンガ色のカーディガン





 (カーディガン2枚はどうやら要らない)





 

 Levi's Vintage Clothing 501ZXX






 

 なるべく温かそうな ソックス






 
 
 nonnative モヘア型スヌード

 

 (※ルックブックより) 






 

 CdG HOMME 縮絨ウールのマフラー

 







 

  adidas Originals by 84-LAB. "McNASTY"






 

 MYSTERY RANCH 必要なときのサブバッグとして お土産も増えますし






 

 スキンケアと髪のセットのために






 

 SONY カメラ






 

 文庫本 持っていくだけに終わってもいい






 

  Aesop. JET SET(トラヴェルキット) 

 







 

 シューケアのために必要最低限のもの


 





 こうして見ると..モノ共にくっついて自分が移動したようで嘆かわしくもあるね..!(画像の羅列でした)





 






 






 





 誰にも惜しまれることなく、すんなり帰還。





 






 






 





 長々と失礼致しました。 以上が、道愛(※北海道愛)三部作でした。





 (..どこから数えての三)









 




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style 20

2014年01月13日 | ファッション(全般)





 2014年1月。 更新が トン トト トン 。


 冬らしい「冬」のなかを歩き、充実を感じられた末の「余熱」というか「余冷」みたいなものが反映されているようです。現在東京中心の生活に戻って暫く経ちますので間もなく静かに。






 






 引っ張ってるね。






 
 
 KNITCAP : ?
 EYE WEAR : OLIVER PEOPLES
 OUTER : KLATTERMUSEN "ALLGRON JACKET"
 INNER : Arc'teryx Leaf "ATOM LT JKT"
 PANTS : nonnative "DWELLER EASY RIB PANTS" - COTTON JERSEY CLOTH
 BOOTS : REDWING #9874 6inch CLASSIC MOC TOE "The Irish Setter Sport Boot"
 WATCH : IWC MARK16
 GLOVE : nonnative "OFFICER GLOVES BY GRIPSWANY"
 BACKPACK : MARC JACOBS






 (こういうバランスの服装の方はやはり札幌でもしばしば見かけました)







 


 晴天の日(雪面の照返し)にはあってもいいと思う、サングラス。


 

 
 


 清涼に澄んだファッション性、ソフトシェルのようなしなやかさに充分な高機能。アルグロンJKT(アークテリクスのインサレーターと合わせて)。強風や降雪、低温のなか、快適でした。






 


 それらのインに。サープラスのサーマル。






 


 コットンジャージー素材を選び、まず「動く」ことをメインに考えて。ノンネイティブの "DWELLER" シリーズから。裾リブでブーツに合わせるにも具合がいい。


 


 






 


 旅の足元の主軸(夏の旅行にもこれでした)になりつつあったが.. 根雪に敗れた クローンダイク








 


 時計?..ほとんど見なかったなあ。(レザーベルトの時計にした理由は、SSブレスの時計だと寒い時つけると『キン』とするからです)





 
 
 


 実はつけたまま iPhone が使えるそうだがいつもそれを忘れます。






 

 


 野でも街でも、大小問わず、、旅をするならバックパック(決めてかかることはない)。 もう何年使っているでしょう。。


 








 今になって眺めると、無意識なのか.. ブラック、ブルー、オレンジ を基調にしていました。


 




 頭をそろそろ「雪国」から切り離し、次回でこの「ヒヤッとした感じ」を締め括ろうと思います^^





 

 









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すべらないための話

2014年01月10日 | ファッション(靴)




 またかサッポロ。



 もう1000回ぐらいは訪れているであろう(そんな気になる)北海道・札幌市。



 今回もそうでしたがめきめきと成長。アイスバーン上でも転ばずに済むようになりました(長く苦手意識が)。いくつかの大切なことに気がついてきたので。滞在中札幌市内で松葉杖をついている方を何度か目撃。あれぁ滑って転んだにちがいない。


 明け方急激に冷却、朝、陽光を受けてちょっと氷溶け始めの路面なんて特に危険。あらゆる観点からの対策と予防が肝要です。幸い怪我は避けられても心の傷になります。



 (ペンギン歩きはもう古い!



 
 

 (また.. カモ多いな)




 これから路面凍結するような気候の場所に出かける方のため、「滑らないように」..端緒として注意点と対策を以下に記すことに。(お住まいの方には笑われるだろう.. )


 
(1)まず前方を行く者の動向(足元と姿勢)をつぶさに観察しながら歩くことです。前のひとがツルッと、あるいはヨロッと崩れかけた箇所(路面)は、アハハ体幹鍛えないと笑、って余裕で嗤っていようと結局貴方自身も同じく「」っと滑る可能性が高い。
 必ず前方(※約2~5m間隔)にひとを配するように心がけて随時情報収集しながら移動して下さい。残念なことに前方にひとが誰もいないときは、誰か来るまで待っておいて下さい。(※札幌の場合、人口200万人を数える都市ですので必ず来ます)
 
 ちなみに前方のひとがツルッとならなかったところでも貴方がツルッとなる可能性は無限に存在しますのでそれだけはご注意を。 




(2)"不毛"とされがちな「精神論」にも意外な働きがあり、まず滑って転ぶことを前提にして歩いてみることです。
 自身の思う通りにことが運ばない傾向、この世の摂理をなんとかの法則というのか何だか知りませんが、それを逆手(?)にとって「滑るであろう」と思っておくことで心身の受け身が整い、対処も柔軟になります。留意すべきなのは「滑ってやろう」とまで積極的に思わないことです。「あーあ。きっと今日は滑るんだろうな..それもまた一興」ぐらいに達観しながら。




(3)モデル歩きは禁止。極力ガニ股で。




(4)志村けんが大昔やっていたような「ヒゲダンス(だったか..?)」を応用したかたちで上体と膝の屈伸運動を極端にしてフワフワ歩いてみる。(冗談じゃなく本当に有効) 




(5)出歩かない。




 




 最後に別の見方として。。共に何度も北海道各地を歩いている彼女の考え(何度もコツについて論議を交わした)では一見「場違い&危険そう」に感じられるハイヒールの靴を履いている女性。あれはヒールが鋭利な「アイゼン」(この登山用具の存在は知らなかったようだが)のような役割を果して実は滑りにくい効果があるのではないか、と。一瞬納得したが、、それは女ごころが招いた儚い幻想かもしれませんね。

 
 以上です。

 
 
 厳冬の2月に向け、札幌雪祭りの見学、または撤去作業の手伝いの為に札幌を訪れる方も多くなると思います。その際にはどうかお気をつけて雪国の魅力を満喫なさって下さい。


 (大体すべってるかな)





 試用報告。



 




 

 
 スニーカーは危ないかと警戒していたものの全く問題ありませんでした。寧ろ路面状況をダイレクトに感じられるので体重移動など対処しやすい。(ごく普通の『スペリーソール』みたいなガムソールです)





 

 ベーシックなブルーチャーも履きたいと思ってこれを(旅行には必ず)。ヴィブラムコマンドソールですが、可もなく不可もなく。過去にはこういう靴でよく転んでいました。今回は大丈夫。





 

 パラテックスソール、、不動の安定感。靴下を犠牲にする価値はありました。





 

 最もいけなかったのが RW Traction Tred Wedge Sole(トラクショントレッドウェッジソール)(長いぞ..)というもの、、元々結構磨り減っていたからかもしれないが。 




 靴だけで大荷物。






 こんな話はもうこの辺にして、余談に移りますね。
 
 


 今回は札幌中心部の隅のほうにあるとても美味しいピッツェリアを訪れた模様を。北海道の食材にこだわっているお店。



 

 この先です。



 




 

 暖かくこじんまりした店内。 
 
 

 

 撮り馴れないので「お好み焼き」みたいに写っていますが、ラクレットチーズとキノコのピッツァ(いや、ピザ)。今回2人でピザ3種類(『前菜盛り合わせ』などお惣菜類も旨い..)を頼んだなかで特に美味しかったのがこちらです。激戦区(?)東京界隈でも今まで色んなピザを食べてきたけどこれは久々の衝撃でした(このお店を偶然見つけた方はぜひ注文してみて下さい)。この夜はたくさん食べました。もちろん本格的な石窯。



 (有名なお店なのか無名なのかどうか、、隠れているつもりはないと思う)



 実際どうかわからないのですが、なんとも北海道のかたらしい(?)寡黙で控えめで、親切過ぎなさそうなご夫婦(従兄妹とかだったら失礼)のお店です。仲間に加えて欲しい。




 受け応えも、厨房で料理を作る物音も極めて静かで(そこに居るのか心配になりました)、ものすごくソッとしておいてくれます。最高。





 (あのひとたちは"生きることの哀しみ"を知っているひとたちに違いない..)、、、よそう。




 あまりの静寂の中、突然料理を持って現れるのでびっくりします。のでご注意を。(注意系はもういいか)





 



 この日は beautiful people のカーディガンを中に着ていました。どうでもいいね。


 
  







 


 今後札幌訪問の際には必ず立ち寄ろう。。







 ありがとうございました。もう少し続きます。





 













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style 19

2014年01月09日 | ファッション(全般)





 (メイン画像からして薄暗い)



 こんばんは。年が明けてすぐの札幌行。 視察(色々と。なんの?)メインで。



 あと諸々の道具の「寒冷地試用」を行うため。(愚かしいことだが荷物が多くなった)
 

 
 靴 が全4足。阿呆かな。。




 ..そして、厳しい環境に生きる北国のたくましく優しい人々との心のふれあいのため。(特にありませんでした)




 


 KNIT CAP : ?
 COAT : District
 TOPS : Arc'teryx Leaf "ATOM LT JKT"
 PANTS : nonnative
 BOOTS : Sand.W.Man. "SNOW"





 (マフラー巻いてたのを書き忘れました、まあいい)



 暗くてよく判らないですよね。。午後3時半~午後4時あたりになると暗くなってきます。「夜好き」の方にはたまらない地方(?)。



 大都市の札幌が寒冷地とか...って思われるかもしれませんが、あの地方は北海道のなかでもそれなりに寒いエリアみたいです。それなりに。

 

 (充実している地下道は使わない約束で) 移動は割とタクシーでした。。



 
 


 帽子は必需品。雪除けに。(傘なんて捨てなさい)

 
 


 二子玉川界隈だったかの雑貨屋で購入したノーブランドの手作り風ニットキャップ。僕は知らなかったが、こういう帽子を「ボンボンニット帽」(正式名称は『ボンボン付きニット編み帽子・成人用』)というとは小さな衝撃でした。ボンボンって言ったら「小皇帝」しか思いつかないからね。



 


 チャコールグレーのバルマカーンコート。


 


 " 洗っちゃいましたシリーズ " ディストリクト オリジナルのツイードコート。しっかり総裏で充分暖かい。粉雪なら払えば済みます。





 
 少し前にとり上げた、アークテリクス・リーフラインのジャケット。


 


 コートのインナーとして。薄く軽く、どんな寒さも(零下5度前後)充分過ぎるほど忘れさせてくれました。偉そうだけど試験に合格^^






 


 気付いたんですが、旅行に出かけるときにはノンネイティブのウェアを選ぶことが多くなる(理由はなんとなく理解)。2年目ぐらいのコーデュロイパンツです。今回の主役ブーツにまずまず..相性の良いシルエットでした。(もう少し太めのボトムスのほうが良かったような気も)
 





 
 



 ソロイスト企画・パラブーツ社製「サンド・W・マン」(どうしてもサンドウィッチマンに見えますよね)の スノーブーツ。



 


 
 札幌に持ち込み初めて履き歩いて気付いたこと。「硬い」(2日目で和らぐ)。「ソックス潰し」(靴下が途端にボロくなる)。「あれ結構カッコいい」(目立つわけでもない) 




 雪国なら様になる。(東京ではどうか..)合わせ方に可能性の広がるのを感じました。(雪国でなら..)







 "寒い"って素晴らしい、と申し上げる他ない。 澄んだ大気。新雪に覆われた真っ白い路面を眺めてふっと我を忘れるんです。






 





 (関連させて続きます)





 










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クレメンティア

2014年01月08日 | 日常・風景・雑感



 パーカーの フード被って 耳寒い

 

 耳をこう出してフードを被るひと。 そうだ.. 下らない遊び心を忘れずに!


 
 (決して 2014年の抱負ではありません )



 次からましなことをやろう。寓意。




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大上段から

2014年01月06日 | 日常・風景・雑感

 

 僕自身が当事者の端くれのようでもあり、でも実際当事者になり得ないことにつき、なるべく端折ってまず冒頭に。(恐らく本来言及の必要は無いと理解しながらも、いくらか憤りと恐縮を覚えましたので余計を覚悟で)


 他所のブログに於いて、僕がここでアップした内容を引き合いにした上でそのブログの書き手の方(遠慮が働き、一応名は伏せておきます)を誹謗する(貶める)ようなコメントを書き込んだ方がいたことを知りました。曲解して比喩比較するような趣旨のそのコメントを書き込んだ人物がこのブログをご覧になっているであろう方とのことで、、「そのコメントを書いた方」に向けて。


 二度と同様のこと、不快感を与える目的のコメントを他ブログでなさらないようにお願いします。指摘(?)は見当違いのことです。

 検証(と言うに価するか別として)、批判にかこつけてその実、他者に不快感を与えることが目的であるとすれば、その行為は紛れもなく実存する自己(匿名のやりとりであろうが)を貶めることのみのつまらないものです。私憤だろうがなんだろうが雲散霧消。誰も感心(と関心)なんてしません。どうかやめて下さい。

 宜しくお願い致します。


 なお、ブログを書かれている当事者様(お名前を出すべきか迷ったまま不自然な呼称で失礼)に対しては気詰まりというか、、恐縮を覚えていることをあらためてお伝えするしかありません。逆にお気遣いまで頂いてしまい、、鷹揚に対応して下さったことありがとうございました。







 以下は長くなりそうですが、契機といえばそれもそうだし以前からのことでもあります。


 昨年(2013年)末、記事内に短く記してみた、現在の考え方と傾向についての補完を試みます。「表現」「趣向」「趣好」「手法」「他との隔たり、相違」「好悪(好きか嫌いか興味がないか)」。


 望外なほど長く続けてこられた「ファッションをテーマにしたブログ」に関連させて。


 " 嗚呼ブログってなんだそれ。仕事中心の生活(僕の場合)の別館(アネックス)の端っこの片隅の非常口の外の踊り場、、あまりに些末な一事、そんなに意気込んで『語る』ことかというと難しい。 ..恥ずかしさは大いにありながらとりあえず書きます。論を以て誰かを説諭、納得させたいなどと願ってではなく、ウェブ上に小さく限定された内側に在るだけの程度のものとしての(?)、考え方と憤りについてです。 契機はあった。 これはエクスキューズ。 険のある論調になります "




 僕は「ファッション」(複合的に用いるのに便利な用語として)を「風景」として捉えたいと考えています。その志向を可視的に反映させたいというぼんやりとした狙いがあります(脱力がてらにだが)。繋がってるような、断片のような..定かならぬ、ここで近年綴っていることどもです。不完全は当然の自覚として。



 首をひねることがあります(怪我じゃなく)。 自分が美しいと感じる風景、どなたかが気に入ってくれるかもしれない景観の細部を敢えて意気込んで「解説」する野暮はなんだろう。(僕自身そうしてきました)  ..その魅力、その背景、「つまり魅力を感じる契機はこれで因子はこれでさらにどこどこに起因してるんだと思う」と、とくとくと説明されてみるとどうだろう。
 僕はそういうのが幾分嫌いだという意味で、自分が描くなら自己顕示性のような何か(人間らしい『臭気』というとひどいか)による濁りを出来る限り和らげたいのです。


 或る景色をたたえた小さく美しい一葉の「絵はがき」。 絵はがきは何故ひとからひとに贈られるのかと。 雑多な言語表現を駆使しない、感性的な趣好を伝達共有したいと願い、そうするに先ず至便だからではないだろうかと思う。ブログって僕にはその類のツールみたいです。


 人間らしい臭気(自身では気づきにくいが他人には俄然及び易いものの筈)と書きました。悪い(?)意味などとしているのではないけれど、我々(時々ファッション綴り者、片手間にライフスタイル綴り者、これら)の大抵が醸しどこかに及ぼすかもしれないこの「臭気」を中和する努力を払うなら、ユーモア感覚を生かすと覿面(てきめん)のように思うのは必然の繰り言です(結果的に仲の良い内輪に支えられて楽しむためのユーモアは知らない)。
 偉そうなことは言えないのですが、ささやかでも表現する者として大切そうな克己の一様。これも自制且つ自省の活用だとしたい。
 ブログを通じて知遇を得(あくまでウェブ上で)、よくやりとりをさせていただいてきた NBCPNさん(※これは伏字です)は天性のものかはたまた、、その自然な具現者として稀有な偉材と識りました。



 (逸れました)



 あらためて、ファッションは僕の中には風景として漠としてこそあるものです。扱われるべきものです。個々に具わる感性に立脚し、人生の、特に観念的側面に同伴させたい一要素として。同時にそれは結局飾られていて、作為的で(プレゼンス、ステータス性、経験値の顕現、それら他からの外的孝評を得たいとの欲求に依る作為)、コンプレックス補完云々.. 内的素因が母だとしても、極めて表面的要素に過ぎないという「諦観」が自制とバランスの覚醒と維持を促すのではないかと思っています。


 抑制、添削の意を以て「私」の構築を試みる精神。自身にとって、先にあるかもしれない「成熟」をいうならつまりそのあたりのはずです。




 
 





 長く活発だった「弁じ癖」、、数年前からかブログを書くことにこれを活用しようと実践してきたわけですが、やっと今こそ脱却したいと思っていて。

 巧拙問わず、好きな"景色"がアップ出来るなら「引用的知識」や「修辞」で粉飾したくない、表現手法の体裁上レトリックや美的引用を用いるとしてもぎりぎりまで抑えながら。僕の場合そう望むことで、多岐に変遷、好影響はあったと顧しています。

 小学生の頃、クラス新聞の作成に粛々と(?)取り組んだのは「作品群」の束積に喜びがあったからです。満足いくものとつまらぬ駄作と、どちらもあったけど、とりどりの作品が集成されることが面白く、大人になってから余暇として好きな事ごとを主題にまた何か書き起こすようになったのが同様の意味であるブログです。





 「こういう理由でこのように考えますが(致しましたが)皆さんいかがでしょうか?」「これ、いいですよ!ぜひ!こちらで手に入ります」「ほらこういう素晴らしいのがありますよ!(参考になさって下さい)」 


 こういうブログを僕は見なくなっています。


  
 「これ、いいなあ!うーん、いい..」(※ニュアンスとして)

 適当そのものの例示ですが好きなのが上のように端的な実感の現れているもの。そのひと(書き手)が「これが好きだ」と感じている「景色」を見てみたいと思うので、どちらかというと淡々と滲み出すように描かれている(描こうと意図的にかどうかは別として)いくつかのブログを楽しませて頂いています。その人となりの面白味も静かに感じられるからです。


 僕はその程度であって、描いたり捉えたりする際そうあるのが好きなのです。こう書くことの全ては僕が好きな趣向と、嫌いな趣向が明確に隔たっているからに帰結します。でもまたそれも変わっていくことかもしれません。


 飛躍すると、生き方、というか自己の社会性に鑑みて、修辞に彩られたものをよしとせずと望んでいるからです。
 



 

 (カッコつけながらもボタン忘れ)





 ここで飛びます。コメント欄をどう義すか。(先ほどもなんともいえない不可解なコメントを見ました)


 他者の意見(異見も)をコメントとして伺うのはとても好きです。(論旨を離れた中傷のようなことは少し意味が変わるが)ただ、それが更新を続けている理由ではなくて、コメントを頂くことは目的(作品を現して集成)と別のところで二次的に発生する果実(嬉しいご褒美)そのものです。

 共感を示して下さったり、激励を下さったり、ご質問にしても、反芻するきっかけになるような面白く拝見するものがたくさんあります。


 一方で、これはファッション系ジャンルのブログに限らず普遍的に、、、もっと反論、批判、諌言、あっていいものと考えます。



 お褒めの言葉と同様に、異論、趣旨への疑義などを頂くこともまたご褒美なのです。きれいごとじゃなく。



 以前 「どのアイテムもほとんどまともに着ている(使用している)形跡もないですね(※要約)」との批判(皮肉かな)を頂いたことがあります。

 他にも「新しいものばかりどんどん増やして、そういうのは生き様としてどうか(※要約)」 と意見を頂いたことも特に印象深かった。

 自分としても内実気がかりだったこと。その方がまさしく「意見」を伝達して下さっていることは、僕が好きだと思っている「景色」を「前提からしてあまり感心しないな」と一応率直に評してくれているわけで。嬉しいというのは語弊があるがなぜかストンと心に納まりました。


 「今回のはあまり好きじゃないな、、似合っていない、どちらかというとああいうのが似合いそう」とか「いい加減に目を覚ましなさい!」なんてコメントのやりとりが悪意と反感の応酬に依らずに成立したら、簡単ではないがそれもなかなか面白い雰囲気なんじゃないかとちょっと思う。




 現在までここのコメント欄に、相対的に多いほうではないかもしれないが覚えてられないほどの、「誹謗」(悪意、悪戯心、様々か)と感じてもさすがに無理はないであろう言葉を頂きました。

 多分、嫌いとなるとその相手が何を言っても(きっと食事の際の『いただきます』という発声さえ)気に食わないことってありそうです。服装やそれに類する志向にまつわるとまたひとによって好悪の情は強く働き、剣呑なものに陥っても不思議はなく。。人事物事に好き嫌いの激しい僕にもその傾向があります。(いやに肩入れしたくなる好きな理由にしても嫌いな根拠にしてもなるべく内省するようにとは思っていても)

 それらは受け入れ難いけれど、"トイレの落書き"と軽蔑し、あるいは排除して終わらせるべきものだけでもないように思います。その都度の対応。。


 内々のノリ(暗黙のうちに斟酌する必要性が生ずるような『空気感』など)が高調子に、ひとつの構成要素にまでなっているような「場」は僕には何となく敬遠すべきものです。(これは割と変わらず昔から) 私生活や実業のシーンに於いてならまだしも、、趣味の合う者同士のネットワークを構築する効果の為にブログを「頑張ろう」と今は思えません。。でもそれは入り込むと楽しいものだろうとうっすら気づいてはいますが。

 極論を敢えて。場を「乱すな」という制約を "コメントする一応の権能のある不特定の閲覧者" に課す前提だとすれば、そもそも無制限にブログ公開などしなくていいのではないかとふと思ったりします。求められる「マナー」とは何か、「良識・常識」とは何か。
 当事者(だと思っている方々)が好ましい、果ては気分良く、となる環境が"曖昧に"整うことが所詮マナーの維持されている状況なのだとすれば、、、釈然としませんね。。

 コメント欄はそこに書き込める環境にある全員のものと原則思う(管理者は主催者だが)。これは特に自戒としたいのです。





 ほとんどの方に温度差を感じさせそうな従来の一連の考慮と、それを発しようと思い立つ契機がごく最近あったことから、長くなってしまいました。熱も働き。。


  
 「ファッション」をテーマにしようが、「消費」の側面の "自省録" としようが、僕にとってこの粒の粗いブログを書くことに一切の実利はない。しかしたくさんの無銘の利を頂いています。


 "ひとそれぞれ" ..これほど原理的にして正当なあまり、まるで用いるに価しないと感じる言葉も少ない。ですから畏れながら斟酌抜きに上記を更新します。空回りでも仕方ありません。


 僕は本来傲慢で、義憤(?)に駆られてたくさん誤解したり、偏見を膨らませたり、家でよく彼女に糾問されて反省、それでコロッと気が変わるなど、、終始そういう者で。

 今回は「正しい・悪い」なんてハナから放り捨て、あくまで好き嫌いの原則から書いのですが、とはいえ読んで下さった方々に意見・異論、違和感があるかもしれません(意味がわからない、というのもあるだろうな..)。面倒でなければ聞かせて下さい。面倒なら..いいんです。






 昨夜まで雪の北海道。今朝から颯爽と..仕事始めへ。






 





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雪上より、慎みて

2014年01月03日 | ファッション(靴)





 新年の御挨拶を申し上げます。 明けましておめでとうございます。





 







 



 この「怪物」の..



 



 本領を確かめたい(※履きたい)ばかりに、北国へ。






  


 こちらは寒気持ち良い(さむきもちいい)です。 足下にはパウダースノー。



 


 2014年、迎えて最初の鼻歌は ♪サラッサラーのサラサーティ でした。(昭和の響き)






 本年もどうぞ宜しくお願い致します^^






 

 
 (いつまでも旅慣れないこともあり、もとい耐寒試用のための衣類が多くなってしまいました.. ブーツはトランクに詰めて輸送)








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