my static spiral

日々のこと、ファッション、好きなもの、そして靴たち..

U太郎(仮)「三陽山長のカジュアルUチップ」

2010年03月31日 | ファッション(靴)
 買いました!世界の名靴 J.Mウエストンのゴル、、、ではありません。靴好きな方なら一目瞭然かと思いますが。

 この前の日曜日、決心を固め(第1候補だったジャコメッティはフィッティングがもの足りず諦めました)、ウエストンの「ゴルフ」を買う気満々で、ワクワクしながら青山まで繰り出したんですが、、フィッティングの際に、どうも自分の足には残念ながら合わないらしく、ついに違和感を拭えず。

 高い買い物ですし(たしか9万円弱)、さすがに妥協はできませんから。

 なんとも拍子抜けな気分で大正文学風に言うと、懐手しながらぶらぶら歩いてたんですが、せっかく都心まで来たし銀座にでも行くか、という気になり、結果的に今回の靴を見つけることができたというわけです。

 カジュアルUチップという表現で厳密に正しいのか解りませんが、「三陽山長」のものです(画像のインソックに僅かにロゴが見えます)。既に廃盤が決まったものらしく、少し値下げされてたんですが、僕が探してた靴のイメージにぴったりでした。

 他のブランドでいうとクロケットなら「モールトン」パラブーツなら「シャンボード」あたりと同系統と言うべきでしょうか。

 山長の靴を購入するのは初めてだったんですが、ここの靴って「琴四郎」とか「勇ノ介」などのモデル名がありますよね。お店の方が多分会計の際に教えてくれたと思うんですが残念なことに聞き漏らしてしまって、これがなんて名前なのかはわかりません。

 便宜上「U太郎」にしておこうと思います。

 ありきたりな表現ですが MADE IN JAPAN の実力をまさに思い知らせてくれる素晴らしいつくりでほんとに気に入りました。

 アッパーの革質は明らかに素晴らしく(お店の方がトウをきれいに磨いて下さいました)、ダブルソールで堅牢そのもの。

 雨への対応力という趣旨でオイルドレザーを用いたレザーソール仕様です(リッジウェイかダイナイトのラバーソールなら文句無しなんですが)。

 なにより、ほんとに足を無理無く引き締める素晴らしい履き心地は嬉しいかぎりです。

 本当なら「ゴルフ」が足に合えばベストだったわけですが、今回はまた別の良い出逢いがありました。
 
 例えばクロケットのハンドグレードあたりを買うなら、これからは山長にしようかと思うぐらいです。
 
 でも、ウエストン、、欲しかったな、、、
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チャーチと僕とニューヨーク「Church'sグラフトン」

2010年03月27日 | ファッション(靴)
 5、6年前のことですが、初ニューヨークの際に現地の取扱店で購入致しました。Church'sの"Grafton"(グラフトン)です。

 よく形容される言葉ですが、まさに「重戦車」のよう。

 旅先から持って帰るのがひどく重たかったのを覚えています。

 ドレスシューズの分類でしょうが極めてカントリー色の強い靴です。例えば「グッドリッチ」「バーウッド」などとならんでいかにも野暮ったく、ゴツく、重たく「これぞチャーチ」という趣。

 探すにあたってとくにこだわっていたのが、型押しのグレインレザーであることと、ソールはラバーソール(ダイナイト製)であるということ。

 バーガンディという色合いもクラシックで、条件にぴったりでした。

 
 さきほどクローゼットからいろいろ引っ張り出して見直してみると、手持ちのチャーチ達は全部で4足。

 ・ダークブラウンの Chetwynd(チェットウィンド)

 ・タバコ(タン)の Chetwynd(チェットウィンド)

 ・スナッフスエードの Ryder(ライダー)
 
 ・バーガンディの Grafton(グラフトン)

 学生の頃からチャーチを履き始めて(変わった大学生ですね)、あらためて1番好きな靴は結局チャーチだったんだなと。

 この先、黒の「ディプロマット」を手に入れたら、チャーチ収集の旅程もそろそろ終わりにしようかと思います。

 ちなみにこういう靴(オールドスタイルなブローギングシューズ)って、女性受けは全くよくありませんでした(なんでだろう。。)。

 まあそれはそうと、世の中ブランキーニなトンガリ靴全盛だった頃も、ひたすら英国のぽってり靴をがんばって履き続けていた自分はちょっとステキだったなと今にして思います。

 
 僕のつまらない持論ですが、男は「モテる靴」を履いてはいけないのです!

 
 、、、話がそれましたが、ニューヨークのいくつかの店舗ではチャーチの品揃えが非常に豊富で驚きました。日本国内で扱われているモデルはほんとにひとにぎりなんでしょうね。お店のひとは東洋人の若造が熱心に長時間チャーチを物色しているのを若干胡散臭そうに眺めてましたが(愛想は悪くないもののフィッティングについての対応は全く懇切丁寧ではなかったように思います)。。

 散々悩んだ挙げ句、この「グラフトン」に決めたんですが「75」のサイズのものを適当に「70」サイズの箱につめようとしたりして、ちゃんと正しい方に直させましたが、なんか適当な感じで、、今では懐かしいだけですが。

 高い安いに関わらず、靴を選んでる時はあらゆる面でお店のかたは慎重丁寧にやってもらいたいですね。結構デリケートなことですから。

 でも「外国で靴を買う」という、僕にとってはとても困難な大事業を成し遂げてお店を出たときにはとても満足感でいっぱいだったのを覚えています。

 やっぱり、いつかはロンドンで靴屋巡りができたらいいなー。。。
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さらさ「RICHARD JAMESのペイズリー柄タイ」

2010年03月25日 | ファッション(全般)
 「更紗」(さらさ)って不思議にきれいな響きですね。要するにペイズリー柄のことを指すらしいんですが、こういう言葉は知りませんでした。

 先日、六本木のミッドタウン内「RICHARD JAMES」でタイを購入しました(イメージよりは手頃な価格帯です)。

 本来はジャケットか、勢いによってはスーツを拵えるつもりだったのですが、結局あまり気が向かず、申し訳程度にタイだけ購入したわけです(申し訳程度にタイを購入することが多過ぎる。。)。

 ペイズリー柄なんて以前は世代的な壁を感じて縁遠く、見向きもしませんでしたが、最近ダークトーンのシックなペイズリータイをグレー系のスーツに合わせるストイックな着こなしが非常に気になっていて、今回初ペイズリーとなりました。

 本家(?)エトロのペイズリーものはやはり素晴らしく、格が違うんだろうと思いますが、華やかな色彩のものだと取り入れるのが難しそうで躊躇していました。しかしわざわざリチャードジェームスで買わなくてもよさそうなものですが。。。

 翌日、早速職場に着けていくと同僚の女性に褒められたので特別似合ってないことはなさそうです(でもこの女性は基本的に何でも褒めます)。

 とにかく悪い気はしないので今後タイのトップチーム登録としておきます。

 でもこれから桜の季節になろうかというのに、、このダークトーンはよく考えると、ないかな。。。
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定番のもの(4)DistrictのオックスB.Dシャツ

2010年03月22日 | ファッション(全般)
 男にとってシャツってほんとに重要なものですよね。

 特にプレーンな白シャツは何枚あってもまた必要性を感じて、新たに欲しくなります。

 既製のシャツだとなかなか身体に合うしっくりくるものがなく、ほとんど諦めていたんですが、このユナイテッドアローズ「District」のオリジナルシャツは本当にきれいなシルエットに丁寧なつくりで、いつのまにかワードローブに於ける大定番になっていました。

 ラウンドカラー、ボタンダウン、セミワイドなど仕事用にも休日用にも着回し力充分です。

 このオックス生地のものでもいくつかタイプがあるのですが、こちらは一度洗いをかけて微かな風合いを出しています。

 一度製品洗いしているので、洗濯後思いのほか縮むってこともありません。

 Districtというお店は大好きでよくチェックしにいきますが、スタッフのみなさんの接客のバランス感が素晴らしく、とてもリラックスして商品をじっくり見ることが出来ますよ。

 このお店を訪れるお客さんには、業界関係者(?)や、結構ハイレヴェルな「ファッショニスタ」な方も多いのかもしれませんが、僕のような平々凡々な素人客でも親切に接客してくれます。

 「コムデギャルソン」「kolor」「scye」「クリスヴァンアッシュ」「ノリコイケ」などエッジの効いた魅力的なセレクト商品目白押しですが、僕は大抵ショップオリジナルのものを買っています(予算的な問題が大きいからですが、、)。

 今回ご紹介したシャツや、パンツ類は非常にシンプルで使いやすくいつも重宝しています。

 こちらのブログも面白いのでぜひどうぞ。
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靴欲事情

2010年03月20日 | その他のもの
 表題(タイトル)と画像にはそれほど関連性はありません。。今まで「モウブレイ」や「サフィール」「コロニル」とか有名どころの手頃な価格帯の乳化性シュークリームは色々試してきたのですが、こちらの”Boot Black”のクリームは濃厚さというか浸透力というか、とても満足感が大きかったので画像で紹介させていただきます。

 さて、「靴欲」ですが、、これには年中悩まされます、シーズン問わず新たに欲しいものが湧き上がってくる。良い靴を手に入れるとさらに別の魅力をもったものが欲しくなる。足は2本しかないのに、、もっとひとつひとつの手持ちの靴を思い入れ深く愛用すべきなのに、、自分でもあまり良い傾向とは思えません。

 何度か書いていることですが、まず新たに欲しいのが「トリッカーズ」。今まではここのブーツならカントリー系のものしか所有していないので少し別の系統のトリッカーズを。

 次に、「JMウエストン」。世界的大定番の「シグニチャーローファー」、もしくはこちらも大定番の「ゴルフ」。

 で、最近急浮上しているのが「フラテッリ•ジャコメッティ」。イタリア靴はもともと全く好きではないんですが、このブランドはなんとなく今イメージしているカジュアルで無骨(素朴)な高級靴っていうテイストにかなり合致したものがありそうです。先入観ばかりですが、イタリア靴なのに色気を出そうとしていない、このパラドックスが心魅かれます。

 「パラブーツ」なんかはごつくて、靴作りの伝統も申し分ないし、良さそうなんですが、あそこは何かが違う、、、モッサリさが自身の許容範囲を越えている。

 この春はおそらく、外羽のUチップのブーツかシューズを1足。

 余裕があれば、ブランド云々ではなくミニマルなローファーを1足。
 
 まだ余裕があれば明るい茶系スエードのバルモラルを1足。

 奇跡的にまだ余裕があればチャーチの黒「ディプロマット」を。

 、、、、これだからだめですね。心のどこかで大義名分をかざして「靴欲」に従ってしまう。
 
 とりあえずあくまで下見に渋谷にでも行ってきます。絶対買わずに下見だけです。。。

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足下は若葉色「NIKE BLAZER HIGH」

2010年03月17日 | ファッション(靴)
 
 昼休みに某カフェでブログ書いてます。世の中色々ありますが、僕の周囲半径3メートル以内はわりと平和です。

 日々、寒暖の差に戸惑いますがいよいよ本格的に新しい季節がやってきたようです(今日はちょっと寒いですがね)。

 こういうローテクなスニーカーをシックなトラウザースに合わせて足下から季節感を表現したいですね。
 
 去年まではイエロー!イエロー!イエローでしたが、この春からはライトグリーン(若葉色)全盛でいきたいと思います。

 ちなみにこのナイキのブレイザー(HI)ですが履き心地は正直よくありません。インソックのクッション性がなんとなく不充分なせいもあり、ニューバランスのスニーカーを考えると履き易さには雲泥の違いが感じられます。

 でもこのクラシックな復刻版ナイキはどことなくロースペックなところも魅力なんですね。

 なんでもそうですが1から10まで整い過ぎたものにはあまり魅力を感じません。どこかに抜け感があって、「不完全さ」を備えていなければ、って思います。

 明るさと哀愁(懐かしさ?)を帯びたレトロなナイキやアディダスってそういう着こなしにとても重宝します。

 平和な昼休みでした。
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チャーチを磨く「church's チェットウィンド」

2010年03月15日 | ファッション(靴)
 自分にしてはなかなか良く出来ました。Bobさんにいただいたアドバイスどおりに靴磨きを実践したところメダリオンのトウ部分もきれいに透明感のある輝きが出ました。長年使って、ちょっと薄汚くなっていたダークブラウンのチャーチ・チェットウィンドが蘇ってくれました。

 Bobさん、あらためてありがとうございます。

 こちらの靴は仕事の際にもたまに履きますが、ツイードやヘリンボーン等クラシックな風合いのボトムス(又はロールアップしたリジッドデニム)にアーガイルのソックスで合わせて履くと、さりげなくブリットな着こなしを楽しめます。やりすぎない程度にミニマルなシルエットのダッフルコートorステンカラーコートに合わせる着こなしが好きです。あ、ラヴェンハムのキルティングコートでもいいな。

 もっと暖かくなったら素足履きしてみようと思います。

 なんにせよ、革靴を愛用する喜びは、革靴を大切にメンテナンスする楽しみでもありますね。

 しかしチャーチって徐々に値上がりを続けて、特に「チェットウィンド」「コンサル」「ディプロマット」「シャノン」「グラフトン」等々有名どころはいずれ10万円台に届くんじゃないかという雰囲気ですね。
 
 大好きなチャーチですけど今後これらの靴を買い続ける気持ちでいられるか少し微妙なところです。黒のディプロマットはいつか手に入れられればと思うんですが(出来れば現地で)、後は今ある靴たちを末永く大切に履き続けるつもりです。
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無計画旅行の想い出「マークジェイコブスのバックパック」

2010年03月14日 | ファッション(全般)
 二十代の半ばを過ぎた頃、勤めていた会社を辞めて、次の仕事に就くまで少しブランクが生じた時期がありました。

 先のこと、近い将来の展望すら自分の中ではっきりせず、不安な心持ちでしたが、せっかくこんなに自由な時間があるんだから日常を離れて少しの間、流動的に過ごしてみよう、と思い立ち、このバックパックに荷物を詰め込んで(意外と大きさがあります)ちょっとした無計画旅行に出発したわけです。

 ショーン・ペンじゃないですが "into the wild" です。

 海外だと予算的に長く続けることが難しかったので、北海道を選びました。
 結局せいぜい2ヶ月弱程度のことだったんですが、北海道の大地というのは今に至るまで自分の想い出の中にとても大きなものとして存在するようになりました。

 ほんとによく歩きましたし、目的も期限もないひとり旅で虚しい思いにとらわれることもしばしばでしたけど、今から思えばエネルギーの再充填にとても効果的な旅行だったんですね。苫小牧のあたりのファーム(農場)に短期間働きながら滞在させて貰ったりして、とても素晴らしい経験でした。仕事を辞めたことで社会的にどこにも帰属していないという孤独感に苛まれていたのも、黙々と歩き続けたり、土と向き合って働くうちにいつのまにか乗り越えられたような気がします。

 くさい言い方をすると、このバックパックにそんな想い出を全て詰め込んで都市(自分本来の日常に)に戻ってくることができた、という感じです。

 控えめで美しいブルーグレーのコーデュロイに魅かれて購入したMARC JACOBSのものなんですが、アウトドア系のブランドでもないのにとても丈夫で、容量も充分にありました。なにしろ歩き中心の旅行だったもので(もちろん電車もたくさん利用しました)、旅の心強い相棒というべき存在でした(足下はニューバランスで)。酷使しても最後までキリッとしていましたし。

 あれから何年も経って、今ではほとんど使うこともなくなりましたが、このバックパックを見ると、当時の心細さや、旅先での出会いや感動がちょっと蘇ってきて、、嗚呼、またこれ背負ってあてのない旅にでたいなーと思うんですよね(まとまった休みが欲しい)。

 想い出が詰まった大切なモノ、なんらかの感慨を蘇らせてくれる身につけるものってきっと多くの方がお持ちだと思います。

 時々取り出して使ってあげられるといいですよね。

 、、あれ、なんかメランコリックな話になったな。

 えー。。。読んでいただきありがとうございました。

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光ってくださいTricker's様。「トリッカーズのフルブローグドレスシューズ」

2010年03月12日 | ファッション(靴)
 以前から定期購読(?)させていただいている、Bobさんの「Bob's Diary 」を拝見していて、あらためてトリッカーズ(Tricker's)の魅力を再認識してしまいました。

 で、所有しているトリッカーズ・ドレスラインの黒のフルブローグを取り出しみました。
 僕が考える一種の理想型というべき美しいエッグトゥで、なかなか精悍な顔つきです。革質は良い意味で無骨というか、正直モッチリ滑らかって感じではないんですが、無愛想だけど芯があってやっぱり頼りになる、、、でも裏側をのぞくと綺麗なヒドゥンチャネルで半カラス。おお、、意外とそんな一面もあるのか、、「夜会服をまとった田舎紳士」、、とそんなふう。

 専門知識や具体的な解析能力がないので雰囲気やイメージでのみ捉えてます、すみません。

 とにかく、靴磨きを始め、、、!?いまさら、、?という感じなんですが、ブローギングの部分はポリッシュが難しい、、、

 生来不器用なんでそれは仕方ないにせよ、トウのメダリオンの部分がどうしても思い通りにいかない。つま先コバ付近の滑らかな平地の部分はきれいにコーティング出来るんですけども、メダリオンの凸凹周辺の部分がムラになってコーティングされない。何年もこういうドレスシューズを愛用してきて今だに穴飾りの付いたブローギングシューズは大抵巧くできないんですねー(一応キャップトゥやプレーントゥはそれなりに出来るんです)。

 特に黒は余計に難しく感じるのかな。

 それがどうした、と言われてしまうかもしれませんが、靴好きの端くれとしては看過できない問題です。

 ポリッシュについてコツ等ありましたら(根気も必要なんでしょうね)、どなたかぜひご教示下さい。こんな初歩的な悩みですがよろしくお願い致します。。

 それはそうと話は戻りますが、トリッカーズも紛れも無く、ひとの心に何らか前向きな作用を及ぼす影響力を持った数少ない靴のひとつだと思います。特にここのブーツは。たまに配慮に欠けても関係が壊れることはない、気の置けない親友感覚でしょうか。

 まだまだ先になるとはいえ、次のターゲットはTricker'sのブーツかWESTONのゴルフもしくはローファー。

 やっぱり今は断然Tricker's有利です。
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黄色の魔力「マルタンマルジェラのハイカットスニーカー」

2010年03月06日 | ファッション(靴)
 これは僕にとっては大物でした。たかがスニーカーなのに異常に高かった。。

 スニーカーとしては有りうべからざる存在感。

 なかなか履きこなしにくそうな色ですが、店頭で実物を見て、著しく所有欲を刺激されてしまいました。黄色の魔力でしょうか。

 しかし意外と合わせやすいんです。全体に暗めのトーンのワンポイントとして足下に投入すると結構カッコイイ。

 チャコール系のコートに適度に細身の黒いパンツで、このスニーカーのヴォリューム感が中途半端な主張に終わらないように、ストイックな色合いとフォルムで。

 マルジェラのルックブックでも淡いグレーのセットアップスーツに合わせていましたね。

 購入当初は嬉しくて部屋にただ飾っていました。変な話ですが飾っててもなかなか映えるんですね。

 しかしいずれにせよ、デザイン性に極度に依存したモノであることは間違いないので、履くのは余程普段とは違う着こなしがしたいときに限られるわけです。

 特に最近は良い意味で中庸な着こなしを望んでいるので、、靴棚に仕舞われてしまっています。

 ただ、たまに取り出して見ると、やっぱりグッとくるほどシブい。。。

 何が書きたかったのか分かりませんが。。

 黄色の魔力ですね。。。

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ラウンドカラー「markaのOXシャツ」

2010年03月05日 | ファッション(全般)
 昨年あたり(?)から様々なブランドでラウンドカラーのシャツが数多く展開されるようになりました。クラシックな仕様だけどとても新鮮さを感じます。

 このシャツははっきり覚えていないのですが数年前に中目黒のMansion of owlsで購入しました。

 「marka」というブランドはお好きな方も多いと思いますが、ほんとに素敵です、ここの服は。

 程よく力が抜けていて、温かみのあるプロダクツが毎年揃っています。

 特にシャツです。カッティングはもとより、非常に洗練されていて、そして不思議なやわらかい雰囲気が漂っていて、、ここのシャツは毎年2着か3着必ず買ってしまいます。

 もちろんただのイメージですが、デザイナーの石川さんという方のお人柄がそのクリエイションに如実に表れているような気がします。 

 ラウンドカラーシャツは、着こなしを控えめにマイルドに中和してくれるなかなか便利なアイテムですね。仕事でタイ着用のときもdistrict(UNITED ARROWS)で買った白OXのラウンドカラーシャツに合わせるとほのかにプレッピーな気分になりました(どういう気分?)。

しかし、、またいつもの凝り性が走り出してラウンドカラーばっかり集めるようにならないよう、気をつけたいと考えています。
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地中海の青「ルイジボレッリの小紋柄タイ」

2010年03月04日 | ファッション(全般)
 ネクタイも巻物というのかよくわかりませんが(巻くというより締めるものですね)、巻物続きです。

 大学を出て、前の会社に就職した頃(10年近く前)からひどくハマってしまったのがタイの世界です。ハマるというより、その大切さ重要さに気がついてしまったというべきでしょうか。

 現在の仕事は時々ネクタイを着用するスタイルなのですが、結局自分なりに厳選しながらもタイは増え続けて、時々不要と感じるモノを処分しながら、現時点で数えてみたら無節操ですが100本以上集めてしまいました。

 とはいえ、やはり自分の好きな着こなしに合わせてコンスタントに使うものは全体の10分の1よりちょっと多いぐらいでしょうか。。

 ブリューワーやドレイクス、ダンヒルやターンブル&アッサーあたりにお気に入りが多いのですが、今更ながら最近はルイジボレッリに注目しています。

 中でもこの青い1本。この独特のブルーはまさに地中海の碧です(※イタリアには行ったことありません)。。このような色の出し方(解説になっていませんけど、、)はやはりイタリア人にしか為せないものなんでしょうか。

 とにかく、、僕はネクタイ着用という様式を始め、定着させた先人達にとても感謝してます。窮屈で嫌いなひとも多いかもしれませんが、身に纏うものでこんなに全体像を効果的にグッと引き締めてくれるアイテムはなかなかありませんし。

 しかしクローゼットを占有し過ぎて仕方ないので(タイは保管の仕方に気を遣いますね)、徐々に必要な分だけに泣く泣く絞っていかないといけません。

 変な話の締め方ですが、この蒼いボレッリも含め、当面その選抜作業をがんばります。
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ドレステリアの春色チェック「Alteaのストール」

2010年03月03日 | ファッション(全般)
 こういうアイテムは見るだけで軽やかな気分になります。数日前に都内のドレステリアで購入しました、Alteaというブランドのストールです。

 爽やかなコットン素材で手頃な価格で入手できました。巻物はいくつあってもその数だけ新鮮な気持ちで楽しめますし、季節感を気軽に演出できて便利ですね。

 偉そうに言うことでもありませんが、、「ドレステリア」というセレクトショップは昔から特にお気に入りです。大抵の店舗がゆとりある空間設計で、置いているアイテムの種類、数もちょうど良くて疲れない。オリジナルの製品のゆるやか~な完成度、といいますか、とにかくちょうどいい。

 そして、なによりスタッフの方々のホスピタリティ。このお店はなんとなく特徴的に物腰が穏やか~な気がするのですが、きっとそういう接客のコンセプトがあるんでしょうね。

 で、お客さんが大抵少ない。。これがまた素晴らしい。。。

 今年の春ものは今後もいくつかこのお店で見つけられたらと思います。 
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チャーチの魅力「チェットウィンド」

2010年03月01日 | ファッション(靴)
 「工芸品」ってまさにこういうものを言うのでしょう。チャーチ(church's)を代表するモデル「チェットウィンド」です。

 僕はこの「チェットウィンド」を2足と「グラフトン」という外羽根フルブローグのものなど合計3足持っています。チェットウィンドが2足というのは、単純に色違いで揃えたわけです(どちらも茶系ですけど)。結局写真に写っているタン色のほうは全く使用せずにストックしている状態ではありますが。。。

 しかしこの靴はほんとうに丈夫ですね。こんなに実用的で美しい靴は他に考えられません。道具としての機能性と信頼性をギューっと凝縮して、要らないものを削ぎ落としたら。。ポテッとこの靴が産まれ落ちた。そんな気がします。

 この靴はかっこつけようとはほとんどしていません。靴としての、道具としての在り方がかっこいい。そしてそれが美しい。

 足を保護し、実用品として永く安全に使用される為の適性をこんなに備えた靴を、クローゼットにただ保管している事実は我ながら情けないですね。。。

 僕にはまだ、こういう素晴らしい靴はどうやら似合っていないようです。
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