ブックマークリンクさせていただいている
gohkitiさんのブログの記事を拝見して、なるほど、、家でエネルギー消費を抑えて静かに時間を過ごすのに靴磨きってすごくいいなと感心しまして(gohkitiさん、無断で記事のリンクを貼らせて頂きすみません...!)、ちょっと久しぶりにしっかり磨いてみようと思いたちました。
と思いましたが、、、たとえばですが、つま先(トウ)とカカトを少しだけきれいに輝かせたいと考えたとき、布を数種類用意したり少量の水を用意したり、ちょっと面倒に思うときがありますね(あくまでやや光らせたいとき)。
そんなときに手を汚すこともなく、使い古した馬毛ブラシ1本を駆使するだけで簡単にできるポリッシュの方法をこちらで紹介させていただきたいと思います。
といっても、全くの根拠不明な我流で実際トリビアでもなんでもありませんのでご了承下さい。。。。
あ、しかしこれには(前置き長いな...)コロニルの「プレミアムディアマント」が必ず必要となります(これは本当に万能で便利です)。お持ちでない方は気が向いたらご購入下さい。
まず今回標本とするのはクロケット&ジョーンズのハンドグレードでまあまあ良さげな革を使っている
CONWAY (コンウェイ)です。
端正な面持ちのドレス靴ですのでやはりちょっとだけ艶やかにポリッシュを施しておくとちょうど良いように思います。
以前履いてからずっと磨いていないので、このとおりつま先は天然の艶程度でほぼニュートラルな状態。
当然ですが、まず別のブラシで軽く全体のホコリをはらっておきます(どんなに簡便化するとしてもさすがにこれぐらいはやらないといけませんね)。
左の豚毛ブラシでホコリをはらい、後使うのは右側の茶靴専用にしている古い馬毛ブラシのみ。
シューポリッシュは Boot Black (ブートブラック)の「ダークブラウン」で。
このようにブラシの端の方に適量トントンとポリッシュをつけます(あ、なんだか偉そうなレクチャー口調になってきてる....!)。
あくまで適量。そしてそれをトウの部分とカカトの部分にあまりこすりつけないようにマイルドに塗布します。
そうして、、、
こんなふうに適度にのばされました。
ここで「コンウェイ」には少しポリッシュが馴染むまでどっかそこらへんの邪魔にならないところで待機しておいてもらいましょう。
..................。
普段用途がないのでこんなときこそクロノグラフを作動させて眺めていてもいいかしれません。
結局、、、馴染むとか待っても待たなくても何分でも別に5秒であってもいいんですが、僕は気分的に7分待ちました(ほとんど意味無し)。
そうしたら、次にいよいよこれです。
で、この DIAMANT を逆さまにもって、、、、
ふんッとふります。
「ふんっ」
少し風がおこりましたね。
勢いをつけ過ぎてご自身のヒザ等に打ち付けないように気をつけて下さい。
あけてみますと、ちょっとだけふたの内側にくっついているのでそれでよしです(どんどんどうでもいい微細な話になっています)。
そこで馬毛ブラシをまた取り出し、先ほどポリッシュをつけた側にほんの少しだけ「ディアマント」をつけ、、、
つま先とカカトにサササ-っと手早く塗布します(ディアマントの量はごく少量でなければなりません)。
通常こういうポリッシュの際、セオリーどおり少量の水を用いて布で磨いていると、どうしても最初のうちはポリッシュの滑りが悪く、幾度か水滴をのせて磨くことを繰り返すうちに漸く、あの瞬間、、靴を磨かれる方ならご存知のあの突然スルスルと滑り出す瞬間が訪れるわけです。
それはそれで楽しい作業なんですが、今回はあくまで早く容易に!ということなので。
驚くべきことにこの「ディアマント」を使うと最初からスルスルいくんです。
引っかかりがない。
これは僕自身いろいろ他も試してみましたが、世の中にある多種多様な靴(レザー)用のクリームのなかでも「ディアマント」でしか成し得ないことのようです。
サササーっと塗布してブラッシングしていきますと徐々に該当部分の革が艶やかになっていきますが、まだまだ。
(本当にボロボロブラシでごめんなさい)
ここでブラシの逆サイド。つまりポリッシュが付いていない端に再び「ディアマント」をごくごく少量つけて、、、
さらにつま先、カカトをどんどん手早くブラッシングします。
手早く、こんなふうにカメラで撮ったらブレてないといけません。
途中から終盤にかけては、基本的に新たなクリームがついていないブラシの中心部分を使いながら。
ほんの3分ほどです。だんだんピカピカになっていくのがわかります。
鏡面磨き、ハイシャインのような状態にするには何度かポリッシュを塗り重ねる必要がありますが、今回は短時間でピカリとしていればよしとしましょう。
どこで切り上げるかは自身の感覚次第ですが、ブラッシングは大体トータル5、6分程度でしょうか。
このようになかなかきれいにできました。
コロニルの「ディアマント」を使用すると、このように水や布を使うことなく、そして手を汚さず短時間にポリッシュを行うことが出来ます。
しかしやはりじっくりと手間ひまを惜しまず靴磨きをする楽しみ方も捨て難いので、僕としてもあくまで急いでいるときやあまりに磨くべき靴が多い時などに行っています。
さあ、、これってこんなに画像と字数を費やすことだったのかどうですかねー
あ、それと僕は片方忘れてしまってますけど、靴は両方とも磨いて下さいますよう。