my static spiral

日々のこと、ファッション、好きなもの、そして靴たち..

BRUTUS

2012年03月31日 | その他のもの




 こんばんはー。

 
 BRUTUS から。
 

 ブルックスの新しい型のブレザーは興味があります。



 極めてベーシックな紺ブレをどこかで入手できないものか、と。
 





 


 いきなりマイケル・バスティアン。



 これを読んだら PREPY という形容が一体どんなものを指し示そうとしているのか以前より分かったような気分になりました(?)。
 


 言葉の厳正な表意、定義分類ではなく、いつもどおり漠然と空気の流れを受け止める感じで。。。。











コメント (16)
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特集・我が心のフットボーラー【異端児列伝】

2012年03月30日 | フットボール(蹴球)

            (試合中でもこうして笑顔で握手をするシーンを観るとホッとします、特にエヴラだと...) 




 今回だけは...(?)サッカーにまつわる話題とします。方向性が。。。。



 全身全霊を込めてチームと己の勝利の為、ひとつのボールを追い、プレーに邁進するプロフットボーラーたち。



 そこには闘争する人間の心の有り様、怒り、嘆き、喜び、、、真実の姿が顕われ、躍動的なプレーと共に我々を楽しませてくれるのです。



 ピッチ上でも私生活でも、印象深い強烈な「自己主張」という光芒を放ったプレイヤー達、、、素晴らしき異端児達の記憶。



 今回は主に"素行不良"気味で周囲(監督、家族、クラブ関係者、ファン、知人、チームの同僚、通行人など)と様々な形で軋轢を起こし、ときに猛烈な批判の矢面に立ち、ときに人々の喝采を浴び、ときに身を滅ぼし、そして伝説となった"異端児"たちを、、、ただ思い起こします。


 ※伝説としてある程度定着するぐらいですからやはり既に引退した過去の選手が必然的に多くなりますのでどうかご理解を。


 時系列的に、とかは面倒なので致しませんし、資料不足でそもそもそんな器用なこと致せませんので、、、微妙と言うほかないカテゴリー分けをしながら思い起こしますね。





【悪童型】特徴:純真さと悪戯心・遊び好き・校則違反・憎めない個性・『しばられたくないんだ!』

 マリオ・バロテッリ(イタリア)
 アントニオ・カッサーノ(イタリア) 
 ファウスティーノ・アスプリージャ(コロンビア) 
 アラン・スミス(イングランド)
 リー・ボウヤー(イングランド)
 アドリアン・ムトゥ(ルーマニア)
 アンドレス・ダレッサンドロ(アルゼンチン)
 ジブリル・シッセ(フランス)
※エリック・カントナ(フランス)
※カルロス・テヴェス(アルゼンチン)
 ロマーリオ(ブラジル)



 嗚呼、愛すべきアウトローたち。成長途上のヤングガン(…)。


 イタズラ大好き、バロテッリにカッサーノ。


 つい憎めず、なにかあっても大目に見てもらったり。


 テヴェスが単なる「悪童型」なのか、書いておきながらかなり疑問ですが。複雑。。。まずこのひとは自分に対する周囲の扱いに非常にナーヴァスなのだと思います。決して恵まれていたとはいえない生育環境から一躍フットボールを通じてスターダムにのし上がったテヴェスは一種庶民のヒーロー。アルゼンチン国内ではズバ抜けた人気を誇るとか(メッシよりも)。


 そして、カントナ!この方もどのカテゴリーとするか難しく。。。引退後、俳優としてのまあまあの役割も果したことからやはり衆目を集めずにはいられない真のスターなんでしょう。相手チームの暴言サポーターにお見舞いした飛び蹴り(あまりヒットせず)が有名で大きなペナルティを与えられましたが、それ以外でいうと決して無軌道な暴力常習者ではありませんでした。


 南米出身の選手が目立つかもしれません。アルゼンチンあたり実際はもっともっと悪童大国だろうと思います(想像)。


 天才ロマーリオ、、、きっと純粋過ぎるぐらいなんじゃないかと、、、あのやけに大きく澄んだ瞳(黒目がち…)を見るとそう思いますけどどうなんでしょうか。


 ムトゥは近年重大な犯罪行為を摘発されていますから、もう「悪童」では済まないのかもしれませんね。



 悪ふざけが過ぎて、お仕置きされがちで、でも決して懲りず(一瞬悔悛)、自由でいるのが「悪童」たちです。






【変人型】 特徴:自制心や組織順応性にムラ・独創的な人生哲学・非迎合・歯に衣を着せぬ・やりたくないことは極力したくない・特定の個人に嫌な思いをさせるわけではない・独自のプレースタイルに強い拘り

 イゴール・モストヴォイ(ロシア)
 パオロ・ディカーニオ(イタリア)
 ポール・インス(イングランド)
 ヨハン・クライフ(オランダ)
 エリク・ゲレツ(ベルギー)
 ニコラ・アネルカ(フランス)
 エヂムンド(ブラジル)
 マリオ・バスラー(ドイツ)
 パウル・ブライトナー(ドイツ)
 アドリアーノ・レイテ(ブラジル)
 エドガー・ダーヴィッツ(オランダ)
 ファン・ロマン・リケルメ(アルゼンチン)

 ※マルセーロ・ビエルサ(アルゼンチン)



 ちょっとよくわかりませんが、ゲレツやブライトナーは思想面、共産主義者宣言的(?)なことで物議を醸したような。。。まだ完全に冷戦が集結していないような時代。ルネサンス前の中世に「無神論者宣言」するような感じ。


 ディカーニオは、イングランドで実力を示し大きな名声を得ましたが、"やってはいけない"ゴールパフォーマンスでなんとなく失墜。


 アネルカは若い頃、「愛国心はあまりない」というようなことを電車の中で言っていた気がします(現在は違うでしょう)。


 ドイツのバスラーはビール大好き。


 ブラジルのエヂムンドはお祭り大好き。


 モストヴォイ、アドリアーノ、リケルメは急にショボンとやる気を失くす。今あるものを投げ出したくなるようです。モストヴォイ(セルタ・デ・ヴィーゴ時代)はリーガエスパニョーラの試合中に急になんの理由かよくわからないままピッチ外に出て座り込んでしまいました。なにかに嫌気がさしたんでしょう。。


 アドリアーノは精神的に不調をきたしたようですが、順調にいけば世界最強の本格派FWになり得た驚異的なポテンシャルの持ち主だったように思います。


 現ビルバオ監督のビエルサは試合中のあの座り方。結構疲れそうですね。このひとはただ単に渾名が「変人」なんですね。だから選出。戦術マニアです。


 そしてレジェンド…ヨハン・クライフは世界有数の「カッコいい変人」のひとりでした(往時を知らないので大部分想像です)。老いたりといえど、現在もひとの好き嫌いが激しそうですね。





【ロマン派】 特徴:マイウェイ

 ダヴィド・ジノラ(フランス)

 この選手もよくわかりませんが、いろいろ他に興味が移って行ったようです。自分の「魅せ方」に飽くなきこだわりが感じられました(想像)。





【体調管理苦手型】 特徴:酒とご飯と男と女

 ロナウド(ブラジル)
 アイウトン(ブラジル)
 トマス・ブローリン(スウェーデン)


 一時代を築いたあのフェノメーノ、怪物くんのロナウドがまさかこんなカテゴリーに入ってくるなんて考証上の危機ともいえますが、実際ロナウドはパフォーマンスの低下と並行してこのあたりの問題(食と性)を盛んに取沙汰されていました。ブラジルに戻ってからは一種の変態的性向(?)が露見する事態にまで。


 アイウトンはブンデスリーガ・ブレーメンでひと昔前に大活躍した点取り屋ですね。ずんぐりしながらキレのある左足で得点量産してました。


 ダーリンらと共にスウェーデンの黄金時代(W杯3位など)を創出したブロリンも太りやすい体質にその短い選手生活を通して足を引っ張られていたようです。






【大変人】 特徴:突き抜けた人・偉大な変人

 レーネ・イギータ(コロンビア)
 ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)
 ポール・ガスコイン(イングランド)


 決して忘れないだろう。





【自己中心型】 特徴:なるべく自分が目立ちたい・『とにかくボールよこせ』・手段を選ばない・やや利己的・勝負強い

 エディン・ゼコ(ボスニア)
 ルイス・スアレス(ウルグアイ)
 フランク・リベリー(フランス)
 フリスト・ストイチコフ(ブルガリア)
 エル・ハジィ・ディウーフ(セネガル)
 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(スウェーデン)
 ジュゼッペ・シニョーリ(イタリア)
 ディエゴ・ミリート(アルゼンチン)
 クリスティアン・ヴィエリ(イタリア)


 優れた勝負師達。


 スアレスについてはひとことでは申せませんが、優れたストライカーに欠かさざるべき良い意味での「卑怯さ」「狡猾さ」を、どこで手に入れたのかきっちり具備しているようです。ここ数年では「DFから見た、色んな意味で最も嫌いな選手部門」第1位かな、と。


 ゼコ、、決して周囲と軋轢を生じさせているわけではありませんが、試合を観てるともう「決めたい願望」があまりにビリビリと伝わってきます。アグエロが内心引いてそうです。


 ストイチコフ(特に好きな選手のひとりです)はアメリカでのワールドカップでは、ゴールを決めた後祝福に駆け寄ってくるチームメイトをボコボコになぎ倒し、振り払って唯我独尊の喜びぶりを爆発させていたのが印象的。しかし振り払われたとはいえあの頃のブルガリア代表メンバーは一様にアクの強い(顔も濃い)、面白い選手が揃っていました。


 インテルのミリートは長友のプレーに対して(自分の要求どおりの展開にならなかった場合)文句をものすごくガミガミ言っているように見えますが。。。。それもストライカーの鏡なるがゆえか。


 シニョーリ(八百長斡旋関与?)、リベリー(未成年買春疑惑?)も共に強気なプレースタイルながら、、、それぞれ「反社会的行為」によって弾劾批判を受けていましたね。


 イブラヒモヴィッチは実力と自信がやはり比例しているということで、ある意味正当な傲岸不遜ぶり。


 ヴィエリは一時期紛れもなく世界最高の点取り屋でした。一人でどんな相手でもなぎ倒して点を決める。皆に恐れられた。。。ですから現役生活晩年の凋落振りがあまりに極端で顕著なものに感じられました。ある時期コテコテしたデザインのアパレルブランドを自ら起ち上げていて、、、なんだか不可解でした。







【いけすかない型】 特徴:大言壮語・他者を少し見下しがち(?)・鼻持ちならない・『謙虚』の対岸に住む人

 シャビ・エルナンデス(スペイン)
 ダニエル・アウヴェス(ブラジル)
 ジェラール・ピケ(スペイン)

 
 このひと達は実際常に勝利者ですし、尚かつおしゃべり好きのようです(そういう印象だけです、失礼)。


 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)もここに並べたくなります。







【自信過剰型】 特徴:自負心が強い・不屈の闘志・侮蔑的態度は絶対許さない・他人に厳しい・リーダーシップ

 デニス・ワイズ(イングランド)
 ロベルト・マンチーニ(イタリア)
 ロイ・キーン(アイルランド)
 シュテファン・エッフェンベルグ(ドイツ)
 アンドレアス・メラー(ドイツ)
 ローター・マテウス(ドイツ)
 ディエゴ・シメオネ(アルゼンチン)
 マルク・ファン・ボメル(オランダ)
 フランツ・ベッケンバウアー(ドイツ)
 ペーター・シュマイケル(デンマーク)
 アンドレアス・ザマー(ドイツ)
 ホセ・ルイス・チラヴェル(パラグアイ)
 オリヴァー・カーン(ドイツ)


 ワイズは wise(賢い)とは正反対!なんて当時揶揄されていましたが、とにかく瞬間湯沸し器タイプ。チームのキャプテンとして手段を選ばず勝利を追求し過ぎていました。それほど強くなかった時代のチェルシーの顔(恐い顔)。


 現マンチェスターC監督のマンチーニ。このひとは相当凄い。弱気なんて言葉はこの方の辞書には一文字たりともありません。現役時代はアンタッチャブルな王様。暴言悶着多々、実は(ロッカールームで)武闘派でもありました。


 マテウス、エッフェンベルグ、ザマー、メラー、カーン、、、この頃のドイツは現在と違う意味でやたらと「強い集団」でした。以前イングランドで欧州選手権が開催された際、メラーはそのゴールパフォーマンスで「英国最大の敵」になっていましたよね。ザマーはヴァンパイアのようでした。


 皇帝ベッケンバウアーに関しては評価の難しいところです。現役、引退後問わず、なかなかの独裁者ぶりを発揮。、、、隠し子騒動はまた別の話。


 とにかく遠慮なんて無し。それぞれ強引なまでに牽引力のあるリーダー的存在の選手達。英独のアングロサクソン系が多くを占めています。この中に放り込まれたらラモス瑠偉も黙り込むか、協調の微笑を浮かべるかもしれません。







【武闘派】 特徴:手が出る・ケンカは売るし必ず買う・実際結構強い

 ダンカン・ファーガソン(スコットランド)
 クレイグ・ベラミー(ウェールズ)
 ジョーイ・バートン(イングランド)
 ジョン・ハートソン(ウェールズ)
 ヴィンセント"ヴィニー"ジョーンズ(ウェールズ)
 マルコ・マテラッツィ(イタリア)


 ほとんどが英国圏の選手であり、特に「ウェールズ」はかなりのものです。実際最も破壊力をもっているのはダンカン・ファーガソンかな、と。190センチの強靭な体躯。怪我でリハビリ中、家(?)に押し入って来た二人組の武装強盗を返り討ち、完勝したということです。


 ちなみにこのうちの何人かは暴力行為で過去に警察のお世話になっています。


 この中では唯一の変わり種があのジダンとの一件のマテラッツィ。挑発、駆け引き上手で、世界最高のタイトル獲得に少なからず貢献したとしたら、このひとが「サッカーに於ける暴力」を、最も有効に結果に繋げた最強のプレイヤーなのかもしれません。 



 


 最後に、、、、



 【悪人面番付】(実はこれがやりたかったんです)


 サッカー好きの方なら様々に異なる見解があるかと思いますが、今回は独断でこの選定(小学生低学年以下のお子様は閲覧に際してご注意下さい)。


 1位 ダンカン・ファーガソン(スコットランド)
 2位 デニス・ワイズ(イングランド)
 3位 クレイグ・ベラミー(ウェールズ)
 4位 アンドレアス・メラー(ドイツ)
 5位 エル・ハジィ・ディウーフ(セネガル)


 では画像で見ていきます(恐そうに見えるね、と言うだけで実際は…)。普通は5位から順に見ていきそうですが、そこまでの演出も不要な気がするので1位から。


 

 【1位】最強のひとり。



 


 軽い気持ちで「ダンカンばか野郎」って言ったらこうなります。締め上げられてるひとのショックが凄く伝わってきて切なく直視し難い写真です。




 

  この写真は"遂に捕えられたビッグフット"ではありません。ダンカンでした。





 【2位】 デニス・ワイズ。気迫の「圧」が強過ぎるので写真は小さめ。


 



 

  もう少し大きめですとこれを。ほんのりと狂気のようなものが伝わってきます。プレーするフーリガン。チームメイトも引き気味だったかもしれませんが、それはそれ。優れたキャプテンだったのかもしれません。



 
 【3位】 ベラミーはその全身を覆うタトゥーの認知度もあり、有名ですね。気に入らないことがあればチームメイトに対しても容赦なし。


 
 

 復帰したリヴァプールのロッカールームではどうなんだろうか。頑張り屋のカイトか、スランプ気味のキャロルあたりが虐げられていないか心配です。そんな恐いもの知らずのベラミーも決してジェラードにだけは手は出さないでしょう。ジェラードも相当危険な拳闘士ですから。





 【4位】 メラー。ネイティヴ風発音だと"モェラー"。現在ブンデスリーガを席巻するドルトムントのトップ下といえば"カガワー"ですが、一時代前のチームの攻撃の絶対的中心がこのメラーでした。相手チームからすると本当に嫌な選手。流血で燃えるザマーと一緒に欧州チャンピンズカップを獲ってしまいました。


 

 写真はちょっと小粋にカメラマンに会釈するメラー。試合と関係ないところでは、、、やはり一筋縄ではいかなさそうな悪人面でしたがなかなかしぶい。





 

 ああこの姿...欧州選手権(イングランド大会)での伝説の、、、、「エッヘン」です(このシーンを観ていたとき僕は当然まだ子供でしたが、さすがに大人がこれをやったらだめだろう、と呆れていました)。スタジアムは完全アウェー(VSイングランド)。宿敵相手の決定的なゴール奪取後このポーズをしてしまうんですから。これ以上憎たらしいゴールパフォーマンス、、、常人には絶対思いつきません。思いついてもやりません。たとえば、日本代表のどの選手がソウルでの韓国戦(または平壌での北朝鮮戦)でゴール後これをやりましょうか。



 そんなふうに常に優れたヒールであったメラーですが、近況報告(?)。

 

 、、、年をとって見事に丸くなりました。気が良さそうなおじさん。。。闘争する人間とそれをひととおり終えた人間との狭間にある深淵を見る思いです。





 【5位】ディウーフは、、、これもサッカーと関係ない画像です。爪楊枝をくわえている…?じゃりんこチエの世界か。これから集金...?セカンドバッグが必要です。


 


 いつだったか、日本代表が欧州遠征を行った際、セネガル代表と中立地試合(?)を行ったんですがこの頃のセネガルの中心が若きディウーフでした。この選手のドリブル、ボールキープに当時の日本代表の選手達はまさに為す術無しという状況に見えました(完全に侮られたようなキープぶりで)。末恐ろしい選手だなと。しかし結局その後のワールドカップ日韓大会ではディウーフ個人は大したインパクトは残せず。。。現在はイングランドの下部リーグのクラブに所属しているようです。どうしてこれほどの選手がトッププレイヤーの列に加われなかったのか、メンタル的な要因なのか、、、僕にはよくわかりません。

 ちなみに彼のお兄さんもプロのサッカー選手で、名前は"ダメ・ディウーフ"というそうです。






 【最後に】

 思いつくまま。偏見に満ちた感想を頼りに述懐してみましたが、このほかにもたくさんの忘れられた異端児、これからの異端児、知られざる異端児が世界中でボールを追いながらアドレナリンを溢出させているはずです。


 あまり情報が出てこないのでわかりませんが、その国内リーグの発展ぶりも包括するとロシアはきっと未来の異端児大国ではないでしょうか。

 
 これからサッカー史上にどんな奇談や伝説が新たに刻まれていくのか。

 
 真偽定かならぬ情報が集積されるのを静かに待ちたいと思います。 


 







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新色追加しました。

2012年03月28日 | ファッション(全般)





 ここ最近の身近な変事でいうと、「K」(絶賛同居中)が郵便局のATMに財布を置いたままにして忘れるという。。。


 あの、この前ホワイトデイにプレゼントしたアーツ&サイエンスの財布を早速(早いね)。


 でも、驚き慌てて問い合わせましたら郵便局が忘れ物として保管してくれていて、結局無事に戻ってきました。


 共に祝杯を挙げましたね!


 窓口に届けて下さったどこかの親切過ぎるお客さん、ありがとうございました。




 それにして年度の変わり目というのはいろいろとやらないといけない仕事だらけ、、、少し脳内がカリカリして、さすがに疲れます。




 そんななか"縁起の良い新色"絶賛追加中ということで、、、、



 SAINT JAMES(セントジェームズ)定番の OUESSANT(ウェッソン)PLUM×ECRU 。


 


 いまさら初ジェームズでした。今まではオーチヴァル中心で、ちょっとこちらの"ヴァスク"も試してみたくなりました。




 洗濯後の顕著な縮みを顧慮して最初は割とゆとりのあるフィット感で、と店員さんのアドバイスどおりに。



 



 ゆとりというか結構ドボンと落ちる感じです。




 いずれにしてもザックリ着てこそのもの。



 


 んん、、、こうして見るとまずたたみ方が見事に四角いとしか言い様がなく。 広げても比較的ボックス型ですし。




 プラムというのは、薄い(褪せた)赤?濃いピンクですね。それとオフホワイトの紅白ボーダーで、2012春夏新色で縁起が良い気がしました。



 



 ボタンダウンのシャツと、このてのボーダーシャツを重ねる着方が氾濫していて、月に一回行く美容室の方たちも必ず(それはどうかな?)どなたかひとりはそんな着方ですし。見てるだけでかなり飽きてきました。


 ボタンシャツに合わせずそのまま着たいな、と思います。。。



 このザラリと素っ気ない着心地が、これからどのように協調融和への道を辿って行くのか、、、何年も何年も着続けて、遠慮なく洗濯し続けて、、、、どうなるものか非常に興味深い。






 【あとがき】 


 このシャツを着てみたら、冬の間あまり出番のなかったパネライを無性に付けたくなりました。


  


 一応(?)"海つながり"で、、、大きな腕時計が窮屈にならない七分袖ぐらいですから。


 パネライはさすがにオフ専用ということで、、歴史があるとはいえこういうポップな明るいシャツに、重く"金属塊"な時計を合わせるのも面白そうだ、と。 


 とても合う気がします。












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椿 事

2012年03月25日 | ファッション(靴)





 こんばんは。


 数年前のある夜、いや夕方ぐらい。


 僕は都内のある場所(六本木近辺)のあるホテルのあるレストランである時間にあるひととある食事をする為に、其のあるホテルのロビーをあるいて通り過ぎようとしていました。


 ロビーにはたくさんの紳士淑女が行き交い、または思い思いに寛いでいる、、、大きなホテルのなんの変哲もない光景。


 どうということもなくエレベーターに向おうとした僕は、その時点でガムを噛みながらであることに気づき(包み紙は消えてた)、どこかにペッと、いやポイと捨てるゴミ箱でもないか、と一瞬周囲を見回したところ、、、



 、、、目の端に感あり。



 あるソファにゆらりと座っている男性に気がついたのです。



 有名なサッカー選手。



 日本人の。



 しかも!僕が日本サッカーの長い歴史を丹念に繰って遡ってみたとしてもあるいは一番、特にそのプレースタイルが好きで応援していた選手。



 ○○(名前)だ!
 


 んー、、、これはとてもよくないことだと承知した上で。。。



 僕はその選手に思わず(?)声をかけそうになったのです(ダメですねそれは)。



 「日本代表の○○さんですよね」と。(なんだその確認)



 その選手はプライヴェートで行動中にも関わらず、よし、と思ってまさに声をかけようとした瞬間、、、




 (そういえばこの選手はもうだいぶ前から日本代表じゃなかった….)



 と当然のことに気づき、、、、あ~「元日本代表の」というのもなんだか面倒だし、その時点での所属チームがあやふやだったこともあり、冠称が難しいな、と声かけ中止でそのままガムを捨てに行ったのです(ロビーのトイレのゴミ箱に)。
  


 握手してもらうつもりだったんだろうか、と、今にして。




 首都圏で行動していると有名な方を見かけることは少なくありませんが(松崎しげる氏など)このときは思いがけず特に嬉しい出来事でした。つまり椿事です。



 なにしろ左利きで、繊細にしてテクニカルなプレーメーカータイプで、とても良い選手でした、○○(名前)。しかし、なんであの放送局の解説者になったんだろうか。。。。

 



 それで次の話に繋がるんですが、代官山の「ナナミカ」。



 このお店にある商品は「オリジナル」「買い付け」問わず僕にとって好ましいものが多いんですが、実際買物に訪れる機会は今まで1、2回しかありませんでした。



 珍しいことにその「ナナミカ」で先日靴を買いました、もう即決で。




 この箱。
 
 
 



 「ヒロシツボウチ」の箱を少し濃くしたようなシンプルな青箱。



 



 MARK McNAIRY(マーク・マクナイリー) です。




 所謂「アメトラ」の本場に於ける動向を左右し、牽引するキーパーソン的おじさんのブランド(トッド・スナイダーのほうがいいな)。



 



 実際履いてみて、僕としては結局そんなに芳しい収穫とは感じられなかった「復刻ウォークオーバー」を手がけた(?)人物。

 
 
 



 
 



 こちらは Camel Suede Tassel Loafer 、、、そのままです。



 





 



 実はこのローファーは英国官給品の靴製造も請け負っている老舗の「サンダース」製で "マクナイリー" ネーム。
   


 
 

 


 



 しっかりしたグッドイヤーウェルテッドですが、軽い履き心地に「しんなり」した出で立ち。そこに魅かれました。



   



 スウェードのタッセルモカシンですと、やや尖った木型のものが多く、こういう素朴で普通過ぎるまでに普通な形状のものを見つけるのは僕にとっては意外と難しかったので。
  
 
 結果的にオールデンのスウェードのペニーローファーとほとんど同じ色でした。。。。。




 
 



 製靴としてのクオリティはそれぞれどうだろう。オールデンはやはり「秀逸なラスト」という側面で優位にあるか。




 



 委託された「サンダース」も流石、マイルドな雰囲気を実直さ丸出しでうまく作っています。 



 それでもなんだか「気楽」な一足。



 このあたり、マクネイリー氏の目のつけどころは侮れない。





 ところでこの画。


 



 
 こんな顔に見えてきます。嫌な笑い顔。

  



 いや、こっちのほうがいいかな(パターン2)。

 




 どちらでもいいんですが、いずれにせよ嫌な感じのふたりぐみで。




 

 これです。もうその顔にしか見えませんね。



 
 ということで、このローファー。これからのシーズン履き始めるのにとても相応しく感じました。




 足元の衣替えを待望する気持ちにぴったりで。




 
 




 長くなりました。今回は、あの選手(現解説者)との遭遇という「椿事」と、 nanamica でなぜか衝動的に靴を買うという「椿事」について。



 「春」という字がはいっていますから、この言葉を使いたかったようです。
 



 「実際履いてみました編」は次回以降に、よろしければ!




 










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眠れる二輪

2012年03月21日 | 自転車





 実は今年に入ってから一度も乗っていないという。。。




  


 
 埃をかぶったルイガノ




 




 よしー、4月から。




 




 K も自転車を探しはじめている。。。






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王者の背中

2012年03月19日 | ファッション(靴)


 カカトを律持するその傲然とした背中。




 靴の王様はブーツ(なぜだ)、ブーツはまあ大体...冬(?)、そしてそのブーツ達からそのシーズン最も膂力、存在感を発揮した一足をひとしれず選びます。寂寥...




 昨冬は文句なくクロケットの「ラドナー」。



 








 この冬は迷いましたがこれでした。



 



 他を押し退けてその権勢を振るい続けた。



 



 オールデンでもウェストンでも、その圧力を排除しきれず。



 



 傷だらけの王者、シミだらけの冬将軍、ムラだらけの圧政者。



 



 たしか、"シューティングブーツ"というらしいのですが、トリッカーズ( Uチップブーツ )です。



 強い。。。恐いものしらず。


 悪条件であればある程この靴の強みが分かりました。






 
 


 一時期は同ブランド新参のジョッパー "PETER" にキングの地位を脅かされかけたが…..


 


 ジョッパー、ジョドファー、ジョドパー、ジョドプール、、、読み方はなにが正解かどうもよく分からないままに少し失速。



 U「お前は黒々かっこいいけど名誉の戦傷の痕がわかりにくいんだよ!このキズを見よ!」

 
 と、言いながらまたこのUチップが前へ前へのさばってきました。



 
 


 先端の裂傷は以前紹介させて頂きました。任侠の世界じゃありませんが、これがまた無言のまま妙にドスを効かせるのです。



 


 あとはサイドのストームウェルト沿いに水染み。


 


 なかなかの肌荒れ荒武者ぶり。



 「豪雨」によるひどい雨染みは、「小雨」によって克服する(目立たなくする)という方法をこの猛者は体を張って教えてくれました。


 





 




 履き味硬めというのはトリッカーズに特徴的かもしれませんが、このブーツは返りの悪さも不快ではなく、逆にそのホールド感に助けられました。余程足にあっていたんでしょうね。



 



 2年程度の使用で、既にダメージと復活を繰り返した末の独特な「古艶(ふるづや)」が。。。。



  




 しかし奢れる平家も久しからず。いつまでも猛威を振るってもらっていては他の靴を楽しめず困る。




 やはり足元から季節感変化させて行きたいですし。




 次の冬までさようなら冬将軍、、、ということで。 茶番劇でした^^




 








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冒険か、侵犯か。

2012年03月18日 | その他のもの





 カメラをまず見た目で選ぶ。



 ところで件の SONY α NEX-7



 
 




 こんなバカ高いカメラ(ズームレンズキット)初めて買いました(同時にメーカー取り寄せの交換レンズもひとつ注文しました)。


 

 あくまで片手間の娯楽にこんな投資の価値はあるか、使いこなせるか、あわよくば使いこなせるとして「レンズ漁り」など危険な領域に踏み込む恐れはないか。。。。
 


 ( キャノン EOS X4 は近所の知り合いのヒトミさん一家に貸し出します…誰… )




 その手応えを確認しているところですがそもそも自分の手には余るものだと既に気づき始めていて。




 


 このファインダーがすごかった。。。。



 (メーカー公式 webサイトは『こちら』です)



 「感覚崇拝」でそこに甘んじるばかりでしたが、今後ちょっとは本で調べるなり、レベルアップした楽しみ方ができるよう研究してみます。




 ケースはどうするか、ソニー純正である必要もないし、、、、あまりピンとくるのがない。



 そしていかにもカメラの為にならなさそうな選択。新たに買うこともないか、と。。。これに。



 



 FREITAG(フライターク)の小さめの。昔なにかを容れて使っていましたが。



 



 相変わらずケミカルな匂いがひどくて、容れてると NEX-7 も変な匂いになっています。堪えてつかぁさい。



 



 一応防水撥水だろうけど、そもそも密閉されませんし。ノンクッション!




 持ち歩くのは休日ぐらいなのでこういうラフなものでよいでしょう。



 




 ところで、、、カールツァイスレンズ!ほぼ10万円か!….その感覚はさすがにない!  …まあそのうち入手しそう。




 



 なんらか「レベルアップ」したらきっとまた機会をつくってこの話題に戻って参り…少しディープにカメラを「語ります」。(ないだろうと思います)











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憧れの民、憧れの街

2012年03月17日 | 日常・風景・雑感




 僕は20代のはじめのほんの一時期をドイツで過ごしていて、そこを拠点に休みを利用しては周辺のいくつかの国を少なからず検証的な意気込みを持って訪れていました。


 といっても、出かけて行ったドイツの外は、、、スイスのドイツ語圏地域、サマープログラムに参加する為赴いたベルギーのドイツ国境寄りの Leuven(ルーヴェン※伝統ある大学で有名な街です)、オランダはなんとなく通り過ぎる程度。スウェーデンは小旅行でほんのわずかな滞在、、あと英国スコットランドの中心都市グラスゴウ、エディンバラ。


 本当ならフランス、、、やはり花の都パ・リー!やイタリア、ポーランド(ワルシャワ...)、、、今更遅いが頑張ったら行けたかな。。。



 特に是が非でも行ってみたかったのがロシアのサンクトペーテルブルグです。旧レニングラード、さらに古くはペトログラードなどの呼称が。


 なんといっても「罪と罰」のラスコーリニコフが暮らした街。


 (思いのたけを話しだすとさらに脈絡が破綻するので省きます)


 行ったことはないけれど、今後いつか必ず訪れたい街です。




 そしてここからもどうでもいい話ですが、僕は拠点であるドイツ南部の、特に各国の留学生がたくさん集まることで有名な大学で、まだ語学もとつとつと覚束ないながらも学び、実質外国人向けに周到に準備された寮で下宿生活を送っていました(『寮で下宿』は合ってるのか…)。

 日本人、中国人、イギリス人、アメリカ人、カナダ人、トルコ人、クロアティア人、もちろんアフリカ系の様々な各国人、やや珍しいところ(僕にとっては)ではリトアニア人までもが居て、挨拶を交わしたものの正確な名前が非常に難しかったので困惑したのを覚えています(もちろん日常ではニックネームで呼び交すことが多くなります)。そのリトアニアの若者は現在に至るまで僕が知る限り最も複雑なファミリーネームの持ち主でした。スペルは当然分かりませんし、ただ意地で繰り返し復誦していたのでなんとなく覚えてはいて、、「ヅヴィグルゾアウスカシュ(名字)」というような感じでした。


 留学生向けの寮というのはそれなりに活性化された国際交流の舞台となるもので僕には貴重な時間となりました。


 なかでも感動的だったのが、ある女性との出会い。


 その女性は当時の僕より2、3歳年上だったかと思いますが、なんとアルメニア出身だったのです。


 アルメニア!


 僕の感激はひとしおでした。



 


 黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方のほぼ南端に位置し、20世紀まで旧ソ連邦に属していましたが、古くから東方の遊牧騎馬民族、帝国主義ロシアはもとより、西は宗教を異にするトルコ人国家と国境を接し歴史上長きにわたって過酷な争乱、惨禍の舞台となった土地(国家)です。近代史に於けるバルカン半島と並ぶ「世界の火薬庫」。現代に至るまで特にトルコ、アゼルバイジャン(ナゴルノ・カラバフ問題)との間で政治上の難解な争点を抱えています。



 「アルメニア」という呼称の共同体は最古のキリスト教国家であったともいわれています。


 民族として、「アルメニア人」というのはポジティヴ、ネガティヴいずれの評価に於いても特異な優秀性をあまねく認められているという点で「ユダヤ人」とやや類似した存在と言えます。上記に述べた通り祖国が度々他国の侵略軍の馬蹄と軍靴に蹂躙された結果多くのアルメニア人が父祖の土地を離れヨーロッパ、中東方面に移住を余儀なくされた(現在は特に多くがアメリカ、フランスに居住)と言われますがこれも「ディアスポラ」、「離散」と呼ばれる民族の悲劇を経験したユダヤ人の民族史と大いに重なるところです。

 ユダヤ人ということでしたら、なにより歴史上の特殊な経緯によって育まれた特異な「商才」について。これに関してはネガティヴなイメージの代表としてシェイクスピアが作品構成上の格好のモチーフとして利用して描いたユダヤ人商人「シャイロック」を挙げるまでもなく、、ドイツ出身のユダヤ人がその家祖であり、後にロンドンから本格的に世界的金融グループとして巨大な成長を遂げた「ロスチャイルド家」。アメリカでいうなら「ロックフェラー家」はじめ枚挙に暇がなく。。。これらユダヤ人がその独自のネットワークや「やむにやまれぬ事情」から結果的に国際金融ビジネスの最大の担い手となったことはご存知の通りです。


 ….そのうえで紹介したい有名な表現があります。なんとなく覚えているのですが「賢いユダヤ人が10人集まっても1人のアルメニア人に敵わない」、と。。。。

 それほどまでにアルメニア人というのは古くから欧米での認識として良くも悪くも卓越した評価を得てきた民族なわけです。

 でもいかんせんユダヤ人社会に比べると圧倒的に人数も少なくそのコミュニティも小規模なのです。

 アメリカの大富豪にも実はたくさんのアルメニアの家系出身者が含まれています。ユダヤ系よりもさらにはっきりと名前から判別することができます。移民社会であるアメリカに於けるアルメニア系の割合の小ささを考えるとその富裕階層の分厚さというのは特筆すべきものかもしれません。

 (もう少しアルメニア人について書き続けて構わないでしょうか、、ありがとうございます。…ちなみにこれはただの下らぬ『余話』に過ぎませんのでどんどん画面下の方にスクロールするという手もあります...)



 これまたユダヤ系の人々と共通するのですが、音楽の世界にもアルメニア人の大きく偉大な足跡がしるされてきました。


 「剣の舞」を作曲したアラム・ハチャトゥリアンはその最たるものですが、、、、


 絶後の大指揮者であるヘルベルト・フォン・カラヤン(アルメニア風に発音するなら"カラィアン"か)。このひともオーストリアの裕福なアルメニア系の家系出身なのです。


 


 僕にとっては既に歴史上の人物みたいなものでしたが、とにかくカラヤンへの憧れがひどく強かったということもあり。。。。


 長々と書いてきましたが、僕はヨーロッパに居る間に本物(?)の「アルメニア人(アルメニア系のひと)」に会ってみたいという思いがぼんやりとあり、それが滞独最終盤のその頃ついに叶ったのです(寮同士で行われる親睦会みたいな場で)。



 で、、まあ、それ以上話の広がりはなくて、その女性は至って目立たず素っ気ないタイプの人物でした。


 いろいろ聞きたいこともあったのに(ブドウは好きですか?にはじまる)言語的な力量の不充分さ、と、、、なによりその女性の他者からは一目瞭然のトリツクシマノナサグアイ(孤立していた…さすが孤高の民)。


 しょぼくれた僕のアルメニア熱はそこで39.2℃の高熱から一挙に35.9℃の結構低め平熱にまで下がったのでした(変温動物)。



 人と人、、、縁もなければそんなもの。



 (なんじゃそら)



 なんでしたっけ、なんの話を書こうとしていたのか既にぽっかり忘れていますが、その寮で休日に友人達(というほどでもないが)と暇を持て余していたとき「もっとも美人が多い国はどこか」という当然避けては通れない話題になりまして、、、少なくとも「ドイツじゃない」ということはその場に居た5人全員直ちに一致していました。「イラン」という者(イランのひと)が居て、「ロシア」という者が居て、、、、僕はある程度の自信を持って「間違いなくイギリス(連合王国の意)だ」と言いました。

 たった4人5人ですが、その場に居た者達が不思議と「それもそうか」という感じで大体に於いて納得の姿勢を示したのです。皆そのような実感が少なからずあったのでしょう。そのときはたどたどしい英語とドイツ語交じりの「断言」だったわけですが、これがヨーロッパ滞在中もっとも人々を感心納得させた最初で最後の事績となりました。英国すごいな。





 



 ところでここからが本題ですが、その僕が認定する日本で最も美人率の高い街、札幌に出張で行ってきました。たった2泊3日の「瞬札」でしたが。



 


 グレーの分厚いウール(ヘリンボーン柄)のコートをしっかり羽織って。靴はなんとなくチャーチの「ディプロマット」で。


 




 


 2泊とはいえちょっと資料とか色々荷物が多かったのでメインのラゲッジと、、、北海道だから?ということであまり使っていない「ソメスサドル」(北海道のメーカー)のビジネスバッグも持って行きました。


 朝の便で空港に着き、そこから札幌駅。会社がとっているホテルはすぐそこ。まずトロリーを預けて時刻通りに支社にむかう。



 



 入っているビルは札幌駅からきれいな地下通路を通ってすぐのところ。
 


 ずっと屋根があって寒くもなんともなかった。



 



 いろいろあって、やっと空いた時間にはビルの外に出て北の空気を感じてみました。 




 午後の日に照らされる札幌。



 



 所詮今回はゆるめの出張でしたので、街を少し歩いたりも。

 

 

 
 

 



 本当にこの街は空気が澄んで独特の透明感を随所に感じる。



 


  
 だからこそ夕暮れがとてもやわらかく目にうつります。



 





 



 夜は現地の人間と会食(?)的な。これ以降の時間は写真とか全く撮り忘れていますね。



 あっという間。。。2泊じゃ物足りなさ過ぎて、天候の関係で帰りの飛行機欠航にならないか、と強く念じていましたがなんともなく飛び立ちやがりました。。。



 



 また周囲に運動してこういう機会作ってもらおうー




 プロローグ(アルメニア話)ばかりが異常に長くて、もう剣折れ力尽き。。。




 剣が容易に舞うものか。




 ではさようならー




 
  


 



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ロクヨンセイラー

2012年03月15日 | ファッション(靴)




 "滑らないソール"…..解釈の仕様によってはその authority というべき、、、「スペリーソール」。


 ポール・スペリー(ヨットが好きだった)という人物が、湖面の凍った湖(?)の氷上を滑ることなくはしゃぎまくって、もう盛り上がり過ぎてはしゃぐことを止めずどんなに「骨っこ」(犬用お菓子)を見せて誘導招請しても帰宅の気配すら見せない愛犬を見てズビビっときて「滑らない靴」の開発と「犬のしつけは後になればなるほど難しいこと」について深く考えるようになったんだとか。。。。


 ちなみにこの愛犬の名前は Pooper でした(これは嘘)。



 



 スペリー氏、名前だけみると非常に滑りやすそうですが、この御仁が1935年、「デッキシューズ」の代名詞となる SPERRY TOP-SIDER(トップサイダー)を創業したのです。


 当時から事故が絶えず、滑落しやすい船の甲板上の安全の為に。


 セイラーの頼もしい味方。



 いうまでもなくデッキシューズとしての用途ではなくとも、僕の身の周りにもトップサイダーは当然に存在していました。大学時代こればかりよく履いている友人もいましたし( NIKE やコンバースが全盛だった周囲の狭い世界に於いてはチャーチとトリッカーズを履く僕とトップサイダー派の彼は足元の様相に関しては異端児だったのです)。



 
 
 


 自分で履こうとやっと購入したのが一昨年頃だったでしょうか。


 OXFORD というスマートなタイプでアッパー素材は 60/40(ロクヨン)クロス。


 最近常套句化しているのですが "褪せた" ライトブルー、クラシカルなロクヨンの素材感と相まって雰囲気抜群だと感じました。



 


 といっても履いたのは昨年でしたか、たしか下田の温泉にいった際とか数回程度。



 この春以降はデッキシューズのように軽やかに楽しめる履き物として エスパドリーユ(エスパドリュー)に面白いものがたくさん出てきそうですね。


 比較的早い時期からクロップドやショーツが登場してきそうなこともあり、エスパドリーユも気になりますがとりあえず僕の構想ではこのトップサイダーの登用機会を増やすことを考えています。 m's braque のジャケットにも肩肘張らず合わせてみたく。



 







 



 冒頭スペリー氏の犬のエピソードは、僕の実家に長く居て、風防力学的に理想的な形状(新幹線のよう)で庭を疾走し、たびたび家を脱走、帰還を繰り返した白く細い愛犬のことを想い出させます。たしかに滑り知らずでコーナーのターンが見事だった。

 



 ちなみにトップサイダーのアウトソールに犬足の肉球感は実際感じられません。

 


 
 
  
 





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ひとひらの春

2012年03月13日 | ファッション(全般)




 暖かくなったりまた寒くなったり。人間の情誼もそうです。めまぐるしく、そして寒暖の差は著しい!




 このブログでも春を目前にすると度々。「恒例」として、、、呼び覚ますように。



 明るく軽やかな、ストールという名の布切れ。



 「布切れ」は見に纏うものの原形ですから。極めて純粋な存在として。。。

 

 3月序盤、満を持しての入荷を楽しみにしていました。今期はどんな色柄素材の第一枚。



 



 大体そうなんですが、また Altea(アルテア)です。この時季はコットン系のものも悪くありませんがこちらは一足飛びに(?)「リネン100%」。



 




 ブルーベースの花柄。




 



 (ファリエロサルティの春物もチラとチェックしましたが当然価格的に…やはりまずはこのあたりで)




 
 
 タグの仕様に変更が。



 思い過ごしかもしれませんが価格も少し高めに改定されているような….(約1.5万円)



 同じくデリバリーされていたライトブラウンのペイズリー柄の一枚も気になったものの、、こちらは「和」なテイストをほのかに見出し得なくもなく。決めました。


 



 「青」も藍染めっぽい発色で。



 ちょっと風呂敷みたいです。




 オールブルー計画のきっと重要なオプションとなりましょう。







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SONY NEX-7

2012年03月12日 | その他のもの




 ファインダーを覗いている。



 逆サイドの眼(まなこ)は開いている。



 器用ですね。



 指毛もなかなかのものです。



 



 このカメラ、実物びっくりするほどクールな外観にクラス感溢れる外装の質感。





 このコンパクトさでいうなら「ハイエンド」に相応しい高性能。



 



 惜しむらくは魅力あるレンズのラインナップが、、、今後出揃ってくれば、ということらしい。




 実勢価格は大手量販店で12万円前後。。。











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流されるままホワイトデイ

2012年03月12日 | その他のもの





 子供の頃、誰もが経験をお持ちではないでしょうか。


 親戚がハワイ旅行に行って、そのお土産に異常に甘ったるく着色料たっぷり、チョコレートのお菓子詰め合わせを大量に頂戴したことを。


 子供でさえ、こんなにも甘いものこんなには要らんわい、と。


 背の高い食器棚の上に置きっぱなしになっていました。



 それは昔話ですが、ほぼ一ヶ月前の2月14日に僕は彼女「K」から異常に甘さが強いマカダミアンナッツのチョコレートセット(デカイ)みたいなのを頂いて(あとヴェレダのヘアウォーター、スキンケアローションも!)、、、「もっとコンパクトに!」と思いながらなんとか甘さに耐えて完食。。。それに関しましてはこれまた私事に過ぎるのでブログに載せることは遠慮したのですが、結局お返しを用意することにしたのですさあつまらん。


 モノ選びになるとなんの性(サーガ)か、ステキセンスなものを選ばないと舐められてはいかんとか考え込んでしまい、結局 K が以前から財布を買い替えたいと言っていたことを尊重して、これを選びました。



  



 ARTS & SCIENCE(アーツ&サイエンス)の革財布。K の好きなお店ですし間違いはなかろう。



 



 ヌメ革というか素晴らしくナチュラルな牛革で、このナチュラルさはいかにも A&S らしくて良かった。対応してくれた女性店員さんが非常に好人物+ナチュラル美人で、もうそのひとにその場でこの財布を差し上げたかったぐらいでしたが現実そうもいくまい。


 「貴方が育て上げて下さいな」


 という声が聞こえてきそうなほど自然体でシンプル、プレインな財布です。


 隣人というか腐れ縁というかパートナーへの日頃の感謝と悔悟(?)の念を込めて14日に渡すわけですがその前に開封して写真を撮っちゃりました。



 



 おぉお、これぁ無垢だ。



 使いだしたら絶対バッグのなかでお茶とかこぼしてシミだらけにするでしょうから。



 きっと革の手入れは僕がさせられることになるのです。



 







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あの日

2012年03月11日 | 日常・風景・雑感



 自身のブログにアップすることなんてまた本来別の話ですが、ここでなにかを表すことが一年前のあの日への思いをそのまま捧げることでもあるかもしれませんので。


 あらためて、災禍の犠牲となられた方々に心より哀悼の意を表し、現在も被災地下での不便な生活を余儀なくされている皆様にお見舞いを申し上げます。



 一日も早い復興を。






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作戦「青」

2012年03月10日 | ファッション(全般)




 "Unternehmen Blau"




 この美しく青きシャツが思いがけず良かったのです。



 



 ボタンダウンのシャツ。



 「 BAND OF OUTSIDERS 」「 MARKA 」「 District 」「インディヴィジュアライズドシャツ」「 scye BASICS 」など、、、カジュアル用途のB.D.シャツに関してはこれらを定番的に愛用し買い足しています。


 特に「バンド~」の定番B.D.シャツに関してはここ数年毎シーズン追加し続けていて、、、今期はどうだろうとそのラインナップをおそるおそる(価格が高い為欲しい型がいくつもあると恐ろしい)睥睨してみたところ….今回は意外にそれほどでもなくて。。。。


 じゃあ、、、まいいか、シャツ。と思っていたのも束の間。




 ................!





 





 




 これはなんというか、ノゾマシイブルーダナー、、、と発見。



 



 雰囲気のある抜けたブルー。



 "サビビ"とした感じ(?)が一瞬「フランクリーダー」っぽくもあるな、と。


 GAMBERT CUSTUM SHIRTS(ギャンバート カスタムシャツ)のものでした。


 古くからニュージャージー州を拠点にオールハンドメイド米国生産を貫くシャツ専業の老舗。名だたる有名ブランド Thom Browne(トムブラウン)、Rag&Bone(ラグ&ボーン)、一部ラルフローレンも…(?)などのシャツのOEM生産を請け負っているのが「ギャンバート」なんだそうです。



 



 「バンド~」のものに比べると身幅などはまだ少しゆとりがある感じですがどんな技法か不思議と着てみるとスッキリ見えてしまいました。


 これはですね、ムズカシイことは申しませんし申せませんし、、でもすごく堅実に「シャツ作り職人」が作り込み、世に送り出し、しかもファクトリーブランドらしい良心価格。



 



 着てみればわかるというのは投げやりなのではなく、本当のことです。



 「バンド」のシャツのもつストイックな雰囲気と「フランクリーダー」のシャツなどがもつ、普遍的でありながらクラシックな哲学が貫かれることによって無二な個性が放たれた魅力。


 着た瞬間、それらのシャツのイメージが各々やや漸減しながらも微かに融合するのをここにみた!というような感覚にまでは陥りませんでしたけど結果的に気に入りました(こんな適当な賛辞聞くに耐えない)。



 
 




 ところで前記事でとり上げました「PEN」に登場していたクリノヒロフミさんのオールブルーな装いっていうのを自分なりに一度体現してみたくて、でも為し得るならちょっとありきたりじゃないブルーで!トーンを変えながら。


 そんなときこのサビ~としたブルーにクッタリ生地感(USAらしいオックス地ではありません)、フォルムの適度な悠長さ、魅力的に野暮ったいストライプ柄など、まさにイメージにぴったりな気がしたのです。




 




  作戦「青」。




 「決心」から「立案」へ。





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ペンパル。

2012年03月08日 | その他のもの






 ついつい購入してしまいました(多分ブルータスも買うね)。


 

 
 お決まりですが強大なメゾンブランドがまずドドドドッと。




 惹かれる要素….



 


 「カタログ色」がまだいくつかの有力他誌に比べて薄く感じられる。




 ピンポイントで「○○社の今期のジャケット!売れますよ~」「完売必至!」みたいなのはね。。。




 




 あくまでぼんやりと、各自のインスピレーションの扶けになるような。




 




 ニューヨーク、ロンドン、パリ、、、トレンドというよりも、ジャンルにとらわれず、より自由に装いを楽しむファッションピープルの拠点、その個性の発信地を主にこのあたりに見出しているのも共感できるところです。





 






 (束の間の滞在、札幌より)







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