「男の料理」っていう言い方は間違いなくよく使われますけど、「女の料理」とはあまり言わないですね。
さっき、料理について考えていてフトそう思ったので、それだけのことなんですが。
この三連休のこと。
以前から予約(とういうか招待?)していた、某ハウスウェディング会場の「模擬結婚式&試食会」と言うべきイベントに行かなければならないということを前日に言われて思い出しました。
完全に忘れてたんです。
もちろん「K」はきっちり覚えていましたけれど。
結婚式場って僕としてはどうも慣れないし、別に心躍るというのも違うし。
でも前々からきっちり約束されているものだから担当の方に悪いし行くしかないか、ということで行ってきました。
一応本来の披露宴で供されるコース料理を簡略化したものをご馳走していただけるということで。
ところで、、どんな格好していこうか、とまず悩んで、、、、
ビームスf のカシミア×ウールのウィンドウペーン柄ジャケット(ネイビー。2年程前のオリジナル)に District のラムウールタートルネックニット(グレー系ミックス)。
めちゃくちゃ寒かったのでどうしても「暖かタートル」を着たかったのです。。。
で、少し飄々としたテイストを加えたく、ボトムスはこれまた District オリジナルのチノーズ(ベージュ)にネイビー合わせで
ヒロシツボウチのネイビースエードキャップトゥ(久しぶりに)。
そうですね。。。どうも少しバランスがおかしかったですね。
上半身の重たさを考えると、随分ボトムとシューズが軽い。
ニットももう少しハイゲージで上品な質感のものなら合いそうなのに。
取りあえずあんまり張り切った格好も浮きそうだし、かといってカジュアル過ぎても常識ないのか、ってことになりそうでしたし。
通常(多くの場合)、ファッション的なことについて書かれるブログであるなら、コーディネイトの良い例(成功した例)を紹介しそうなものですが、僕はイマイチな例を今回紹介致します。
...なにしろ、結婚式場の模擬結婚式なんて初めてで、「簡略化されたディナー」っていう微妙な食事も未経験で、ゲストに求められる装いのきっちり度が計りきれなかったというわけです。
深読みして考え過ぎたら、格好がよくわからないバランスになったという教訓を含んだ顛末。
イベントは夕方から。
まず、施設内のチャペルに入り、ゲスト席で見学。
式場のスタッフさん扮する新郎新婦が入場してきて基督教式の結婚式を手短かに実演します。
コーラス隊が待機していて、最後には見学者もみんなで賛美歌を唱和します。もちろん僕も元気いっぱいに唄いました。
最後に二人はめでたく去って行きます。
業務とは言えお似合いのお二人で。
その後一番大きな披露宴会場に移動し、いよいよ「簡略化」ディナーを。
「簡略化」ってどんなだ、っていぶかしんでましたが、実際食事の内容は充分なものでした。オイシカッタデス。
これはオードブル。
デザートビュッフェも胃もたれするほどヴォリューム満点で楽しみました。
最後、アンケート用紙には無論スタッフの皆さんのホスピタリティに対する心からの激賞と感謝の言葉を並べて記入し大満足で帰宅しました。
いや、しかしね、まだその会場にお願いするかは未決なんですね.....
多分お願いすると思うんですが、二人とも優柔不断でなんか申し訳ないな。
ところで当日は、他に10組ぐらい参加されていましたが、皆さん完璧にカジュアルな出で立ちでした。ほぼ家着的なリラックス感と余裕を醸し出されている男性ゲストもおられました。
我々だけが中途半端に力のこもったアンバランスな服装をしていたようです。
嗚呼、間違いなく我が国の服飾文化に於けるカジュアル化の傾向は、今や看過できないほどに進行しています。
まあ、試食会ですしね。。
.....悩んで損した。