フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

音楽のない生活とは LA VIE SANS MUSIQUE

2006-02-24 00:51:12 | MUSIQUE、JAZZ

最近、元気のよい女性運転手と話す機会があった。音楽なしには生きて行けないと言う彼女は、車内で心休まる音楽をかけていた。ギター、サックスなどのヒーリング・ミュージックというのだろうか。私の心を癒すように流れていた。彼女の場合、毎日聞くCDを決めているという。家ではたまに泣くこともあるという。元気を出すために音楽に寄りかかることもあるようだ。

そんなことを熱を込めて語る彼女の話を聞いていて、フランス語を始めた当時、France Culture のページで引用されていた言葉を見て非常に新鮮に感じたことを思い出した。

"La vie sans musique est tout simplement une erreur, une fatigue, un exil" Friedrich Nietzche (1844-1900)

「音楽のない生活 (人生) は誤りであり、疲れを催すもの、流刑にあったようなものである」

彼女のような存在に出会うとこの言葉の意味がよくわかる。ブログ一周年のこの時期、意識してはいないのだがその源にある記憶が呼び起こされてくる。

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2 コメント

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音楽が無い世界 (seedsbook)
2006-02-24 16:32:03
。。。なんて。。。

家族に音楽を職業とする人が多かったのに、私は残念ながら何も時分では出来ません。

もっぱら聞くほうです。

しかし音楽が聞こえなくなったら。。。。、本当に落ち込んだ時に音楽は助けになると先日も友人と話していたところです。
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考えられないでしょう、おそらく (paul-ailleurs)
2006-02-24 20:55:07
そうはわかっていても、はっきりそう言われるとインパクトがありました。その人の人生が浮かび上がってきます。私も趣味の欄には音楽と書きますが、今は受身です。子供の頃はピアノをやったりしましたが、その才能のないことを実感。高校、大学とトランペットをいじっていましたが、今は眠ったままです。最近では音楽が引き金になって記憶が刺激されることも多いようです。とにかくこの世に起こっていること、面白いことに満ち溢れています。仰るように、音楽に助けられることもしばしばです。

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