フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

DELF A3, A4 - Hubert Reeves

2005-02-21 20:53:45 | フランス語学習

(octobre 2003)

はや10月。来週日曜には DELF の試験がある。今回は、この春よりは緊張していないようだ。これで大丈夫なのだろうか。文法書や会話本、教科書などを読んではいるがどうなるか、、

この日曜日に DELF A3、A4 の試験があった。今回は手紙文が中心になるようなので、試験日の午前中に試験対策本で基本的な言い回しを覚えて行った。そのお陰かどうか分からないが、何とか書くことができた。問題は、田舎のホテルへ予約のための問い合わせをするフォーマルな手紙、Yahoo に出た記事で New York の画商が地下鉄で置き忘れた高価な絵の入ったバッグの顛末についての質問、友人の間での E-mail のやりとり(ある条件を満たしたパリ案内書を探してもらう、ネットで調べた内容についての説明、その御礼として食事への招待、仕事があり都合がつかない旨の断りのメイルなど)をその人になって書くもの、短い新聞記事にタイトルをつけるものなど。聞き取りは、感情表現、肯定、疑問などを聞き分けるもの、内容の理解度をチェックするものなどで、いずれもナチュラルスピード、しかも最後の問題は実際のニュースの録音?らしく全くわからなかった。総合的に見れば、細かいミスはいくつもあったが、70-80% くらいは行きそうな感じであった。来週、面接がある。ある記事を読ませて、その内容について発表後質疑応答があるようだ。昨日、A5、A6、DALF の過去問をネットで見てみたが、一段と難しくなるようである。新聞記事を読み、その内容をまとめたり、自分の考えを発展させるということをやっておかなければ難しいだろう。

先週の日曜 (3時15分~) に DELF A3 の面接を受けてきた。今回の試験官は大学で心理学を勉強したという女性。3種類の問題から一つを選び、その内容について質疑応答するもの。封筒から取った問題は環境問題を扱ったもの (Le Monde に出ていた Hubert Reeves という天文物理学者 astrophysicien で科学の啓蒙家、la vulgarisation de la science をしている人らしい)。まず著者を知っているかと聞かれ、知らないと答えると驚かれた。帰ってからネットで調べてみると gourou の風貌をした人で確かに多くの著書があり、名の通った人のようであった。内容については大体理解できたが、自分の考えを述べるとなると別の話であった。単に会話文を暗記しようとしても頭が空であれば駄目ということを痛感。当たり前のことだが、普段から自分から発するということをやっていないと全く使えないということが分かった。面接の途中、外の騒音が入ってくると声が聞きにくくなり窓を閉めてもらったが、先週の聞き取りでもトラックなどが外で走っていると聞こえなかったので、少し耳が遠くなってきているのかもしれない。

Hubert Reeves (anglais)
Hubert Reeves (francais)

ところで、試験を待つ間ロビーで TV5 を sous-titres に合わせて小さな声を出しながら見ていた。そこに前回の DELF A1 の面接試験官だった人が来て、覚えていたらしく"Comment allez-vous?"と握手を求めてくれた。気分が和んだ瞬間であった。いろいろと感じることもあったが、一応第一段階を終えたのでほっとすると同時に、疲れがどっと出てきている。先日読んだ吉本隆明の本の中に、「何事も 10年 休まずに続けたらプロになる」というような言葉があった。力づけられる言葉である。問題はやはり、これを実践できるかどうかなのだろう。

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