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仏検1級 - 「ひめごと」 - DELF - フジ子・ヘミング

2005-02-23 22:52:39 | フランス語学習

(decembre 2003)

19日に仏検の結果がきた。80/150(53%)で合格ラインの93点(62%)には届かなかった。予想の90点と大きく違ったのは、作文、書き取りの採点が甘かったせいだろう。今回は試験を受けていてわかったという感じが全くなかった。まだ勉強した時間が足りないということだろう。あと1年くらいやれば何とかなりそうかな、という感触を得た。

NHKテレビでタンゴの歴史をやっていたので、それを見ているうちに午前2時近くになった。メランコリーがあるのは、バンド・ネオンの音がバイブレーションしているので表情があるのと、ベノスアイレスが港町のせいで常に別れを内包しているせいだという。渋谷のイメージフォーラムでJCブリソーの「ひめごと(Choses secrètes)」を見た後、渋谷の街を散策する。

ひめごと
Choses secrètes

年末の22日にDELFの結果が届いた。A3が75%でA4が89%であった。これでDELF第一段階が終わった。三種類の試験を受けたが、いずれも現在の実力を適切に反映しているということが分かった。驚いたことに、どれかの試験が一段上の判定をするということはなかった。今のところ中級の下から上に向かう段階という感じである。しかし、今年の初めの状態からは想像もつかない進歩であり、来年につながる結果であると考えている。

数年前、フジ子・へミングというピアニストの軌跡を描いたNHK-ETVのドキュメント番組「フジ子~あるピアニストの軌跡~」を見て、自分のこれまでを振り返り、他人事と思えない、不思議な共感を持った(再放送もあり、それも見ていた)。先日、その番組を基にしたと思われるフジ子・ヘミングの語り本「魂のピアニスト」とロランバルトの「表徴の帝国」、ジョルジュバタイユの「宗教の理論」を買う。帰ってからフジ子・ヘミングの本を読み終える。ひがみ根性がしみこんでいるようだが、自分の成功に執着してごまかさず、悩み苦しみ喜んでいるさまが伝わってくるのが、人の心を打つのだろう。この前アマゾンで買った「パステルナークの白い家」という本を読む。詩人、旅人、憂いが溢れている。中に出てくる詩人、与謝蕪村など読んでみたいと思う。

フジ子・へミング
フジ子・へミング 魂のピアニスト
表徴の帝国
宗教の理論
パステルナークの白い家

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