作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 竹田城址のはなし(歴史エッセイ133話) 】

2013-12-26 16:41:17 | 05 歴史エッセイ

近年になってから、竹田城というのが、朝霧に浮かぶその姿が美しいと
話題になり、現地には駐車場も無ければ、トイレも無いとかで、その混雑が
また話題になっている。

何処にあるのか調べたら、神戸市民として迂闊なことに、但馬地方の和田山に
存在すると知って慌てた。

但馬・丹波辺りは山に囲まれた辺地のイメージが強く、京都・大阪・神戸にも
近いのに関らず、大きな都市もない。

古代の豪族に日下部氏というのがあり、葛城氏、大伴氏、秦氏等と同じ時代からの
名族であったと伝えられ、その流れに太田垣氏という何代も続いた豪族が出たという。
応仁の乱以降は山名氏の勢力圏に組み込まれ、赤松なにがしの名が城作りに関与
したらしい。

歴史に信長が登場し、山名も亡ぶが太田垣の名前は見たことすら無い。

竹田という名から、竹田の子守唄に関係があるのかと調べたら、まさに同地区の
貧困層から生まれた歌だそうで、一時は放送禁止に遭ったとも。


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