言問はぬ 木すらあぢさゐ 諸弟らが 練りのむらとに あざむかれけり…大友家持
この季節 雨に輝くこの花がなくては、気持ちもすさんでしまうのに、この花は、人を欺くといわれ、色々に花の色が変化するので、心変わりに例えられ、実を結ばな いない花ということで、あまり歌に詠まれてなかったとか・・
白の萼紫陽花(がくあじさい)は、雨の朝 彩りの時を迎える。
隣の親父さんの写真です。
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やっぱり奇跡は起こらなかった。半分諦めていたからそれ程の落胆はないと思っていたが、やはり、仕事中 後を引いている。
世の中には(スポーツに関しして、あくまでも私個人的な見解だけど・・)3種類の人間がいる。
それは、全てを甘く見積もる人と、辛く見積もる人と、全然興味のない人だ。
マスコミなど完全に甘く見積もるタイプで、始まる前の盛り上がりぶりから、辛く見積もるタイプの私までその気にさせられて、オーストラリアには絶対に勝つものだ(勝ち点3取れる)と思わされてしまっていたもん。(ハイ、ハイ、はっきり言わなくても八つ当たりです。)
そのオーストラリアは(決勝リーグに進出)、32年ぶりのW杯出場で、しかもこの前の日韓大会の時、韓国をベスト4に導いた監督(ヒディング)で、この監督は選手に自信を植え付けるのがうまいらしい。
というもののサッカーには野球のように勝利の方程式はないといわれ、日本の一番弱いメンタル面という事が、強豪国のレベルとあまりにも差があったということか?
今朝のスポーツ紙は、ナカダネット(中田英寿のホームパージ)の日記の内容を引用して、中田引退か?との見出しが一面を飾っていたが、今大会で燃え尽きてないだろう?まだまだ不完全燃焼だろう?と思いたい。
にわかサッカーファンの私が、サッカー好き好き人間になったものも、中田の生き方、サッカーに対する思いや姿勢に共鳴したからなのだ。(勿論、宮本の甘いマスクは大好きだけど・・)
アトランタオリンピックの一次リーグでブラジルに1-0で勝った、(マイアミの奇跡)その時 中田の離れた目が視界がよく見えてサッカー向きだと新聞にでていたのを思い出してしまった。
でも まだまだW杯はこれから決勝リーグに残ったチームのハイレベルな試合が続くので、見る楽しみは残っているのだが、なんだか心のどこかに愛国心らしき物が残っているらしく、今ひとつ、物がつかえた様な寂しいような複雑な気分なのだ。
ロナウジーニュは、サッカー界の超人、人間を超えたサッカー人として進化した動物だと思う。中田はどうかといえば、優れてはいるけど、まだ動物化していないが、非常に優れた頭のいい日本人だと思う。
その動物化した集団と戦ったのだから、負けて元々と思うことで吹っ切れたと思いたいが、中田選手の言う「納得のいく試合、負けても誇りが持てる試合」それが出来なかった事に悔しい思いが残るのだ。う~ん悔しい、特にオーストラリア戦が・・(私は意外に執念深いんです。)
それからもう一つ。
試合後にインタビューする、レポーターの質の悪さに余計に腹が立つ。
4年後はどうされますか?今終わったばかりだのにそんな事誰にもわからんでしょうが・・バカタレが、そう思った私です。う~ん残念!しかし残念!(一次リーグ突破の可能性は充分あったのだから・・)
曇り 25℃
しかし、中田って選手はマスコミの格好の標的なんですね、良くも悪くも常人離れしているから。
ああいうタイプのスポーツ選手って好きだけどなぁ。つっぱった分努力してるというか、力を見せなきゃ叩かれるのを覚悟の上でやってる潔さがイイです。
中田やイチローのすごさは、意志の強さと、努力であそこまで登りつめたと言うところだと思います。
常に冷静に状況判断が出来る、あの若さで、身体を張って頑張ってる。濡れ手に粟のどこかの頭でっかちのヒルズ族とは大違い。
もう一度、頑張って欲しいです。
宮本選手もです。