ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

(18)グリーン・ゾーンをDVDで見る。

2010年12月19日 | 映画の事
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監督・製作: ポール・グリーングラス
製作: ティム・ビーヴァン / エリック・フェルナー / ロイド・レヴィン
製作総指揮: デブラ・ヘイワード / ライザ・チェイシン
原案: ラジーフ・チャンドラセカラン
脚本: ブライアン・ヘルゲランド
撮影: バリー・アクロイド
音楽: ジョン・パウエル
キャスト:マット・デイモン 、グレッグ・キニア 、ブレンダン・グリーソン 、エイミー・ライアン 、ジェイソン・アイザックス

<ストーリー>
ロイ・ミラー(マット・デイモン)と彼の部隊は、砂漠地帯に隠された大量破壊兵器の行方を追う極秘任務に就くが、国防総省の要人によって手掛かりを奪われてしまう。国防総省の動きを不審に思った彼は、同じ疑念を抱いていたCIA調査官ブラウン(ブレンダン・グリーソン)と共闘することに。部隊を離れ単独で調査を開始し、執ような妨害工作に苦しみながらも謎の核心に迫っていく。(シネマトゥディより)

マットディモンふんするミラー准尉。
停戦後のイラクで大量破壊兵器を探すという任務に付いているミラーは情報源の信ぴょう性に疑問を持つ。
なにしろ「イラクが大量破壊兵器を持っている」という情報こそがアメリカのイラク戦争の大義名分なのだから。
物語はその欺瞞に真っ向から勝負を挑むミラー。ブッシュ政権のネオコンを喜ばせるために捏造する国防総省の高官パウンドストーンと、「破壊兵器は見つからない」と現実的なCIA局員ブラウン。
米軍司令部内での主導権争いにミラーが巻き込まれていく過程で、イラク戦争自体が壮大な嘘に踊らされた茶番劇だったことを暴いていく。
本年度のアカデミー作品賞に輝いた「ハートロッカー」を彷彿させる。

イラク軍高官ラウィ将軍と接触しようとするブラウンとミラー、隠ぺいのためにラウィを殺そうとするパウンドストーン。
もはや敵はイラクではなく味方の中にいる。映画は最前線で命がけの任務につく兵士の感情とともに、司令部内での駆け引きに多くのスポットを当てイラク戦争の真実に迫ろうとする。
今となっては様々な情報から、このイラク戦争の大義名分そのものが事実でなかったと世界中が知ってしまった。
ならこの対戦は何だったのか。
たった一人の男の功名心のせいで多くの世界中の兵士や市民が無駄死にした責任はだれが取るのか、サダムフセインと同罪ではないのか。
私はそんな思いでこの映画を見ました。

晴れ 14℃

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