「誇」-URAWA REDS-
共に…
 



僕は改装前の駒場や逆転の大宮公園を知らない。
チケットがなかったから専らTV観戦。それも他の用事の方が優先順位が上。試合日の県道岩槻・大宮線や産業道路の渋滞が疎ましいと思っていたくらいだった。
95年からポツポツ観戦するようになるが、今のように「習慣」づいている訳ではない。
初めはホームだけ、それもSB席。やがてヒナ壇へ移りシーズンチケットホルダーに。東側は00年の途中から。余裕綽々だったはずのJ2リーグ戦。室蘭、厚別あたりから雲行きが怪しくなる。“居ても立ってもいられなくなって”「クルヴァ」に移動した。以来、そこが僕の住処。見慣れた光景、角度、雰囲気。僕の好きな駒場がここにある。持ち物は「戦う気持ち」と己の声、それだけで良かった。まぁ、その思いはなかなか結実しなかったが・・・

最近、僕は「定位置」から離れつつある。
“勝たせるためなら何でもいい”
僕はこう言い切れない。
場所は通路でも別に構わない。でもピッチが見えないのは厳しい。いつもの場所はフラッグに遮られることが多く、見づらい。集中力も削がれる(これは自分自身の問題かも知れないが)。
だんだん、見えなくなって来ている。ちょっと僕には厳しい。
周囲もいつの間にか僕より年下が増えた。

時は移りゆく。
昨日の駒場スタジアム。
「浦和の原点って何だろう?」
大きなうねりに流されてしまいそうだ。
遠いアウェイの方が、昔の自分が素直に現れている。そう、外連味なく。

誰もいない“あの場所”に立ちながら、こんなことを考えていた。

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新しい仲間、浦和レッズレディース。「浦和レイナス」以来のLリーグ観戦。爽やかな風が心地よい。バックスタンドはサテライト戦と同じくらいの入場者数。ギスギスした雰囲気はないが、勝って欲しい気持ちは変わらない。それは“同志”だから。
 
伸び伸びとプレイする選手たち。観ている僕まで楽しくなってくる。野次やブーイングのないスタンド。日曜の昼下がり、昨日失いかけた“何か”を想い出させてくれる。
安藤選手のテクニック。
笠井選手のヘディング。
高橋選手の闘争心。
若林選手のスピード。
それを支えるサポーター・・・

サッカーって、素晴らしい。
 

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