アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

自分で自分を守れない国なんだよね

2017年04月12日 | Weblog
 私はもちろん君主ではありませんから、「警戒する必要がない。軽蔑?軽蔑ウエルカム。尊敬されようなどとは思いません」なめられてもいいのかって?「なめたきゃ、なめればいい」見くびられてもいいのかって?「なめられるのと、見くびられるとの違いがよく分かりませんが、どうぞどうぞ、どうぞ見くびって下さい」

 なんの話かって?マキャヴェリの君主の資質と、私、アンティークマンを照らし合わせたのですがね。
 マキアヴェリは、君主の資質で「厳重な上にも厳重に警戒しなければならないのは、軽蔑されたり見くびられたりすることである」と・・・。
 これって、北朝鮮の食べ過ぎの人のことを言っているような。

 トランプさんのことじゃないかって?確かにトランプさんは、「厳重な上にも厳重に警戒」をしています。しかし、マキャヴェリのいう警戒とは意味が違う。
 マキャヴェリの言っていることは、「警備の警戒ではなく、軽蔑されたり見くびられたりすることがないように警戒」ということ。

 北朝鮮の食べ過ぎの人なんですがね、国民を飢えさせて、自分だけたらふく食べている。「軽蔑されたり見くびられたりしないように、たらふく食べる」太っていなければ、「なめられる」って事ね。北朝鮮の国民は、「あっ!太ってる!素晴らしい!」と、思うんでしょうねえ。分かります分かります!

 国内では、太っていればよい。では、対外的になめられないためにはどうすれば良いか?「核とミサイル」ですよ。
 で、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射した。今年になって、もう7発ですよ!日本海に向けて発射するもんだから、いつ日本の領土に打ち込まれるか心配でしょうがないんですがね。

 北朝鮮の食べ過ぎの指導者は、間違いなく「中世の君主論」を、お手本としています。「核とミサイル」で、国外から、「見くびられることはない」と思い込んでいる。「核とミサイルに恐れて、米国もひれ伏す。日本?核で焦土にしてやれば、拉致被害者を返せ等の戯言を言わなくなるだろう」。

 「遺憾の意」「強く非難」…日本政府の十八番。対話路線?そんなもので、「核実験」を止めるはずがない。それはここ数十年にわたって学習しているはずなのに。
 「北朝鮮がまた新たに中距離弾道ミサイルを発射した。米国はこれまで北朝鮮に関して十分に発言してきており、これ以上、コメントすることはない」
ティラーソン米国務長官の声明。いよいよかな。

 やりましたねえ!米軍が、巡航ミサイル「トマホーク」を、シリア中部のシャイラト空軍基地へ打ち込んだ!(4月6日)59発?なんという半端な数(実際は、ミサイル60発を撃ったが、1発は失敗したんだと!)。20機ほどの航空機を破壊したほか、狙った格納庫を全て破壊または損壊したという。精度が高い。

 さあ、金正恩はどう出るか?弾道ミサイルじゃあ、米国はビビらない。マキアヴェリの、「君主の資質」から、見くびられないためには、「核を使うしかない」と考えるとするのが妥当か?
 米国は、「対話はない」としていますから、見くびられないために、「平壌」へ、トマホークを打ち込む可能性も…これはないかな。しかし、核施設、ミサイル関係の基地を破壊するぐらいのことはやる可能性がある。

 こうなると、「マキアヴェリ合戦」だね。日本は、「高みの見物」で楽ですよねえ。
 米国はともかく、北朝鮮からは端っから見くびられていますから虚勢を張る必要もないしね。
 ただぁ、注意しなければならないのは、北からの核弾頭付のミサイルが、日本の領土に落ちてしまう可能性を否定できないということ。手負いの北朝鮮は、何をしてくるか予想もつかない。
 日本は、自分で自分の国を守ることが出来ない国ですから…。
 自衛隊があるだろうって?あのね、自衛隊だけでは、迎撃ミサイルを発射できないんですよ。米軍にお願いしなければならないのです…。
 日本が戦争に巻き込まれるきな臭さが漂ってきております。せめて、自分で自分の国を守ってほしいが…。今からじゃあ、無理。