もて木みち子 オレンジニュースブログ版

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頸がんワクチンは、女のための医療か

2011-12-12 | マイ日記

昨日も濃い一日でした。

豊中すてっぷでの第24回女と健康フェスティバル

どうなってんの?日本のリプロダクティブ・ヘルスライツ

分科会では。タイトルの子宮頸がんワクチンについての集まりに参加。今急速に伸びているワクチン接種。公費負担、集団接種で、大幅に伸びました。どこぞの自治体のように、ウチが一番と、政治的競争のネタにされていることもある。

でも本当に子宮頸がんワクチンのこと、知っていますか?説明はされていますか?

そのあたりを知りたくて参加。加藤治子医師の話を聞く。加藤さんは「女性の一生を生活背景もふくめて診ることができる科』をめざして産婦人科医として活躍されている方。

そのおはなしから抜粋すると

子宮頸がんは、HPVウイルスの感染によっておこるが、ウイルスに感染したからといって、すべてがんになるわけではない。性交体験のある女性の80%以上が一度は感染しているといわれている。90%は自然に治癒し、そのうちの10%のうち癌を発症するのは1%未満。

HPVは性交渉で感染する。つまり男性もウイルスを持っているがリスクがほとんどないので関心がない。

ウイルスの15種のうち、ワクチンはそのうちに2種または4種。

ワクチンの効き目もまだはっきりしていない。副作用の検証もまだ不十分。

つまり、ワクチンを受けたからといって100%安心ではない。そのあとの検診が重要。しかし日本では検診率がとても低い。ワクチンを打ったからといって、検診をしない可能性がある野は帰ってリスクをともなう。

13歳からの15歳の少女に集団接種するのは、まだ性交渉がないと思われるから。そのことを説明しないで、ワクチンだけ打っておけばいいというのは、女性の体の自己決定権からいうとあきらかにおかしい。

あくまでワクチンは選択である。接種するならそのために事前の説明や研修がぜひ必要。

ワクチンは非常に高額3回で約5万円。それを全額公費負担ということで製薬会社が膨大な利益ということも、知っておく必要がある。

ワクチンは受けたい人は受けたらいいと思うが充分な説明もなしに集団接種するというのは

自己決定権を奪われていることになる。

などなど、なるほどと思われる説明でした。こうした話をもっと女の子を持つお母さんたちに話して欲しい。明らかに説明不足です。ワクチンの接種率ばかりを競っているようでは、本当にこどもの健康のためにはならないということを学びました。


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