第136回芥川賞受賞作
知寿は、20才のフリーター。
わけあって、遠縁の70歳を過ぎたおばあさんの家でお世話になることになった。
お互いに、深く干渉せず、シンプルできりりとした生活が始まる。
穏やかに流れていく日々が描かれていて、
これといった事件も起こらないのだけれど、
そんな日々を送るうちに、彼女は少しずつ自分の未来を考え始めるのだった。
付かず離れず。。。そんな生活が快適なのかも。。。とは思うけれど、
相手の気持ちを察する能力がない私には、お互いの心を探りあう、みたいな、
そんな日々は、ちょっと疲れるかも。。。
それでも、干渉されない生活っていうのも、ちょっとあこがれたりはします。
ほのぼのとしているようで、ちょっとクールな物語でした。
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