百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

蛇衆

2009年08月27日 | 読書

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第21回小説すばる新人賞受賞作


戦国時代、傭兵のように金銭などで雇われて戦う、「蛇衆」と呼ばれる集団があった。

それぞれに、独特の武器を持ち、戦場へ乗り込んでいく。


「蛇衆」たちの抱える生い立ちや絆。。。それもまた刺激的で、

戦いのシーンが多くても、ストーリーがしっかりしてるので楽しめます。

それに、彼らの暴れっぷりは、それはそれは、ものすごい迫力で、

映像が頭の中に浮かんでくるのです。


これは映画にしても、面白いかも。。。なんて思うほど。


冒頭で、巫女の預言を信じ、幼いわが子を「殺せ」と命じた武将がいたのだけど、

死んだと思っていたその幼子は、部下の計らいで生きのびていて、

成長したその息子とは、いったい誰なのか?

物語は、その話も絡んできて、益々面白くなっていくのです。



ラストは、血しぶきが飛ぶ怒涛のシーンにもかかわらず、

涙があふれてくるのでありました。

面白かったです!こうゆうの大好きです!

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矢野 隆
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コメント (2)
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