百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

死の谷´95

2006年06月25日 | 読書

Img_3763 青山真治死の谷´95読みました。

兄の依頼で、兄嫁の備考を依頼された弟。
盗聴器を仕掛け、兄嫁の行動を追うのだが、
彼女は、行きずりの男に身を任せ、その後、一人で海辺のホテルへ。そして、自殺をほのめかす言葉を残し、海岸で姿を消した。

その10年後、プロの探偵になっていた弟のもとに、一人の女性の捜査の依頼がくるのだが、そこからが、また、興味深く、物語が展開する。
さまざまな悲しみが描かれているのだが、ほのかな温もりも感じられて、うまくまとめられていて読み応えあり。

作者は監督でもあるせいか、この物語を読んでいると、どんどんいろんな映像が浮かび上がり、勝手に映画化している自分がいる。そのせいもあって、楽しめた1冊。

コメント (4)
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