地球に夢中研究所

肺ガンIV期。自身のガンを治しつつ、世界の人々の健康への貢献を目指す、「地球に夢中研究所」代表 太田和廣の日記。

[音楽の秘密2、汎人類的タンザニア音楽)]タンザニア旅行記8-3

2011-01-21 20:37:31 | アフリカ旅行記
前回のあらすじ:

…だったらアフリカ、とりわけタンザニアには、汎人類的な香りを感じられるんじゃないかと思った
で、実際感じまくりなんだが、ここまでの旅行記で伝わってるだろうか
まあよい
今回は正面突破でいくよ
私は、音楽の秘密をつかんだ

(前回最後のへんから引用)



重要な前置き:

あるドラム・パーカッションの世界的名手が、子供向けのパーカッション・ワークショップを開催
嬉々として名手を囲む子供たち
名手が問いかける
「みんなー!世界で一番最初の楽器はなんだと思う?」
子供たちは我先に叫ぶ、タイコ!タイコ!タイコ!
名手、ニヤリと笑い、
「違うよ!『声』だよ!」

(テレビだったか人から聞いた話だった忘れてしまったけど本当の話)



世界で最初の楽器は声!
そうなのだ!
ルカニ村へ向かう長距離バスのなかで聴いたBGMは、FMで聴いたものと一見ものすごく違う
FMは激しく、バスBGMはゆるゆるだ
だが明確な共通点がある
そして、それらは人間共通の、「楽しみ」やないかい?
ちょっと考えてみて!

まず、歌
サビで必ずハモる
ユルいハモリじゃなくて、結構同等だ

それから、歌の、声
作ってない声
会話の声をシャウトした感じだ

そらに、楽器
自由だ
ドラムにしろベースにしろ、一般的な、エイトとか16とか2とかスカとかのパターンはやらない
なんか自由
でもチャンと流行音楽になってる
変なん表現だけど

バスBGMについて言えば、編成がシンプルで美しい
歌、ベース、ドラムの他はキーボードだけ
ほとんど弾かず、いいとこだけ弾くキーボード
それどころか、ベースレスでドラムと歌だけ、なんて曲もあった
そんな時も歌はハモリあり、会話の声
なお、言語がスワヒリ語なんで、間違いなくタンザニアの音楽だ
(そりゃまあケニアの音楽という可能性もあるが)
思わず唸った

「スゴいな
凄くシンプルでお洒落だ
FMで聴いた時は、ゴチャゴチャしてるなあぐらいの印象だったが…
タンザニア流行音楽の特質を知った今聴けば、また違う感想だろうな
もう一度聴けるだろうか…
いや、それよりも、ライブを見れないだろうか…
いやいや、これから農村ホームステイ、サファリ見学、最後に伝統音楽の人らを訪ねるけど、流行音楽と接するチャンスは無いなあ…」

ところが、あるのである!
だいぶ先になるが、太田一家は予定外のトラブルで、とある町に足留めを食らう
深夜、家族が寝静まった後、私は単身ライブハウスを探し求め、ついに出会う
夢中で踊り、ミュージシャンとも観客とも握手し、例の挨拶(ジャンボ!ジャンボ!マンボ!ポウア!なんたら!ボンバ!)を繰り返した
踊れる音楽
でもしっかりステージにはボーカル多数いて会話声シャウトで、楽器は自由だった(そして最高に巧かった)

おっと、これぐらいにしとこう、先走って後の日の内容を出しすぎたな
汎人類的タンザニア音楽、てのはこういうことだ
すべての人類の心の奥底に共通してあるものが、タンザニアにある

さて、しばらく音楽から離れるけど容赦してくれ
バスの旅はまだ続く




一昨日の超ハッピー状態で大部分書きました
今は少々きつい
とは言えブログ更新出来る程度、予想より全然楽
明日で1週目の点滴終了、待ってろよ、屋上!

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