温泉クンの旅日記

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アルプスのカレーライス 東京・八重洲地下街

2010-09-08 | 食べある記
   <アルプスのカレーライス>

 東京駅八重洲地下街で食事、といえばどこも高そうな気がするかもしれない。



 が、どっこい安いところもあるのだ。
 その一軒が「アルプス」だ。
 八重洲北口を出て、大丸そばのエスカレータを地下に降りてまっすぐいけばある。



 前に八重洲口そばのオフィスで一年間勤務したことがあり、サラリーマンの昼食としては、地下街は食事代が高いのであまり利用しなかったが、残業するときや昼食の量が少なかったときなど仕事中に抜け出してよくここでカレーライスを食べたものだ。
 五百円玉一枚あればだいじょうぶ、のカレー店でわたしはいまでも月に一、二度はいくのである。



 つい先だって、元代議士のハマコーさんが逮捕された。
 代議士を引退してからはタレント活動もやっていたが、行きつけの店を紹介するテレビ番組に出演していて、観るともなしにみていたら、寿司や天ぷらなどの高級有名料理店に続いて、このアルプスが出てきたのには驚愕した。
 わりと高級志向なハマコーさんだが、安くて旨いカレー店「アルプス」などにも来るのかと、親近感が湧いたものだ。アルプスつながりから、思わずニュースを見入ってしまった。



 発券機で食券を買って、コップとスプーンを載せた盆を持ち、厨房の窓口に食券を出す。
 盆に出されたカレーライスを受取って、あいている席に腰をおろす。
 テーブルの目の前に冷水がはいったピッチャー、福神漬け、ナプキンが置いてある。
 食べ終わったら、盆ごと決められた窓口のほうに返却する。というシステムになっている。

 ここのカレーライスは、食べるとピリッとした辛味が追いかけてきて、あとを引くのである。



 ひとくちごとにあとを引き、食べ終わったあともあとを引く。この、あとを引く味が肝要なのだ。
 カレーライスにのせる揚げ物は、値段が値段なので揚げたてでないが、それにケチをつけるひとは誰もいない。



 この店で食べるようになって十年は超す。
 最初のころからつい数年前まではカツカレーだけだったが、あるときからカツの肉が固くなったように思えて、いまはもっぱらメンチカツカレーにしている。
 三百円くらいだった料金も、いまは四百二十円になったが、それでも立地を考えればべらぼうに安い。
 時折、サービスタイムを設けて、コロッケカレーなど何種類かのカレーを二百八十円で提供したりしている。

 たまにはホテルなどの高級なカレーもいいが、手軽で安くて旨くてあとを引く、ここのカレーも本当に捨てがたいのである。



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