温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

大船フラワーセンター、弥生3月(3)

2021-03-21 | 鎌倉点描
  <大船フラワーセンター、弥生3月(3)>

 桜を辿っていくと、奥まったところに喫煙スペースを発見した。

 

 備えられた灰皿のそばに、若手作業員が三人ほど地べたに座ってそれぞれがスマホをいじくりまわしながら黙って煙草を吸っていた。

 
 
 園のパンフレットだが、コロナのせいだろうか入口で手渡しされず、帰りがけに自身でみつけてもらってきた。
 そのパンフレットによれば、大船フラワーセンターは、神奈川県内の観賞植物の生産振興と花卉園芸(かきえんげい)の普及のため、昭和37年に神奈川県農業試験場の跡地に開設された。「シャクヤク」「ハナショウブ」や、体系的に改良・育成された370品種の「バラ」、210品種の「シャクナゲ」などを中心に、観賞植物を栽培・展示している、そうである。

 

 ところで園の名称だが、平成30年(2018年)4月、「神奈川県立フラワーセンター大船植物園」という施設名から「神奈川県立大船フラワーセンター」に名称変更され、同時に“愛称”が「日比谷花壇大船フラワーセンター」にネーミングライツパートナーの募集により決まったのである。
 入口で見あげて、なんであの日比谷花壇がここにと思っていたのだが、ようやく腑に落ちた。

 
 
 園の広さだが、具体的に比較すると、日比谷花壇のある日比谷公園の面積は16ヘクタール(48,400坪)、大船フラワーセンターは63,900平方メートル(19,300坪)なので、約5分の2の広さである。
 空いていれば「おっ、けっこう広いな」と思い、混んでいれば「なんだ、思ったより狭いな」と感じる面積といえるだろう。
 今日はといえば、ガラガラなのでもちろん広く感じる。

 大船フラワーセンターオリジナル品種の桜「玉縄桜」の広場を横目に、“森の小道”に入る。桜は40種類あり、玉縄桜は2月に咲くという早咲き桜なので、ほとんどが散ってしまっていた。

 

 

 小高い“花の築山”あたりも、花にはまだ早いようである。

 

 

 入口まで戻ってくると、小さくて目立たないが“花時計”があるのに気づいた。

 

 

 小腹が減った。園内の洒落たカフェはなんとなく似合わないので外で探すことにした。

 

 来るときに見かけて気になった、路向こうにある「岡本屋」という店だが暖簾が出ておらず、残念ながらまだ開店していないようである。もしかしたら休業日かもしれない。まあいい。次回の楽しみに覚えておこう。

 大船駅の東口にある賑やかな商店街を歩いていると、見慣れた天丼チェーンの店をみつけ、覗くと空いているようなので、天丼を食べていくことにした。

 

 税込で500円玉一個ピッタリ、はとても得した気分であった。
 
 最後に、大船フラワーセンターの休園日だが毎月2回(第2月曜と第4月曜)、と年末年始にあるので、くれぐれもご注意されたい。
 天気のいい日を選び、鎌倉の寺をひとつかふたつ巡って、帰りにここに寄る手もありありだ。


  →「大船フラワーセンター、弥生3月(1)」の記事はこちら
  →「大船フラワーセンター、弥生3月(2)」の記事はこちら


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大船フラワーセンター、弥生3... | トップ | 岐阜、下呂温泉(1) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鎌倉点描」カテゴリの最新記事