おんにょの真空管オーディオ

趣味などのよしなしごとを思いつくままTwitter的に綴っています。

いいかげんなCSPPアンプの設計

2013年10月04日 | 真空管アンプ
マッキントッシュタイプCSPPアンプって、出力管のプレート側だけじゃなくてカソード側からも出力があるアンプって考えればいいんじゃないのかなあ?

ただ50%だっけ?の帰還がかかるから、ドライブ電圧が大きくなって大変だ。

ドライブ段で十分な電圧を得ようとすると+B電圧を上げる必要がある。でも、あまり出力を欲張らなければ+Bが高い必要はない。

ドライブ電圧を算出するのには出力管の利得が必要になるけれど、ビーム管で1.6前後、三極管で1.0前後と考えれば良いみたい。

このタイプのCSPPアンプは、OPTのプレート側とカソード側の巻線がバイファイラとなっていてAC的には密結合しているわけだけど、巻線の被覆を通して数百ボルトの電圧がかかるから信頼性的には怖いね。

その点島田式と呼ばれる回路はそれぞれの巻線がOPTで独立していてコンデンサで接続されているから、技術的にはこちらのほうが容易だ。但しOPTがステレオで4個必要になってしまうけど。ちなみにプレート側とカソード側のOPTは同じである必要がない。

マッキントッシュタイプCSPPアンプの回路設計は、出力段のロードラインはDEPPのと同じやり方で良いし、ドライブ電圧が大変なほかは特殊な設計を必要としない。ただこのような回路を好む人は回路をこねくり回すのが好きだから、半導体を使って複雑にしてしまい、一般的にはとっつきにくく感じさせる要因になっているのではないかと思う。

CSPPは一部のマニア向けのものであってほしいという意味のコメントをどこかのWebで見たような気がするけれど、私みたいなおバカが作っちゃいけないのか。
…あ、検索しないでね。m(_ _)m


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